アーカイブ 2013年7月-------2013年12月

2013.12.19     最良音質のCDを求めて

 

CDRドライブの旧型でいろいろ調べてみたがもうこれ以上良いものは入手できないだろうと言うところまで来た。先日のフィリップスCDRドライブはどうにもならなかったのでがっかりした。実用と入手面での最高のものをともかく見つけたい思いが全てだった。最後の興味は大型の初期のCDRドライブの次に、コンピューター組み込みタイプの初期モデルであるリコー製のもの。これも初期のものでとても期待していた。でもだめだった。古いからいいのではないのは当然だが試してみるまではわからないという気持ちだった。等倍速の読み書きの出来る条件に限った結果であったが機種は1機種に絞られた。電源回路を改良することと、オーバーホールの結果満足できる音質になってきた。もちろんWindows98,接続はSCSIになるとは思ってもみなかったが、音質優先だとそのようになってしまった。後考えられることはCDRドライブのクロックをGPSクロックにすることくらいだろう。大幅な音質アップの手はそれくらいしか残っていない。とはいうものの、この状態で手持ちのマスターをGPSクロックでリマスターしてCDRドライブで焼いたCDRはマスターCDRに優れる部分がたくさんある。マスターと同等という表現ではなくマスターをしのぐ初めての経験だ。

 

自分だけの喜びではなく、たくさんの方にこの音を知って欲しい気持ちでいっぱいである。

来年はなんとかこの夢を実現できないかどうか考えてみることにする。

 

実現すれば、最近はやりの高価なガラスCDやリマスターCDとは比較にならないCDRが聴いてもらえると思う。アナログディスクの初期盤のようなものというより、アナログディスクのラッカー盤に例えてもいいと言えるくらいの自信だ。

 

                 終わり

 

 

 

               

 

 

2013.12.10

 

 

ブラームス交響曲3 

 

 

MYTHOSレーベルの曲目リストの中で興味のあるものがあった。

 

ブラームスの交響曲3番である。演奏はクナッパーブッシュ、ベルリンフィルだ。

 

実は恥ずかしい話だがクナッパーブッシュについては顔が怖そうなのでワグナーなどが得意、まさかブラームスなんか振っているとは思ってなかった。まあ私のクラシック聴きますというのはそのくらいのレベルなんだから当然かも知れない。入手して驚いた、耳が釘付けという表現があるのかどうか知らないが、もうびっくり、こんな凄い演奏があったのか。器の大きさ、表現、音質どれも素晴らしい。1944年の録音ですよ。

 

何度も聴いた、メインシステム、ラジカセ他、そしてカーステレオ(安物というか標準装備)、驚くべきはカーステレオでの再生だ。まさかブラームスの交響曲がカーステレオで鳴るとは。だいたいクラシックはカーステレオで聴くことはまずない、ダイナミックレンジの大きなものはだめだ。カーステレオマニアの高額な装置でベンツの上級車種なら聴けるのかも知れないがホンダのフィットではあきらめるのが普通である。 

 

まてよ、ひょっとしてこのCD盤、ミソスの音がいいからカーステレオで聴けたのか?このくらいミソスの音は素晴らしいのである。装置を選ばないCDなんて最高である。 

 

早速宇野さんに電話した。クナッパーブッシュのブラームスの3番が凄い。びっくりしましたと言うと、それはウイーンフィルかベルリンフィルのどっちかい?と聞かれた。

 

一瞬間違ってウイーンフィルですと言ってしまったら、それよりベルリンフイルのほうが圧倒的に良いよ、すぐ聴き給えで終わった。なんとなく腑に落ちず、CDジャケットを見るとベルリンフィルではないか。やっぱりそろそろ脳細胞の数が減ってきているのは間違いない。すぐに電話をかけた。間違いでした、ベルリンフィルのほうでしたとやれやれの思いで訂正、しかし食い違うのは演奏でなくて音質だ。凄く悪い音の録音だと言われる。ではこちらでもう一度マスタリングして送りますと言って電話を切った。 

 

何日か経過してそのままでも充分な音質のミソスのCDR(注:ミソス盤は普通はプレスCDでは無くてCDRである、それも最良クラスと並のクラスで値段の差がある。多分入手したクナッパーブッシュのそれは並品である。)このミソスの音質をさらに良くしてやろうとスチューダー727GPSクロックを接続してCCV-5に接続して再びGPSクロックでダブルクロックをやった。そのSPDIF信号を業務用のCDRレコーダーでCDRを焼いた。そのマスターCDRをパソコンにリッピング、ファイルを現時点で最良と思えるとても古いCDRドライブを使い等倍速で焼いた。これを宇野さんに送った。 

 

早速翌日電話があった。素晴らしいよ、自分の持っているこの演奏のCDは酷い音だ。全く別物なんで驚いているとのこと。このCDRの番号を教えて欲しい,すぐ入手したいとのこと。私のリマスタリングテクニックをきっと疑っているのだ。もちろん原盤と比べていただくほうがいい。最後にあなたもフレージングが解るようになったんだね、もっと早く私の言うことを聞いていたら今頃こんなことを言い出さなかったのにだって。まあいいや、音楽評論家の大先生に誉めていただいたのだから。

 

 

 

 

 

2013.12.5      最良音質のCDを求めて

 

 

中島平太郎氏が手がけられたソニー製業務用デジタル録音機器の音のあまりの酷さに私がショックを受けた話である。この一件があるので中島氏がソニーで最初の民生用CDプレーヤーの音質が最高だと言われても全面的に信用するわけには行かない。しかし音忠質では前述の最初期CDRドライブと同じで最高クラスなのだろう。ではその頃のCDプレーヤーやデジタル機器でソニーの最高クラスより上のものはあったのだろうか?それはフィリップス製の光ピックアップを採用したフィリップスのプロ機器や、スチューダー、EMTなどのCDプレーヤーだ。音質、もちろん音忠質、音楽質のどちらもが比較するものがない最高クラスである。日本製のCDプレーヤーに欠落した音忠質も最高クラスなのである。ここまで解ってくると欲しいものが出てくる。フィリップス製の光ピックアップを備えるCDドライブがそれだ。必死で探してオークションでいとも簡単に見つかった。フィリップスのCDRドライブがあったのである。等倍速で読み書きが可能な仕様である。大喜びで入手したフィリップス製のCDRドライブの概観は天板の鉄板のデザインが一般的な日本製のそれとは異なってなんとなく音質がよさそうに見えた。ところが音を聴いてがっかりした。保証管理用のシールを破って内部を見たとたんに謎が解けた。出てきたのは日本製のドライブであった。それも例の優れた最初期のCDRドライブメーカーのものではなくごく一般的な電子機器製造メーカーのOEM品だったのだ。光ピックアップまでもが本物のフィリップス製のCDRドライブは存在しなかったのだろうか?物理的、特性的、コストパーフォーマンスで比較すればフィリップス製のドライブでは日本製には勝ち目が無かったことは想像できるがそれにしても残念なことだ。

 

 

   続く

 

 

Uマチックレコーダー
Uマチックレコーダー

2013.12.2      最良音質のCDを求めて

 

ここまで来て先日書いたオーディオアミーゴ誌別冊で中島平太郎氏が述べておられたこと。

 

CDプレーヤーは一番最初のモデルが音質に優れるという話とCDRドライブも全く同じ経緯をたどったと言っても間違いではないだろう。なんとも情けない話だ。オーディオアミーゴで思い出したが、私が初めて市販CDのための録音をした時の話をオーディオアミーゴ誌 1999年第7号の拙文から以下抜粋させていただくことにする。改めて読んで見るとスチューダーのアナログレコーダーとデジタルレコーダーの音質差に音忠質と音楽質をすでに感じていたのが解った。

 

 

《  マイクロフォンは当然のようにノイマン、ミクサーはスチューダーですが、これらは現役のものを仕方なく選んだという気持ちでした。そして一番大事な録音機、これは当時すでに話題になっていましたが、DATを敬遠してスチューダーのデジタル・レコーダーとアナログ・レコーダーを対決させました。ともかく、どちらが真実かを確かめたい一心でした。なにしろ、録音機では世界最高(その時代の現役機の意)の、アナログ対デジタル対決だったのですから。

 

 

  アナログ録音とデジタル録音の対決

 

 その時の印象をそのまま表現しますと、アナログ・レコーダーはライン--- 録音時と同じ接続で、録音せずマイクの拾った音をそのままモニター・スピーカーでヒヤリングするリアルタイムのモニターとほとんど同じ音で、さすがはプロ用スチューダーだと思いました。しかし、欠点を見いだす努力もしてみました。アナログのテープスピードは最高速の76cm/sec.ですが、見ていてテープが伸びないか切れないか、まさに素人の心配をしたのを覚えています。

 

 欠点は生(ライン)よりも、音が甘くなることです。38cm/sec.ではもっと甘くなります。だけど、その甘さは比較するからであって、比較しなければ忘れて(記憶しても時間が経つと)しまうレベルかもしれない。そこで、あくまでも自分だけの評価による点数ですが、ラインを百点満点として、76cm/sec.の録音再生の音は、総合評価で95点というところでした。 その減点の5点は、完全ではないというだけの意味で、自分のオーディオ装置の再生音の音質レベルからすると、とてつもなく高いレベルです。その自分の基準を忘れて、なんとか欠点を見つけようと努力した結果の減点5点でした。

 

 もう一方は、当時最新のデジタル録音装置。それもスチューダーの2トラックです。これはすごいハイファイです。欠点がすぐには見つかりません。あたかも、生そのままの鮮度です。自分の親しんでいる音楽の種類が違っていたら、また、オーディオ的なテスト音、いわゆる鐘の音やガラスの割れるおとや、雷の鳴る音や機関車の音など、音楽でない音をテストにつかっていたら、文句なしに99点を入れていたでしょう。とにかく生に限りなく近かったのです。

 

 しかし、減点の1点これが大問題でした。アナログレコーダーの減点5点は、主に鮮度-----マスターテープとコピーレコードの差、オリジナルLPと日本プレスLPとの差のような違いです。ところが、デジタル・レコーダーの減点の1点は、なにかよく判らない減点、わかっているのは、鮮度に関する減点ではないということだけです。当時の私の録音メモから、そのままぬきだしてみます。

 

 19914月「・・・音はとてもクリアーで、生といってもよいくらいに録音できて驚く。さすがにスチューダーで、かつ最近のデジタル機だ。でも何かが違う。無理やり喩えれば、その音の持つ雰囲気は、SFの宇宙船みたいだ。さすがに新しい。

 

 ヨーロッパのレーベルでは、もはやアナログ録音にこだわる人は少なく、現実にはデジタル・レコーダーを使用しているけど、宇宙船を想像させない録音も沢山ある。これは彼らの音楽文化の高さのせいか。マイクセッティングや録音時のノーハウで、宇宙船の外壁を石や木材に見えるようにしているのだと思われる。いま彼らと競うのは止めることにする。そして宇宙船は止めて、プロペラ機の登場に期待する。」

 

 

 

  私の音質採点では

 

 今このときの印象を補足してみると、鮮度はあきらかにデジタル機が上で、減点わずか1点の99点。76cm/sec.といえども、アナログ機には減点5点があったという事実。総合点ではデジタルの勝ちです。アナログ・レコーダーは音質は問題なく、鮮度で減点5点。デジタル・レコーダーは鮮度は問題なく、音楽で減点1点です。

 

 いわゆるHiFiでは、デジタル・レコーダーの勝ちです。しかし、この減点1点は、音楽に深く関わりのあるものです。HiFiでは、デジタル・レコーダーは生そっくりですが、音楽ではアナログ・レコーダーが生そっくりです。音楽での1点の減数は、録音する音楽の種類、採点者によって大きく変わると思います。HiFiでの減点5点は、音楽の種類や採点者によって、それほど変わらないと思います。 9年たったいまでも、このときの私の採点はさほど間違っているとはおもえません。

 

(注:抜粋なので前後関係が解りにくくて申し訳ありません。生まれて初めてCD化のための録音をしたのはクラシックギターでしたがその時はアナログ録音したマスターテープをスタジオに渡しましたのでデジタル化の過程は立ち会っていません。CDになって劣化した音にがっかりしたのは確かです。2回目のウイーン国立歌劇の歌手の録音は同じくアナログ録音でしたが、その時はアナログマスターのCD化の過程に立会いました。以下がその時の話です。アナログマスターの音が当時スタジオでは標準的な装置であったUマチックレコーダーによるPCMデジタル化で破壊された音源の初体験でした。CDになる過程のはじまり、デジタルマスターを聴いてショックを受けたわけです。このデジタルマスターが市販のCDになったわけですから一般の皆さんがどれほどアナログマスターからほど遠い音を聴かれているのか文章ではお伝えできません。)

 

 「しかし現実は厳しく、マスターテープを聴いて、それが基準になっている耳には、CDを作成する直前の、業務用のUマチック・デジタル・マスターへ、アナログをデジタルに変換したときの失望と驚き。そしてデジタル編集は、まさに地獄だった。プロ用デジタル機器を駆使した編集の工程が、ひとつ進むたびに、一体、私はなんのために、これほどの努力をしたのか?と思う。

 

この音質の劣化を認めると、まさに私の努力が水泡になる。録音にたずさわったスタッフの全員が、同じ気持だったと思う。このような現実を知らなかったのは、前回の録音の守備範囲が、デジタル変換の絡む、編集作業からだ。

 

いままではCDとアナログ・ディスクを比較することで、アナログはこんな音、デジタルはこんな音だと、区別して理解していたが、それを遥かに越える体験である。

 

しかし、今回の経験でクラシック音楽というジャンルに限定していえば、業務用のアナログ機器に比べて、現段階のデジタル機器は、あまりにも大きな差があるものだと認めざるを得ない。」      》 

 

 

 

 

 

        続く

 

 

 

 

2013.11.25     最良音質のCDを求めて

 

 

CDRメディアは需要はガタ減りなので今後優れたものが低コストで製造されることは望めない。なにしろ最高50倍速以上の超高速で出来るだけ早く読み出し、書き込みを短時間で終える目的のために高感度な仕様が求められるので音楽だけのための等倍速なんて数の内に入らないからであろう。音楽を大切に思う人達はアナログレコードの初期盤が何十万というとてつもない価格になろうとその価値のために手に入れようとする。宝物に対する対価ではなくて、際立って良い音のためである。CDRの等倍速と倍速も同じことだ。言い換えればアナログレコードのプレス回数増による音質劣化が好ましくないものと感じる方にとってはCDRの等倍速による読み書きはとても大切なことなのである。録音ではアマチュアである私が嘆くくらいだから音楽を愛されるプロの録音関係者は本当に悔しい思いをしておられるに違いない。PCオーディオの世界が主流になって個体メモリーやハードディスクがビジネス的にCDRに取って代わった結果はであるが、パソコンやメモリーの音質がCDRより優れるという理由で代わった訳ではないのである。倍速のため音質を犠牲にしたCDRやそれより遥かに音質的に劣る市販のプレスCDよりパソコンのハードディスクやメモリーが少々音質が良かったのに過ぎない。CD盤の材質を透明度の高いものに変えたり、高価な材料を採用するよりもっともっと大事なことがなおざりにされているのである。加えて前時代的なものになりつつあるCDより新しいイメージのハイビットハイサンプリングやDSDがCDより遥かに優れているような錯覚を期待するのが現実のオーディオマーケットなのであろう。大切な本質がなおざりにされて表面が先行するのはオーディオマーケットだけでは無いのはもちろんだが、これは文化に関わる重要なことなのだ。

 

 

 

    続く

 

 

 

  

写真と文章内容とは無関係です
写真と文章内容とは無関係です

2013.11.20      最良音質のCDを求めて

 

 

CDリッピングについての続き:  

 

この話題についてはCLVCAVの読み込みの音質差を比較するというところまでで止まってしまっていた。同じような速度での読み込みならCLVのほうが好ましい音質であると結論づけようと思っていたがその後いろいろなことが判明、それほど単純なことではないことが解りだした。 

 

結論として音質に関わるのはハード、メディア、メソドの全てではあるが困ったことにハードが最も重要だったことだ。それもCDRの歴史で初期のドライブの音質が秀でておりサポート、修理はとっくに打ち切られている事実と、それらの優秀な初期のモデルはプロの業界では常識であること。また後年それらのモデルを意識して開発されたモデルは同業他社のCDドライブと比較すれば優秀だが初期のモデルと比較すれば音質での能力は雲泥の差がある事実。後年の音質を意識したモデルもすでに発売中止でありサポートも間もなく終了することであろう。ということは現実にオーディオマニアが入手できる全てのドライブ類は音質的に考える最良とは思えないものばかりになってしまったということである。 

 

これらの決定的事実を知らされる途中であることに気づいた。音質という言葉である。今回の経験ではPCオーディオを深く追求されている方々の言われる音質については私の思う音質と大きく食い違うことはなかった。しかし音質についての価値観が全て一致するわけではない、困ったことだ。またハイエンドオーディオでの音質の評価とPCオーディオの方々の評価もこれまた異なるわけではない。

 

それなら解決策は、言葉を改めるしかないのではないか? 

 

では音質を二つに分けて 

 

1)     音忠質  音の形の忠実度、分解とか周波数とか歪、鮮度と言ってもいいのでは? オーディオでの音質は感じるに8割がたこの意味である。外国語のハイフィディリティーの意味のニュアンスのようにも思える。 

 

2)     音楽質  鮮度とか忠実度とかの音の形ではなく演奏が正しく伝えられているかどうかに関係する質。オーディオでなくて音楽の演奏の良い悪いの意味に近い。音楽のジャンルにより微妙に優劣は異なる。例えば邦楽と洋楽では全て一致しないのこともある。 

 

今回はつくづくそう感じた。 

 

例えばCDRにはたくさんの種類があるし、あった。それらのCDRの中で優秀なものについて音忠質ではPCオーディオの方達の判断と私の判断はほぼ一致する。しかし音楽質については全て一致するとは言えない。とくにCDRメディアメーカーが過去に音楽用として販売した製品には本件が大きく関わっている。多くの製品が音忠質では優秀なのに、音楽質では良くないものが殆どであること。不思議なことに音楽専用ではなくデーター用に音忠質と音楽質の両面で優秀なものがあることだ。これはオーディオ界の製品での音質事情と全く同じである。

 

 

    続く

 

 

 

2013.11.12

 

おかげ様でオーディオセッションは無事終了しました。同じブースのオーディオメーカーさんからどれほど嫌がられるのか覚悟の上で写真のような平面バッフルスピーカーとビクターのミニコンポのセンター(CD,USBメモリー再生可能、15W X 2アンプ部)をスピーカーリベラメンテ SPL-2.6にて接続しました。スピーカーリベラメンテだけでどれほどの効果があるかを知っていただきたかったからです。スピーカーユニットは日本橋のパーツ屋さんの店頭にあった8cm径のものでペアで700円です。テレビかラジカセ用のメーカー放出品だと思います。バッフル板は600mm x 900mmの5.5mm厚シナベニヤでペラペラのものが2枚。合計およそ¥2000円位のコスト。

 

オーディオショーの中でこんなものでまともな再生が出来るのかと思われるおよそハイエンドオーディオには場違いな展示です。ところがこの組み合わせから(TADの超弩級システムよりもQUADのコンデンサスピーカよりも「アレ」の方がいい音なんだから)とか(使用中のロンドンウエスタンの中音ホーンの音と比較できるくらいの音?)と来場された方が驚かれた音が本当にでたのです。

 

もちろんスピーカーリベラメンテの力によるところは大きいですが、このジャンク品のスピーカーユニットと薄いベニヤ板の鳴きは手ごたえがありました。SPユニットの振動板の調整と板の共振のコントロールには20時間はかかっています。いつわりなしで我が生涯で手がけた最高のコストパーフォーマンスと骨のある鳴りっぷりのスピーカーシステムです。オークションに出したら値打ちを知らない人にとってはゴミにしか見えないのは間違いないです。でもお役目の終わったところで使用の予定もないのでどなたか聴かれた方にもらっていただきたいと思います。もちろん話を信じられてどうしても欲しいと思われる方でもかまいません。現場で写真を撮られたり、寸法を測られた方は3名ほどおられました。残念ですが全く同じ音のヴァイオリンやギターが造れないのと同様で寸法を全く同じにして作成されてもこの音は出ないと断言できます。

 

長くなりましたが、ご希望の方はご面倒ですがハガキでスピーカー希望と書いてインフラノイズ社までお送りください。11月いっぱいで締めきって抽選で一名様を選びお送りします。

 

 


2013.10.22

 

今週の土曜日と差し迫ったリベラメンテの試聴会ですが、河口無線の担当の平さんに決めていただいた機材を変更なく使いたいと思います。理由はあらかじめインフラノイズがセッティングをするより行き当たりばったりの進行方法がSPリベラメンテの実力を知っていただけるチャンスだと考えるからです。

 

願わくばお越しの皆様が超高価なケーブルや有名なプロ用ケーブル、自作ケーブルなどをお持ちいただいて比較してくださるお祭り騒ぎを期待するのですが? これはやっぱり無理なんでしょうね。

鈴鹿サーキットを借り切って、ランボルギーニやフェラーリ、ポルシェを集めて、おもむろに今人気のトヨタの86?というスポーツカーでぶっちぎったところで超高級車に乗ってこられた方はだれ一人喜ばないのと同じですから。

 

でも外国製の高級品を国産が.........と思ってくださる方々に期待します。

応援よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

2013.10.21    最良音質のCDを求めて

 

公私とも忙しくて更新できなかったがやっと可能となったので久しぶりで大事な情報を書こう。 

 

CDをリッピングしてWAVとしてパソコンに取り込むためのドライヴユニットは手持ちで知らない間に20台くらいに増えてしまった。読み込みも書き込みもPLEXTOR製の初期のものが音質的に最も優れているのは確認している。これは先日中島平太郎氏が述べていた初期のCDプレーヤーが一番優れていると言われたことと一致している。物理的には数倍速で読んだり書いたりするより等倍で行うのが音質的に優れるのは想像できるし、これが覆ることはないのは確認済みである。2倍と数倍速では速度が増加するにつれだんだん悪くなるのは当然である。ところが2倍と等倍では雲泥の差となる。

 

完全でないものどうしなら程度の差はあるがどのあたりで妥協するかという考えが生まれる。オーディオ機器というのはだいたいこんなものであるし、オーディオに限ったことではなくて感覚的なものはだいたいがそうなるようだ。 

 

CDR盤の優れたものが一般CDR盤と比べて大きな差があるのと同じく等倍速と倍速では比較のしようがない差がついてしまう。ここまでは解っていたが先日PLEXTOR PREMIUMを入手したので前から気になっていたことを試してみた。残念ながらこの機種は中期のもので等倍速はない。それで一番遅い速度でワインガルトナー、ウイーンフィルのベートーベンをリッピングしてみた。

 

土曜日に全く同じ条件でCLVでの読み出しとCAVでの読み出しを行いそのファイルをUSBメモリーにしておいた。先ほどそれを事務所の装置で比較して驚いた。これはとんでもない差がある。プロフェッショナルオーディオの世界では何人の方がこの差に気づいておられるのだろうか?もしこのブログを読まれたのならぜひ追試して欲しい。それほど根本的な大切なことだと考えるので即公開とした。 

 

取り合えずの緊急報告なので試聴結果は次回。

                 

                                       続く

 

 

 

                                   

2013.10.8

 

 

西野さんがリベラメンテで聴くリベラタンゴという題名でピアソラのことを書いておられた。私もピアソラについては同様に感じるところがある。

 

CDショップのワゴンセールでピアソラを見つけたのがピアソラとの出会いだった。もともとタンゴは好きで中学生の頃から浅く聴いていた。そのCDであるがボックスの色合いが地味なので売れ残ったと思った。

 

10枚入りで確か2000円くらいだったので凄く得をした気持ちで喜び帰宅した。再生してみるとそれがなかなかうまく鳴らない。曲に親しむのも先決かなと思い通勤でのカーステレオで何度か試みた。でもわけが解らず、なぜか頭痛が起きる。長い間お蔵入りになっていた。

 

いつか値打ちが解りそうな感触だけはあった。 

 

友人でモダンジャズしか聴かない人がいる。彼もピアソラは好きみたいなのでうまく鳴るかどうかたずねてみた。娘さんと車に乗るときにピアソラをかけると決まってお父さんそれはいやだから止めてくれと何度か言われたらしい。彼はいやでもないらしく、不思議そうな顔で話してくれた。 

 

西野さんの言われるようにピアソラには何か影の世界のものがある。だから当然音には影のハーモニーがあるに違いない。そればかりではなくて表のハーモニーと混在している。まさにカオスの音楽だ。当然に再生は難しいのだろう。ジャズが鳴るとか、クラシックが鳴るとかいうレベルではなかった。

 

色づけがないとか、無色透明の音とかでは片付かないなにかがある。

西野さんはスピーカーリベラメンテを通してピアソラのカオスを見つけられたに違いない。

 

我が家でもこの2-3年でやっと頭痛のしないピアソラの音が出だしている。

ピアソラの弾くバンドネオンはジャバラ部分がすぐ壊れるという話を読んだことがある。

楽器が壊れるほどの表現をしているのだ。それはパルスの差となってくる。

トランジェントなんて言葉では甘すぎると思う。パルスの再生がきちんと出来ないと

寂寥も頭痛に化けてしまうのかも知れない。 

 

GPSとリベラメンテはピアソラとは無縁ではなかったのだ。

 

 

 

2013.9.26

 

一ヶ月後の大阪日本橋河口無線、ハイフィデリティ試聴会デモストレーションの内容についてです。

リベラメンテシリーズの実力を知っていただくために今回はインフラノイズのオーディオ製品は使わず

他社オーディオ製品との組み合わせにて試聴いただくことを考えました。

 

超ハイエンド機器から普及機器まで、特に組み合わせは前もって考えることなく行き当たりばったりでやってみたいと思います。また比較にならないような高価なケーブルとの比較試聴もやってみたいと思っております。

ぜひお越しの折はご愛用のケーブルをお持ちいただいて比較試聴をお楽しみください。

 

 

 

 

 

 

 

2013.9.26

 

 

久しぶりでオーディオアミーゴ誌が出た。タブロイド版の新聞みたいなかたちであるが頁数はわずかでむしろカタログみたいな感じである。内容は中島平太郎氏のデジタルオーディオの真実1、相島技研、ベルエアー・サウンドリサーチ、スフォルツァート,ヴィンテージ・ジョインなど通常のオーディオ誌では出てこないようなところばかりである。先代の編集長からのご縁で今回はインフラノイズの記事は無しで広告だけを掲載いただいた。 

 

トップの記事はなかなか大変なことが書いてある。デジタルオーディオは、原理通りやらないといい音がしないというタイトルだ。 

 

中島平太郎氏といえばNHK技術研究所でデジタル録音再生の中心的人物で後にSONYデジタルオーディオ製品を開発していた方である。その人が今頃になってここにとんでもないことを書いておられる。 

 

「(前略)最初に発売したソニーの機器は、CDP101というCDプレーヤーですが、名器でした。価格は168,000円という金額でしたが、最初の機器というのは、ほんとうに念入りに作っています。量産じゃなしに、手作りで作っていますから。悪いものを最初に出したら、CDの音質が批判されますからね。われわれとフィリップスが丁々発止やって作った規格を、最良の状態で出したわけですから、われわれのソニーの機器と、フィリップスのそれも、ちゃんとよくできていると思います。とにかく部品は、半導体レーザーからレンズから全部、原価割れするくらいのいいものを使いました。ジッターがうまく完全に働くように、最もいい状態で出したのがこの最初の機器です。(中略) 

 

 いや、だんだんよくなってきたんじゃなく、小さくしたり、低価格にしたりして、後になってできた機器のほうがかえってレベルダウンしたのではないかと思います。最初の機器というのは、ほんとに念入りに作っていましたから、ほんとにいい音がしています。私は、今でもこの101は重宝しています。

(後略)」 

 

最初に出た機器の部品は原価割れするくらいのいい物を使っているから音が良いと言われるのは、やっぱりそうだったのかと思いながら理解出来る。フィリップスやスチューダーの最初の機器が素晴らしいものだったことを考えると納得のいく話である。 

 

でもこの方は日本でのデジタル機器開発の歴史では中心的人物なのだ。そういう方が今になってそんなことを言われるのだからオーディオでいろいろなデジタル機器を買ってきた人達はいったいどう考えられるのだろうか? 

 

 

なおこのオーディオアミーゴ別冊オーディオマップ

価格¥500(送料消費税込み) 

 

 

ブック・プランナーズ/糸瓜書房

b.planners@i.softbank.jp

 

141-0033 東京都品川区西品川1-10-1 1F

 

電話、FAX 03-3493-3554    担当:依田さん 

 

またオーディオアミーゴ誌のバックナンバーは9号から12号は在庫があるとのことです。

 

電子ブックでは1号から8号までがアカシックライブラリーで発売されるとのことです。

 

 

 

 

2013.9.12
 

ピアノを弾くと言うにはまだまだ気がひけるので、ピアノを触っていますという表現が適切でしょうね。調律も道具一式持っていますのでそちらのほうも触るというレベルです。なにしろ調律初めてから時間がかかり過ぎて最後になる頃には最初のが狂ってしまうのです。ピアノ演奏のほうは触ることも始めた高齢ではいくら頑張っても音大卒業のレベルまではたどり着かないということも聞いてます。でもそれは演奏技術の問題であって云々と言いたいのですが、だんだん解ってきましたね。弾きたい曲なのに必要なテンポでは弾けない、なぜなら速く弾くには技術がいるのです。本気で毎日3時間練習したら3年後には音大卒業のレベルになるかどうかは自分では解りません。でもそれは不可能、年齢とか脳の劣化だけでなくて毎日3時間の練習は今の生活では無理です。ではあきらめましょうと思うのも悔しくてと思いながら鍵盤を触っております。

来年の発表会の曲を決めてから4ヶ月が過ぎました。ショパンのワルツ、op.69-2です。選んだ理由は昔から好きな曲だし、テンポがModeratoなのでなんとかなるかと思ったからです。全体の7割ほど弾けるようになりましたが、ゆっくりなら難しい曲でも弾けると思ったのが思い上がりだとやっと気づきました。テンポは遅くとも右手のメロディーに右手だけの和音がついてしかも途中で転調します。速い曲でなければ音大卒の技術なしでも何とかなると思うのは間違いでありました。でも頑張っております。自分は弾けなくても人様の上手下手は解り過ぎますのでまあいいかと自分で自分を慰めております。

 

まあ面白くも無い私事はこれで終りましょう。

 

課題曲は最初はマネになるのは嫌だと、同曲の録音は聴かないようにしておりましたがそろそろかとYoutubeで検索、有名な曲ですのでたくさんアップされています。目立つのはピアノ発表会の小学校低学年くらいの幼児の演奏です。もちろん大人の演奏もたくさんあります。皆さんはYoutubeにアップされるくらいですから上手です。でも上手とは演奏技術がある、間違わないで楽譜どおり弾けるという意味です。言葉を変えて演奏はどうかと問われるなら殆どの皆さんは下手です、音楽になってませんとしか言いようがありません。本当にこれはどうしたことなんでしょうか?不思議なことに小学校低学年の子供でも日本人でない東洋人や白人はちゃんと音楽になっています。最近は日本人でも素晴らしい若い演奏家がたくさん出てきましたのでそんなに嘆く必要はないのかもしれませんが、幼児の音楽教育についてはまだまだ問題が残っているような気がしました。日本人特有の問題なのか?音楽教育の問題なのかは解りません。

アマチュアの演奏ではなく本職のピアニストではどうでしょうか?現役のピアニストの弾くこの曲は目標にしたいという演奏は見つかりませんでした。手持ちのLPCDではリパッティ、クラウディアアラウ、ルービンシュタインを聴いてきました。Youtubeでは昔の演奏家でブライロフスキー、イングリッドヘブラー、ギオマールノヴァエスらの演奏が見つかりました。やはり素晴らしいです。ショパンのワルツがいかに魅力的であるかが伝わってきます。この曲を弾いた演奏が全てアップされているわけではないのですが、語り継がれるような名演奏はそうざらにはありません。私の知らない演奏家でジャンミコーという方の演奏も素晴らしかったです。

 

この曲が映画の中で使われていたことも知りました。数年前に話題になったような記憶がありますが観ていません。ラマン、ジャンヌモローのナレーションということでも興味があるので早速レンタルショップに行ってみます。

 

2013.9.5

 

 

錯音?  その2

 

 

 

 

結果は添加剤を注入する前のタイムより向上することは一度も無く逆に低下した。しかし低下と言っても計測の誤差、運転の出来不出来の誤差範囲だろうと思われる。どちらの車両もである。フィーリングと計測は一致しなかった。アイドリング時や低回転での摩擦は確かに少なくなって効率が上がったりして低速時のフィーリングや性能が向上しているのかも知れないが計る方法はあるのだろうか?関連した話だがオイルの抵抗がエンジンの高速回転時には馬鹿にならないので、レーシングカーでは低粘度のエンジンオイルを使う。通常の運転では高速回転より安全性とか耐久性を考えるので適切な粘度が必要である。常識的なエンジンオイルの粘度よりずっと低粘度なオイルに交換してタイム計測をしたことがあるが明らかにエンジン性能は向上した。また耐久性でなく一時的なエンジン性能を求めてシリンダー内のピストンにあるオイルリンクを直径の小さなものに交換したこともある。通常はエンジンオイルがガソリンと一緒に燃焼すると不完全燃焼で排気ガスが汚れたりするのでオイルを掻き落せる適切なサイズのものが選らばれているのだ。このガタガタのオイルリンクも摩擦の軽減効果が大きいので明らかなエンジン性能の向上があった。低速回転時と高速回転時の違いもあるのだろうけれど物理的変化とフィーリングが大きく異なる例と言える。またエンジンの性能を上げる手段としてアーシングというのがある。太い線材さえ入手できれば簡単に行えるので今までずっとやってきた。これは極太スピーカーケーブルへの期待と良く似ている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0

アーシング対しては賛否両論があるがオーディオのアクセサリーと全く同じことだ。過去に数台の一般車両に施したがアーシング直後としてはトルクの増加、レスポンスの向上などが体感できた。しかしタイム計測はしてはいない。多分前述のオイル添加剤と同様の結果が出るのは明らかだ。アーシングがエンジンの点火系の改善につながるのは容易に想像できる。点火プラグの性能や、種類でエンジン性能がかなり変わるのは周知の事実だからである。フィーリングが良くなったからと言って計測できる物理的性能に即つながらないのはエンジン添加剤と同じだ。現在所有の車だがはたしてアーシングの効果が今も持続してるかどうかは解らない。外してみた結果で解るかも知れない。多分少しフィーリングが悪化するのかも知れないが。オーディオでもこのようなことはいくらでもあるのだろう。でも誤解してはいけないことは自動車は殆どの場合にエンジン性能を上げる効果のないアクセサリーはインチキであるということではないからだ。物理的な性能アップが無くてもフィーリングが良くなるということで価値がある。

オーディオではどうなのだろうか?

 

 

                 続く

 

 

 

 

 

2013.9.3
 

オーディオ物語 音の秘密    その10 


さてマランツ7の音の秘密はどこにあるのだろうか?他のアンプと異なる点は多々あるが、真空管が外部から簡単に抜き差し出来る機能がある。横に並んだ真空管のソケットが一つのベークライト製ベースに取り付けられていて真空管独特のマイクロフォニックノイズの軽減のためにゴムクッションでフロートされている。このゴムクッションがポイントなのである。オリジナルのクッションゴムが傷んだからといって決して似たようなものに交換してはいけない。カートリッジのゴムダンパーを思い浮かべれば答えがある。光悦という日本製のカートリッジの初代製造者、菅野氏から聞いた話だがダンパーゴムを制すればカートリッジを制すという業界のいわれがあるらしい。そのくらいゴム固有の音質調整は難しいらしい。初代製造者の菅野氏は私に言った。理想的なダンパーゴムは蒟蒻ですよ、乾かないようにすれば最高のものです。出会った当時はまだオーディオ経験も中途半端であったのでこれが冗談であったのか本気だったのか判断ができなかった。光悦カートリッジの磁気回路の部材が日本の大手金属会社のパーマロイの音ではないかとうっかり口にした私はその後の彼との不和の原因を造ったことに気づかなかった。音の機密に関することは簡単に口外することではないという社会ルールを学習したのはずいぶん後の話だ。精神年齢が一般と比べ非常に遅れていたのは間違いないと今では認めてはいる。
 

マランツ7はゴムクッションのおかげでアコースティックフィードバックによる害を益に変換していたのだ。単なるマイクロフォニック防振クッションではない。このような隠れた音質への関連は他にもたくさんある。そのうちの一つに過ぎない。レプリカ7やキット7のゴムクッションがオリジナルと同じものであるはずはない。セレクトスイッチから出た配線はウレタンフォームでダンプされているではないか?後にも先にもウレタンフォームで配線材をダンプしているアンプは見たことはない。モニタースピーカーシステムでは内部の吸音材を利用してネットワーク素子のダンプを行っていると思われるのはあったが。またマランツ7には配線図にはない電子部品も現物にはいくつか付いている。真空管のシールドケースの金属も重要だ、似たようなものでは役に立たない。音響製品の銘器の金属は全て管理されていると思うのが正解だ。セレン整流器については入手できないからといってダイオードに変更するなど論外である。全く異なる音になってしまう大きな原因の一つだ。またマランツ7のイコライザー回路は配線のやり方により浮遊容量が変化する。配線図にはない小容量のコンデンサーによる音質調整とみるか単なる配線の仕方の違いと見るかは自由なのだけれど。書けばきりの無いくらい音質に関連することが隠れている。マランツ7を創り上げているのは細かい配慮の積み上げ、すなわちセンスが全てなのである。音質の秘密はなんだろうと考えて調べだした途端に秘密は逃げていくのだ。マランツ7の音の秘密を解明できるほどの人ならマランツ7以上の全く別なコントロールアンプが造れるに違いない。それほど素晴らしいものなのである。
 

        続く

 

 

 

エラックの他機種です。
エラックの他機種です。

2013.8.27

 

 

無理を言ってスピーカーリベラメンテ試作段階でのヒアリングをお願いしました。

クラビベースのプレゼントがご縁でメールのやり取りが始まり、どのような装置なのか、どのような音楽を聴かれるのか?全く不明なままでかなり心配しましたが好評なので安心しました。

不安があるというのは自信が無いことなのかな?でも音や音楽には好みがあるので絶対はないから自信より不安が正直なような気もします。最終結果の製品にどうかご期待をお願いします。

 

 

 


新潟のSです。

今回はSPリベラメンテ(プロトタイプ2.6m)のモニターに選んで頂き、ありがとうございました。

 

まず当方の試聴環境です。

SP:エラック 330CE+純正スタンド)

AMP:ラックスマン L-507

PLAYER:ノートPCUSB-101CCV5DAC1USB-101DAC-1にはABS-7777のクロックを導入)USBケーブルはワイヤーワールドのもの。

※他、アナログ、デジタルケーブルはリベラメンテ。

変則の8畳洋間、オーディオ専用ルームではなく、特に特殊な音響パネル等も入れておりません。

一番好みの曲はボーカルもの。他ピアノソロや小編成ものの音楽が好み。Jポップ、クラシック、ジャズと聴くもの自体は雑多。

ちなみに比較することになってしまうSPケーブルは某社の太いケーブル。(市場価格は定価で10万円越えです)SP側がバイワイヤリング対応のため、アンプ側がシングル、SP側がバイワイヤリングというちょっと特殊なケーブルです。

今回お借りしたSPリベラメンテはシングル接続のものでしたので、SP側は付属のジャンパー線(金メッキのバーではなく、ヴァンデルハル製)を用い、たすき掛けで接続しました。たすき掛け以外も試しましたが、一番しっくりきたのがたすき掛けでしたので、感想はたすき掛けのものです。

 さてSPリベラメンテに変えた第一印象ですが…。

個人的にSPケーブルはケーブル類の中でも電源ケーブルと並んで、一番変化が大きい個所だと思っています。リベラメンテシリーズの効果も体験しています。エージングもあまり必要ないことも知っています。しかし今まで使っていたSPケーブルは10万円越えですよ。(もちろん高ければいいものでもないですが…。)

それなのにまさか、繋いで「すぐに」、さらに「こんなに」変わるとは思ってもいませんでした…。(エージングに関しては全くの新品ではないでしょうが…。)

始めに聴いたCDは耳タコ、もといリファレンスの川江美奈子『letters』。全編ピアノとボーカルのみのシンプルな曲編成です。一聴してレンジが少し狭まったような感じがしましたが、これがボーカルが前に出てくる!いや奥行感も出ているから、違うか…。芯があるというか、エネルギーが強いというか…。

 

こんなに違うとは…!もちろん良い方向で…!

早速、他の好物のボーカルものを含め、色々なCDも聴いてみました。

 録音状態が違うので全て同じとは言いませんが、共通しているのは、オーディオ的に言うと、根本的に音のエネルギー感が上がった(後にも述べますが、単純に濃いとかでは無いです…。)、空間表現力の向上と音の分離が良くなった(これらも本当は簡単には延べられませんが…。)が挙げられます。

 ボーカルものは声に活力があり、臨場感が上がり、ボーカルが立った(光が当たった)曲になります。ボーカルものだから当たり前ですが。これが今までありそうで無かった表現です。単純に奥行感が出るとか、声が前、後ろに行くというような表現では当てはまらない気がします。

 また音の中域のみが出ているといったアンバランスさではなく、音の中域という美味しい部分を出しつつ、しっかり上と下も出ています。(自分の場合、前のケーブルと比べて多少レンジが狭まったかな、と感じましたが、全く支障がないレベルです。)そのバランスが絶妙です。

 上記の変化はボーカルものだけではありません。ピアノソロであればピアノにスポットが当たります。かと言って、複数の楽器編成のものであっても、そのスポットライトを上手にバランスして当てていると思います。自分の場合ボーカルものが一番分かりやすかったです。(幸田浩子『ふるさと~日本のうた~』より、「花は咲く」は感動しました。歌が心に刺さります。)

次に空間表現力の向上という点です。

特にライブものだと、雰囲気がよく感じられるようになり、まさにライブ体験をしているような気がします。平面的ではなく、立体感が出ていると思います。しかし極端に生々しいというわけではありません。分離感も良いので、以前よりもこの曲はこの楽器が鳴っていたのか、コーラスでこんな人が歌っていたのか、という気付きが多くなりました。しかしこれ見よがしではありません。これらもSPリベラメンテの効果なのでしょうが、ケーブルの直接の効果なのか、エラック330CEというSPの力をさらに引き出した結果なのかは分かりません。

このSPリベラメンテはオーディオ的に言っても、上記に述べたような「エネルギーが濃くなった」とか「空間表現力が良くなった」効果がありました。しかしそれは違う側面、あくまで付録的なものであり、そもそもの音楽の表現力の向上があったために、付随的についてきたものだと思います。またその表現力の向上というのがかなり今回はハイレベルでした。分かりにくい表現ですいません。要は高音が出るようになった、空間が上下左右に広がった、音像が濃くなった…、等のそれらオーディオ的表現のために作ったものではない、ということです。

って、まさにそれはインフラノイズの社是でしたね(^^;

実際、色々な曲を聴いて、コンプレッサーが強くかかっているようなCDは、前述してきたようなバランスがアンバランスになり上手く聴けませんでしたし、逆に今まで魅力を感じなかったCDが見つかったりしました。(水谷川 優子『歌の調べのように』チェロの演奏なのですが、正直録音はまずまず良いけれど、何だか淡白であまり聴いていなかったのですが、瞬間々々でこんなに音の変化=スペクトラム、があったのかと気付かされました。)

このSPリベラメンテ、自分好みでダントツに良くなったのですが、どう言い表して良いのか、分かりませんでした。が、結論は、まさに音楽を鳴らすためのケーブルであった(ここまで書いておいて、結論がこんなものですいません。)、ということに帰結し、そして猛烈にこのSPリベラメンテが欲しくなったということでした…。

最後にマイナス点を挙げるならば、被覆に他の色のバリエーションが欲しかったことです。他の色は作れないのでしょうか。SPがブラックなもので個人的にはブラックが欲しいです。」

 

 


 

2013.8.26
 

錯音?    その1

 

オーディオにはオカルトと分類されてしまうアクセサリーはたくさんある。これらはプラシーボと馬鹿にされがちだが実際に効果があるのが普通で効果がないものは殆どない。ではこれらはいったいなになのか?効くのか効かないのか?と懐疑的な性格の人は答えをすぐに欲しがる。人間の感覚など曖昧なのは解ってはいるがいざ自分が見た、聴いたと実際に確かめたことは簡単には否定できないのが正常である。奇跡もお化けを見たのも自分が体験したから信じているのである。人の話や理屈より自分自身の経験が優先する、この場合自分自身の錯覚や判断ミスの可能性は殆ど考慮してはいない。この現象の応用?言ってはいけないがそれこそオーディオ市場にはいろいろなアクセサリーがあふれている。貼り付けたら音の良くなるシール、塗ったら音が良くなる塗料、塗ったら音が良くなる接点復活剤、部屋の中に入れただけで音が良くなる物体、ケーブルに被せるだけで音が良くなる巻物などそれこそ数えることが出来ないくらいある。さきほど言ったように効果のない詐欺的なものはまずないと言って良いだろう。ここで言う効果とは良い悪いではなく変化が認められるという意味であることが重要だ。でも差があることと値打ちがあることは別だ。好き嫌いという個人の価値観を認めてしまえば値打ちは定めることが出来ない。食べ物やお酒と同じで好き嫌いでなく多数決、歴史、文化レベルなど抽象的な評価基準があることを認めないと話は始まらない。

 

オーディオ以外での私の体験を思い出した。今はもうやっていないが自動車レースばかりやっていたことがある。仕事はそっちのけで頭の中はそればっかりだった。エンジンオイルに添加するだけで内部の摩擦が少なくなってエンジン音が静かになる。テフロンとかカーボンナントカという超微粒子がベアリングになって摩擦が少なくなるからだと言う。これには嘘はないと思う。でも疑わしいのはエンジン性能のアップである。馬力やトルクが向上し体感上でエンジン性能が上がるというものもある。これまでそれを半分信じてドライブショップで新しいのを見つけるたびに購入、エンジン音が静かになったと幾度となく喜んだことがある。もちろん日常のドライブでの話だ。さて集大成としてレーシングクラブの仲間と実験してみようということになった。まず2台のレーシングカーに有名な海外製のテフロン系の添加剤を入れた。2台ともすぐにエンジン音が静かになった。空ぶかしをするとなんともレスポンスが良くってワクワクしてくる。さあではタイム計測をしようということで0スタートから100mでの実測をした。二人ともスタートは競技をやっているのでベテランである、タイヤを出来るだけスリップさせないで駆動の効率を優先するのである。一般車とは違い左右の回転が変化するデフレンシャルギアがノンスリ(ノンスリップディファレンシャルギア)に交換してある車両だ。添加前にどちらの車も5回づつ計測を行っていた。結果はどうなったと思われるだろうか?摩擦が減って静かになったのできっと加速も向上するに違いないと大いなる期待があったのである。

 

             続く

 

 

 

出典:ギャラリー北岡技芳堂
出典:ギャラリー北岡技芳堂

2013.8.22
 

オーディオ物語 音の秘密  その9

 

私はマランツ7を入手したときに持ち上げてなんとと軽いアンプなのだと思った。電源を入れてさあ聴こうとヴォリュームを上げた時に感じた。恐ろしく静寂感のあるアンプなのだろう。少し後で気づいた。静寂感はS/N性能が良くて無音であるからではなかった。無信号時の残留雑音の音質が静かなのである、静かで感動させる、安心感のある、きれいな音質なのだ。でもその時から後アンプの残留雑音を意識して聴いているわけではないこともあるが、マランツ7以外で美しい残留雑音に気づいたことはない。音楽を鳴らさずとも音楽的なアンプだったのである。S社ではこのマランツ7のデザインをベースにしたのではと思えるコントロールアンプがあった。デノンPRA-1001 コントロールアンプと同じく最高級クラスのものである。マランツ7がどちらかというとシンプルなフロントパネル構成であっても動きを感じさせるダイナミクスがある。一方のS社のコントロールアンプのデザインは落ち着いた配置であるかつ静的なものだ。動きがないとも言える。マランツ7の模倣ではなく別の次元で完成されたフロントパネルデザインとも言えるだろう。一方は動き、一方は止まっている。浮世絵的な静止ともいえる。S社製の高級コントロールアンプのフロントパネルデザインを完成させたのはS社でも皆から一目をおかれるアップフィールド氏だった。アップフィールド氏の母上はアールヌーボーの流れを受け継ぐ画家だった。その芸術的素質を受け継いだのがアップフィールド氏だ。静的な雰囲気はなぜ生まれるのか不思議に思った私は恐れ多くもアップフィールド氏にたずねてみた。普段そのような会話が社内にないのか氏はなぜか饒舌だった。まずフロントパネルの大きさを決めその枠内に実際に使うノブやレバー、ボタンを並べる。チェスのごとくいろいろ動かしておよその視的バランスを定める。シンメトリーかシンメトリーを崩すかもその時の感覚しだいで1mm単位で位置を追い込んでいく。最後に全体を引き締めるための濃い色の部品やロゴマークの位置を決める。この位置はアールヌーボーの芸術家が浮世絵から影響を受けた手法と似たところがある。母から習ったその手法、まさに日本画の最後のしめは落款の位置なのである。最後に印をどこに持ってくるかで完成度に差が出る。氏はオーディオアンプのデザインにこの手法を応用したのだ。また氏の話はなぜ静的なフロントパネルデザインが生まれたのかをも語っている。そうだ日本画の世界だったのだ。こんな風にフロントパネルデザインが決まってから内部の構成部品の配置を考える手順でマランツ7が生まれたとはどうしても思えない。武器である拳銃には美しい形をしたものがたくさんある、武器としての目的をつめていくとダイナミクスから美が生まれる。では美しいデザインを決めた後に武器としての目的をつけていく手法はどうなのか?まさに現代の道具にはこの二つがある。道具としての目的から生まれたものとマーケットで好まれる製品の販売目的で生まれたものだ。マランツ7は目的から生まれ、S社のコントロールアンプは市場での成功を目的として生まれた。オーディオ製品として見るならどちらが正しいかは判断できない。また芸術作品である必要もない。しかし時間の経過とともに芸術作品として残っていくものもある。

 

 

 

                  続く

 

 

 

 

2013.8.21     電気音響について

 

敗北宣言や偶発的マイクロフォンセッティングが証明するように高いレベルの演奏家によるアコースティックな演奏では音響機器や音響技術の意味が薄れることは否定できないようだ。もう一歩進めて演奏家は従で楽器がイニシアティヴを取った演奏を考えてみよう。とてつもない値段のつくヴァイオリンの銘器、ガルネリデルジェスやストラディヴァリウスをレベルの高いヴァイオリニストが演奏した録音はいくつかある。その場合は曲や演奏より楽器の音に重きがおかれるのは致しかたない。歴史的銘器の音に後から音響機器の音を付加してもっと音質がアップすることはあるのか?スピーカー、マイクロフォンと音の出口と入口だけみても完成された楽器の素晴らしい音色や強烈な立ち上がりを捉えたり、再生できるとは思えない。入口と出口だけでもこんな調子だからその間に入る増幅機、録音再生装置などの個性で楽器の音質を向上させることは不可能であるのは明白だ。ライブミキサーの方が感じられたことは正しいのである。上の例とは逆でとても高いレベルのピアニストが調律の完全でないオンボロピアノを弾いた場合はどうだろうか?オンボロピアノの美しくない音も、不完全な調律をも利用するがごとく使いこなし感動的な演奏を残した場合には歴史的銘器を演奏するのと同じ以上の完成されたものが残る可能性もある。これもまた音響機器や技術の介入でより良い演奏音に変化させることは出来ないのである。良い悪いではなく忠実性の問題である。一番難しいことである。

 

上記の結果から再生装置を理想化するにはソースには電気音響を用いない高いレベルの演奏や歴史的銘器の演奏を利用して機器の選択やチューニングを行うことが現実的だ。もちろんクラシックに限ることはない。電気音響を用いた演奏でない点が重要である。この場合の電気音響とはマイクなどの録音装置は意味しない。エレキギターやシンセサイザーのように電気を用いて増幅し最終的にスピーカーから音を出すものを電気音響という。アコースティックでの演奏を実際に生で聴いてはいないのでないか、それでは比較できない?という反論があることだろう。しかし高いレベルの生演奏を聴いたり、歴史的銘器に接する経験を積めば電気音響では決して得られないレベルの演奏が存在することが理解でき、また経験により自分自身の中の固定的比較基準が向上する。生の演奏と直接比較する必要はないのである。高いレベルの演奏、歴史的銘器の音を基準にしてしまえば、音を聴いた自分自身の判断だけでより高いレベルでのオーディオ装置のセッティングが可能となっていくのは明白である。再生装置の音を自分で加工、修正するのではなくて高いレベルの基準に近づけるという行為である。これが高忠実度の意味である。録音再生装置の物理的性能だけを意味する言葉と誤解されているだけである。高忠実度とは本当は最終的には関わる人の感性に依存するのは間違いない。

 

                                     終わり

 

 

 

 

 

2013.8.19    電気音響について

 

オーディオの趣味とは本来音楽を聴くための道具が進化して趣味の機器になっているものとも言える。カメラの趣味などと同じで撮影するための道具が進化して操作して楽しむ趣味の機器になっているのと同じだ。もちろん機器を集めたり、操作したりする楽しみと音楽を聴く楽しみを線引きして区別することは出来ない。音楽を聴くのが目的か、道具を操作することが目的かを区別は出来ないがどちらに偏っているかは見分けることが出来る。LPCDのソフトの購入にかける金額や時間と道具にかける金額や時間の比率である。どちらも個人の楽しみであるからあえて区別する必要はない。演奏家、スタジオ技術者、機器開発者などのプロはどうなのだろう。理屈で設計する開発者、演奏技術が売り物の演奏家、機器の知識を自慢する技術者。こちらもさまざまで区別する必要はない。

 

録音側にしろ再生側にしろ演奏の内容?に機器や技術者が干渉してよいのだろうか?

音が良い、悪いは好みの世界であるが、演奏の内容はすでに演奏家の意図があるので後から良い音、良い表現をつけ加えることは許されることなのだろうか?

 

最終的に音響機器から演奏音が出る電気楽器やマイクロフォンを使用するヴォーカルでは演奏に良い音、良い表現を付け加えることは許されるのかもしれない。もちろん演奏家はスピーカーから出る音が自分の最終演奏音であることを確認しながら行っていることが前提だ。そのためにステージ上にはかえりのスピーカーがあるし、場合によってはスピーカーに変わるヘッドフォーンやイヤホーンまでが演奏のフィードバック内にある。

 

ただしその演奏時の音響機器が理想的な性能のものではない場合にはかえって録音された演奏に再生用の音響機器の良い音、深い表現が付け加わったほうが良い結果が出ることもあるのではないか?

 

そうなるとオーディマニアがこのベースはこんな風に鳴って欲しいとか、AさんのリスニングルームではこのCDが素晴らしく鳴るので自分も同じように鳴らしたいと思うのも無理はない。ソースにより演奏音への介入は現実にはあり得るし、またオーディオマニアは自分で機器を選択したり、インシュレーターを変えたり、ケーブルを交換したりして良い音、好みの音に近づくように努力をする。この場合は演奏に介入することは許されるのだろう。オーディオ雑誌でどなたかが言い出された造語で有名なのがある。レコード演奏家という言葉だ。演奏者側からみれば演奏的なことはなにもしないで音を変えるだけなのに、演奏家などとは不思議なことに違いない。しかしオーディオマニアとしてはオーディオ趣味としての介入があたかも創造行為、芸術行為と錯覚した喜びがあるに違いない。レコード演奏家と呼ばれて得意になるだけである。商業主義の中で生まれた巧みな造語なのだろうか?具体的に演奏された内容に介入できない例はすでに紹介した。

 

             続く

 

2013.8.18               電気音響について

 

 

ライブミキサーの山崎氏が書いておられた文を引用させていただく。

 

出典:プロサウンド誌 20138月号  北から南から より

 

「別府で行われているアルゲリツチ音楽祭のお什事をいただいてこれで4度目となった。今回はチェロのミツシャ・マイスキ一氏とのデュオ・リサイ夕ルと、チャイコフスキ一のトリオという贅沢なブログラムをアルゲリツチ氏が演奏した。とくに今年二人のオフィシャルコンサ一ト35周年というデュオ-リサィ夕ルは、その正倒的な音楽に打ちのめされた感じであった。まずはアンサンブルの!微妙なニュアンスが、それとなく合ってしまったり、普通では考えられないような柔らかい音色で演奏したと思えば、へツドホンが壊れるのではないかと思うような鋭い音色のフォルテが聞こえてくる。そのすべてが、音楽的であること。ここが天才たちの違いだろう。  (中略)

しかし年を重ねるごとに思うことが、今年は確信に近くなった。それは、自分の仕事が彼らのような天才的な演奏家の手にかかると、いかに無力で、録音という作業自体が無意味に感じられるということだ。自分自身を否定することではなく、電気音響を使用しないクラシック音楽の本質は、演奏家から何も関与しない同じ空間と時間の中でのみ存在する芸術であるという現実である。もちろん、毎回周到な準備と現在考えつく最高の収録機材を揃えライブ演奏会の録音を行う訳だが、本番が始まった瞬間、自分がさっきのリハ一サルまで完璧に仕上げたはずのバランスやミックスが全て無意味だったほどの音楽が聞こえてくるのだ。近接のマイクのパランスをとっていても、スピーカーからは、まるで客席の一香遠くに置いたマイクが拾っているようなピアニシモが聞こえてくる。リハーサルまでトリオのバランスは完璧にしたはずなのにメチャメチャな音像が聞こえるのだ。もちろん、収録後、リミックスすれば何とか普通の人たちが変なバランスにならないように修正することは可能だが、ライブミキサーとしての自分は徹底的に打ちのめされた。もしかすると、彼らのような演奏家の録音自体、本当は意味を持たないのではないかと思う。

(中略)

ここで、全くの私見だが、電器音響を使って演奏することを前提に作られる以前のクラシック作品は、天才的な演奏家の手によって演奏された場合、我々の仕事は無意味と化かすと確信した。敗北宣言である。」 

 

                                    続く 

 

 

 

 

松脂は飛ばない録音盤???
松脂は飛ばない録音盤???

2013.8.16

 

お盆休みで普段の生活のリズムが変わったのと猛烈な暑さで更新が滞った。 

このジャケットのシュタルケルといえば、コダーイ、ピリオド盤と連想してしまう。モノーラルLP時代の名録音の代表盤に間違いはないだろう。また録音した人がバルトークの息子ということも有名になる一因だったのだろう。歌い文句は松脂が飛び散る音とオーディオマニアを魅了するものだった。私もこの録音を何度も聴いてオーディオマニアとして成長してきたわけだが、?マークはあった。後に日本でステレオ録音した同曲をヴィクターで販売したがこれは松脂は飛ばなかった。多分録音が上手なのではなくてシュタルケルの若き日の情熱で松脂が飛んだのだと勝手に解釈していたが先日その謎が解けた。シュタルケル本人がその時のことを詳しく書いていたのを読んだからだ。


愛育社 ヤーノシュ・シュタルケル自伝より

 

(ピーター・バルトークのスタジオは、1つは機械用、もう1つはマイク用の2つの部屋からなっていた。そのマイクは古い映画で見かけるような単一指向性のものだった。その部屋には1台の(時にはニ台の)ピアノが置かれていて、箱やら道具類やらが詰まっていた。反響については?そんな話は誰も聞いたことがなかった。無伴奏ソナタの録音を始めると、私たちはテープの音質がひどく悪いことに気づいた。私たちは1時間もかけて私自身およびマイクの位置を動かし続けたが、なおも音は良くならなかった。マイクは単一指向のものだっただけでなく、その高さも調節できなかった。そこで私は予備のマイクを持っているかとピーターに尋ねた。持っている、と彼が答えたので、私は、第一マイクの脇に椅子を置き、それに第二マイクを立て掛けて、1つが高音を、もう1つが低音を拾うようにしてはと提案した。その何年もあと、マサチユーセッツエ科大学を訪れた際に、私はこのレコードがハイファイ録音の優れた実例として使われていたことを知らされた。これこそ、ストコフスキーの多重マイクによるオーケストラの録音と並ぶ、ステレオ・サウンドの先駆けだと言う者さえいた。いやはや!)

 

                     続く

 

 

 

2013.8.9 

 

さてクラシックライブの印象だが、とてもエンジョイできた。崩すことなくきちんとクラシックの演奏をされたわけだが演奏してるメンバーは少し緊張はあったが聴かせようと意識せず自分たちで楽しんでおられた。これが大切なことだ、一般的なクラシックのコンサートでは演奏家が聴衆を意識するのは普通、聴くほうも聴いてあげようとする。なんとか成立しているその関係が愉快ではない。中身のあるコンサートはもちろんこうではないが。

第一ヴァイオリンのお若い女性が弾きまくるので残りの方はふうふう言いながら付いて行ってるという感じは否めない。弦楽器はスポーツと同じ要素があって体力も若さも、もちろん練習も関係する。でも堅苦しい楽譜を弾くメンバーでなかったのはうれしかった。Oさんの腕では販売を目的としたCD録音はどうかなと失礼ながら思ってたのだけど、このカルテットなら録音してもいいなと思った。もう少し練習してもらってタンゴで音が切れ込んだら出来るだけオンマイクで録音しょう。次回は小型の録音機で96Khzでメモリーへ録音してみたいのでまた近くでやってください。

 

 

2013.8.8

 



Classical Music をライヴハウスで聴く〜シリーズ1

712()Yett Quartet演奏会(弦楽4重奏)

open19:00/start19:30/fee2000(1drink500)

Live:前川友紀 / 前川英子 / 大竹 徹 / 山口 健

 

 

「クラッシックの主に室内楽をBlueEyesで演ることは、かねてからの企画でもあった。実際、移転前の烏丸時代に行った経験もある。今回、即興現代音楽で当店に出演したヴァイオリニスト、大竹 徹さんの協力で、初の弦楽四重奏の演奏会が決定した。ライヴとは言わず演奏会という棲み分けは、クラッシックの印象を強くするためだろうけど、次回からは敢えてライヴという表記を使いたい。そもそも、そういうカテゴライズが変にクラッシックを一般の音楽リスナーを遠ざける要因の一つになっているのだと思う。肩を張らず、それこそ美味しい料理とお酒で楽しむ音楽なのである。定期開催のメドはまだもう少し先にはなるが、BlueEyesでのクラッシック率は確実にUPして行くだろう。今回、大竹さんは本来楽器のヴィオラを担当するとのこと、また、クラッシックと一般音楽リスナーとの垣根を払拭するようなMCもお願いしている。演奏内容によっては本来のスタンディングオベーションが体験出来ると確信している。観て聴いて、そして楽しむクラッシック弦楽四重奏をよろしく。」 



と主催者も楽しみにしていると思われるクラシックのライブ?に行ってきた。出演者は先日ブログに紹介した親友のOさんである。大道芸人の彼がカルテットでヴィオラを弾く珍しい演奏会で、彼にとっては今やどちらが本職なのか外からは解らないが本業のクラシックの演奏なのだ。ただパンフレットにはpresented by 狂人企画とあるので一般的なクラシック愛好家ならここで引いてしまうに違いない。

 

              続く

 

      

2013.8.6

オーディオ物語 音の秘密    その8

オリジナルマランツ7とレプリカ7,そしてこのデノン製プリアンプの3台を代わる代わる聴き比べるという楽しいヒアリングになった。氏常用のデノン製プリアンプだが今まで殆どがクラシックでの再生であったが私も音質にこれという不満を感じたことはなかった。まずレプリカ7をデノンと交換した。意外なほどに差はない。ただしレプリカ7には固有の音色がある、暖色系というか、真空管の音というか少し丸くてナローな感じがある。でも比べればの話で、もし比較しなかったらそんなに悪いものではない。使用されている真空管はヴィンテージものではなく、入手の容易な共産圏製の新しい球だと思う。これをオリジナル7に使われているようなクラスのヴィンテージ球に交換したらどうなるかという考えも浮かんだが、二人ともこの場で差し替えようという気持ちはなかった。それは次に聴いたオリジナル7の音が言葉で表現のしようがないくらいに抜きん出ていたからである。このオリジナル7に使われているテレフンケンやRCAの真空管をレプリカ7に差しても音質は変われどその魅力的な鳴り方までが移行するとはどうしても思えなかったからだ。それほどまでにオリジナル7の鳴り様は素晴らしかった。イイセビンスキー氏の目はすでに虚ろであった。私の宝物のオリジナル7をどうにかして手に入れようと思っているのは間違いなかった。でも私がどれほど大事にしてここまで運んできたかを知っているのでそれだけは言い出せなかったようだ。なぜメーカーがわざわざ部品を探してまで復刻しようとしたレプリカ7とオリジナル7がこれほど差がつくのかその理由を考えてみたくなった。幸いマランツ7のイコライザーはNF型イコライザーの教科書でもある。この回路で大勢のアマチュアがイコライザーを組んでいる。果たしてマランツ型イコライザーの回路がマランツ7の音質を特長づけているのだろうか?CDなどデジタルオーディオ登場前の時代だからそのように誤解されたのだろう。イコライザーを使用することの無いCD再生でもマランツ7は素晴らしい音質であるし、レプリカ7に大差をつけるのである。 



 

出典:カロッツエリアより、この写真は文章内容とは無関係です。
出典:カロッツエリアより、この写真は文章内容とは無関係です。

2013.8.5

 

 

その後しばらく聴いてみた。モーツアルトピアノコンチェルトや室内楽を小音量で聴く限り満足できる鳴り方だ。でも20Wもあるので音量をあげるとたちまち問題が出てくる。低音の鳴り方がおかしい。取ってつけたようなボコボコの低音である。中音以上の自然な音質とは全くかけ離れた低音だ。低音楽器の倍音が無い。まるで今時のカーオーディオ用で音質とは関係ないと思えるドーム上のものが、相当重量があるように感じる合成樹脂のドーム?がわざわざウーハーのコーン紙の前についている。これを取り外してベースのありふれたコーンスピーカーに戻せば多少の音圧バランスは崩れても変な感じは消えるのは間違いないだろう。やりたいがやらないでおく。スピーカーリベラメンテの効果は特別な個性を持たせた低音用ユニットの音を強制的に変える力までは無いということが解ったからである。

 

このようなウーハーユニットを採用した理由も、先日書いたようにスピーカーでB&O的な再生音を狙ったからかなのか?

カーオーディオではないのだから、デザイン優先でウーハーユニットを開発する理由は無いはずだ。

 

あえてウーハーユニットの写真は掲載しない、それをやれば分析、研究は嫌がらせになる可能性がある。

 

 

 

2013.8.1

 

スピーカーリベラメンテの発売も間近であるので、いろいろな組み合わせでテストを繰り返している。昨夜は自宅の高級ラジカセクラス?のミニコンポでテストした。10年以上前のCDとカセット用のものでデザインはかなりデンマークB&Oを意識していたと思える。本家のB&Oは確か50万円くらいした超高級ミニコンポだった。デザインは素晴らしいもので音は国産の同じようなものと比べて音楽がちゃんと鳴るものだった。B&Oの音質は開発時にいろんなジャンルの音楽で10人以上のスタッフの耳で仕上げられると言われていた。独創的なオーディオメーカーの音質が開発時の個人の決定による現実とはかなり違う。かたよらない、ジャンルを選ばない優れた音質を狙ったものといえる。しかしこれは裏返せば、個性のない、欠点のない面白くない音ともいえる。破綻のない再生音なのだ。この反対の音と言えば、例えばローサー、グッドマンAXIOM80,ジェンセン、JBLなどが思い浮かぶ。オーディオマニア向けの音質ではなくて家庭用、音楽好きなオーディオマニアでない広い層をターゲットとしているのは明らかである。国産のミニコンポ、あるいは皮肉にもオーディオコンポが音楽の鳴らないものが殆どだったことを考えるとB&Oが素晴らしい出来であることは否めない。

 

自宅の高級ラジカセは同じような製品と比較し値段が高い、デザインも良い。デザインだけを意識してB&Oを目標にしたのか?いや音質を考えるとそうではなかったと思える。刺激的な音が一切しないのである。その結果もっさりした、ヴェールを何枚もかけたというのか?痒いところには絶対に手が届かぬイライラした音しか出ない。逆に言うと真正面から音楽を聴くのでなくて、BGMに徹した音なのである。おとなしいと言えばそうかもしれない。破綻のない音である。

 

ではB&Oと同じような音であるのかというと、そうではない。破綻のない音であるが音楽もBGM過ぎてB&Oとは雲泥の差である。いったいこれはどうしたことなのか?これはあくまで私個人の想像ではあるが、開発の担当者がB&Oを意識した高級ラジカセの企画でかなり音質を追求したのではないか?B&Oと良く似た音を追求したに違いない。当時の技術、いや今でもだがアナログのカセットはともかく、CDを通常の回路設計で鳴らせばまともなスピーカーであればあるほどやかましい音になっていく。現在発売されている国産のプリメインアンプで通常のCDプレーヤーからの信号をローサーPM6のスピーカーで再生することを考えればお解かりになるだろう。

ではこの開発担当者は悩んだ末どう対処してこのようなおとなしい?再生音を創ったのか?

 

スピーカーリベラメンテの試作ケーブルを付属の長さ30cmくらいのツィストペア線と交換した。

オーディオでのテストはもう何度も行っていたので予想はついていたが、この交換だけでB&Oと比べましょうよと言いたいくらいの効果は生まれた。でも自宅のオーディオ装置とは違う、音圧とか質とかとは別として抑圧感が残っているのだ。これまでのテストではスピーカーリベラメンテの効果は音のいろいろな要素に働きかけ当然ダイナミックレンジとかも非常に向上するのは確認していた。ところが抑圧感、鳴りきらない感じが。ヴェールは剥ぎ取られているのにこれが残っている。スピーカーのフロントグリルを剥がしてにらんで見た。見えたぞ、貴方のお尻尾がー。家庭用の高級ラジカセには決して見られないものがくっついているではないか?

 

透明フィルムのドームツィーターの前になんと樹脂性のイコライザーが付いているではないか?

高額な外国製のハイエンドスピーカーシステムにはよくあるあれだ。まさか飾りがフロントグリルの内側に必要なわけはないだろう。思い切って取り付けステー部の片方をニッパーでちょん切って3mmほど前に動かした。乱暴だがこれはカンである。

 

結果は小型装置としては聴いた経験のない不満のない再生音になった。本家B&Oも逃げ出すに違いない。

 

開発担当者は凄腕の人だったのだろう。スピーカーユニットで目的を達成していたのだ。

 

最近この会社のオーディオ製品を開発していた方々がひょんなことにインフラノイズ製品を愛用してくださっている。今度お会いしたときにこの高級ラジカセの担当者さんのことが解るかもしれない。奇妙な楽しみが出来たものだ。

 

 

 

 

 

 

 

出典 ピアノクリニックヨコヤマHP
出典 ピアノクリニックヨコヤマHP

2013.7.31

 

先日ブログにクラビベースという製品を開発し製造していたことを書いた。

ピアノを弾かれる方でご興味がお有りなら在庫が少し残っているので差し上げますという内容だった。幾日かしてずっとインフラノイズ製品をご愛用いただいている新潟のS様から電話をいただいた。お送りしようと倉庫を調べたらアプライト用は全く無かった、思い出してみればアプライト用を出荷したのはわずかで殆どがグランド用だった。コンサートグランド用の三角形のものも出荷は少なかったのだ。取り合えずグランド用のものを4個用意することにした。問題無く設置できたかどうか心配であったが後日連絡があって上手くいったとのことで安心した。その日のうちに丁寧な内容のリポートをいただいたのでご紹介することにした。スタインウエイ社も最近また経営が変わるとのこと、ベーゼンドルファーなど老舗のメーカーも大変だったようで時代の変化なのだろうが、寂しい思いがする。クラビベースはピアノだけに限らずいろんな楽器に応用が効くのだが、残念だがもう製造することもないだろう。



以下S様からのリポートです。

「クラビベース」を譲って頂きました、新潟のSです。

感想を述べようと思っていたら、早1ヶ月が経過してしまい、音沙汰もなく、返事が遅くなりすいません。さて、まずは当方の使用環境から述べたいと思います。私が使っているピアノはY社のアップライトピアノ。(新品で、購入からちょうど1年位という、音の変化の激しい個体です。)そしてその足元は純正品のプラスチック製のインシュレーター→防音と床保護のための表面がカーペットのような生地で出来ている厚さ約2㎝程のマット→床…となっています。今回、そのインシュレーター部分を交換することになります。今回インフラノイズ様よりクラビベースを譲って頂くことになりましたが、残っているのはグランドピアノ用のみとのこと。アップライトは足が4本。グランドは3本。当然個数が合わないのですが、そこはインフラノイズ様のご好意でクラビベースを4つにして頂き、晴れてアップライトに使用することになりました。またクラビベースはその木目の方向で音の広がり方が変化するとのこと。しかし今回は縦方向が実施出来ず、マニュアルに書いてあった標準の置き方?である横方向のみでの感想となります。(インフノライズ様、すいません。)もう一つ付け加えますと、当方ピアノを始めたばかりで、腕は素人も良い所、また音の違いを明確に聴き分けられるような凄耳や表現も持ち合わせておりませんので、そこはご了承下さいませ…。

 

以下、クラビベースに交換して、1ヶ月程使用してみた感想です。

一聴して感じたのは響き、余韻が長くなったかな、と感じたこと。激変という所までは行きませんでしたが、交換した直後、この部分に関しては私でもすぐに分かりました。仮に同じピアノが2台あり、同じ環境でインシュレーターのみを交換し、比較をすればその違いを感じることは容易なことだと思います。私の場合、部屋がピアノのみで使っているわけではなく、色々な物も置かれており、どちらかといえばデッドな環境ですので、これがもっと開放的で響きのある空間であれば、その違いはさらに明確だと思われます。

 

次に音質の変化というのでしょうか、それについて述べたいと思います。

元々私のピアノは良い意味で「大らか」で「暖かい」表現が得意と感じています。逆に悪く言えば、音が曖昧でハッキリ、スッキリしない、抜けが悪いというのでしょうか。クラビベースに交換後はその「大らかさ」、「暖かさ」がより感じられるようになり、今一つスッキリしない部分を抑えてくれたように感じます。上手くバランスを取ってくれたと思います。これはちょうど今回のクラビベースの「柔らかく上品。素直な響き」という特徴が出たのではないかと、勝手に納得していました。「柔らかい」=「暖かい」、「スッキリしない部分を抑えてくれた」=「素直な響き」、「上品」は奏者の腕がもっと上手ければ気付くかもしれません(^ ^;

最後に効果の強弱についてですが、ピアノということで、元々天板を開けて響きを拡散させるという機能があります。つまり単純に2種類の音の広がりのパターンがあるわけですが、クラビベースに交換してからはこの2種類の効果の強弱により差が出るようになりました。クラビベースは足元に敷くインシュレーターということで、天板を閉じた方が音のエネルギーが足元に行くためなのか、交換した効果(クラビベースの特徴)がより実感できた気がしました。(当然天板を開けた場合も効果が出ていますが、あくまで効果の感じ方を比較した場合です)

スタインウェイやベーゼンドルファーは弾いたことがないので分かりませんが(笑)、総合すると当然良い結果になりました。なかなかピアノの腕は上達しないのですが、よりクラビベースの特徴を生かせるように精進したいと思います。

この度は貴重な製品を頂き、ありがとうございました。

 



 

2013.7.30


オーディオ物語 音の秘密    その7 


クリーンウェル氏は開発室ではもっとも無口な人であり、目立たない人でもある。特に奇妙な行動を取るわけではないが、自分の結婚式の日をなんと公にしたのが式当日の1日前だった。明日はこの理由で休みますと突然申し出て室長が唖然としたのは有名な話であった。帰宅した私は夕食も忘れて3つの回路を見比べた。コンデンサーや抵抗の値を記入してなかったならこの音質差はパーツなどの物理的な違いによるものだと片付けていたことだろう。集まったスケマティックは量産の部品の値が記入されたものであったのが幸いした。クリーンウェル氏の回路だけが部品の値が違うのである。特に電源回路のCRが上位2機種と異なる。貿易担当者としては海外に出すスペアーパーツの準備などに非常に手間でいやなことなのだ。電圧の違いによる変更、基板スペースの問題などとは思えない。特に互いに影響するCRの時定数が妙に気になる。通常なら時定数など無視する電源部なのだがなにか一定の法則?あるように見える。3日後に競合家電オーディオメーカーのエンジニアである友人の池山君とあってこの事実を話した。彼は大きくうなづいた。クリーンウエル氏はひょっとして天才なのかもしれない、電源を利用してハーモニクスのコントロールを行っているようだ、そんなことが出来るなんて今まで気づかなかった。その後池山君の勤める会社のアンプの音質が良くなって売れ出したことはまんざらこの一件と関わりがないとは思えない。またクリーンウエル氏がS社の解散後にどうされたのかも全く耳にしない。

 


        続く

 

写真は文の内容と関係ありません
写真は文の内容と関係ありません

2013.7.24

 

オーディオ物語 音の秘密    その6

 

S社に勤めて3年が経過した時不思議なことに気がついた。新製品のアンプはその当時ではだいたい3年くらいのスパンでモデルチェンジしていた。最初に販売数の見込めない高価格のモデルを発表する、少し手を抜いたデザインの中級機、低価格機を次に発表する。何とかシリーズと名前をつけてオーディオ雑誌で高価格モデルの記事をオーディオ評論家に書かせてそれにマニアは憧れる、しかし高価すぎるので中級なら中身もそれほど変わることはないと自分に言い聞かせて中級モデルを購入する。これがシリーズもののビジネスの手口だ。しかしS社での不思議は一番安価なモデルのほうが音質が良かったことだ。日本向けの貿易担当だった私は残業でディーラー向けのサービスマニュアルを作成していた。サービス体制が出来ておらず扱い製品のスペアーパーツ及びサービスマニュアルを早急に用意せよとの強い要望の故だった。そのために製品の配線図や資料は真っ先に私の手元に届くのだった。TR式のプリメインアンプ最上級モデルは米国での売価は1500ドル、中級は1000ドル、安価なモデルは400ドル程度だった。競合メーカーのアンプも同じような価格体系である。何が違うので値段の差があるのか?主な違いは重量、大きさ、デザインであり物理的な差はパワーだけである。多少は高級品のほうがツマミの数も大きく、機能も増えている。高級モデルは左右100W,中級は60W,安価なモデルは30Wであり当然電源トランスの容量も比例するので重量の差に関係してくる。大事なことは基本的な回路構成だ。回路設計の手間を省くために当然出力回路以外は全く同じだ、多少変更するほうが基板設計から部材調達までコスト削減にはならない。基本的な回路構成を理解した上でこの3機種の試聴を試みた。製品の理解よりむしろ個人的な興味からであった。S社としては音質の優れるものは高級品から順に少しづつ音質の差が生まれて欲しかったのが本音だろうが、担当者はわざと音質を落としたりはしない。なにしろ開発室内では個人がデスクの引き出しの鍵は必ず閉めていた。個人、個人の設計の秘密があったからだ。何をそんなに秘密にしたいのか、このへんの事情にも興味を持っていたのも否めない。ヒアリングの結果は差は少なからずあった。安価モデルの音のバランスは最高であり石臭い音が少なく、クラシックのソースでは大きな音質の違いがあった、アンサンブルの能力の違いだったのかもしれない。いわゆるハモリが出るか、無いかである。高級モデルと中級モデルは大差はない。出力回路の差、部品の差なのだろうか?しかし安価なモデルが良いというのはうなづけない。回路が簡単、接点数が少ない、基板やシャシーの共振の差とかでは片付けないと思える音質差がある。そこで閃いた、安価なモデルの担当者のクリーンウェル氏はそうとうな変人であることからだ。

 

        続く

 

2013.7.22

 

 

豚足とか熊の手とか動物の手足は害して美味しい部分のようだ。

 

昨日の日曜日に娘の家族が花鳥園に連れて行ってくれた。神戸市はなかなか企画が上手い。天井から垂れ下がった無数の草花が特長のようで全体の美しさに感心した。底の浅いプールに大勢が足を漬けているので、てっきり足湯だと勘違いし近寄ってみたらとても大きなドクターフィッシュの池だった。孫はペンギンを観に行ったので家内と二人で試みた。以前より興味があり試してみたかったが、すでに終了していたり満員とかで経験がなく印象深かったのである。鯉そっくりなきれいな色の個体や、かなり大きな魚も多いので見たことのあるのと大分様子が違う。足をつけてみるとすぐに寄って来てつついてくれる。最初はくすぐったいというより、少し痛い、しばらくして慣れたがそれでも大きさが20cm以上のがくると恐怖感がある。その口で食われるとかなりのショックと痛みがある。大きいのはふくらはぎが好きで何度も噛み付いてくる。小さいのは爪の生え際や指先をやってくれるので心地よく有り難い思いである。30分ほど半分辛抱もありながら終わったとたんに隣にいた家内の食われ率が急に増えたらしい。よほど私の足は美味しいのか、恥ずかしい気分であったがなぜか豚足が頭に浮かんだ。帰ってからドックターフィッシュで検索してみたがだいたいが小さな魚ばかりで大きなものの映像はない。花鳥園の魚は毎日人足のえさが豊富なので成長しきっていたのだろうか?

 

 

2013.7.19

 

 

今朝宇野さんからFaxが届いた。先日のレコード芸術の記事で山之内さんもう一度聴きに来ての反応があったとのこと。それがPhile-Webに出たので御覧なさいとのこと。すぐに電話をした、もうすでに見ました、いろいろ有難うございましたと答えた。

 

音が良くなったとのことですが、今度スピーカーリベラメンテ、スピーカーケーブルを使えばさらに良くなりますよ、9月にでも持っていきますというとそれはだめだと断られた。

 

説明の方法を変えて、音が良くなったのでなく自然になったのです、当たり前の音になってきているのです、と嘘ではないが違う言い方にした。でも今回の拒絶は覆りそうにない。まだ発売してない、いや最終の試作も済んでない段階で見事にふられてしまった。

 

 

理由はこれ以上音が良くなったら困るの一点張りである。

おまけになにか恐怖感を感じているとのことである。

 

悲しんでいいのか、喜んでいいのか、本当にわからないこともあるのだな。

 

 


 

 

2013.7.16

 

オーディオ物語 音の秘密    その5

 

イイセビンスキー氏常用プリアンプはTR式でデノンPRA-1001、メインアンプは自作のEL34プッシュプルの管球式だった。デノンのコントロールアンプは当時としては相当な高級品でトップクラスでの音質を意識して造られたものである。イイセビンスキー氏はニューヨークのオーディオショップで何度も視聴を繰り返して選んだものだとご自慢だった。その後経年変化で故障を繰り返したがその度に泣きつかれて私が修理した。トランジスター劣化や接点不良、ケミコンの容量抜けが主な原因だった。音質は可もなく不可もなく、魅力のある音でもなく、極めて真面目なものでどちらかというとスチューダーのプロ機器から音質的魅力をなくして物理性能は同じクラスという感じだった。真面目な音質のオーディオ機器なので現在出回っているスタジオ機器、PA機器と同等な音質の感じがする。魅力はないが別におかしな音はしない。反対に現在のオーディオ機器の多くはこの逆である。物理特性もスタジオ機器と同じく不満はない、ところが音質はおかしいのである。オーディオマーケットとしての製品を考え、コンペティターとの差を考え、オーディオマニアが喜ぶものを造ること、これが至上命令なので個性的な音を造らなければならないと勘違いする。オーディオ設計者は苦労して部品を選び魅力のある音、個性的な音を造ろうと試みる。これが根本的な間違いなのだ。市場にあわせるのでなく、自分でしか出来ないものを造る、結果的にそれが世間から認められるか、認められないかのどちらかという過程で造られるならおかしなものはこれほどは生まれないだろう。芸術全般、音楽ではエンターテイメントの枠からはみ出さない限り本物はない。物理的な性能が全く同じなのに再生音は異なる、当たり前のことで不思議ではないがその理由はと聞かれると答えに困るオーディオ設計者が殆どなのである。物理的な性能も回路も部品も筐体も全く同じにしてぜんぜん違う音にしろと言われたら、はい出来ますと答えるオーディオ設計者は何人いるのだろうか。要するに音楽的な質の差はなぜ生まれるのか?いかなる理由により差が出るのか?それは万人に感じ取られることか?などの根本的な事柄を考えることなく、部品や回路に目がいくからである。

 

 

 

2013.7.8

 

オーディオ物語 音の秘密   その4



オリジナル7とレプリカ7をオーディオ好きの指揮者で友人のイイセビンスキーと一緒に試聴した経験がある。また自作マニアがマランツの回路でプリアンプを自作するケースもとても多い。これについてもお話しょう。イイセビンスキー氏はピアニストでもあった。リスニングルームにはシードマイヤーのコンサートグランドが中央に置かれその左右の空間にロジャースL/S3-5ABBCモニタースピーカーが鉄製のハイスタンドーにのせられていた。いつお伺いしても音質は変化してはいるものの、演奏家の耳が管理しているだけあって自然でかつメリハリのあるのは変わることがなった。訪問したオーディオマニアは自分の装置の音とのへだたりを教えられたせいか、その優れた再生音はスピーカーの真ん中にある銘器であるシードマイアーの共振のせいだと口を合わせたように言ったものだ。この悪口は外れているとも言えない。それが理由であるとも言えないが影響がかなりあることは確かだ。ピアノがシードマイヤーでなくY社やK社のものなら悪影響となったかもしれない。これは想像が可能だ。楽器としての良い悪いは別として、楽器は演奏あってのものだから音色の美しい楽器が優れていることの絶対的理由ではない。しかし銘器とも言われるような楽器はだれが弾いて、いや触れて音を出すだけでほれぼれするような音が出るものもある。シードマイヤーはまさにそれであった。この固有の良い音色がLS3-5Aの音質をさらに高めていたことも充分に考えられる。ギターやヴァイオリンをスピーカーの前に置くことにより再生音は大きく変わるのは間違いない。また調弦するか弦を緩めておくかにより音質は微妙に変化する。しかし楽器の値段に差があるのだからどのような楽器でもスピーカーの前におけば再生音が向上すると思うのは早計だ。ちなみにそのアイデアを生かした楽器はすでに存在する。

 

 



 

写真は文の内容と関係ありません
写真は文の内容と関係ありません

2013.7.5

 

オーディオ物語 音の秘密?    その3 



デモストレーション会場にはおよそ50人くらいのオーディオマニアと思える人たちが集まった。女性はいない。当時はまだCDは一人前でなくて自社製のアナログプレーヤーを使っていたように思う。スピーカーについても全く記憶はないが多分これも自社製品だったのだろう、それもかなり大型のだ。ビバルディの四季で始まり、クラシックその他取り混ぜて進行して行った。約2時間で試聴会は終わった。鳴き比べを期待していたマランツ7は横にかざってあるだけで鳴らす気配なく過ぎてしまったのである。だがアナウンスはあった。マランツ7をお聴きになりたい方はお残りください。たった3人が残ってやっと鳴き比べが始まった。今になって思えば自信は無く、鳴き比べてプラスにはならないとの判断をしていたのか、その場の雰囲気で聞き分けるような人は少ないとの担当者判断かは解らない。新製品のTR式はなんとも無表情な冷たい音だった。しかしこれは最新技術の成果で、無色透明な音なのだと説明がある。マランツのほうは暖かく響きがあり、音楽を感じさせられた。真空管は歪やノイズがあるのでこのような音になる、後から付加された人工的な色づけなのであるとのことだった。科学、オーディオの進歩とは音をこのように変化させるのかと、腑に落ちない思いいだきながらも理屈の前には抵抗は無駄だった。感覚的にはTR式の優位性は微塵も感じられなかったのに最新技術とL社の自信にたてつく勇気は全くなかったのである。これはその後ずっと自分の感覚を信じ切れなかった情けなさとして付きまとうことになった。会社への報告書作成は苦痛そのものであった。その後マランツ7に挑戦したL社製アンプを使い続けている方がいるとか、オークションで高値が付くとか、音質が良いとかの評判があったとは全く聴かない。一方のマランツ7はマランツ社でキットを販売したり、レプリカを出したりしたがそれらの音質が満足出来るものであったとか、オリジナル7と同様の音質だったとかの評判も全く聞かない。オリジナルのマランツ7は程度がどのようなものであれ中古品は殆ど出てこず、とんでもないプレミアが付いている。これはいったいどういうことなのか?私はその後入手したマランツ7とマランツ8をサブシステム用のアンプとして所有している。 




 

2013.7.3

 

オーディオ物語 音の秘密?    その2



とにかくオーディオ黄金時代で造れば売れる時代だった。サンヨー電気の米国工場でテレビを製造している友人のA君は私に本物の刻印WE-300B1ペアをプレゼントしてくれた。自分が持っていてもしかたないし、いくらでも手に入るのだからという理由である。仮に代金を支払ったとしても10ドルくらいだったに違いない。先日ガレージでそれを発見した時は光輝いて見えた。A君ありがとう、申し訳ない気持ちだ。真空管アンプはまるで時代遅れのように思われていたので間もなくS社は真空管アンプの製造を中止した。大手家電メーカーのL社などは新製品のTR式プリ、メインアンプの発表会であのマランツ7、8Bと鳴き比べる企画をやったくらいに半導体はトレンドだったのだ。L社の新製品のプリアンプはちょうどマランツ7くらいの大きさでメインアンプはモノーラル出力150W、これもマランツを意識したのかマランツ9とほぼ同じ大きさの四角い箱であった。L社は自信満々でこの新製品の発表会をニューヨークのカーネギーホールのすぐ近くの豪華なホテルの会議室で行うと発表した。なんとその歌い文句はマランツ7、9と鳴き比べます、愛聴盤をどうぞお持ちくださいとの高飛車なものだった。開発担当のビガータウン専務は私に必ず行くように指示した。入社したての私はオーディオ業界はもちろん販売店にさえ顔を知る人はいないのでその任務は持ってこいだったのだ。

 

    

 

 

What's New

 

 

 

2024.4.5

 

ファイルウエッブオーディオさんに

掲載頂きました。

 

アースアキュライザーの記事です。音元出版さんも時代の流れなのか若返ってます。

 

 

2024.3.13

 

ネットワークオーディオその後:

使用中のWTPモニターSPの能力が上がったので気づいた事を報告します。

 

接続されていないLAN端子は全て下の写真のようなフェルトダンプLAN端子で埋める必要有りと思います。ショートアイプや抵抗ショートタイプは効果は大きくとも音色があるのでオープン端子が無難と思います。付けて悪くなることはこちらでは無かったです。NASから再生中でも関係無いはずのルーターの空き端子でも効果が有ります。ネットワーク全体で相互作用があるもののようです。

安い部品ですのでぜひお試しください。(2023.8.3のWhats newをご覧ください)

 

 

 

2024.2.29

 

常用のスピーカーが満点になったので謎が解けそうな気配になってきた。GEのカートリッジについてである。GEのバリレラカートリッジの評価は揺るぎがたいものがある。しかしジャズを主に聴く方達に偏る感じは否定出来ない。GEがShureに代わったのはモノからステレオにマーケットが移り変わったこともあるがそれだけでは無いと思っていた。GEにステレオカートリッジがあるとは全く知らなかった。GEのステレオカートリッジ愛好者の声にはステレオが全く登場しなかったからだ。しかしステレオがあると知って入手してモノと比べて驚いた。同じ音がするのである。こんなに高いレベルの再生がどうしてシュアーに敗れたのか?常用のWTPスピーカーが満点になった今だからその謎が解けるのは間も無くだと思う。

 

 

2024.2.28

 

タンノイオートグラフ、シルバーユニット、オリジナルBOXの完成度の高さに刺激を受けて常用のモニターのネットワークをみなおしました。

結果気になっていた部分は一年ぶりに一挙に解決、自己採点は満点です。それでネットワークオーディオをさらに煮詰めたくスイッチの接続をやり直しました。結果今まで特に

必要無しとそのままにしていた接続も、LANアキュライザー無しでは駄目だと解りました。直接働いていない経路にも必要です。ネットワークオーディオの音質はアナログに比較するのが苦痛で無い、どちらもの残る差が入口の音源の差であると断言出来るレベルです。

 

決してLANアキュライザーの複数使いを勧める意図は有りません。あくまで我が家の改善の報告です、知らせずにはおけないレベルの改善なので書かずにはおられなかったのです。

 

 

2024.1.26

 

いずれ詳しく書くつもりだが去年から親しい友人の新しいリスニングルームでのタンノイオートグラフ、初期シルバーユニットの調整を繰り返してきたが、この名器の能力には驚かされ続けている。本日書いたブログのようなピアノの音色をなり分けるのは簡単である。それ以上なのは、日本盤と外盤を鳴らしわけるのはBBC LS3-5Aクラスのスピーカーならそう難しいことでは無いのだが、このオートグラフがそれどころか、米盤と蘭盤の差を楽々と出すのには昨日驚いた。悔しいことだが我が家で鳴らすよりその差が大きく聴こえる。それもクラシックの生に精通した人に限らず誰でも解かるくらいにその差を表現する。レコード会社のプレス専門家に聴いて頂きたいとその時思った。もしこのレベルのモニタースピーカーがあれば日本盤の歴史は変わっていたかも知れない。

 

 

2023.12.5

 

Mt.T2さんがLACU-1の試聴感想を書いておられる。リアルタイムからおよそ一カ月半の遅れらしいが、それでも普段と比べると超スピードアップらしい。有難うございます。

 

T2さんのシステムではLACU-1採用のAmazon musicのリッピング再生と高級CDプレーヤーでのオリジナルCD再生がほぼ同じレベルでの再生音とのこと。

 

有難い感想です。

 

 

2023.11.19

 

マユツバという極めて自虐的なキャッチでスタートした新製品、LANアキュライザー LACU-1であるがマユツバには非ずということになったみたいで一安心である。

 

全く商売熱心で無いのでオーディオに関する新しい情報にはうとい。Sさんが昨日、JJの掲示板に書かれて初めて知った。上新電機の通販サイトでLANアキュライザーを担当の方が自宅で試聴された結果、「自宅のネットワーク機器で試してみると驚くほど大きな改善が認められました」と書いておられる。オーディオ誌関係者、インフラノイズ製品愛好者では無く大手量販店の方が書いて下さったということで第三者的に見ればもはやマユツバでは無いということになる。有難うございました。

 

 

 

 

 

2023.9.2

 

 

半信半疑だったデジタルオーディオの謎?コピーを繰り返してもデーターさえ変わらなければ音質は維持されるという理屈。

 

100%肯定することになってしまった。これがアナログコピーより優れた点であったはずなのだが、今では話題にされることは無い。

 

しかし現実は全く違って、コピーを繰り返すほど音質が劣化するデジタルオーディオ!

 

理屈はあっているのだが、残念ながら現実のデジタルオーディオではデーターは同じでもデーターを扱う時点で音質に与える環境をコントロールする技術が全く欠けている。

 

データーの変化が無ければ音質の劣化は無いという盲信、本当は確信なのだが音楽を聴かない技術者には理解出来無い謎だ?

 

私にも盲信であって90%位はそうかも知れないかな位だった。しかし昨夜、盲信を前提に試みたデジタルレコーダーの改造で残りの疑心10%は崩れ去った。

 

データーが変化しなければ100%音質劣化は無い。ただしデーターを扱う環境により音質はいくらでも変化する。この表現が適切だと考え、インフラノイズとしてはデジタルオーディオの優秀さを認めざるを得ない。誤解なきように、現状のデジタルオーディオがこれ迄のアナログオーディオより優れた音質を約束するという意味では全く無い。残念ながら現実はその正反対なのだ。一部のオーディオ関係者でもデジタルが完全に優位と言う方もおられる、しかしその方と私が同じ装置で同じソースを聴いた場合には、その考えを改めないとは思えない。

 

一般オーディオ界より遥かに音楽のセンスに優れたレコード業界でもデジタルマスタリングされたレコードがある。残念ながら成功しているとは思えない。いつまでたっても素晴らしい演奏のオリジナル初期プレスを越えるリマスター盤は出て来ない。日本プレス盤がオリジナルプレスを越えることは無い。スタンパーのへたりやマスターテープの質だけが理由では無いのだ。殆どの場合はオリジナル盤の音質的メリットだけでは無くてマトリックス番号での判断とコレクタープライスが価値を決めているのだが。これはレコードの世界だけで無いから仕方が無い。

 

この事実にオーディオの秘密が潜んでいるのは間違い無い。

 

 

 

2023.8.11

 

下の写真であるが三種類を比較すると一番上のショートピンが一番となりそうだが、魔界LANワールドでは簡単に正解は無い。オーディオでは何をしても音が変わる。その中でも激しく何をしても変わるのがLANで一つの空き端子で結果が良いからと言って残りも良くならない、音は変わるのだが。

 

ノンショートの端子部品そのままだと機器空き端子のダンプ効果はあれども端子の樹脂材、形状の音が追加される。

 

どうしてもノンショートを使いたい時はフェルトか紙ダンプ無しでは採用しないほうが良い場合が多いと想像する。

 

空き端子全部やるならフェルトか

紙ダンプは必須で、ショートの場合はいくつも使うのは慎重に。

 

無駄な遊び方を書いてしまったが、

LANアキュライザーをお待ち頂くしか現状の大きな改善は無いと思う。

スイッチや他のLAN機器の交換や

ケーブル選択、電気をやめて一部光に変えて良くなることはある。

 

でも忘れないで欲しいのは、LANはオーディオ魔界である。何をしても大きく変わる、激しく変わる、交換して比べて良いと思う方を選択する、良い方を重ねていくと他の場所、例えばUSBなど、普通はそんなに悪くならないはずがLANワールドでは悪くなることは珍しく無い。

 

自信のある方はチャレンジするのも

ゲーム感覚で。苦手な方は手を出さないのが良いと思う。近づくなLANワールドが結論である。完成間近のLANアキュはコア材の焼きなまし温度が30度変わったり、線材の位置やテンションで極端に音質が変わる。

LANワールドでどんな装置でも同じ改善結果を得るには製造品質の管理という一番難しい製品になってしまったようだ。ターンテーブルアキュライザーは品質管理が不可能で結果製品のバラツキがある。これは楽器と同じで良いものほど同じものは無い。真空管やカートリッジも同じだ。

 

LANアキュも同じと言いたいが残念ながらバラツキのあるままに出荷すると効果のあるのと無いのとになってしまう。

 

こんな製品が出来るとは全く予想していなかった。オーディオに魔界が有るとは!恐ろしい場所、LANワールドだ。

 

 

 

 

2023.8.3

2023.8.3

 

LANアキュの開発が遅れているのに発売までは他の方法でLAN遊びしといてなんて、なんと!

 

まだしんどいのだけど、余りにも無責任と感じて少しやりました。

 

まだNASなんて無い頃にLANの空き端子に付けるアダプターを造ったのを思いだして、探しだしました。これはショートタイプですが、ネットでの情報では不要なLANケーブルを端子の根本で切断しただけの

オープンタイプも良いとのこと。8/1に書いた空き端子にボール紙を差し込むだけで良くなるとの件とつながってきました。電気的なノイズ云々はあるがLAN端子が振動して

音質を劣化させてることが大きいな!

 

早速実験、LANケーブル壊さずに端子だけ購入(とても安価に流通してます)してケーブル無しでもやはり効果有り、それならとボール紙からフェルトに変えてやればなお良い。

何個作っても懐は大丈夫。ただし端子を圧着する圧着工具無しでは造るのが大変ですので工具は買って下さい。これも驚くプライス、1000円位から有り。

 

2023.8.1

 

LANアキュライザーに関連するので

調べたことを書いておく。LANケーブルの種類、値段クラスについてはどれが良いのかは言えない。技術的にはおかしなシールド付の高いカテゴリーが音質に優れる?とも言えない。まあ比べて何種類もあるのを聞き比べてみたら採用、不採用はあるだろう。最初から言うようにLANは劣悪なノイズ環境だからスイッチの空き端子に紙を詰め込むだけで良くなる。無接続のLANフィルターを差し込んだり、無接続のケーブルを繋いでも音が変わる。音が変わるのと良くなる、悪くなるは別だからどうか深入りせずLANアキュを待って欲しい。ようするに音とが大きく変わる場所はオーディオにはたくさんあるのだがなにをしてもトンでも無く変わるのがLAN接続みたいだ。

 

初めからこの話を聞いて辞めておこうと思う方は100均の短いのがお勧めである。

 

どうしても何かやりたい方はLANのプラグだけ入手、ショートプラグを自作されたら良い。ネットで検索したら多分作成方法は出ると思う。

オーディオ用の他のか所のショートピンより遥かに効果有り。

 

 

2023.7.11

 

ネットワーク環境も把握しておかなければ、とLANケーブルをCAT7,8で硬いのから柔らかいのまで何種類か注文した。またLANからUSBに変換するアダプターもついでに。メリットのある使用方法があるかも知れない。LAN環境は物理的な優劣が正直に出るところには間違い無い。でも

音楽的な音質と物理的能力は別だから確認の結果はまた報告する。

 

 

2023.7.11

 

LANアキュは試作機直前です。LPからCDRレコーダーで作成したCDR,

同一音源の市販CD,LPと比較すれば

もちろんLP>CDR>CDだがこちらの環境でCDR,CDをNASに入れてNAS出力端子にLANアキュ設置して

それぞれ聴き比べるとLP>CDR>CDであるがNAS再生でLANアキュを使うとLPとCDRの音殆ど差が無い,もちろんイコールでは無いがこれ迄経験したハイレゾ、DSD、CDなどのデジタル再生とは違い,限りなくアナログに近い、装置の条件を整えてABブラインドテストで区別の出来ない方はたくさんおられるだろう。また有難いことにCDRとCDの差もかなり少なくなっている、期待を越える進展である。どうかお楽しみに!

 

 

 

023.6.24

 

よくよく考えてみたら、何とか生きてる間にやらなくてはならない妄想の実現と今開発中のLANアキュライザーはかなりクロスオーバーする。

妄想とはミュージックフェニクソロジー、すなわち音楽の錬金術という魔法である。

 

具体的に言うとデジタルファイルやその他のデジタル音源をマイクロフォン時点の音(アナログ波形)に修正する電子装置である。もちろんマイクでは無くてマイク時点の音に限りなく近いアナログマスターから復刻されたCDやハイレゾ音源をマスターの音に戻す魔法の電子機器である。

 

入力する電気信号、アナログ信号やデジタル信号をマイク時点のアナログ信号によみがえらす電子回路を内蔵したフェニクスライザーだ。

ちなみに勝手にいただいたネーミングは不死鳥のフェニックスからだ。焼かれて死んだのに生き返るあれだ。キリストの復活のような大変なものでは無い。

 

少しづつ実験しているのだが電子回路だけでなく、どうしてもメカニカルな部分、スピーカーやカートリッジのように音波と電気信号のやり取りを行う新しいデヴァイスが必要だ。超精密なもので本気で、開発費をかけないと実現しない。

 

もし完成したら業務用機器なのでかなりな高額になってしまう。だから既にインフラノイズを応援して頂いている皆さんにはどうするかは考えている。

 

例え何十万円の値段になろうと、これまでのお世話になった皆さんには

デモ機としてお渡しする、無償では無くて製造原価くらいでお譲りしたい。

 

妄想夢の実現を楽しみにどうかフォースを送って下さいね。

 

いつもの餅よりさらなるスーパー妄想餅です。超難題かつ制限された時間のダブルバインド、どうなることか?

 

 

 

 

 

 

このミュージックフェニクソロジーのわずかな部分を利用するのがLANアキュライザーです。餅の試食は済んでますのでこの秋くらいには登場させたいです。

 

 

 

2023.2.20

 

ステレオ誌2023.3月号に出した久しぶりの広告である。おかげ様でアキュライザーも今回発売のSPA-7を含め7種類にもなった。この先10種類越えるかも知れない、温めているテーマがまだ幾つかあるからだが、寿命がある内に何とか?最終はアコースティックアキュライザー、吸音材や木製反射材には非ず。ストラデヴァリウスやガルネリデルジェスなどクレモナの秘密に迫るので、オーディオ界から飛び出してまともに演奏の世界に入る。夢に終わるかどうか?若い皆様フォース送ってくださいね。

 

 

 

 

2023.2.19

 

製品の試聴感想を頂いた場合にお送りする非売品アクセサリーについてですが、非売品アクセサリーについての欄を作成しましたのでご覧ください。

 

 

2022.2.7

 

2022.2.7現在でインフラノイズ製品は直接販売は行っておりません。製品の購入はオーディオ販売店、ネット通販サイトでのご購入をお願いします。新製品スピーカーアキュライザー SPA-7のご購入については、部品材料の入手が不安定なため、販売ルートに対しても確実な納期を案内することが困難な状況です。極力最新の情報を販売ルートに知らせるように致しますが現在は確実な納期が決定されていません。供給が安定するまでは販売店での納期回答もはっきりしないもどかしさでご迷惑をおかけしておりますが、製造が安定するまでどうかお待ち頂くようお願いします。申し訳有りません。

 

 

 

2023.1.27

 

詳細の発表もまだで、物事の順序も支離滅裂で申し訳有りません。スピーカーアキュライザーはこれまでの製品以上に手作り要素が多く注文頂いて納品まで御迷惑をおかけするのは目に見えています。致し方無く本日から受注開始します。

 

スピーカーアキュライザー。SPA-7,

左右2セット。価格は¥108,000(税込み)です。また試聴感想頂けた方には非売品アクセサリーの中からご希望のものを一つお送りします。御迷惑の連続で申し訳有りません。よろしくお願いします。

 

 

2023.1.13

 

オーディオこれで辞めると言う人が出てきたらどうしよう、経済への逆風だ。心配になってきたが、自分を間違えてはいけない。超マイナーなのにアホな発想が出る。それだけ自信があるのに悔しい。

 

 

20223.1.13

 

やれやれの気持ちで報告です。大体新製品は音に良いソースでテストするのが人情。驚いたことに何でも鳴る?日頃ソースは鮮度が大事、マスターテープやプロモ盤、CDやハイレゾ、DSDなどのデジタルはあきらめて話題にしない私がこんなことを言うと人格が疑われる。どんなソースでも内容が音楽?なら何でも不満無しに鳴るでは無いか!

 

もちろん鮮度やその他は良質盤と❔盤とが同じになのでは無い、今まで以上に差が聞える。でも?盤は?なりに音楽が聞こえる、それが不満無しに。一流の演奏だからとは言わない、三流でもそこに音楽がある。ライブなら演奏が?でも音楽は楽しい。

 

こんなことになってしまった。スピアキュが起こした奇跡?

 

 

2023.1.13

 

ご心配おかけしていますスピアキュのパーツ未入荷分は発送されたそうで来週には入ります。

 

 

2023.1.7

 

いろいろのスピーカーでヒアリングテストはやったが、出荷前にしなければならないことが残っている。BBCモニターとか国産の定評あるモデル、海外の過去の名のあるモデル、これらはとんでも無い音の再生は無い。だからSPアキュでビックリするような素晴らしい再生音に変化する。しかし?マークの音のスピーカーに効果があると言えるのか?これは検証しておかないといけない。

 

まず著名なスピーカーユニットメーカーの小口径シングルコーン。何度もマイナーチェンジされているモデル。SPアキュ無しで鳴らして驚いた。耳をつんざく音とはこのことだ。ただし長い間鳴らしていないのでシングルコーンに有る現象、紙コーンの歪音が激しく出る、しばらく鳴らしたらある程度治ると思うが?

もう一台は国産SP大手のブックシェルフ多数の中で最も酷い音がした2WAYのモデルである。見かけはとても綺麗だが。わざとSPアキュのテストの為に処分せず残しておいた。

 

この2機種にSPアキュを繋ぐ。シングルコーンの音は耳をつんざく程では無い。しかし荒い音、歪んだ音色ではある。先ほどずっとそれが聞えたがSPアキュ付きではかなりコーンの歪みは聞こえるのだがやかましさが軽減されるので口径が増したような感じもする。まあ我慢できる音にはなるようだ。2wayはSPアキュ無しではシングルコーンほど歪まないが安物丸出し、ツイータは存在するなという音。BGM的な音で時々ヒステリックになる。さてSPアキュを繋ぐと、これは激しく変化した。ヒステリックまではいかないがやはり和音は破壊されるところがある。救済率としては80%くらいと思えるが素性までは治らないようだ。しかし不思議なことに時折美しい音も出だした。常にでは無く楽器や場所によるが美しいフレーズが時折聞こえる。

 

結論としては言える、どうにもならないスピーカーでも音楽的には救済能力はあるようで安心した。

 

そこそこのスピーカーなら確実に素晴らしい音を出すことを約束出来る、まだ発売して無いけど大丈夫です。ご安心ください。

 

 

 

 

2023.1.7

 

お待たせしているSPアキュライザーだが相変わらず部品の入荷待ちの状態である。だが今月中にはなんとかなりそう。手元にあるプロトタイプだがこれまでの製品の中では満足度100%,出てくる音に不満は全く無い。そして製品版でもバラツクこと無くこの音が出るお約束は出来る。

ターンアキュのような当たり外れは無い。

 

 

 

2022.12.14

 

SPアキュの販売開始は年内にと努力してきましたが悔しいことに部品の一部の入荷が遅れて無理になりました。申し訳有りません。詳細は近々発表でしたが少し遅らせます。

 

 

 

2022.11.24

 

発売は年内にと頑張ってはおりますが?電子パーツの仕入れ値は3-5割アップで信じられないものになりましたので、とても心配したのが価格設定でした。なんとか10万円以内にどうしてもと思い、かなり大変でしたが大丈夫です。詳細は近々発表できそうです。

 

 

2022.11.24

 

お待たせしておりますスピーカーアキュライザーですが、製品化の為のプロトタイプの出来上がりは、自分では満足過ぎる製品になりました。

BBCモニター、ロジャースLS3/5Aはどうしてもトップクラスのレーベルで使われるスタジオモニターの音楽再生能力には及びませんでした。BBCは放送局なのでレーベルのような要求が無いからか?と考えておりました。

 

しかしスピーカーアキュライザーにより、世界トップクラスのスタジオモニターに匹敵する再生音をLS3/5Aが出したのにはびっくりしました。

こうなると鳴らすのがとても難しいスピーカー、ローサーやAXIOM80はもちろん、ジミージャズさんのエベレストが楽々と鳴るのは間違い無いです。

 

 

2022.9.6

 

WTPspeakerはすっかり諦めて、WTPcartridgeの方が現実的だと勇気がわいている。実はWTPspeakerが無くても、その本質は他の方法で近づくことが出来るかな?と構想を練ってきた。スピーカーアキュライザーだ、スピーカーに一番近い部分でWTPをやればWTPspeakerの再生音になる?これは無理に決まってる、でも現実のスピーカーの音質が問題無いクラスなら、スピーカーアキュライザーでWTPspeakerの再生の9割近似の音が出るかも??ラッキーだ、昨夜出た。製品化のスタートを切った、今年中に製品化したいと考えている。

 

speakerの変更無しでWTPspeakerの音が出る?やっと責任感から解放されてあの世に行けるかな?

 

 

 

2022.9.6

 

カートリッジのWTP化を目指してここ半年手持ちから、新規購入までおよそ100種類の古今東西のMCからMM,IMその他を聴きまくり、分解、改造ざんまいでした。結果はWTPspeakerと同じくどうしても世の中に出したい思いになった。もちろん目標はノイマンやウエストレックスの音質、音楽再生能力以上のものを目指した。そして自信が出来た。どうするか?スピーカーと同じく今さら事業として展開など考えられない。現在のアナログオーディオマーケットで新発売されているもの、何十万円が普通だ。オルトフォンやEMTを愛してこられたアナログマニアの方がこれらを入手されて楽しまれてるとはどうしても思えない。

 

カートリッジの新製品を発売しなくても、WTPcartridgeを本当に音楽命の方に楽しんでもらえる可能性を見つけた。もちろんトンでも無い何十万円で無くアナログ全盛時代でのMCカートリッジくらいのプライスで!

ノイマンやウエストレックスの音も夢では無いようにする使命感がある。WTPspeaker販売はすっかりあきらめたが、WTPcartridgeは夢が続いている。

 

2022.8.10

 

非売品アクセサリープレゼントについてのお知らせをブログ8に掲載しました。新製品の試聴感想はこれまで通りブログ欄に掲載しますが、新製品以外の現行製品の試聴感想はUsers impression欄に掲載します。

 

 

 

2022.7.7

 

超弩級ヴィンテージのターンテーブル、しかもSPレコード再生でもお役にたっているみたいです。もうこれ以上は望めないオーディオの世界が有ります。TKさんのリスニングルーム専用の建物はもうすぐ完成、この3年は遠くに出かけないので旅行とかは完全に過去のことになってますが生きてる内にお尋ねしないといけない。

 

https://tkeuropa6.exblog.jp/30001440/

 

 

2022.5.12

 

いくら優秀なMMでもMCより優れたものは無いのか?Shure後期モデルも残念ながらMCの能力を超えることは無かった。音楽的にはMMの方が優れていいるところも有る。カートリッジで物理的に考えれば針、カンチレバーの重量は軽いほど良い、磁力は強いほど良いのは間違いないだろう。だからMC以外でも振動系の質量が少ないほど良い。スタックスのコンデンサー型、光電型などは物理的に軽く造れる。光電型も最近復活したらしい。メリットはあるのは間違いない。しかし肝心の音楽再生の完成度が低い。最新のは聴いて無いので知らない。

 

MM型でもADCのは振動系が凄く軽い。厳密にはIM型と言って磁石をもたずパイプ状の磁性体を外部磁石で磁化させる。磁石が無いのでMM型の中では振動系が最も軽かった。確かに他のMM型と違いニュアンスがあるが馬力が無い。替え針を4本くらい持っていたので聴いたがそれぞれ違う音だ。でも共通した特徴、振動系の軽い音がする。この時代にはまだ協力なネオジュウムとか無かったが今はある。それで手持ちの磁石を針の裏に付けてみた。やはり発電が上がるのか音圧はかなり上がる。馬力も出てくる、しかしネオジュウムの音、これはだめだ。思い付いて今回のプレゼント品、ダンパーフレークが丸磁石と同じ大きさ。貼り付けたら不満が消えた。これはシュアーより上だ、しばらく使ってみよう。アナログは反応が早くて楽しい。

 

 

 

 

2022.5.2

 

こうやってMMばかり、また国産のMMもいくつか聴くといろいろの音があるがTACU-1を使うと殆どが許せる音となる。安価な国産のMMと国産のベルトドライブ、プレーヤー付属のアームとTACU-1で充分な音が出る、いや充分というより出来るだけの対策をしたデジタルシステムよい遥かに上の音が出る。今頃、何を言い出すのか?GPSクロックやアキュライザー、ケーブルとデジタル製品ばかり開発したくせにと言われそうですが、アナログとデジタルとに2極化したオーディオの時代がきたのでしょうか?

 

アナログを辞めてしまった皆さん、

安価なプレーヤーとカートリッジで

また始められたらショックを受けられるのは間違い無いです。でもこれで音のツボが確認出来るので、腕が上がるからデジタルもアナログにさらに近づいてきますから問題有りません。

 

 

2022.5.2

 

ターンテーブルアキュライザーの

出荷が落ち着いたのでやっと自分の時間が出来ました。今まで使ってきたカートリッジは主に、SPU,EMTとMCタイプばかりでした。何が最高かと考えると所有してはいないで欲しいだけだが、もちろんノイマンです。

 

なぜMCばかりかの理由は主に、MMでは弦の音が鳴りきらないからのようにも思えます。MMに入るのか?解りませんがデッカは唯一許せますが。

 

手持ちのMMはたくさんあるので引っ張りだして何十年ぶりで聴いてみました。楽しいです、いろんな音がして。

 

エンパイヤ、グラド、ADC,シュアー、エラックその他聴くとシュアーがやはりクセの少ない普通の音に聞えます。ジャズ専門の方が好まれる

M-44は最も標準的ですが、私には少し荒い音でレガートしません。V-15になるとこの荒さが無くなりレガートしますが無難で魅力がなくなる、

くせの無い美人でしょうか?ところがシュアー初期のM-7は良いですね。音色もバランスも良く、ピアノも良い、だけど振動系が重いのか高域が無くなる、ツイーターの無いシングルコーンに似たバランスか?なので弦に問題が?という感じで楽しんでおります。

 

でも私がジャズだけ聴くならこのM-7だけ残して後は要らないかな?

素晴らしいカートリッジですね、MMもやはり最初期が一番良いのかな?

 

 

 

 

 

2022.5.1

 

EP盤を聴かれる時にターンテーブルアキュライザーを使うにはEPアダプターを外して使って欲しいと取説に書きました。手持ちの樹脂製やアルミのアダプターの音質的害が大きいからです。しかもTACU-1の直径はEP盤の穴よりわずか小さいのでEPアダプターの代用にはなりません。アダプター無しでEP盤をかける場合は

盤がセンターからズレてカートリッジを痛める可能性が有りますのでご注意下さい。ボール紙をカッターコンパスを使用して薄いEPアダプターを自作するのが音質を損なわない方法でしょう。

 

 

 

 

2022.4.14

 

ターンテーブルアキュライザーの受注は来週月曜からお願いしますとマーケットに連絡したのだが、昨夜第一ロット全数が最終ヒアリングで不合格、手作りなんで全て廃棄。5月早々には出荷しますというのが不安になってきた。原因は材料のわずかな純度不足。ワイン原料のブドウ栽培で農薬や肥料の味があるとなぜか解かる、その経験が重なると野菜や日本酒まで同じだなと解ってくる。それと同じだ。音も同じで問題のある音があるとそれは消すことは出来ない。

 

幸いなことにカートリッジなんかだったら、大変。第一ロットの廃棄で

これは廃業の運命だったかもしれない。

 

気を取り直して再スタートします。

 

 

2022.4.6

 

これまでのインフラノイズ製品の中でも最も小さなマーケット用と感じる新製品、ターンテーブルアキュライザーなのだが、娘からヤフーニュースに載ってるよと電話があった。

 

驚いたわけでは無いが、なにか資源の無駄使いをしたようで、かなり後ろめたいです。

 

https://www.phileweb.com/news/audio/202204/01/23228.html

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/df1c0e5d570d2f9951b4f6dc76cd0aed7bb16c81

 

https://www.excite.co.jp/news/article/phileweb_882597691599060992/

 

https://news.goo.ne.jp/article/phileweb/trend/phileweb-news__audio__23228.html

 

 

2022.4.1

 

とてもお待たせしてしまった、ターンテーブルアキュライザーですがいろいろの問題を解決!新発売が可能となりました。4月下旬予定です。

エイプリルフールでの発表になりましたが本当です。間も無く詳細は発表します。オマケのダンパーフレークも間に合いますのでお楽しみにどうぞ。先日ヤリスに標準装備のカーステレオでUSBメモリーに入れたパルティータが心地よく聴けたので?考えてみたらメモリーにダンパーフレーク貼ってたのを忘れてました。剥がしたら途端に安物カーオーディオに戻りました。我ながら凄い差にビックリ。不思議としか言いようないなー

 

 

2022.2.16

 

来月早々に私の友人のヴィオリストの大竹徹演奏のCDがコジマ録音から新発売されます。共演は世界的に有名な歌手奈良ゆみ、田中康之パーカッションです。入手方法、詳細はおって掲載します。お楽しみに!

 

2022.4.1 追記

エイプリルフールの追記ですが、本当に売れてるらしい?正規の販売ルートで売れてるとちょっとびっくり、奈良ゆみさんは有名なのですね、でもゆみさんがこんなアヤシイコラボを発売するとは!とアカデミッククラシック仲間から非難の声もあるらしい。私のピアノ先生もあまり関心無く、夜中に聴いたら恐山の

イタコが頭に浮かび、怖くなって一楽章でストップとのこと。ジャズを聴かれる方なら怖く無いのでは?

 

 

 

 

 

2022.2.3

 

新製品はもう少しお待ちください。

不要品お譲りします。VRA-7効果確認の為に入手したクラシックプロの小型ミクサー、MX-EZ6です。音質は業務用としては普通、可も無く不可でも無い?かな。でも一般オーディオ機としてならこれが基準で後はどう音質を上げるのが正解か?ということ?運賃着払い、代金後払い

\4,000-,新品同様です。ご自分の装置のレベル確認のために使えます、メールで連絡してください。不要な物が増えすぎたのでこれから少しづつ紹介しますのでよろしく。

 

2022.2.8 追記

今日の時点で欲しい方はおられませんので、希望者に無料で差し上げます。ただし今お使いのアンプとVRA-7を装着したこのミクサーと比較試聴されて試聴感想を頂けるという条件付きにします。サブシステムでお使いくださるならミキサーも無駄になりませんので。高額なアンプで無くても標準的な音質のアンプならVRA-7があれば充分だということになれば喜ばれる方はたくさんおられることでしょう。

 

2022.2.18

 

皆さんただでも要らんものか?それとも遠慮されているのか解りませんが希望者おられませんので終了します。いずれ暇な時にインフラノイズチューン版にしてみるかな?

 

 

 

 

 

 

2021.12.22

 

今年ももう少し、新製品の発売の告知は出来ませんでした。物事が反対ですが新製品の試聴感想のお礼の非売品アクセサリー、良いものが出来ました。前回のUSBダンパーは応用範囲は広いが固定するのに工夫が必要でした。今回は昔オ-ディオで大流行した○○チップのようにそこら中に貼りまくることが出来る楽しいグッズです。ダンパーフレークです。

 

USBダンパーと同じく使い過ぎは厳禁、ヒアリングのみで採用、不採用を判定と同じような感じですが、カートリッジシェルやパイプアームに貼る、CD盤、レコード盤に貼る、スピーカーユニットの止めネジの頭に貼る、ケーブルチューナーみたいに使う、RCAコネクターの金属部に貼るとか、もう応用は無限です。両面テープの粘着力はとても弱いので貼ったり、剥がしたりが簡単で思い切り遊べます。決まれば強い両面テープで貼りなおせば安心!

 

まだ新製品も決まらないのに情報先出でした。製品よりオマケを楽しみにしていただくグリコと同じです?

 

 

 

 

2021.11.30

 

ノードストCDのテストはまるでいろいろ真剣にテストされている方をばかにしたようないい加減な試聴で終わったので反省しています。ピンクノイズでの試聴は自分には無理とすねてしまったのかも知れません。お詫びとして、ピンクノイズは諦めてシャカシャカについてはもう一度追試してみました。やはり球形のスピーカーでは殆ど上方には行かないです。シングルコーンの小型では2wayモニターより上がりが少ないです、少しは上がります。それでちゃんと上がる2wayモニターを上下逆さに、ツイーターが下になるようにしたら上がり方が少なくなりました。でも音楽を聴くとホールでの聴こえ方がシャカシャカと同じように変化することは耳が悪いのか確認出来ません。結論としてこのテストでの左右スピーカー、リスニングルームのチューニングが実際どのような効果をもたらすのか私には想像するのは難しいです。多分シャカシャカにもピンクノイズにも耳の感度が悪すぎるのかも?聴力検査も高音はもはやどうしようも無く、おまけに左右感度差はかなりあります。モノ音源でヘッドフォン左右入替もこれは耳が悪いと自覚できる音質差が有ります。皆さんすみませんでした。

 

 

 

2021.11.27

 

以前から感じているがクレーター錯視というのは耳にもあるかも?JBLのウーハーの写真を何枚も見るとセンタードームが凹んでるのか凸なのかどちらもあるように見える。脳が戸惑うからだろう、音も騒音にはこれがあるのでは?AC電源の耳による判別に自信が持てない時はこれがあるのと違うかな?専門家のご意見ってあるのかな?

 

 

2021.11.27

 

音友達の間でノードストのTESTCDによるリスニングルームチェックが話題である。音源入手したがテストで自分の耳に自信が無いのでこれは難しい。ピンクノイズやホワイトノイズを聴いてスピーカーセッティングを見直すのだが、肝心の耳が左右で音が違う。ヘッドフォンやイヤフォンで左右の耳で片Ch聴くと情けないくらいに違う。耳あてを左右変えても余計に混乱する。スピーカーや暗騒音で首を動かすと大きく変わる。耳たぶに手を近づけて動かすところころ変わる。フォルマントが変化するからだ。測定なら使えるがノイズのスペクトラム分布を耳で判断するのは無理と結論した、で無いとオーディオの自信が崩れてしまうからがホントの理由!でもipadの音が出る穴に手を近づけて動かすとチェロの音なんてもう何が本当か解らないほど変化する。音のバランスなんてこんなものだ。

 

 

 

2021.11.19

 

2021.9.28の記事、Hさんの試聴感想に追記しました。

 

 

2021.11.5

 

次の新製品だが、いくつか温めている、一つはもちろんなかなか出てこなかった?スピーカーアキュライザーだ。でもこれより先に出したいものが出来てしまった。ターンテーブル用のアキュライザーだ。カートリッジはいろいろ各人の好みがある。スピーカーより音源に近いせいか、スピーカーはいろいろな音色や鳴り方があるのは困るのだが、カートリッジはマイクロフォンとよく似た感じで音楽のジャンルや演奏にあったものは必要かも知れない。

 

だからカートリッジアキュライザーやMCトランスアキュライザーは製作する気は無い。しかしターンテーブルは主役では無いように思えるので

ターンテープル専用のアキュライザーを作ってみた。

 

先ほど音が出た。モーツアルト第36番、クーベリック、バイエルンだけを鳴らしたが椅子から落ちかけた。

いろいろの音源を聴く必要無し。これまでのアキュライザーの効果を有る、無しで言うのとはまるで違う表現になってしまう。言わばオケが変わってしまう感じ、○響がバイエルンや(当然だが)ウイーンフィルに

変わる感じというのが適切では?

一緒に聴いた奥方も同感みたいだった。これを先に製品化する義務感が出来てしまった。どうしよう?

 

当たり前だけどアナログとデジタルを比べても仕方が無い、マイクロフォンから出る出力はアナログだから

増幅さえすればスピーカーが鳴る。

いくら情報量、帯域、低歪であろうとデジタル変化がある限りデジタルは音楽的劣化を起こす。それをデジタルと気が付かないレベルまでに持って行く希望があるだけでデジタルがアナログに優れることは永遠に無い。日頃の思いがターンテーブルアキュライザーの体験でさらに、さらに強くなった。ターンテーブルだけでLPがこんなに良くなるとは?引き出せていないだけで一般LPとラッカー盤、マスターテープの音質差は物理的にはそんなに差が無いのかも?と思ってしまった。だって鳴らしたLPは国内盤だったのです。

 

 

 

 

2021.9.30

 

2021.9.22のブログ記事に追記しました。ブルガリアンボイスの試聴です。ブルガリアンボイスは美しいです!

 

 

2021.9.27

 

驚きました。真っ黒なCDってあるのですね。記録面が銀色、金色は普通でCDRでは緑とか青色。しかし記録面は真っ黒で光沢有り。何かの間違いかなと思いトレーに入れたら普通に再生できる。ブザンソンのD.リパッティの録音、ピアノはベヒシュタインと思ってたのが間違いでガヴォーだとプログラムに書いてあるとレコ芸の記事に有り。あわててget!届いたCDがこれです。新たにマスターテープから起こしたとのこと、世の中進んでいるのですね。もう何年も前からまっ黒CDはあったらしい。音は素晴らしい、真っ黒CDファンになりました。オーディオ田舎者と自覚すべし。

 

 

 

2021.9.23

 

西野和馬さんがヘッドフォン環境でVRA-7の試聴を始められた。注目して欲しいのはこのヘッドフォンアンプ?のツマミである。間違い無くベークライトの削り出しのようだ。以前からメーカーとしては材質を特長として謳っていなかったが、興味深かった。ヴォリュームだけで無くツマミをわざわざベーク材から削りだしたのは音の本質を良くお解りだからだ。バクーンという九州にあるメーカーだが、以前オーディオのお友達と熊本に遊びに行って、オーディオ道場で開発者にお会いしたことがある。このような素晴らしい発想をお持ちなのだが私のように自慢たらしくベラベラやらない寡黙な上品な方だったと記憶している。

 

西野さんは確かゼンハイザーHD-800をお使いだと思うが、WTPヘッドフォンはほぼ完成しているから、スピーカーのようにかさばらないからお送りして聴いてもらうのも有りかな?アキュライザーお使いのヘッドフォン環境の方もけっこう増えて来られているのでWTPSP製品化発売への登竜門かな?後日VRA-7をヘッドフォンアンプに使用した結果を報告頂けるとは思うが、HD-800とVRA-7を組み合わせた再生音はWTPヘッドフォンだけの場合と比べ、VRA-7の効果でWTPヘッドフォンの3割くらいの再生音となると思う。WTPSPとWTPヘッドフォンを比べるとヘッドフォンはこれは良いと感じるが、

WTPSPではこれは生演奏だと感じる。生音では無い、生演奏である。生音に近い再生音は高級オーディオではほぼ可能となっている。生音再生を目指す方は投資が必要だが現代のオーディオ技術では簡単なことだ。生音再生と生演奏再生は全く異なると理解して欲しい。オーディオの黎明時代でも、またその後何度も生演奏とオーディオ装置のすり替え実験を成功している。大手メーカーではストラディヴァリウスの生演奏と再生音を比べてスピーカーを開発していた。これらが成功していても

オーディオ装置から生演奏が再生出来るということには成らない。

 

高いレベルの演奏者による生演奏とその録音が再生して同じように鳴るにはWTPSPあるいは同様レベルのスピーカー無しには不可能である。

 

 

 

2021.9.22

 

Jimmy Jazzさんがオーディオ機器のテストに使われたブルガリアンボイスですがAquiraxさんも試されたようです。音源をお持ちでない方はYoutubeで探せばあると思いますが?オーディオ機器が高性能であればあるほどよけいに不具合な再生音となる傾向が有ります。既にヴォリュームアキュライザーをお持ちの方は外してみてお試しになられたら面白いと思います。

 

 

 

2021.8.31

 

100円ショップで発掘。iPhoneからの接続に使います。プロ用のものより良いです。品切れにならない内何本か買いに行きます。布被覆がミソかな?

 

製造元:丸七株式会社

 

WTPSPになるとiPhoneとこれで充分?オーディオ装置が家の中から消えそうで寂しい感じも、反面まだ疑ってます、本人が。ホンマかいな?

 

(2021.9.8)

売り切れて有りませんでした。ここに書いたからとは思いませんが、そこまでビョーキは進行してません。

 

 

2021.8.26

 

VRA-7を既にお求め頂いた方でUSBダンパーは欲しいのだが試聴感想を書くのが嫌だ、また使用中の機器をあきらかにするのが嫌だと思われる方はおられるでしょう。

 

使用中の機器は真空管式、TR式、国産、外国製、自作などとぼんやりの記載でもかまいませんが、ご覧になられる皆さんのために詳しい方が良いのは確かです。でもぼんやりでかつとても短くも良いです。ブログに掲載出来ない場合でも送ります。もちろん効果が無かった、こんなもの販売するなとか、デザインが酷すぎてこれでも商品か!というのでも我慢して送ります。

 

どうぞコメントをお願いします。

 

 

2021.8.26

 

USBダンパーについては皆さんから

予想以上に良い結果を頂いております。有難うございます。たくさんある貼物、置き物、重りのアクセサリーなどとは違い音色を付け加える物では無いので使い過ぎに注意と警告を重ねてます。皆さん慎重で気を付けては頂いてますが判断に迷われることもあるようです。

 

まずはやってみて自分の理想の方向に向かうかどうか、ダメだったらここで撤退します。次に良くはなったが?の部分有りの場合。

 

この場合、良くても悪くても音色の変化が大きい時は要注意です。一日ほど様子みて変化なければ撤退。

 

自分の装置の良いところ、自由さ、

空間感、元気さ、野放図さ、グルービーなど日頃から認めていれば、それが整理されすぎておとなしくなるのはダメ。それらが損なわれず音楽的?に鳴れば合格。

 

自由さ、躍動感などのダイナミックな部分がスポイルされることなく、最終的に奏者の動き、表現力がアップすれば良しとしましょう。

 

同じ系列、LAN、USBなどで複数に重ねて使用する場合に有りがちです。USBダンパーには使わない勇気が必要です。複数同じ経路での使用は整理され過ぎたり、音色が付き過ぎて表現力がスポイルされる場合が有りがちです。

 

 

 

 

 

 

 

2021.8.17-20

 

プラシーボぎりぎりの音に関しては

あれこれ言う自信は全く無いのだが。今回は昨日書いたPA用スピーカーのホーンのドライバーの音、ホーン無しでITTのドームツイーター(これはスーパーツイーターとしてセレッションやBBCモニター、スペンダーなどに使われた優れたものだ、しかし本当にデリケートで5KHz以上で無いと壊れるから、2wayの高音では無理で3wayの高音として良く利用された)と比較のため右CHに使い、左はPA用のホーンドライバーのホーン無しとして切り替えた比較していたのだが24時間慣らしぱなしで置くと随分差が無くなってきた。PA用はエッジは触ったが振動板はノータッチ、エージングというのはやはり凄い改善効果がある。ただし自分の大切な音楽でやらないとダメ。考えて見れば簡単なことだ、楽器は全てエージングで入手してすぐは鳴らない。また下手な人に貸すととんでも無いことになる。これとスピーカーは同じ。振動部で必要なところが動きやすくなるからだと思う。

 

勘違いしてはいけないのはホワイトノイズとか、エージング用のオカルト的な触れ込みのエージング音源、変わるのだが自分の思う音にはならない、大事なのは自分が大切にする

音楽でエージングすること!これが一番大事だ。

 

良く似た話、ウエスタンのトランスがオルトフォンのカートリッジに良くあって気に入ってたのだが誘惑に負けて消磁した、オーディオ魔はウエスタンの音を国産高級トランスに変えてしまった。2度と元の音には戻らなかった。大切な機器は誘惑に負けてより改善しようと思うべからず。

 

エージングは自分の理想の音を手に入れる最良の方法なのかも知れない。

 

2021.8.18  P.S.

 

エージングしっぱなしのその後。

これ以上続けてもそう変わらないかな?という感じでエージングは終了。しかし荒いキャラはあれどもおかしな音では無くなっている。それではとホーン取り付け、音圧は上がるがホーンの固有帯域とクセが加わる。当然か?まてよとホーン部分だけを耳にあてて振動板の音を聴く。

なんや!同じ音や!

もしホーン部造るなら(面倒なのでこれはやらないと思うが)耳に当てながら音楽を聴いて細工するのが近道かな?ホーン部を曲がる材料、粘度やプラスティクパテで形を変えながらヒアリングする。まるで粘度でモデルを作品化するロダンみたいな気分になれるかも?コロナが治まったら日本平の美術館に行こう!

 

2021.8.20

 

思い出してみればTKさんところでオイロッパジュニアを聴くまでは一度もヴァイオリンの鳴る音をホーンから聴いたことが無い。ウエスタン16Aや15Aは聴いて良いとは思ったがやはりシアター用なので問題は多く満足は出来なかった。そして生まれて初めてヴァイオリンが鳴ったオイロッパジュニアはショッキングだった。だからホーンアレルギーなのだがホーンの良さは理解していた。

ホーンを分解して振動板だけの音を聴けたので一挙にこの謎が解けた。

ホーンは言わば、拡大鏡なので振動板が完全で無いと不具合は増幅される。ダイレクトラジエーターの何倍もやかましい。形状をいくら改良しよう、音響レンズでごまかしても拡大鏡だから扱いは難しい。

 

良さはあるのだから挑戦してみたいが目の前に置くシステムなら軽い振動板のドームで充分な気がする。

 

振動板の問題が出にくい、ソフトドームでホーンといえるか?浅いお皿みたいな形状のホーンの組み合わせが高域の主流なのはうなずける。でもホーンも捨て、ハードドームも捨てた理由は完成が無理だったからとも思える。

 

ハードドームの理想型は聴いてないが、多分シュルツTH-315アルミドームだと思える。見た目は凸凹で手作りのドーム?いくら分厚く、能率は低くともエックミラーの血筋だからマイナスファクターはかすむ。

 

シュルツとオイロッパジュニアを目標にして開発すれば世界最高が出来るが、これは夢の話、現実に戻り頑張りたい、WTPSPの販売だ!

 

 

 

2021.8.16

 

リボンツイーターのリボン改造はまだ手を付けていないが、2KHzくらいから上だけ鳴らしても音質が判断出来るようになってきた。こんなことはやはり、訓練と経験なのだと解った。オリジナルのリボンを少々改造して聴いているが手ごたえは100%有り。リボンツイーターの修理屋と改良屋兼初めても大丈夫だという位になってきた。いつもの過信だけど。

 

PA用の中級?ブランドの2WAYを入手した。高域はかなり大きな中高域兼用?ホーンなので大分荒い音質だ。早速ホーンを分解してホーン無しで鳴らした。振動板だけでも暴れまくってる。これをWTP化するつもりだ。振動板触る以前にエッジが固く鳴いている。ホーンドライバーでもこんなに硬いのはどうか?エッジだけ少し触ってみたら、かなり問題は片付いてきた。振動板を改造するのが楽しみになってきた。ホーンでもやはり一番大事なのは振動板に間違い無し。

 

以前TKさんに自慢のオイロッパジュニアを聞かせて頂いたのを思いだした。ヴィオリンの鳴るホーンを聴いたのがその時初めてだったので、驚いた。そしてそのことが頭から外れず、ドライバー振動板が長方形と極めて珍しく、この優れた音質はそれに有りと考えていた。今聴かして頂いたら、そう考えるのでなく長方形の方が思った音質にコントロールしやすかった?でもそれが出来る人なら円形でも楕円形でも同じ音が出せるだろうと想像する。フィールドタイプだが、磁気回路や振動板形状が音質を決めるので無く、このシステムの開発者のセンスが95%だったと今なら思う。

 

音を出すもの、楽器、スピーカーあるレベル以上は殆どセンスによるものだと思う。材料や方式では無かったのだ。

 

 

2021.8.12

 

パイオニアリボンツイーターのアルミ箔の厚さは9μとカタログに有る。

先日届いた中国製の箔は3μくらいかな。へにゃへにゃ崩れて全く無理。

もう一度ミクロン単位調べて11μの髪染め用?のアマゾン発注、すぐに品切れと言ってきた。さて困った、しかし家庭用アルミホイルは12μが標準らしい。少し厚いが使えるかな?拙宅の台所しらべたら2種類有り、片方は少し薄いみたいな感じ、コストコで買った?なるほど安物の方が薄くて丁度良い。コストコのアルミホイルで検索、やった、11μだ。もともと家にあったとは。

 

スピーカーはズブの素人とバレてしまった。ああこれでWTPSPとか言っても信用されないだろうな?

 

 

2021.8.12

 

VRA-7の試聴感想を頂いた方にUSBダンパー、非売品をお送りした。非売品だからこそ言える?のだが、オーディオ史上初めての出来るだけ使わない方が良いアクセサリーである。これまでオーディオ市場が元気な頃は貼る、置く、敷くアクセサリーが氾濫した。音楽再生として改悪な音色激変アクセサリー。オーディオは何をしても音が変わる。アンプのボンネットに金づちを置いたら良くなった。ケーブルをちり紙で浮かせたら良くなった。電源コンセントのカバーを変えたら良くなった。本当に何を変えても音が良くなる。

 

変化することを良くなると思い込むからだ。悲しいことに音色が大きく変わったら音が良くなったと思うオーディオマニアがおられるから、音色激変アクセサリーが溢れたのである。

 

昔インシュレーターをかなり販売した。その効果について競合メーカーや販売店からクレームの電話が何度もあった。ぜんぜん効果が無い!音が何も変わらん!もっと使ったととたんに音が変わる製品を造れ!情けなかったが今になって音が変わらんから値打ち有りと理解頂けるお客様が増えた。有難う御座います、長くかかりましたが、ついに。

 

USBダンパーは市場初めての使ってはいけないアクセサリーです。音色を変えるためのアクセサリーで無く、有害な揺れを軽減して再生音楽の濁りを押さえるためのダンパーです。

 

音が変わるだけの接点には使わないようにしましょう!

 

では何が売り物のアクセサリーなのか?そんなもの送っていらんわ。そうです、似たような紙でもダンプの効果は有ります、ただし、ただの紙ではクルトミューラー製のコーン紙みたいな良い音?には絶対ならないです。でもUSBダンパーもどきの

ただの紙ダンパーが流行するかも?

 

 

 

 

 

 

 

2021.8.10

 

大失敗、ネットでリボンツイーターのリボンを作るアルミ箔を探して

アマゾンで注文、やっと着いた。さあ作るぞと開封したら、薄すぎる、指で持っただけでバラバラになるくらい薄い。正月の黒豆にかける金箔と同じ。

 

どうも十倍位単位を間違えたみたい。ミクロンは難しいな、アーチェリーも難しい単位、グレインで慣れていたのに。また探してやりなおし。初めからたばこのピースの銀紙を使うべきだったかな?

 

ヴォリュアキュがとんとん拍子で発売出来たことのしっぺ返しかな?

 

 

 

 

2021.8.9

 

以前はシングルコーンスピーカーが一般的な2way,3wayスピーカーに比べ音楽的?素直な良い音が多い理由はネットワーク素子が無いことだと思っていた。今はそれもある程度あるがもっと大きな原因が高音ユニットと低音、中音ユニットの倍音構成の違いだと解ってきた。音質に優れた伝統あるヨーロッパのシングルコーン、ダブルコーンの音質と並ぶ

マルチウエイスピーカーを創ろうとすると個々のユニット単体の音、ネットワーク設定、レベルととても複雑で難しいことだ。逆にコーン紙だけ?まあ磁気回路やエッジ、ボディも多少は関係するが、大変なのはコーン紙の音造りなのだ。なにしろピアノから管楽器、擦弦楽器まで発声するのだからシングルコーンは楽器以上に難しいものだったのかも知れない。今やあらゆるジャンルを再生するオーディオマーケットだから有利なマルチウェイが主流なのは当然。限られたジャンルを聴く方はスピーカーをシングルコーンに戻すことで幸せがまた訪れると思う。

 

 

2021.8.7

 

WTPSPが世に出せないとなると、何とかこの再生音の持つ正しさを生きている内に皆さん共有して頂く方法は無いのか?が一番の動機で販売までこぎつけたヴォリュアキュだった。販売開始してまだ一月足らず?試聴感想を頂いて、参考にする限り目的は達成出来ているようだ。

 

アンプでアナログ回路の音量調整用可変抵抗器に取り付けることで音楽再生をレベルアップ出来るのは確実になった。今のところ効果無いという例外は無い。

 

音の出口のスピーカーが理想的なもので無い限りだめだと最近は言っているのだがヴォリュアキュで理想の再生音に皆さんが近づけたことも確かだ。

 

日本のオーディオ全盛時代にヒットした大手メーカーの有名中型スピーカー、外国製に負けないとコーン紙を著名なメーカーに特注?前向きな姿勢だった。その努力の結果を検証しておきたかったので入手した。やっぱりこんな音だったのか?ピアノでパルティータを聴いた。日本製のピアノの音になってしまう。日本では楽器もスピーカーも同じなのか?、技術者が優れた楽器の音質というものが理解出来ていない。2-3分だが弦も鳴らした、同じことだった、上質の楽器の音が全く出ない。

前面にアッテネーターのツマミがあった。待てよとヴォリュアキュを貼り付けた。とたんに上質の楽器の音が出だした。

 

アッテネーターに取り付けることで効果があることを確かめた。発売した後で、今頃こんなことを言って申し訳無い。外部アッテネーター付きのスピーカーシステムをお使いの方には幸運な結果だった。

 

 

 

P.S.21:15

 

 夕食済ませて鳴らしておいた、ヴォリュアキュ付き国産有名スピーカーだが素晴らしいじゃないの?せっかくのコーン紙が生き返ってきたのか?最近のコーンの材質、ケブラーやポリプロピレン、カーボンそんなもの寄せ付け無い美しさで鳴っている、これは驚いた。まあ当然と言えばそうなのだが情けないなー。さすがのOOOコーン紙、さすがだった。和紙、天然つき板、柿渋含侵ではとてもこんな音で無い、着眼は正解だが使いこなせない時代だったのか、残念だ。

 

東独が貧乏で無かったら金に糸目付けずこの紙を使ってたらどうだったか?今回はちょっとビビリました。ボール紙製のトーレスより木目の通ったスプルースが良い結果を出すのと同じ、このレベルになるとポリプロピレンが○○○コーン材料より良い結果を出すのは腕があれば仕方無いのかな?悔しい感じがする。カーボンのヴァイオリンがクレモナ以上になるわけ無い。でもこの美音は○○○コーン紙の音なのだろう。悔しいとしか言いようなし。RCAの硫酸で表面を溶かしたコーン紙も逃げ出すだろう。その意味では○○rの技術者も音楽解からず音色だけは解っていたのだな?生きておられたら会いたいものだ。

 

P.S. 2021.8.8

 

アッテネーターのツマミにもVRA-7の効果が有ると言っても、システムの振動板やその他を触る訳では無いからスピーカーがWTPSPに成長するのでは無い。またアッテネーターは高域の回路だからプリアンプやパワーアンプの使用のように全域対応では無いので効果は充分とは言えない。しかし高域のアッテネーターでの使用だけで国産の特徴、西洋音楽の鳴らない不思議な日本製スピーカーが学んだことは確かだ。

 

賛否はあるだろうがスピーカー入力にわざとわずかな減衰のアッテネーター(固定値)を設けてRA-7を使用する手はあるかも?しかしこの方法がアンプへの使用より効果が高まるかどうかは?やってみる価値はあるかも?

 

2021.8.8

 

OOOコーンだが、何となくそのままにしておくのが?という感じで検索してみた。考えて見ると批判してるので無く良いものと認めたのだからこれを売り物にしている方に害は無いので伏字にする必要は無い。検索したらたくさん出てきた。クルトミューラー社製造のコーン紙だ。ドイツの自社で加工、それもスプルースらしい。良い音するのは当然だ、びっくりした。ヴァイオリンやギターは多用している。歴史が認めた基本の音なのだ。だから紙にしてもその特徴はちゃんと残る。

 

でも勘違いしている。材料の音が鳴り方を決めるわけではない。アンプでコンデンサーの音質は重要なのだが、それがアンプの音を決める訳ではないのと同じ。コーン紙がスプルース紙になったからスピーカーの出音が決まる訳ではない。安物アンプでコンデンサーを最高にしたも最高のアンプにはならない。

 

 

 

 

2021.7.31

 

パイオニアの

リボンツイーターを低域カットだけでツイーターのみ鳴らして聴いているが高域だけで特長が掴めてきた。元のリボンで無改造だがホーン部分が簡単に外したり、付けたり出来るのでホーン無しのダイレクトラジエーターとしてしばらく聴いていたが芯の無い?ペラペラした音でしかも倍音がとても不協和だ。まあオリジナルでホーンを付けて聴いてみようとオリジナルにしたら、なるほど音圧は上がるが欠点がよけいに聴こえた。どうしようもない音だ。

 

さあアルミ箔が入手出来たらこれがどうなるのか?しかしデッカリボンではこんな音はしていない。見た限りでは振動板=アルミ箔の強度を上げて分割振動を減らそうとした努力、複雑なエンボスで箔の強度を上げようとした浅はかな発想が全てをダメにしたのだろうな?よく似た発想のコーン紙は今も良く見る。どうしてこんな発想になるのか?スチールドラムでオケと合わせるなんて無理だと気付かないの?

 

 

2021.7.29

 

今週からVRA-7 ヴォリュームアキュライザーの出荷が始まっています。ぜひ試聴感想をメールでお送りください。試聴結果が良くなくても大丈夫です、こんなもの効かない、無駄な出費だったとの感想でもプレゼントはお送りします。

 

今回の非売品アクセサリーはUSBダンパーです。USBと名付けていますが応用は無限?電気接点のある部分には全て応用出来ますが効くか効かないかは無責任ですが解かりません。

 

例えばブレーカースイッチに応用したら音が悪くなってしまったとか?

冷蔵庫の電源プラグに使用したら

真空管の音で無くなってただのTRアンプの音になったとかでも責任は持てません。こちらで結果良かったのはUSB端子、LAN端子でした。考えてみればこんなペコペコの透明樹脂のソケットのケーブルで接続したら

自慢のDACが泣くと思われていたのでは?

 

いま一生懸命に説明書を準備しています。また遅くなって嫌がられないようにしないと!

 

 

 

2021.7.25

 

久しぶりでヘッドフォンを聴いた。

なんと寂しい音なのか、ハーモニーを忘れ去ったと言うか?音の形だけが聞えるというのか?こんな印象を持ったのは初めての経験だ。あわててWTP化改造を含め最高クラスを聴いてみたが印象は変わらず。ショックだったが逆に喜ぶべきことだ。なにしろBBC,DECCAモニターがはみ出してしまっている現在の再生環境。落ち着いたらヘッドフォンも頑張って世界一クラスに引き上げないとヘッドフォンオンリーの皆様に申し訳ないことだ。今のところ大きな差は現実だ。しかしこの現実感も慣れてしまえば、ヘッドフォンを聴き続ければひとつの現実とまた認識するだろう。これと同じで自分のスピーカーの音に慣れているから、いつも生音を思い出して聴いてはいないのが普通。日常が現実となる。

 

しかし気が付いた時はとてもショックだろう。

 

 

 

2021.7.19

 

優れた演奏に順位は無いけれど、最初DECCAでティボーを聴いた時その美しさに驚いた。そしてその直後、WTPSP、東独とは表現力で差が付いた。具体的には重音でのハーモニーの再現性で劣った。今ヌヴーを聴いた、ヌヴーのメッセージと表現力ではDECCAはWTPSP、東独に引き離された。

 

ティボーとヌヴーでは順位は無いが

ひょっとして格が違うのだろうか?

まあ品行と芸術が一致しないのは現実としても若くして亡くなった天才と女たらしのダンディでは格が違うと思うのはこちらの色眼鏡なのだろうか?

 

一年前のオーディオ環境ならこんなことは全く感じなかっただろう。

 

 

2021.7.18

 

DECCA モニターはWTPSP,東独スタジオモニターに並んだと言ったばかりですが、確かに一般スピーカーでは鳴らないレベルにはきていますが、WTPSP,東独スタジオモニターとは決定的に違う部分が有ります。BBCモニターも同じくそうですが

アンサンブルの能力に大きな差が有ります。カルテットの重奏で特にフォルテになると楽器が分離してハーモニーとなって鳴るはずがBBCもDECCAも分離しない、分離しないので場合によってはキーキー音になります。生では起こらない現象です。

また多くの敵を作るのを覚悟でいうと今のところWTPSPと東独スタジオモニター以外の聴いたことがある、あらゆるスピーカー、もちろん蓄音機は含まないはこれが分離しないのです。

 

これからもDECCAでこの部分がエージングにより改善されるかは楽しみでもあるのですが、多分無理だと思います。

 

ちなみにヴォリュアキュはこの部分を、殆どのスピーカーが抱える問題!をかなり強力に助っ人します。

名前はVRアキュライザーですが、

別な機能ではスピーカーヘルパーとしても良いと思います。

 

 

 

2021.7.17

 

今晩はとてつも無く嬉しい報告。

あまりにも嬉しくて夕食での一杯、いや数杯?が効いてソファーで寝てしまった。寝る前に一言どうしても書かなければ!日本が音楽で大英帝国に勝ったのだ、まさか?

 

WTPSPが世界一だとか?戯言は書きなれてはいるのだが。月曜からヴォリュアキュの受注開始のつもり。前から気になっていたスピーカーシステム。デッカのケリーというリボンツイーターがあるが最高を狙うトンでもホーンマニアが好む味付け用のあれだ。それの倍くらいの大きさのリボンホーンが本家のDECCAにある。それを使ったデッカのスタジオモニターを入手していたのだが直ぐには鳴らせない、重いから。デコラの実力から想像はしていたが、確かに凄い。ティボーを聴いただけだがでもう美しさは!スピーカーで無くて演奏家なのだが?しかしWTPSPと比べたらだれでも解るだろうな、ティボーの本当の音がどちらなのかが!

 

やっとこさ音楽でも日本が大英帝国に劣等感を持つ必要は無くなった、

 

今からですよ、若い音楽家達!!!

 

 

 

 追記:21/7/18 AM10:05

 

DECCAの名誉のためにすぐ書かないといけない。

 

夜中にDECCA monitor を鳴らして、慣らして?おいたら、完全に変身していた。昨夜感じた不満は消えてリボンの良さはそのままで不思議なことに音圧が上がり力が出た。こんなに変わるスピーカーは初めてだ。まるで高価なヴィンテージワインを開栓した時のような?

 

WTPSP,東独モニター、DECCAモニターは同クラスにならんだ、個性?

が違うだけ。やはり優れた音楽には

優劣は無かった、勝ち負けを口にした浅はかさが残ったが、それは今から忘れることにする。

 

リボンツイーターは山ほどあるがどれも力感に欠ける、マイクも同じだ。優れたところはあれど欠点もある。リボンツイーターも同じ、ところがこのリボンツイーター?はホーンが馬鹿でかい。リボンの弱点をホーンでカバーした素晴らしい作品だった。さすがDECCAだ。勝ち負け言った人は馬鹿だ。

 

 

 

 

 

2021.7.15

 

WTPSPのおかげでオーディオの可能性の上限?を学んだ、そのまたおかげでVRアキュが生まれたのだが。

まだWTPSPの販売を諦めたわけでは

無い。

 

ここ2年でヘッドフォンは100セット以上?スピーカーの方はリボンから平面まで見直しとなったので、とうとう200セットは越えるほどに溢れかえった。終活もあるが、出来るものはWTPSP化してご希望の方に適価でお譲りするのも方法の一つかな?小型のパソコン用からスタジオクラスまであるので梱包が一番大変。まあ、ボランティアと考えると嫌では無いし。評判になればビジネスの道も?  開けないだろうな、パワーが無くなってるだろうし。後継者探して置かなかったことが悔やまれるなー。

 

 

 

 

2021.7.14

 

7月末くらいからVRアキュライザーの出荷が出来そうな感じである。

出来るだけ早くご希望の方にお届けしたい。オーディオ界から外れた、はみ出し者?なので皆さんの試聴感想だけが頼りである。いつも通り、VRアキュを聴かれた方に試聴感想をお願いをしたいのだが、お礼に差し上げる非売品、今回はUSBダンパーである。USBと名前は付けているが

オーディオ機器のあらゆる接点、SW,コネクターに効果が有る、使い方は皆さんにお考え頂きたい。例えばアンプのプッシュ電源SWの隙間、電源コネクターの隙間、LAN端子の隙間、とにかく電気接点のある部品のグラグラに効くから使い方を考えて頂きたい。

 

試聴感想頂くと同時に試されたアンプのメーカー名、型番をお願いしたい、これを公表されるのを事情が有り好まれない方はアンプの種類、管球式か半導体式、ワット数とかある程度のアンプ情報を試聴感想に記載して頂くことをプレゼント発送の条件にお願いします。

 

 

 

 

2021.7.14

 

使用中のアンプにVRアキュが使えるかどうかの問い合わせが有ります。

ここ10年くらい前?から製造のアンプでリモコンを使えるものでは回路がどのようになっているかで変わります。今日問い合わせのあったアンプですがリモコンで音量調整が可能な機器、マランツ PM-5005プリメインアンプはフロントパネルのVRツマミは可変抵抗器でモーターが付属されていて?リモコンでモーターを回転させて音量調整が可能になっているらしいです。このようなタイプのリモコン音量調整が可能なアンプではVRアキュは使用可能ということです。リモコン付きでフロントパネルの音量調整ツマミは可変抵抗器でゲインを調整するのでなく回路に指令を与えるだけのものはリモコンもツマミも同じなのでVRアキュは使えないことになります。

 

 

 

2021.7.6

 

今日やっと雑誌社への広告原稿とか

新製品ニュースが出来た。こうゆうのは本当に苦手。なのに販売店には予約が何件も入っているという。順序間違えて、あまりにマユツバなもの造って、売れるかどうか心配になって、準備も出来てないのに情報を小出しするからこんなことになった。どのように使うどんな形のものか解らない段階で注文もらえることに感謝しないといけない。本当に、すみません、すみません。

 

 

2021.7.3

 

まだ正式に発表してないVRアキュライザーですが、試聴リポート下さった方へのプレゼントが決まりました。USBダンパーです。USB接続の音質アップアクセサリーですが、あらゆる接点への応用が可能です。LAN端子、電源ソケット、電源SW,ヘッドフォン端子、オーディオでのあらゆる接点への応用が可能!

もちろん非売品です。

 

どうしてこんなに順序逆で発表するのか?コロナの罹患が心配でオーディオ活動が止まるのも無いことは無いですが、今回の新製品はトンでも

無く怪しい、ヴォリュームノブに取り付けるだけでハイエンドアンプが逃げ出すという超マユツバ!オーディオ誌では無視のレベルの製品です。皆さんの試聴感想無しには世に出られないのは間違い無し。ならば

いち早く餌を公表すべきでは無いか?失礼お許しください。老人の浅知恵が!焦りました。すみません。

 

 

021.7.02

 

結果として皆さんをじらしたことになってしまった新製品だが発売可能となりました。7月下旬位に出荷出来そう。ヴォリュームアキュライザーVRA-7,価格は\20,000以下。もちろん改造無しで簡単に設置出来ます。只今資料作成中なので7月半ばまでに詳細は発表出来そうです。

 

廉価版プリメインアンプでもこれだけでFMアコースティックやマランツ7と比較しようかな?と思って頂けるくらいの効果が有ります。これまで

のアキュライザーの効果とはダブリませんのでご期待ください。アナログオンリーの方も喜んで頂けます。

ノイマン、シーメンス、エックミラーのプロ用フェーダーとの比較はすませました!

 

 

  

2021.6.3

 

本日書いたブログであるが納得いかない方はおられると思う。スピーカーで装置の音質が決まってると私は言った。それならスピーカーを同じものにしない限りスピーカーに接続されるソース側ではスピーカーの音質を左右出来ないと思うと言われるだろう。私もかなりそのように感じながらWTPSPを開発してきた。しかし開発中の新製品がまさかWTPSP無しでWTPSPが無いと出ない音を出せるとは気づかなかったのだ。今は有るレベル以上のスピーカーならWTPSPでの再生音にかなり近づくことは確認しているから安心して欲しい。WTPSPが無いと出せない音の要素とは1)生音にあるのだが録音、再生でどこかへ消えてしまうもの。2)レベルの低い演奏では最初からあまり存在しないなにか。3)殆どのレベルの高い演奏家だけがなぜか共通に持つもの。4)上質な蓄音機が持つ、電気再生では失われてしまうもの。5)ごく一部のコンシューマー用では無いスタジオモニタースピーカーが持つもの。6)もちろんWTPSP開発でスピーカーに求めた能力がこなせるもの。

 

とてつも無く抽象的表現になったが

読んだだけですぐ理解くださる方が

たくさんおられるのは知っているから怖くない。

 

 

 

実はスピーカーの販売には絶望的な私がこのおかげでとても心が落ち着いた。何とか早く発売したい。

 

 

2021.5.31

 

こちらに少しづつ書いている新製品について問い合わせが大変多い。情報をじらせてるとかは全く無く、製品化の為の材料入手がコロナのせいか?大変な時代になってしまった。もし製品化出来ないで終わったらそれこそ本物の〇〇になってしまう。それでなくても、これまで他社の使わないテクで成果を出しているから、一部ではオカルトやプラシーボ製品のカテゴリーに分類されているようだ。時々ネット検索で目に留まることがある。文句は言わない!行っていることからしてそう判断する人もあるだろう。とても傷ついた、だから今回はよけいに慎重になってしまった。

 

スピーカーアキュライザー製品化と間違えておられる方が殆どなので仕方なく少しだけの情報で許していただきたい。アナログラインには音量を調節する機能が必ず必要だ。わざと信号のエネルギーをロスさせて音量をさげるあの機能だ。そのために必要なパーツや回路で電気オーディオは悩んできた、もちろん現状では技術者でもいまだに頭痛のタネ!で回路でカバーしようとするが?ヴォリュームを交換無しに最高の状態に出来ないか?プロ用のフェーダーがあるよとか、オリジナルマランツ7を入手したらなんて回答は出来ないので長い間悩んできたのが今回の開発のきっかけだった。

 

 

 

2021.5.28

 

新製品の情報が遅れて申し訳有りませんが、材料入手が何とかなりそうです。皆様の装置でほんのわずかな

アクセサリー追加で10クラス以上にランクアップお約束します。効果はアキュライザーやリベラメンテでは

手の届かなかった部分、スピーカーの変更以外に無理だった改善がスピーカー以外の部分で可能になります。

 

作曲家による調の選び方がどう違うのなんて?大変な世界だなと思っていたのが極めて当然に曲による調性の差が手に取るように聞こえます。ウエスタンシステム、ドイツモニターシステム、オールドマランツ等の超弩級でも調性感を正直に表現するなんてことは普通は有りません。お楽しみに!

 

 

2021.3.30

 

コロナに負けず新製品を発表しようと思っている。WTPSPのおかげで常用システムの音楽再現力?が桁違いになってしまった。なんとかこの状態を皆さんにも共有して欲しい気持ちしか無い。スピーカーまで行かなくても少しでも、いやかなりなんとかしたい。それで世界で初めての〇〇アキュライザーを創るぞ。ヒントはアンプの最重要部をアキュライズすること。目処が立った時点で発表しようと思う。しばらくお待ちください。

 

 

2021.3.12

 

WTPSPですっかり変わった日常システム。どうか自慢話と取らないで欲しい。現象の正直な報告と思って欲しい。驚きを早く報告したかっただけと思って。

 

オーディオ誌の付録の高音質録音とのCD,以前と殆ど変わらない、少し演奏の程度が解りやすいかも?

モノーラルからステレオ録音時代の

神様レベル演奏、録音の良し、悪しなんてまあ大した問題では無いのか?CDの録音やって思い上がった私が今頃こんなこと言うのは許されないだろうな?もう強烈に再生音が変わってしまった。ホロヴィッツのタッチが目の前で!名人は神様になって再登場だ。凡庸な演奏家は何も変わらないが誠実さはかなりアップ。

聴かれる音楽によってはWTPSPは全く必要では無いなんてことにはなって欲しくは無い。歴史に残ったオーディオスピーカー名器はWTPSPなのだから!WTPSPの否定は音楽再生である限り有りえない!

 

でも音楽ではWTPに流儀や種類があるし、もちろん腕があるのでWTPすればそれで良いということでは無い。ややこしい話ですみません。

 

音楽の世界では名人はWTPにはこだわらない人もいる。調律のされていないピアノで驚くような演奏する神様もおられたから。カザルスはストラディヴァリのチェロの寄贈を断ったらしいし。

 

でも演奏家でないオーディオマニアが使うスピーカーならWTPはちょっと違うような気がする。演奏は創造、再生は忠実再現だから!

 

WTP=Well Tempered

 

 

 

2021.2.25

 

先日は遅くなったがバランス伝送と

アンバランス伝送のどちらが優れるかの結論は出した。結論は出していないが、ヘッドフォンとスピーカーは最高レベルではどちらが優れるかの答えが出た。

 

既に数種類ある東独製のスタジオモニターとスピーカーユニット、これらの中でも特に優秀なものはこれまで聴いた最高の再生音だった。そして半月の遅れでWTPSPはあらゆる点で手持ち東独製の全てを追い越した。今はヘッドフォンVSスピーカーの優位を自信を持って言える。一応最高クラスのゼンハイザー、グラドなどの経験で限度は解っていた。音質という点ではかなり優位なヘッドフォンだが音楽という点ではスピーカーだと今日、確信した。音楽ということはいくつもの音源からの音が絡んで耳にやってくる。スピーカーで一つの振動板から出るのはどうなのかという質問は後回しだ。だから生と同じくスピーカーから耳までの距離の途中で音が絡みハーモニーを生み出す。ヘッドフォンでは振動板と鼓膜の距離が絡むには短過ぎる。

 

ただしスピーカーから出る音は普通は絡まない、だからヘッドフォン最高クラスくらいの再生しか出来ない。生音とは程遠いのはあたりまえ、最高クラスヘッドフォンの音質まで行かないのが現実のスピーカーシステムだと言ってしまえばオーディオマニアの100%を敵に回すのか?そうは考えないで欲しい、WTPSPに興味を持って、この音で音楽を聴きたいと思って頂きたい。もはや高価なスピーカーを売りつけようなんて考えていない、音楽命の方の楽しみに協力するだけだ。

 

ヘッドフォンのWTP化も未完成だが

上記の理由で完成してもスピーカーの音楽再生を上回ることは無いと判断している。しかし努力は続ける。二者を比べてうんぬんするのはこれを最後にする。

 

 

 

2021.2.22

 

1月末に見事に鼻を折ってくださった

東独スタジオモニターですが、今夜早くも巻き返しました。鳴るはずが無いと新品のままだったチェリビダッケのブルックナー9番が眼前に!

チェリビダッケがこれを聴いたらきっと録音嫌いを改めてくださると思います。

 

いくらこれほどの仕上がりになったWTPSPでも世に出すには時間がと体力が不足。実現出来ないなら体が動く間に音楽命の方のスピーカーをボランティアで改造するしか無いかな?それで評判になれば弟子入り希望の方に次世代お任せするしか方法が無いかな?

 

ほったらかしにしていたメインシステムも復活させてWTPSP試聴の環境を整えないとどうにもならない。同時に簡単に送れるブックシェルフWTPSPなら遠方の方にも聴いて頂けるだろう。今年はビジネス半分、(出ないと食べていけない)残りはボランティアか?コロナであの世に行ったと思えばはるかに幸せなことだ。

 

 

 

 

2021.2.21

 

言い訳が済んだので出費無しの音を良くする方法をもう一つ。この方が書いておられるセッティングは有っていると思う。だからこのあたりを済ませた後の仕上げ! 広告の紙などで2cm角くらいに紙を重ねたものを何枚か作る。厚さを2mmくらいから10mmくらいまで用意する。それをスピーカーボックスのフロント下に入れてヒアリングする。ボックスが後ろに少しそっくり返ったあたりにベストポジションが現れる。感覚ではほんの少しフロントバッフルが後ろに傾斜するくらいかな?

 

ユニットの位相を合わせるというより僅かな時間差を耳で調整しているのかなと思う。微妙に調整しないと

ベストを見つけられなくて終わってしまう。頭で考えないで、振動板の位置を揃えるなんて忘れてやってみて下さい。

 

 

2021.2.21

 

昨日ステレオ見本誌が届いてびっくり、マスタリングエンジニアの方が

スピーカーセッティングでウーハーのネジの締め具合を書いておられた。

 

公にこの方法を書いたのは2.19のwhat`s Newの私が最初と思って書いたのにこの方の原稿のほうが先になる。嘘と言い訳は我が人生には無しにしたいと考えてきたのだが、言い訳?しないとプライドに係わる。

まあ考えて見れば私のをタイミング的にフォローして頂いたと思うことにしよう。

 

 

 

2021.2.19

 

出費無しで再生音を良くする方法。

これから思い付く度にupしていこうと思ってます。

 

まずはスピーカーばかり触っているこの頃ですのでこれを。ご使用中のスピーカーユニットを固定されているビスが簡単に触ることが出来る場合に限られますが。音に命をかけておられるならBOXの裏板を外す覚悟が要ります。ユニットのネジの締め付け具合ですが、一般に言われているトルクドライバーによる一定した締め付けなんて、自動車屋さんにおまかせしてください。知ったかぶりのオーディオ豆知識に騙されてはいけません。

 

ご自分で判りやすいテストソースを

聴きながら固定ビスを外れない直前に緩めたところから手先で少しづつ締めていきます。始めは一本から慎重にさぼらずに音を優先。一番だめなのはしっかりキツメに締めることです。これはカートリッジのネジでも全く同じですが!

 

再生音のレベルが上がるほど大事だとお考えください。AC電源の方向、

インシュレーターの設置、そんなレベルでは無い重要なことです。でも

音楽を聴かなくて、音だけを聴くオーディオ耳ではキュッとキツク締めるのが良いと判断される可能性はかなり有ります。音楽を聴いてやってください。

 

 

2021.1.29

 

WTPSPの開発は懲りずに進んでいます。 うれしいことに夢の再生音目標が完全に一致するヴィンテージスピーカーが見つかりました。知らぬ間にピノキオ鼻になっていたのでその陰に隠れて見えなかったのでしょう。それはテレフンケンやオイロダインなどの有名なユニットでは無くて同じドイツでも東独、それもその中でもセレクトされたスタジオ用モニタースピーカーでした。少ない中の一つを鳴らしてびっくり、なんとWTPSPが完成した時の頭の中の目標が眼前に現れたのです。正直言って現状のWTPSPはこれに負けています。もちろんその他の性能はWTPSPはヴィンテージでは無いので充分勝っています。しかし一番大事な部分、音楽は東独が歴史の中で懸命に造り上げた文化の中だからこそでしょう。理屈では無く感覚で練り上げられたコーン紙の素材と形状が理想を可能としていました。WTPSPは今は理屈で市販品コーンを改造しています。コーンの材料を一から見直したWTPSP開発にこれを機会に切り替えます。ますます大変なことになってきました。東独文化はとんでもない素晴らしいものでした。芸術は暮らしの豊かさと反比例するのかな?

 

 

 

2020.11.20

 

ジャズの解からない人が聴いてどう感じたか?

 

Blues -EtteのCD,オマケのtakeが入ってる盤。5トラックのLove your

spell is everywhereが大好きなんだがFive spot after dark も良い。なんとなくクラシックの雰囲気もある。今まで聴いてきてオマケのtake4が採用されない理由はノリの違いだけかなと思ってきた。今回はびっくり、明らかに何が違うかジャズ素人の私でも指摘出来た。これはWTPSPのおかげなのは毎違い無い。Curtis  FullerとBenny Golsonのアンサンブルの乱れの差が全体のグルーブに影響して出来が悪くなったのだ。正式のtakeはジャズらしくない神様レベルのアンサンブルである。

 

 

2020.11.6

 

今まで録音悪いのか、調律のせいか、歳のせいか?と勘違い、アラウの晩年録音、1991?、@Philips,バッハ、パルティータがWTPSPで初めて鳴りました、名人に不味いもの無しだったのですね、恥ずかしい!

 

 

 

20.11.5

 

トンデモ無い思い違い。WTPSPになって赤面することがかなりある。スークのヴァイオリンは他の同レベルのヴァイオリニストと比べ少し細身の鳴らさない人だと思ってたのがトンでも無い思い違いだと知った。素晴らしい重音表現もさらに凄いと解かった。BBCモニターLS3/5Aに変えて確認したら、やっぱり勘違いしてきたのがスピーカーのせいだったのは間違い無し。情けないことだなー

 

 

2020.10.31

 

インフラノイズファンの方でも最近書いているWTPSP,上手く調律整音されたスピーカーについては懐疑的な方が多い。はっきり言って世界のスピーカーの歴史から言って飛躍的に良いものが出来るはずが無い。このように思っておられるに違いない。

ではこう言いたい、ピアノは最高のものと家庭用?のものはコストが違う。自動車と似たコストパーフォーマンスがある。しかし弦楽器は違う、億単位のストラディヴァリやガルネリと中国製のオモチャは一般の人が見ても外観は変わらない、材料の違いも物理的に大きな差は無い。

値段の結果は音だけだ。スピーカーと似ている、写真や雑誌の世界を離れたら中音スピーカーも同じである。

 

WTPSPは弦楽器と同じである。外観は変わらずとも音が違う。どう違うのか?億の名器は音楽のために必要な音が出る。不必要な音が出にくい。出そうと思えばでるのだが。写真的高級スピーカーどんな音でも出る、高忠実度スピーカーだからだ。しかし音楽に不必要な音が出る。名器の楽器は奏者により不必要な音も出せるが、高忠実度スピーカーはいつも不必要な音が出ている。これは

レコード演奏家?にもどうすることも出来ない。だからレコード演奏家なんてものは存在しない。演奏家が嘆くだけの造語である。

 

WTPSPは分割振動を無くしたスピーカーでは無い、音楽に不必要な音を出さないスピーカーなのである。オブリコーンや楕円コーン、平板コーン、分割振動の無いコーンなどと同じでは無い。似て非なる考え方である。分割振動は音楽の基本なのでもある。

 

 

 

 

 

 

 

2020.10.31

 

最近、WTPSPの進行具合についてちょくちょく書いているが、大型高級スピーカーは触らず小型の安価なものばかり研究しているのですね、インフラノイズはローエンドマーケット?をターゲットにされているのですねとご指摘があった。スピーカーはどんな高価な大型でも最も大事なのはピアノの左手から右手の何オクターブかで周波数の範囲は知れている。いわゆる中音ユニットが基本なのだ。重低音や超高音は補佐役である。ホーン、コーン形式はいくつかあれど基本の形はラジオもハイエンドもそれほど違わない。安物も上物もかたちはそれほど違わない。マグネットや見かけだけでごまかされているのがオーディオマーケット。内部写真や綺麗な広告写真が値段を決めている。まだフェラーリやランボルギーニの方がエンジンがあるので

少しはマシかも知れないが、似た世界ではある。今はテストがやりやすいから小型を触るだけである。なら小型の最上級とサブウーハーが有れば大型はいらないということには残念ながらならない。理由はサブウーハーの扱いが難しい、というよりは使い物になるサブウーハーが無いからである。WTPSP開発ついでにサブウーハーも調べてみたが有名なサブウーハー名人メーカー?のを分解、驚いた。たかが100Hzくらいまでの範囲の受け持ちなのにドライバーは普通のコーン型である。ピュアーな100Hzサインウエーブでゆすったら太鼓と同じでコーンの分割振動による倍音がガンガン出る。コーンを叩いた音がそのまま鳴るのである。も使う前からこれはダメだとなる。ハイエンド大型にかなわない大きな理由のひとつだろう。

 

 

2020.10.21(P.S.またまた)

 

WTPSPを一般スピーカーと切り替えて検証するために、小型のスピーカーを数台入手した。セレッション、ロジャース、ハーベス、スペンダーなどである。国産のものも参考に手配した。セレッションには関心した、BBCモニターには当然及ばないがたいしたもので、謂わばゼンハイザーの一番安いランクに近づくくらいの音質であった。ところが国産の

有名大手メーカー、見かけも、重さも安物ではない、立派な値段のもの。鳴らして驚いた、弦もかたちそれなりに鳴るのだが、セレッションが安物で鳴らないヴァイオリンだとしたら国産のはもうノコギリのヴァイオリンでまるで一万円の中国製玩具クラスの音だった。国産のヘッドフォンより遥かに低いレベルだ。オーディオ全盛期はこんなスピーカーが氾濫していたのだった。当然こんなスピーカーではアンプやCDの音質を聴き分けるのは黄金の耳の持ち主でも難しいだろうな。BBCモニターやドイツ製モニターと、NHKのモニターが全く違うのと音楽文化は完全に関係がある。以前私の音楽の先生にDL-103を聴いてもらった瞬間にNHKの検聴室の音だと叫ばれた。三菱のモニターの音を思いだされたのかも知れない。今はもう確かめることは出来ない。

 

P.S.その国産の小型スピーカーであるが、一応エージングしておこうと

しばらく鳴らして結線を外してWTPSPに繋ぎ変えた、それで他のテストでWTPSP鳴らしたらどうも曇って上手くない。当然なのだがうっかり、国産スピーカーを上に載せたままだった。こりゃだめと国産スピーカーをのけたら元の音に戻った。究極を目指す皆さん、手を抜いたらいけません、スピーカーの回り、上部は片付けましょう。特に上部はいけませんね。

 

P.S.(2020.10.23) 

 

またまた同様の経験。先日と同じくらいの有名オーディオ専業メーカーの小型スピーカーを入手、聴いてみようかと結線せず置いてWTPSPを鳴らした。あれっ、今日は機嫌悪いなと思ったら先日と同じくトンでも無く邪魔をしている。こんな小型のスピーカーは確かGoodmanのMaxim?だったか?その後似たような小型スピーカーが溢れた。本家Goodmanを聴いたらずっとましだろうと想像する。

 

考えてみたらオーディオで綱渡りして音を整えているのだが、凄い演奏家はこんなどころでは無くて瞬間に自分の音を聴いてタッチを変えるわけだからやっぱり神様なんだと思う。だから再生装置のレベルが低いと神様レベルの演奏は鳴らないのは当たり前なのだろう。演奏家と比べオーディオは時間がたっぷりだし、何度も繰り返せるから演奏とくらべりゃ楽なものだ。神様演奏家に感謝!(はっきり言ってこのような音質のスピーカーでは演奏家のタッチの差の細かい違いや音律なんて聞き分けるのは無理だ。音律の差で出る音楽的な差や演奏のやさしさやフレーズの鳴り分けが溢れる偽倍音でカバーされて絶対でてこない。まあ言えば上品に弾いても乱暴なタッチに成ってしまうのだ。)

 

P.S.

自家録音のCDを聴いてみたが、今気づいた。ブリュートナーのピアノが

小型スピーカーではヤマハみたいに

鳴るが、考えて見れば理屈はあってるな!有山麻衣子に声はポピュラー歌手のような馬力が出てきた。WTPSPのおかげで耳の基準が上がってしまった。

 

 

 

2020.10.17

 

スピーカーがトンデモクラスになったので仕事せずに、サブシステムの電源、ケーブル、DAC内部などをヒアリングしながら出来る限り手直しした。私の音楽の先生が良くおっしゃていた。演奏会聴きにいくより自宅での再生の方が良い。その時はその辺の装置より遥かに良い音だったがまだまだと感じていた。だから今まではどんな装置であろうと、自宅で再生するほうが満足出来るなんてアリエナイと思ってきた。しかし同じことを言われるオーディオフレンドを裏切ることになるが、サブシステムの今の鳴り方を聴くと正反対の発言をしなければならない。

 

出かけてコンサートに行くより、遥かに自宅再生が良い。名演奏の凄さは神様レベルのものだ。それが目の前で鳴る、今までのオーディオの音は眼前に浮かんではいたが、空間は3次元的であっても、楽器、発音体の回りは2次元だった。オーケスト全体は確かに3次元にあるのだが、個々の楽器の空間は無かった。名演奏と現在演奏で聴ける並レベルの演奏の差が強烈に広がってしまった。神様レベルの演奏はCDやメモリーに保存されているのだ。それが生き返ったのだ。WTPが鳴る前は蓄音機だけ狭い範囲に限られて生命を再現していたのだった。

 

今は断言できる。オーディオはウェウエスタン、テレフンケンなどの高価なシステムアに手を出さなくても、そこそこのシステムなら、ツボさえ押さえればトンでもレベルになる。お気軽に音が良くなるアクセサリーで皆さんをお助けしている今なのだが、それを進化させ本気で音楽を鳴らしたい方にはノーハウ、WTPテクニックを直接お教えするシステムというのはどうだろうか?コンサルタントでは無くて?マンツーマンWTP構築機関なんて、だれか手伝ってくれないと無理。さて外国はどうするの?希望者の耳さえあればリモートシステムなんか簡単に出来るし。ただしが付く、希望者の耳が

ある音楽的レベルで無いとリモートは出来ないからだ。

 

 

2020.10.8

 

自分の好きなオーディオ機器の鳴り方があるという方か?あるいはオーディオ機器固有の音がお好きな方が法外に高価な機器やケーブルを組み合わせるのがハイエンドオーディオだと理解しています。しかし強い自己主張を持ってハイエンドオーディオを構築されておられる方のシステムならアキュライザーも共存出来るみたいだと少し驚きました。それが解ったけれど、〇〇サウンドには広告だすまではいきません。というよりインフラノイズにはカラー広告が出来る予算は有りません。Mt-t2さんがハイエンドらしくない? 音作りをされておられるリスニングルームでBACU-2000をテストされました。

 

有難うございました。

 

 

2020.10.8

2020.10.10追記有り。

 

Well Tempered スピーカーの試作第一号テスト機が音を出した。ゼンハイザーHD800を付けたり外したりの比較でも違和感は無い。ロジャースBBCモニターではかなり違和感を感じるのだが。驚いたのはケンプの実力が初めて解ったこと、これまで経験したオーディオではタッチが出てなかったのか?マルボーロのカザルスのバッハがなんと柔らかい音だったとは?少しキツイ音だと思っていていた。カザルスを慕って集まった超一流の演奏家達なのに、どうしてきつくなるのか不思議でしかたが

無かった。レコードでもCDで全く同じ印象だった。まさか音の出口のせいだったとは!皆さん超一流の演奏はこれまでの経験では判断出来ないと言い切ります。

 

追記:

ビリーホリディの声が可愛いところがこんなにあるなんて!もうびっくり、どんな表現も出来る人だ。スピーカーが良くなると こんなことまで聴こえてくる。ゼンハイザー最高のヘッドフォンでも聴こえない。もちろんBBCモニターでもさらに聴こえない。EMG蓄音機でもこんな細かい表現までは無理!やっと電気オーディオの値打ちが解ったとは、まさか。

 

追記:

カルミノーラの弾いている四季が現代的でパワフルなので良く聴く。小編成でリュートが入っている。このリュートが単独に鳴る時は聴こえるが、他の楽器に混じってしまうと存在が?しかしWTPスピーカーで埋もれることなくいつも聴こえる。小さな音の唯一の撥弦楽器、気の毒に思っていたのだが気の毒なのは生を知らないこちらの方だった。生きてる間に蓄音機の音を少しでも凌ぐ電気再生を聴くのは無理だと思ってきたが、少しでも優れた電気再生が出来たとは幸運だった。最新のハイレゾ、トンデモクラスのピュアーアナログでも音楽の部分では最高の蓄音機より優れるものは皆無だった。音量、S/N,歪、周波数特性では比較にならないとの反論はあるだろう。それを言う人は音楽の本質部分を理解しない方達だから無視するしか方法は無い。ハイレゾ再生で1000万円クラスの分解能世界一のスピーカーで鳴らしても聴こえないだろう。生ならいつも聴こえる、WTPスピーカーでYoutube再生でも聴こえる。再生音をマイクで拾ってスペアナ、コンピューター解析すれば、生のスペクトラムに近いのは1000万円スピーカーに決まってる。音楽の不思議がここにある。世に出すのは自分だけのためで無いと健康に気をつけて、コロナにかからないよう生きていこう。凄く元気が出てきた。

 

 

2020.10.1

 

久しぶりで注文をこなす忙しさから

少し離れた。バランス、アンバランス接続の比較テストは一応CDプレーヤー出力からミキサー、ヘッドフォンバランス接続までの環境は出来た。オーディオ的にはかなり違いがあるが音楽的には大きな差は感じられない。スピーカーとメインアンプまで行って無いので結論は出せないがアンバランス環境の方あわてることは無いように思える。バラアキュの瓢箪駒はバランス接続とバラアキュ整音能力の相乗作用による奇跡だったのに間違い無いだろう。

 

バランス接続が必要無しという意味では無いので結論はまだ先だ。

 

 

2020.9.22

 

上新電機さんのサイトにバランスアキュライザーが紹介された。怪しい製品なのに?いつも取り上げてくださる、担当のライターさんは上新電機のデモではお世話になった旧知の方だがいつもびっくりするのは全くバイアスのかからない試聴感想だ。忖度フリーの方が販売店のライターでおられるとは信じられないことだ。日本の新聞や、TVと違っての本来のマスコミ精神?がオーディオ界にあるとは!本当に不思議なことだが、販売店だからこその強さなのかな?

 

 

2020.9.22

 

親しい音友さんからちょっとショッキングなことを言われた。その方のこれまた音友さんで何人かがインフラノイズというメーカーはあやしい?と結構言われてるらしいとの情報。うーむ!そんなに不思議では無いのだがインフラノイズ愛用の方には聴き捨てならぬ言葉だろうと思う。弁解すればよけいにあやしくなるのでどのようにあやしいのかしばらく考えてからコメントしてみたい。

 

オーディオであやしいというとまず頭に浮かぶのはオカルトオーディオ、次はパクリオーディオ、そして超高額製品専門オーディオくらいか?でもそれには全く当てはまらないのだが?

 

 

 

2020.9.8

 

Mt-T2さんがブログでバランスアキュライザーの試聴観想を掲載しておられます。Mt-T2さんのブログはリアルタイムで無く約一月の時間遅れが有りますのでちょうど出荷が落ち着いた頃、いつもお世話になっています。

 

 

2020.9.4

 

バランス接続、バランス回路は理論上で無くて一般的な場合にアンバランスより優位かどうかのインフラノイズなりの見解を出す必要がある。そのためにプロ用の器材がそろってきた。世界的にかなり有名なブランドの小型ミキサーを手始めに常用システムに入れて聴いてみた。想像以上に良い、普通の音、素っ気無い音だ。悪く言えば魅力の無い音、そうだ一般的なCDの音。これがスチューダーになれば普通の音だけど魅力もあり音楽になってくる。ここがスチューダーとその他の業務用機器の違いなのだ。ゼンハイザーと日本製ヘッドフォン、プロ御用達の違いと似ている。日本製ヘッドフォンもいわゆるCDの音なのである。やはり一般的にスタジオで使用される機器はCDの音なのだなあと再度納得した。良質の球アンプに半導体アンプはかなわない、河口無線でデモの時よくお借りしたアンプ、FMアコースティックは例外的に使える半導体アンプだったのを思いだした。半導体アンプの中でもスチューダークラスがこのアンプだったのか?FMアコースティクのプリアンプは通常レベルのヴォリューム位置の音が悪くて困ったのを思いだした。やっぱりいくら最高級クラスでも民生用はこんな欠点があるのだなと思いながら使った。

 

前にも書いたがスタジオ機器は極めて当たり前の音で、普通に使えるものには間違いないかな?

 

 

2020.8.26

 

最近は全く聴いていないメインシステム、CDプレーヤーは業務用ばかり、タスカム、ソニー、スチューダー、全てAES/EBUバランスアウト有り。でも使っているのはスチューダーA-727のバランスアウトだけで、後は全部アンバランス接続。とは言ってもA-727は出力はバランスのホットだけ、アンバランスで繋いでる。理由は単にバランスアウト出力の方が音が良かったからだった。接続するプリアンプはM7と自作真空管アンプなのでバランス受けが無いのでバランス出力は宝の持ち腐れ。まさか今頃気になるなんて?

 

 

 

 

2020.8.9

 

西野和馬さんがバラアキュを入手されて絶賛の感想をご自分のブログに書かれている。既に多くのインフラノイズアクセアリーをお使いの方、無責任な言い方になりますが、どうか使いすぎに気を付けてください。

毒にも薬にもなるレベル、ギリギリのところに来てしまった感じは有りますので。

 

 

2020.8.7

 

この8月でまた一つ歳をとった。残りがだんだん少なくなるのでやりたいことをやっておく必要が有る。コロナのおかげで残りがもっと少なくなる可能もある。今回のバラアキュだがここまでくるとは全く予想していなかった。マスターテープの音、近い音を目指してきたのだが、今回はマイクの振動板の音というのがあるというのが解ったと言ったら大げさか?現実に聴けなくてもかまわない。ブラックホールと同じことだから。周りにいっぱいある電源ノイズとかデジタルノイズとかで無くて、アナログ信号に伝送系で同相でのるノイズと言う宿敵の正体が見えたと言っても良い。

 

アナログアキュライザーで満足されている皆さんに安易にバランス接続

の出来る機器に変更しなさいとは言えない。何か策は無いだろうか?

すぐ考え付くのはアンバラ/バランス変換の機器である。トランスか電子回路内蔵のバランスアキュライザーである。あるいは高音質の変換機単体(変換アダプターではない)。今は相手のおしっぽを見たので、これに拘らず、アナログライン最終、パワーアンプ入力端子に接続すれば

バランス接続+バラアキュの効果以上の音質となる機器を開発すれば良い。さてどうするかは今は全くアイデアは無い。

 

ウエルテンパードスピーカー、ヘッドフォンの前にやらないと!焦るなー。いっそうのことパワーアンプの後ろ、スピーカーの前でバラアキュ効果機器を考えだすか!また誇大妄想が始まった。困った。

 

 

 

 

2020.8.7

 

アナアキュも発売前から定例のマユツバ、自画自賛、誇大妄想をやってしまったので皆さんの検証?が公になるまで冷や汗状態でした。やっと?早くも?Jimmy Jazzさんの

掲示板に書いて頂いています。こちらでも感想が届いており掲載しようと思っております。今回もお礼のケーブルチューナーをお届けしますのでぜひご感想を頂きたいです。皆さんが褒められるほど効果無し、まあ1割くらいの効果だったというのも歓迎しますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

2020.7.27

 

追記:

 

いくつかの自分の録音CDの内、有山麻衣子の歌がある。彼女はアマチュアでプロとはいろいろな点で比較出来ないのだが、優れた点はプロの悪い面、スレているところが無いのと、声が殆どノンビブラートで良く伸びる。フレージングは?なので一人では難しく、ヒットしたキングインターナショナルのCDは歌手一人なのに宇野さんが指揮したのである。ということは彼女自信のフレージングとは言えず宇野さんのフレージングなのだ。まあそれは良いとしてプロと比べ声自体はやはりアマなのだ。

 

ところが今日体験したバラアキュでの再生。マイクを上等にしたと例えたが。もう一つ頭に浮かんだことがある。昔ウイーン国立歌劇所属のベテラン歌手の声を録音した。その時生の声には何度も驚いた。声の出し方違う、でも情けないことにいくら

スチューダーのテープ、倍速の76cm、ノイマンのマイクで録音したのに驚いた声が入らなかった?録音のせい、腕のせい、電気再生の限界か?ともかく彼女の声は流石の国立歌劇という感じだった。今日の有山麻衣子はなぜかその力強い声を思い出させた。バラアキュはカラーを付けていないのに生より良くなればそれはカラーなのだろうか?それとも

物理的な変化でなくて感覚的なニュアンスの変化なのだろうか?そこまで製作者としては解って作ったのでないので、皆さんの検証を待つしかない。

 

 

 2020.7.27

 

間も無くバラアキュを出荷しないといけないのだが、仕事しながら隣室から聞こえる音楽をBGMにしている。今日は自分で録音したCDを聴いていたのだが、現場で生音を知っている。再生機器が良くなれば自ずとマスターの音に近づく。このマスターの音はデジタルでもアナログでも一度コピーすれば大きく劣化する。だからアナログの時代にいくら海外からきたマスターテープでカッティングしたディスクであってもマスターの音から程とおいものだった。

 

今日は驚いた、バラアキュで聴いていたBGMがマスターに近づいたなんて思わなくて、それ以上の感じがした。録音現場で使用するマイクを

より素晴らしいマイクに交換したような気がした。マイクはピンキリで

あるのでとても入手出来ないようなものの中には驚くようなものがあるのだけは知っているのだが。どうなったのだろう???

 

 

2020.7.21

 

録音されたLPの多くで録音時の位相(バランス伝送のホットとコールドが反転しているとの意味)が間違っているのが多くあると主張するザンデンさん、これについては真剣に検証してはいないのでコメントを避けてきた。とは言うもののサブシステムではいつもスイッチひとつで位相が反転出来る。デジタルでのバランス伝送も同じく反転出来る。まあ目くじら立てるほどの現象で無いので騒がずにきたが、今回バランスアキュが入ると少々問題が?今までこの

逆相と正相の音の差はどういう差であるか?私もはっきり言葉に出来ずいたし、ザンデンさんのコメントにも具体的な表現は無かったように思う。ところが今回は才能あるピアニストのタッチに大きな差が出ている。バラアキュが別世界を生み出しているのは眉唾では無いみたいだ。

製品が出来たというより、ピアノを聴く事が多いので本人がうれしい。

ハラショヴィッチやフランソワの

凄さが目に見えだした!

 

P.S.

誤解されるといけないので。過去のLP録音が位相が逆のが多いということを認めた訳では無い。再生時にわざと逆相にするのと、しないのとで

バラアキュのおかげで大きな差が今回初めてあったということが言いたかった。

 

実はLPの検証についてはこの主張がされた時期に交流があったのだが面倒なのでやらなかった。その後LPで無くてCDやデジタルについて再生側でわざと逆相にしたりしてやってみたが残念ながら逆相にした方が良いCDは発見出来なかった。録音時に逆相になる可能性は充分あるのでいくつかは間違いが出る可能性はある。しかしたくさんあるというのは?どうなんだろうか?バラアキュという武器が出来たのでその内ザンデンさんの見つけられたLPについてやってみたい。多分大きな差が出るだろうと期待?

 

 

 

 

 

 

2020.7.4

 

もうすぐバランス・アナログアキュライザーの発売開始です。AACU-1000は組み立て、調整に時間がかかるとボヤキましたが、今度のバランスはこれ以上に大変なので、お待たせすることになりそうです。申し訳有りません。アナアキュと同じく

試聴感想を頂けたらケーブルチューナー1セットお送りします。よろしくお願いします。

 

 

2020.6.12

 

それで音は?

 

書かずに我慢するのは、コロナで

我慢以上に体に悪い。一瞬聴いた印象は?常用のMCカートリッジから清水の舞台から飛び降りて、一桁上のをはりこんだらこうなるのかな?

口は下手なほうでは無いが、これは考えず頭に浮かんだ言葉なので、お許しください。

 

 

 

2020.6.12

 

バランスアキュライザーのプロトタイプ最終モデルが決まった。チューンドXLR端子は予想以上の完成度で

バラアキュの音質に大きく係わっている。アナログリベラメンテもXLRがあるので進化させたいと思い始めた。需要は多くないので特注品にするしかないかな?バランス端子を備える機器はプロ用を含めて、左右端子の間が大きく開いているものがある。このために本体から出るリード線は約20cmと長くする必要があったので音質調整に苦労した。片CHづつ別れた構造にしたらよさそうなものだが、ステレオの場合は左右の振動を揃えないと音楽にならない。ステレオでアンプ、その他を左右別にすれば良くなると錯覚しがちだが、

ステレオよりモノーラルの方が音楽的には優れているのと同じで、ステレオ左右の音楽信号以外の振動が左右バラバラでは音質ではセパレーションで多少の向上が有っても音楽はスポイルされるのだ。

 

 

2020.6.12

 

https://www.marantz7.com/

 

マランツ7だけでビジネスが出来るとは!驚きましたが、喜ぶべきことです。7の価値を認める方がたくさんおられるという事実です。オーディオの黄金時代には、いろいろなアンプが発売され、ハイクラス専門のオーディオライターの方が次々現れる世界中のアンプを称賛します。しかしなぜか称賛したアンプを使うこと無くご自分では7を離さなかったという

話は今やレジェンドです。その後キットやレプリカが発売されたが、本物とは比較にならなかった。BBCモニタースピーカー、ロジャースのLS-3/5Aと似ています。初期のモデルに

かなうものは決して出てきません。なぜ?答えは簡単、音楽的レベルの高いものは比較するものではないからです。7やロジャースの価値を認める技術者ならコピーでなく、オリジナルを造ればレジェンドになる可能性は有ります。演奏も音楽も超一流になれば比較は無意味となるのです。ウエスタンやジャーマンヴィンテージは市販品では有りません。市販品で最高峰は未だにマランツ7だと

認めざるを得ません。7製造に係わった個人、個人のセンスのなせる技なのだと考えます。

 

2020.6.5

 

先ほど、バランスアナログアキュライザーの音決めが終わった。伝送形態が違うのでアンバランスのAACU-1000とは比較出来ないが、やはり

バランスの優位性ははっきりと感じられる。ともかく静かで音の伸び方が異次元である。アナログディスクではマスターテープと比べこの音の伸び方が劣るのだが、不思議なことにディスク再生でもバラアキュを使うとマスターの伸びに近くなる。アンバラアキュでは感じられない部分での改善があることは確かだ。7月中旬には発売出来そうだ。

 

やれやれでこの一週間頑張った成果が出た。

 

 

 

 

2020.5.11

 

お待たせしているバランスアナログアキュライザーだが、夏までにはなんとか発売出来そうである。バランスとアンバランスのどちらが優れているか?ケーブルの種類、コネクター、トランス有り無しなどの条件を同じにしないと比較にならないので

オーディオの世界では優劣は決めていないようだ。だが?プロの世界では昔からバランスが当たり前で、上記の話で条件を同じに出来たらバランスが勝利するのは間違い無いと思う。なぜなら物理的にバランス伝送が優れているからだ。現在ではバランス回路を仕方なくデチューン?してアンバランスのアナアキュを使ってアンバランスでも好結果を出している方もおられる。しかしである、バランスアキュライザーが出来れば理屈どおりにバランスが好結果を出すだろう。バランス派の皆さん、ご安心ください。本日改造したノイトリックXLRプラグはメス、オス共に素晴らしい結果を出してくれました!後はバランスタイプのアナアキュコイル素子にかかります。バランス伝送のアナログアキュライザーでまた新しい世界が開けるのは間違い無いでしょうね。

 

 

2020.3.28

 

外出を控える日々、酒仙坊さんが教えてくださった、ウイーン国立歌劇ベルリンフィルの無料試聴番組。おかげで3月に入って家内と一緒に3日間もトスカの収録を3本も鑑賞。今夜はベルリンに飛ぶ、もちろん体は自宅で。パソコン、アキュライザー、改造ヘッドフォンアンプ、開発中㊙ヘ〇〇〇〇〇アキュと最高クラスゼンハイザーヘッドフォン、家内はHD800,私はHD650で素晴らしい体験となりました。来年も無事生きていられたらWTPヘッドフォンと

㊙で皆さんにも味わってもらえるのだ。

 

 

 

 

2020.3.17

 

AXIOM80の使い手として有名な方、Kさんから電話があった。友人からアナアキュを借りて聴いて驚いたとのこと。初期シリアルのM7と初期マッキンプリを使い分けておられるとのこと。初期マッキンにアナアキュを組み合わせたら今までないことが起こった、マッキンがM7に勝ったとのこと。先日のアナアキュのノイズ音といい、こんな話が聞けるのはものつくりの醍醐味だ!

 

 

2020.2.21

 

約2カ月のタイムディレイにて

Mt.-T2さんのアナアキュ試聴感想が出始めました。さてアナアキュの音質改善をどのようにオーディオ的分析で解説頂けるのか楽しみです。

 

 

2020.2.20

 

2.5のブログ2に掲載のKさんからのケーブルチューナー感想に追記が有ります。

 

 

2020.2.5

 

Well tempered ヘッドフォン、スピーカーと言いたい放題言ってきたが、世界最高級と言われるヘッドフォンと比べてどうなどうなのかが一番大事なところだ。それでWTPヘッドフォンが世界一かどうか検証するには現物の世界一クラスが手元に無いとハッタリで終わる。グラド、ベイヤーは大分前に手元にあったが、ゼンハイザーは中級は入手していたが最高クラスはまだだった。やっと昨日入手、まあ予想したくらいと判断して一日エージング、驚いた。今までの中で一番学習能力有り、すっかり変身してグリューミョーのパルティータが鳴っている。しばらく聞き込んでから、ベイヤーT-1,ゼンハイザーHD-800,HD-650,グラド中級クラスの印象を報告する。WTPとの比較はまだまだ先だ。進化中ですから。

 

 

 

2020.2.5

 

皆様のアナログアキュライザーへの印象だが、開発者としてとてもうれしいことに何人かの方が気づかれている。若い頃SONYの新製品発表会でマランツ7とSONYセパレート高級プリの比較があった。この時マランツ7の実力を知った。音の出て無い時?でも7は圧倒的に良かった。後日、オリジナル7のphono無信号時の雑音の素晴らしさに気づいた。それ以来優れたアンプは雑音が良いのは自覚しているが,7のような経験はその後皆無だった。でもアナログアキュライザーにその雑音が乗り移ったかのように、入手なさった方が気づかれた。Mr.S.MarantzがAt last you did!と言ってくれるような気がする。

 

 

 

 

2020.1.28

 

昨日ケーブルチューナープレゼント品を発送してやれやれのところ早Hさんから感想メールが届いた。第一号で掲載と思ったら、既にAquiraxさんがJimmy Jazzの掲示板に書いてくださっていた!頑張って送って良かった。https://6016.teacup.com/jimmy/bbs/974

 

 

2020.1.24

 

ケーブルチューナーに関して早速質問有り。インフラノイズ製のケーブルにも効果有るのか?残念ながら?

日々進化しているインフラノイズなので幸か不幸か、もちろん効果大です。

 

 

2020.1.24

 

試聴感想を送れ、送れと強要して忙しいからという理由でプレゼント品をなかなか送らないのは詐欺やないかと猛反省、昨日は取り扱い説明書造ったし、今日は朝からケーブルチューナー、最後の音質チューニングを済ませた。自己満足度またまた90点、世界中探してもこのような効果のあるアクセサリーは皆無と断言。

どんな名器のスピーカーであろうと(オイロダイン、ウエスタン、ドイツスタジオモニターから始まりダイアトーン、ヤマハまでと、ヘッドフォーンはゼンハイザーHD800から始まりSONYまで、ご希望ならゼンハイザーイヤホンIE800ももちろんです。)スピーカーケーブルが有る限り涙の出る改善効果有りと断言!

近日中に作成、発送します。詳しいテストリポートを下さった方には効果有り、無しにかかわらずもう1セット追加で差し上げます。ケーブルチューナーの試聴感想応募中。

 

 

 

 

 

2019.12.24

 

西野和馬さんのアナアキュ試聴感想が始まった。オーディオ誌には絶対載らないコメント、ネット時代だから自分のブログには書ける??

 

(アナアキュを入れるだけで最高級のセパレートアンプを導入したような音の改善は、、もしかしたらこれは「革命」なのか(笑)。昨日、上のポーランドのピアノトリオ盤を聞きながら、この音の出方はどこかで聞いた感じだなあと、つらつら考えたら、、、ハイレゾですわ! はいれぞ! ちょっと前にいろいろ聞いていた192Kとかのハイレゾの音の様子に近い! ふつ~のCDがハイレゾみたく聞こえる、、う~ん言った何んだろう、、)  

 

 

2019.12.19

 

アナログアキュライザーには興味があるのだが、そんなコイルを巻いたチョークコイルみたいなものを愛用中の?十万円のMCカートリッジ出力に入れる気はしない。せっかくの信号のハイが落ちてどうしようもなくなるに違い無い。聴く前から音質が劣化するに決まっていると解る。超アナログマニアのベテランがおっしゃっているそうだ。そのように思われるのは不思議では無い。しかしコイルと言っても鉛筆に単線を数回巻いたくらいでL成分はわずかなもの、おまけにそのターンにはシールドがあるディレイラインなのでL成分はゼロである。だからカートリッジ出力ピンから出るリード線と同程度。リード線を貴金属線やヴィンテージものに交換して大きく音質が変化するのと同じである。まあリード線の場合は音色が変わるのであって改善されるのでは無いが、アナログアキュライザーはカートリッジが取り出した信号にのる高周波成分の害を無くすことが出来る。これまでは無かったアクセサリーであるので試してから言って欲しかったが、発想としては当然なので仕方無し。

 

 

2019.12.17

 

ケーブルチューナーの追加説明。

調律してないピアノと調律後のピアノなんて解りにくい表現だったが。

ケーブルチューナーをセットしても何も変わらない、解りにくい時、

音色は余り変わらない、では何が変わったのが解りやすいか?ベースラインの音階である、コントラバスが

ただブーブー鳴っていると思っていたヴィバルディやバッハ、音階がはっきりしてドレミファが聞こえる。同じくジャズのベースがこれほどメロディーを表現していたのか?

ケーブル交換やアンプ交換ではこうはならない。ケーブルチューナーだけが可能とする技だ!

 

 

2019.12.17

 

ステレオ誌1月号で広告を出したので

見本誌を昼に見た。今回はライターによる試聴記事は断った。アナアキュの実力をすんなり書いてもらえるとは思えなかったからである。もし私がライターなら他社のことを考えると無理なことだ。これまでのアクセサリーと違いアナログラインに入れるだけでシステム全体の音が完成することは超高価なアンプが不要になるという意味でもあるからだ。他の記事を見てびっくりした。バンデンハルのカートリッジ、180万円!

 

 

 

2019.12.11

 

念願のグラドヘッドフォンを入手、早速聴いた。第一印象は極めてまともである。ネット情報ではロック向きだとか?そんなことは無い、偏った音では無いので期待はずれ?いや安心した。これまでゼンハイザー、ベイヤー、AKG,KOSS,ウルトラゾーネ、PHLIPSは安物から極上までとんでも無いものは皆無だった。ところがである。日本製有名メーカーのは

これらと比べて壊れているのではないかと思うのばかりだった。極上は聴いて無いので中級まででの話だ、たまたま入手したのが故障していた?そんなことは無い、それらの振動板とエンクロージャーを苦労して触れば上記の外国製とおなじ当たり前の音になったから設計者の思う音質だったのだ。日本製スピーカーがおかしな音だとは私だけじゃ無くて海外マーケットの一般人なら知っていること、そのスピーカーよりヘッドフォンの方がもっと日本の音だったとは皮肉というより悲しさに近い。

 

 

 

2019.12.11

 

これもまだ、スピーカーオーディオの方全てに理解出来る言葉では無いのだが、ケーブルチューナーの効果はステージで一流ピアニストが弾くピアノの演奏音で、リハで未調律のピアノで弾いて、その後本番で調律されて弾いた音の違いと似ている。

ピアノの音はそれほどの変化は無いが演奏が違ってくる現象。

 

 

 

 

2019.12.11

 

プレゼント品に選んだケーブルチューナーについて。一般的なインシュレーター等の効果は音色変化だが、ケーブルチューナーは音色変化が極めて少ない、結果、音楽内容変化より音色変化(もちろん良い音になることも音色変化だから悪い意味では無い、要するに元より変わる変化である。)を求める人には効果が無いということだ。言葉で表すのは難しいがゼンハイザーヘッドフォンHD-598に付けるとHD-650に化けるというような変化だ。取り合えずヘッドフォンに詳しい方にしか分からない説明。すみませんスピーカー中心の方に上手く説明する言葉も思い浮かんだらまた書きます。

 

 

 

 

2019.12.9

 

試聴感想ですが、アナアキュを使っても効果が無かったとか、期待どおりで無いとかでも残念ですが、頂きたいです。これまでの経験で音の変化が全く分からない方がおられるのでもし購入に失敗されるのがとてもつらい。もちろん返品とか手段はあっても会いたく無い。だからメーカーとしても載せたくない感想でも頂けたらボツにしないつもりです。

ケーブルチューナーだけでもゲットしてください。でもこれも無理かな?販売ルートと返品調整しますが

出来るだけ購入しないでください。

 

こんな変なこと書くオーディオメーカーあるかな?

 

 

2019.12.9

 

ケーブルチューナー、1ペア!

スピーカーケーブル、ヘッドフォンケーブルなどに挟むだけ、ケーブルの交換だけでは得られないところが

改善される。試作は前から出来てるが最後のつめを毎日やっているので

お楽しみに!

 

 

2019.12.9

 

経営規模が小さくなっていくので、宣伝の予算がゼロに等しいから、当然だが他のメーカーのような媒体への対策は出来ない。やっぱり今回も

皆様の試聴感想がとても大切となる。製品化もあるかと考えていたケーブルチューナーだが、他社では?の価格と構成でなんとなく、うさん臭いのがケーブルのインシュレーター?音はどんなことをしても変わる、材料の種類で音色は変わる、ダンプしたり押し付けたりで大きく変わる。材料、重さによる音色付加機なのである。それらと一緒にされるのが嫌で世に出せなかったアクセサリーを試聴感想を頂いた方にプレゼントしたいと考えている。

 

 

2019.12.9

 

アナログアキュライザーは随分お待たせしたがとりあえず12/10から受注開始するのだが、さて年内にどれだけ出荷出来るのだろうか?お待ちいただく方のことを考えるとつらいのだが、どうか現状をご理解いただきたい。あまりにこちらで手作りを書くものだから、量産やめて直販に切り替えるのかと勘違いなさる方がおられる。入手はこれまでどおり、オーディオ販売店からお願いしたい。

 

 

2019.11.28

 

アナログアキュライザーのバランスタイプの発売予定はあるかとの問い合わせが多い。アナログラインは全てバランス接続なのでどうするかということである。バランスタイプも

開発予定にあるがXLRプラグの音質が問題でこれをどう解決するかという難題もある。まあ半年位でなんとかするつもりである。アンバランスでもアナアキュがあればバランス接続の比では無いのだが、アンバランスに変更してくださいとは言えない。半年位お待ちください。

 

 

 

 

2019.11.28

 

アキュライザーが落ち着けばサンプルを何台か造って最高クラスのヘッドフォン再生、あるいはこの夢の

演奏家ご招待クラスの再生に興味をお持ちの方に試聴していただくつもりだ。

 

 

2019.11.28

 

アナアキュ発売にむけて全力投球中なのでヘッドフォンその後を報告していない。しかし結論は出た、世界最高クラス、値段最高クラスのヘッドフォンとWell Temperdヘッドフォンを比較して、どうしても世に出したいと思い始めた。一から造るのも

OEMでやってもらうのも私の力?

というより製造、販売への気力が無いし、利益への興味も無いからだ。

残る方法はモデルを指定して、チューンドモデルを造ることかな?まあ言えばAMGのようにベンツのチューンアップショップをやることと同じかな?面倒だが世界中に希望の方がおられるのは間違い無いだろうし、オーディオで費用をかけず、最良の再生音を得るにはこの方法しか無い。Well Tempered ヘッドフォンは神様クラスの演奏をどんなオーディオシステムより身近に感じられるのだから!

 

 

2019.11.28

 

お待たせしているアナアキュは12月に入ってから販売出来そうである。

製造の困難さと価格設定に悩んだが

インフラノイズはもはや企業では無くて個人の趣味、道楽になっている。一番の目標は世界中どこを探しても代わるものは得られない宝を造って出来るだけ多くの方に喜んでもらうことだと自覚している。これは本当に最近になって考えるようになった。だから頑張れる間はそのように生きるつもりだ。

 

 

2019.10.28

 

気に入ったAKGのヘッドフォンで

同じもので3台目を入手、AKGは楽器と同じで個体差が大きい。ゼンハイザーはそういう意味ではブレンドのウイスキーと同じで個体差はかなり少ない。3代目のAKGはひどい音だった。期待はなかったのだけど2日間のエージングで良くなってきて合格範囲に入ってきた。たいしたことの無いレベルのヴァイオリンを自分より腕のある人に貸して、帰ってきたら驚くほど良い音に変化していたという話を聞いたことがある。これと全く同じだと思う。でもヴァイオリンも全くの安物ではこの話は無いだろうな。

 

 

 

2019.10.27

 

ヘッドフォン、イヤフォンはエージングが重要だが3日間連続でこれだと思うCDをリピートで再生しておく。素性の良いのは大きな成果が期待出来るが、素性の良くないものはいくらやってもたいした変化は無い。日本製の大手のものは残念な結果となった。楽器の慣らしと全く同じことだ。ヘッドフォンメーカーでもエージングに肯定的なところと否定的なところがあるのは驚きだが、上記結果からすると不思議なことでは無いと再認識した。

 

 

 

2019.9.9

 

もうすぐ超高価ヘッドフォンが入手出来る。楽しみでワクワクしているが、果たしてヘッドフォン音質ランキングの4)美意識、タッチなどさらなる芸術的要素の再現力を備えることを満足出来ているかどうかがポイント。ハイエンドオーディオで良く出てくる音場とか解像力、広帯域なんかどうでも良い。超強力マグネットをはり込んだスピーカーユニットの効果とかはいっぱいあるからどうでも良い。4)があればすんなり認めて参考にすることがWell Tempered SP & Headphoneの進化につながる!単なるオーディオハイエンド音質に留まっていて失望してもWell Tempered をなんとかして世に出して日本のオーディオ底力を世界に誇るために頑張ろう。

 

P.S.ヘッドフォン、イヤフォンはエージングにとても敏感で驚いている。アンプやケーブルのような人によって意見が異なるようなものと違う。一時間程度のエージングで変身する敏感さ!多分振動板が薄くて構造が簡単だからだろう。まるで弦楽器の弾き始めと終わりのような変化だ。とても重要なことだと思った.

 

 

 

2019.9.7

 

超高価なヘッドフォンといくつかのイヤフォンのチェックを残してヘッドフォン、イヤフォンの集中体験は終わります。まあ自分が選んだ一部の製品の試聴なのですがインフラノイズ一連の製品の音質傾向を認めていただく方にはとても参考になると考えます。30種類弱のヘッドフォン、イヤフォンで国産の有名品3ブランド、海外ではゼンハイザー、ベイヤー、AKG,ウルトラゾーネ、アルティメートイヤ、クリップッシュ、フィリップスとクラシックとアコースティック楽器でのジャズに絞った、インフラノイズの音の価値観でのヒアリングでしたので万人に通用するものでは有りません。このアトランダムないいかげんな選び方で、

一つブランドを選ぶとゼンハイザーでした。若い時に使っていた黄色の

スポンジ耳あてのついたゼンハイザーがここまで成長されたのには感激します。安いのから、高いのまで(超高いのはまだ未経験)またヘッドフォン、イヤフォンを問わず一定した音の価値観が守られています。

他のブランドはここまでのそこ力は

あるとは思えません。

 

後はWell tempered SPで可能性を見つけたレベルに超高価ヘッドフォンが達してきているか確かめるだけです。楽しみです。ヘッドフォンも製品造りたいなー!

 

P.S.上記手持ちをオーディオ雑誌付録のCDで録音の良いジャズ演奏で

全ての製品を聴き比べましたが、どれも高いレベルで再生出来ました。音楽ジャンルによって異なるでしょうがオーディオ製品というレベルでは全て素晴らしいものだと思います。iphoneとこれらの組み合わせで再生する音楽以上の音が出るオーディオシステムなら十分高いレベルです。もちろんそれ以上のレベルを目指すべきでしょうが?

 

 

2019.9.1

 

ヘッドフォンの世界には遠かったおかげで短期間にとても楽しませていただいたのももうすぐ終わります。

最後に超高価なヘッドフォンはどのくらいのレベルなのかはここまで書いた以上、清水の舞台、何度か行ったことが有るが、思い切って飛び降りてと注文中。具体的にどうこうとは書けないので購入お考えの方はメールでご相談ください。お役にたてると思います。イヤフォンにはヘッドフォンよりびっくりしました。

appleのが標準かと思っていたのに

ゼンハイザーのレベルの高さにはもうびっくり、試聴して気に入ったのを選ばれたら、iphoneと組み合わせ

youtubeで聴かれたらびっくりされますよ。オーディオはお金がかかるのと比べイヤフォンとipad,iphoneの音楽再生能力がこれほどのものだったのか?とショックを受けられます。とても高いバランスドアマチュア型とかも聞きましたが補聴器の世界からきたので、ある部分だけはとても良いのでこれについてはまた書きます。インフラノイズファンへのお勧めは今のところゼンハイザーのイヤフォンなら間違い無いと言っておきます。素晴らしい。

 

そろそろアナアキュ具体化しないといけないな。

 

 

 

 

 

 

2019.8.19

 

まだまだ増えそうなヘッドホン、イヤホンだが、勉強になった!1)オーディオ機器としての物理的な基本性能に達していない安物。2)基本性能に達した標準品。3)基本性能は有り、アコースティック音楽を再生出来ることはもちろん、音律再現の正確性有り。4)上記1)2)3)を満足し、かつ美意識、タッチなどさらなる芸術的要素の再現力を備える。

 

このように分類してみた。2)の性能のものは比較的安価なものでもある。日本製の中高級品は殆どがこの範囲のものと思う。3)AKG,ゼンハイザーの中高級品があてはまる。もちろん聴いたモデルだけの話なのだが、あっていると思う。例外に良いというのはみあたらない。しかしとても購入出来ない超高級品には4)があるのだろうと期待している。なぜなら3)クラスに少々手を入れるだけ4)に変身するのだから、メーカーは当然手を入れて高価格化する。でもこれは底力のある証拠だ。

 

後4機種ほど外国メーカーでAKG,ゼンハイザー、ベイヤー以外を発注している。さて結果が楽しみだが期待はしていない。気になるのはベイヤーの超高価なのと、グラド、ノイマンくらいかな?ウルトラゾーネというのはもうすぐ入手出来る。

 

不思議なことに日本製のアンプや

CDプレーヤー、スピーカーはこの

基本性能の音と同じだと感じた。外国製のものは3)に近いものがかなりある。4)的なものはハイエンドにはまず無いがヴィンテージにはたくさんある。ということはヘッドホンの世界は音楽命の方にとって超コストパーフォーマンスの世界であるのかも知れない。そう考えてみると聴いたこと無いが100万円のヘッドホンは高く無いのか!

 

 

2019.8.15

 

今日はフィリップスのヘッドホンを聴いた。これも予想どおりB&O的な優等生サウンド、りっぱなものである。B&Oといい、フィリップスといい、マニア向けでないのがこのくらいの基準を維持している。日本はとてもかなわないレベルだ。

 

ゼンハイザーの2セット目のイヤフォンが届いた。一万円そこそこだから中級になるのか?前回のより良い。耳の中に入れるものだから振動板も小さいし、変な細工も出来ないので、値段のつけ方で音が変るということは、ヘッドホン、イヤフォンはオーディオでも本当に実力差の出る分野なのだろう。マイクとヘッドホンで自由自在なら他の音響製品など朝飯前だと思うのだけれど。中級?クラスまでしか購入して調べることが出来なかったがAKGとゼンハイザーに関しては1-5万円クラスまでは高いものほど良いのは間違いない。多分超高いのもコストパーフォーマンスは解らないが良いものだろうと想像できる。

 

アキュライザー内蔵と内蔵無しのアンプを販売したら外観は同じだが、音質の差があるのでヘッドホン的な価格設定にすれば2万ー50万円となるかな?でも知る限り日本製のアンプの普及型と高級型は大きな音質差があるとは思っていなかったのだが?

 

 

 

 

2019.8.14

 

日本製著名なヘッドフォン到着。音質は予想通りというか、心配した通りというか?せめてアップルのイヤホン程度までは来て欲しいものだが。悪口なったらいけないのでコメントは避ける。構造これまた、量産を考えすぎというのか、乱暴な設計。後から触りようの無い音質に害がある材料、形がある。多分AKGやゼンハイザーのような振動板が命のメーカーでなくて、振動板は専門メーカーの下請けに発注するからこのような構造になるのだろうと推測できる。とても大きくなったマーケットだし、世界に対して日本の音響メーカーとして恥ずかしく無いヘッドフォン、イヤホンを造って欲しい。基本設計にたずさわる若い技術者が音楽とオーディオのかかわりにもっと深く本気になることが必要だ。

 

 

 

 


2019.8.13

 

ついでにイヤホンも入手。アップル純正のものは見掛け以上で高く評価していたのだが?と言ってもB&O製品のような万人向けの優等生音だが。アップルとゼンハイザー比較、驚きました。ゼンハイザーは西洋音楽のアンサンブルを解っているがアップルはそこまでのレベル無し。これでAKGとゼンハイザーの特長がつかめた、西洋音楽の音色をつかむAKG,アンサンブルをつかむゼンハイザー、両者は住み分けているなと感じた。近々の日本製著名モデルが来る、あわれな結果にならないことを祈るが無理だろうな。

 

追記:ゼンハイザーイヤホンには

驚いた。イヤホンはとてもヘッドフォン、スピーカーとは並ばないレベルと勘違いしていたようだ。すみません。早速ゼンハイザーイヤホンもう一機種発注してしまった。Well Temperedヘッドフォンはやりたいなあ、夢ばっかり。今のところは

改造ヘッドフォンが良いからなー、また言ってしまった。100均みかけは充分イヤホンはこんな基準では憐れなものとしか言い様が無い。やはり最低限の音響理論は必要なのかな?

 

 

 

 

 

 

2019.8.13

 

瞬く間に20セット近くになったヘッドフォン、自分でも病気だと思うこの好奇心。右左の確認でたまたまやってみたテスターでの導通テスト。なんとカシャという直流の音は音質と一致する?一発のパルスで性能がわかるのか?昔スピーカー名人はコーン紙なぜただけで音質が解ったそうだ。私もアンプ名人であった?ヴォリューム上げてアンプの初段ノイズ聴いたら素性が解っていたから。今回はヘッドフォン名人かな?ヘッドフォン購入希望の方にアドヴァイス出来るくらいになりましたのでご相談ください。ただアコースティックでの判断だけですよ!

 

 

2019.8.11

 

急に増えたヘッドフォン、AKGはクラシックに必要な音色は完全にコントロール範囲に有り、表現力とか分解能とかが値段に比例して良くなるように思う。ゼンハイザーはさすがだ、音色よりアンサンブル、西洋音楽に基本有り、これも高いのは良くなるようだ。コストパーフォーマンスについては両者ともとても高いのは聴いて無いのでコメント不能。

2万円までのモデルで両者共充分な

音楽再生能力有り。さすがである。

ベイヤーについてはノーコメント。

目的をモニターにおいてはいるが

ひろい範囲の音楽ジャンルの再生を

最初から考えているのか?ベイヤーはともかく後の2社に比べ私の経験が少ないのでノーコメント。他社グラドやウルトラゾーネ高額モデルは興味有るが勘では少し違う世界のような気がする。もちろんノーコメント。

 

以上報告です。

 

 

 

 

2019.8.1

 

残念な報告。ついでと言ったらいけないか?日本製のほぼ同価格帯のプロ用ヘッドフォンを試聴、分解。音は予想通り聴くまでも無い。ユニットの構造の工夫はいろいろやってあるが、最終的な詰め、設計時の後から音質的検討をした痕跡無し。ドイツ、オーストリア製には苦労の跡がたくさん見られる。30-40年前のマイクでの印象と同じ。ああ日本オーディオは欧州製を調べてるのだろうが音楽との係わりに全く気付いていない、情けない。プラスティックのリブ、厚さ、材料をいろいろ変更する前にまず形と音の係わり、例えば同じ形状を並べる弊害とかに気付いて欲しい。AKGを見たら解る!ベイヤーを見たら解る。30年前のモデルでも解る。

 

 

 

 

2019.7.31

 

勢いでゼンハイザーヘッドフォンのドライバーユニット2種類の構造を見た。若い頃AKGのマイクユニットを見て感動したことを思い出した。音響、音楽と構造の係わりを理解して伝統受け継いでいることが解る。AKG,ゼンハイザー共に素晴らしいメーカーだ。 材質や特長を誇るのでなく、その実力と蓄積されたノーハウに今回も再び心が動いた。

 

 

2019.7.27

 

カートリッジやスピーカー、マイクとアコースティックと直結したものは可能な限り、聴いて分解して知っているつもりだが、ヘッドフォンは興味の対象でなく改造はしたものの深入りはしていない。ところが先日ゼンハイザー、AKG,ベイヤーと聴き比べたのが運のつき。著名なモデルをいくつか入手、振動板を調べだしたがマイク同様で基本は同じ。各社つぼは異なれど常識はあるようだ。楽しくて瞬く間に数種類入手、そのうち振動板触って壊してしまうに決まってるが、まだ常用改造を上回るもの無し。こうなると二十万から数十万?のグラドやゼンハイザーがどうしても聴きたくなる。振動板のリブのデザインや厚みを製品化できるギリギリに持って行き、歩留まり悪くセレクトする方法で超高価モデルを造っているようにも思える。アナアキュを征した今では設備、予算さえあれば簡単にも思えるのだが?どんどん増えて行くのは餅ばかり。

 

 

 

2019.7.16

 

レコードを再生、デジタル録音してファイル作成、ファイルからCDR作成。CDRをアナログアキュライザー試作機を通して再生、同時にレコードを再生する。セレクターでCDRとレコードの再生音を比較して区別が困難、まあスクラッチノイズが録音されてるから!開発者が見破れないレベルまでは来たみたい!

 

 

2019.7.15

 

2019.7.2のブログ記述にヘッドフォンについて補足しました。

 

 

2019.7.11

 

ベイヤーモニターヘッドフォンの音質について余りにも無責任なコメントを残したことを反省している。申し訳有りません。今も常用ヘッドフォンとの比較、ロジャースLS-3/5Aの再生音の比較をしたが、常用がLS-3/5Aに優れるのは確認したが、ベイヤーの方は比較にならないくらい落ちる。常用が良いが基準にならない。そうでないとただの自慢に終わる可能性があるので近々値段にかかわらず試聴可能なヘッドフォーンを聴いてから追記することにした。今までのヘッドフォン関連のコメントは保留させて頂きたい。申し訳有りません。

 

 

2019.7.9

 

嘘は絶対書かない、自信の無いことは書かない、悪口は書かないと気をつけているつもりだが、2019.7.2

のブログで書いたベイヤープロ用ヘッドフォンの印象であるが、どうも

良く書きすぎた、早とちりのように思える。近々追記したいので早まって入手急がないで欲しい。

 

 

 

2019.6.19

 

またまた今更?だがアナアキュをディスクで使用するテストを重ねている。そして解ったこと。

 

昔のDENONレコードのようなマスターがデジタル録音のものは,いくらディスクと言えどもCDと比べ幾分ましかくらい?過去のオリジナル盤、名ディスクはやはり素晴らしい。特にスタンパー使用回数が少なかった盤、テスト盤、ラッカー盤の音質では最新のハイビットハイサンプリング、DSDも逃げ出すだろう。CDではピンキリの巾はこれほど大きく無い。ディスクはピンキリの差がとてつも無く大きい。といことはカートリッジ、ターンテーブルで大きく差が出るということになる。早くアナアキュを現実化して名ディスク並の音質をデジタル装置でも味わってもらいたい。とことんのアナログを知らない世代の方へのプレゼントだ! 

 

 

2019.6.8

 

ネットから入手した圧縮音源はもちろん、大事な演奏のCDは大切にしてください。リマスターやSACD,

ハイレゾ、DSDなども楽しみでしょうが、手持ちの音源が宝物であったことにもうすぐ気付かれます。

私は今片っ端から大事な演奏のCDを聴きなおしています。持っていて良かった!

 

出てくる音が凄いのでなくて、演奏家が凄い、過去の演奏家がそこに生きて帰ってくる!音の情報量ではなくて、ドレミファが汚れなければ大丈夫です。本当に良かったです。

 

この体験を共有して頂きたい思いで一杯です。アナログアキュライザーで実現します。

 

 

 

2019.5.30

 

では

Well Tempered Speaker 開発で

解ったことは?

 

ハイフィスピーカーは高忠実なので

ズレタ倍音も正確な倍音も平等に再生する。なるほどハイファイに嘘は無いが、残念ながらズレタ倍音をよけいに強調するスピーカーがとても多いのだ。

 

とは言うものの、ハイファイスピーカーはズレタ倍音で表現する演奏家には味方になることもある不可思議さ!

 

 

 

 

2019.5.30

 

アナログアキュライザー開発のおかげで解ったこと。アナログとデジタルの違いがたった一言で片付くことに気付いた。

 

いくら狭帯域で、ノイズがあって、

分解能が悪くとも、ドレミファの倍音が狂わないのがアナログ。

 

いくら広帯域で、歪なく、驚異のダイナミックレンジ、情報量を誇ろうとドレミファの倍音がズレルのが最新デジタル。

 

果たして救世主アナキューは誕生するのか?

 

 

2019.5.9

 

部屋中がいっぱいになるくらいの数のコーン紙があふれている。口径、形状、材質に係わらず今まで聴いたことのない共通の鳴り方を確認できたので基本的な開発は終わった。さてこれからこれをどうするかだ?取り合えず持ち運び出来る2wayか3wayのスピーカーシステムを作成して、世界最高を求めるくらいの意気込みのある方に聴いていただくことが先決だ。しかしこれは後回しで皆さんお待ちかねのアナログアキュライザーを完成させることに専念する。

 

2019.3.1

 

今さら皆さんにスピーカーを買い替えて下さいとか、これは画期的なスピーカーシステムですよとオーディオ誌に広告するなんて考えられない。アキュライザー使って気に入らないからとオークションすぐ出すオーディマニアはたくさんおられるはずだから。しばらく悩んでみます。

 

2019.3.1

 

いくら考えても、このスピーカーから出た音はアキュライザーを必需品として認めてくださった皆さんの人生には必要だと思う。その後も試作を繰り返しているが、余りにもうれしいので親友のギター製作者のTさんにiPhoneで録画した動画を送った。

すぐに返事がきてギターの板の違いがちゃんと聴こえたと驚かれた。iPhoneで解るくらいの音質差なのである。アキュライザーは電気信号ラインでの変化、スピーカーの変化は

当然ながら遥かに大きな音質変化がる。へんな表現だがアキュライザーでの音質向上よりそれこそ何十倍もの音質向上が起きるわけだ。

 

2019..2.25

 

スピーカーのコーン紙をまた触り出した。以前から振動板の考え方が甘すぎるから生音とは違う音が出るとは思っていたが、せっかく分割共振の排除というテーマを見つけながら、材料の選択、共振の排除、共振の可聴帯域外へのシフトなど、具体的にはオブリコーン、平板ユニットetc.とか音楽とは直接係わりがあるとは思えないアプローチをしてきたのがスピーカーユニットだと思う。今回は思い切って振動板の分割共振で音楽に害のある部分を直接コントロールしたらなんと生音が初めてユニットから聴こえた。今まで聴いた経験のあるウエスタン、英国ウエスタン、ドイツ製スピーカーからは決して聴けなかった弦が聴こえた。もちろんこれらの銘機は音楽の解る耳、マイスターがでコルゲーションの入れ方などでチューンしたからこそ素晴らしいものが生まれたのだが?まだまだ先があったようだ。生きている間に製品化したいが、もう自分でマーケティングしたり、動いたりする気力は無い。開発だけが生甲斐?の年齢になってしまった。

 

 

2019.1.15

 

約3ヶ月ディレイのあるMt.T2さん

ブログでやっとUACU-700の試聴感想がアップされました、いつも新製品の総括的な解り易い感想を有難うございます。今回はフィリップスの

プロ用CDプレーヤーLHH-2000,これはCD規格の原器とも言えるものです、この音やマランツ7のアナログ再生音と比較して頂いたので感激しました。

 

 

2018.11.1

 

ハイレゾ時代が始まって依頼、DSDや192KHzPCMの器をいくら大きくしていっても、アナログに迫る音が出る分けでは無いと主張してきました。長い間、賛成意見は全く有りませんでした。しかしやっと西野和馬さんが書いてくださいました。UACU-700があればハイレゾも通常CDもどちらもが充分なフォーマット???

 

「UACU-700を使って再生するのだったら、44KHz16ビットCDリッピングでも十分良い音」

 

 

 

2018.10.14

 

ジャンルに係わらず、音楽大好きの西野和馬さん、いつも試聴感想を頂けるのだが今回のUSBアキュライザーUACU-700はこれまでのインフラノイズ製品を超えるものだと大絶賛していただいています!

 

 

 

2018.9.17

 

USBアキュライザーの発売は間近だが今回もデジアキュの時と同様に感想をいただけた方にはアリエナイザーミニのプレゼントを用意するつもりだ。アリエナイザーミニは想像以上に大好評だった!ツイターに使うのでもう一つどうしても欲しい、市販品にせよ、高くてもいいから売って、などうれしいことだが戸惑った。

 

 

 

2018.9.13

 

家のピアノをベルグマイスターに

調律してしまったおかげで耳がずいぶん良くなった。改めてスタインウエイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタイン、ヤマハの音を自分なりに整理してみたら! 右手の音だけの話だがなんとヤマハの音は日本製の高級アンプ、スピーカーの音だった。悪いというのではなく日本人の耳そのもの、単に日本人の感性を誇る、恥じるでは無くて是非を考えなければいけない。西洋の伝統音楽を日本語で歌うのと、日本の伝統音楽を外国語で歌うのと同じことが起こってるな。

 

2018.8.2

 

夜中にトイレに行ってオシッコが充分出ますか?猛暑に入って水を飲む量と自分の血圧(24時間チェック)の関連性を調べると寝る前に水が不足すると血圧上がります、かなり飲まないと正常になりません、お酒飲む人は必ずチェックしてください。

 

 

 

What's New

 

 

 

 

インフラノイズがオーディオ機器を開発、製造する目的はただ一つです。

  

私達は偉大な演奏家が残した音源がたくさん残っている幸福な時代にいます。

  

これらの録音の中に入っている素晴らしいものを残すことなく味わいたい。

 

この動機がインフラノイズの製品を生み出す力の全てなのです。

 

偉大な演奏家の録音の殆どが装置のグレードアップのたびに新たな感動を湧き出させます。

 

演奏を再現できる装置の能力とはオーディオ用語で美音とか分解能で語られる部分ではありません。

音楽に対する忠実度、正直さ、表現力などの動的、偶発的かつ抽象的な部分の再現能力なのです。

 

逆に高いレベルに達しない演奏や自然音の再生の場合では

オーディオ機器の物理的性能が充分であれば再生音は頭打ちとなり満足が得られる結果となります。

 

再生する内容によってはインフラノイズが目指す

レベルは必要でないということになります。

 

全てのオーディオ機器には固有の音があります。この個性音がオーディオ的な良い音である一方、

演奏の内容に付加され脚色された再生音ともなります。

 

演奏にはない良い音が音色の魅力となることもありますが

同時に音楽表現にはマイナスに作用することもあります。

 

いわゆる音楽の内容を聴くか、音のかたちを聴くかの違いにもつながります。

 

この意味でインフラノイズの製品は音の違いを楽しむオーディオには役立たないかもしれません。

 

しかし音楽を愛する皆様には音楽のジャンルにかかわることなく、

全ての方に満足いただけるのは間違いないと信じています。

 

今後とも世界に類のない音楽のためのオーディオ機器の製造開発に

努力いたしますのでどうぞよろしくお願いします。