2024.6.29
HさんからLANアキュライザーの試聴感想が届きましたのでご紹介します。非売品のWTPドーナツも思いの他の人気で在庫がわずかになりましたので間に合って良かったです。このLANアキュライザーも材料がたっぷりあるわけでは無いので同じ運命になるかも?ネットやオーディオ誌で紹介されても大手オーディオ製造メーカーの販売数とは全く違う数しか売れません。内容をさらけ出しますがオーディオ誌の広告を出そうにもその広告代に代わる販売数になるかどうかはいつも不安です。確かにこのLANアキュライザーの見かけは、値段とは釣り合わないのは分かっていますが販売数から予想出来る価格設定は異常?に高いオーディオ製品になってしまいました。大手他社のよく似たジャンルの製品価格と比較したら異常では無いのですが、マイナーメーカーの製品だから高いと言う理屈は通用しません。残念ですが現実です。そういう意味でHさんの今回の試聴感想はとても有難く感じます、感謝しなければなりません。Hさん、有難うございました。今後新製品の価格設定は見直して雑誌広告費用を計算に入れないようにしないと何のために開発したのかという結果になるのは眼に見えていますので猛反省となりました。今後の新製品は出来る限り販売価格を抑える努力をします。インフラノイズは弱小メーカーだと思わないようにしないといけないと言うことになりました。インフラノイズ製品販売を続けていくには辛い晩年になってきそうです。
LANリベラメンテとパワーリベラメンテを使ってネットワークオーディオを楽しんでいる者としてLANアキュライザーは発表当時から気になっていました。しかしながら、7gのプラスチック製の筒に約3万円というお値段設定に躊躇してしまい、今まで二の足を踏んでおりました。発表から半年以上が経て、他ユーザー様の感想を頼りに思い切って注文させて頂きました。
個人的にははじめての「アキュライザー」導入となりますので、SPやデジタル、USBなど、他のアキュライザーの使用経験はありません。
届いた物品を開封すると、やはりベークライトっぽい素材の小さな筒でした。これで効果が感じられなかったらどうしよう・・・と不安になる見た目ではあります。
さっそくネットワークアンプ直近のLANリベラメンテに装着して音を出したところ、驚いたことに、一聴して効果を感じました。
印象をまとめると次のような感じでした。
・音のごくわずかなかさつきがとれ、音がなめらかに。
・音場が整理されて、各パートの分離や見通しがとてもよい。
・時間軸が揃えられた感じで、4Wayブックシェルフを
バイアンプ駆動していて感じたごくわずかなブレが収まった感じ
・音がより一層うるさくなくなり、音の正確さや精度が
上がった感じだが、長時間聞くのが苦痛にならない。
・オーディオ的変化は確かに地味な感じだが、
LACU-1でしか得られないタイプの変化であり、
変化に気が付いた場合はじわじわと「やみつき」レベルに。
はずす気には到底なれない。
・音楽ジャンルによる偏りなどはみられず、
どんな音源を聞いても楽しく聞ける。
思わず深夜まで聞き続けてしまいました。NASの天板に置いたPSIー1000、LANリベラメンテ、パワーリベラメンテケーブルとの相乗効果はきっとあるのだと思います。
約3万円というお値段は決して安くはありませんが、私ははっきりとした効果を感じ、納得することができました。ネットワークオーディオに取り組まれている方には見た目の貧弱さという心理的な壁を乗り越え、思い切って導入する唯一無二の価値があるアイテムだと思います。
お財布的には苦しいですが、サブシステム用にもう一つ追加で購入したい気持ちになるぐらい、お気に入りのオーディオアクセサリーとなりました。
非売品のAVドーナツ(1個)が気になっておりますので、もしまだ在庫がありましたら、プレゼント希望いたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
2024.5.17
KさんからアースアキュライザーEA-1の試聴感想を頂きましたのでご紹介します。Kさんは最初から2セットお求め頂き、また追加で1セットご注文頂いたようです。有難うございます。
インフラノイズ
秋葉 社長 様
この度、アースアキュライザー EA-1を購入させていただきましたが、ある程度の使用感を得ましたのでご報告申し上げます。
使用箇所はTANNOYベーカリーのスピーカーのマイナス端子側で、スピーカーに使用するつもりで2セット購入しました。パワーアンプはAccuphase P-360 2台ですがP-360はステレオタイプなのでBTLスイッチで内部をBTL接続にしてLチャンネルとRチャンネル各1台ずつ使用しております。
最初に,赤いPASSEDが貼ってある方をスピーカー端子側にして試聴してみましたところ、「貼り出しが少し強い」「音場がややこぢんまりする」「音が固まっているような印象である」と思いましたが、しかしこれは逆接続と比べての感想なのであって、これはこれで接続することで今までより改善できたと感じました。この接続にも捨てがたい部分の良さがありました。
PASSEDが貼ってない方をスピーカーのマイナス端子に接続した方は、これは静寂さが一段と増し、音場の広がりが有り、音像低位がより優れた感じ。エッジが立つわけではないが音の輪郭がしっかりしている。美音になった。音が消えてゆく様が美しい。などと感じました。翌日に聴き直してみると今述べた傾向がより強まっていました。
今までに比べて引き締まった低音が前より増えたようだ。音質改善効果が大きく、実にコストパフォーマンスの高い商品だと思います
CD音源が2割、ハイレゾ音源が3割でアナログレコードからDSD化した音源が5割の割合で聴いていました(持っている割合ではないです)これらの音源は自分なりに、A、B、C、Dの4段階に音の良さを格付けしていたのですが自分なりに優秀録音で音が良いとしてAランクにしていたものを見直す必要が出てきました。つまり、Aランクの音源はAの中を更に3つに分けて評価する必要が出てきたわけです。
アースアキュライザを接続することにより更に分解能、表現力が増したためこうなりました。音を聴くのではなく音楽を聴いている時間が前より随分増えたということになります。聴いていましても心地よいですから。
追加で注文を出しましたので、無理をなさらない範囲で早めにお願いします。
2024.5.16
Aさんからアースアキュライザーの試聴感想と使用写真が届きましたのでご紹介します。
文中のAさんの表現が興味深いです、ごく最近描画に興味を持ち、まさかの行動、デッサンを習い出しました。ピアノは60歳の手習いで始めてはや十数年、バッハやショパンまで何度も練習すれば弾けますがものにならず、理解出来る解決出来ない要因は言語と同じで、幼少時代の経験無しでは二段の楽譜を瞬時に読む能力は付かない、またスポーツと同じ要素有りで運動神経不足では初見までは遠すぎる。描画の世界はスポーツとの関連は少なそうで時間の制約があまり見えないのでストレス無く、時間を忘れるのでとても楽しい。しかし60歳の手習いどころか80歳のなんとか、目標まで行く時間の制約は大いに有り、でも時間忘れるほど楽しいから制約期限も伸びてくれるかも?余分なこと書いてすみません、新製品開発も頑張ります、これは誰よりも得意な分野ですからご安心下さい。
以下Aさんの試聴感想を御紹介します。
スピーカーアキュライザーによる改善で満足しておりました。
また、過去に仮想アースは銅やステンレス製金属たわしを組み合わせて4個程自作して試しましたが、あまり効果は感じられませんでした。大地アースと同様の効果があるという点がやや理解し難い面もありました。
ところが秋葉社長がアースアキュライザーを新発売されたので、試さずにはいられません。まず、CDプレーヤー グランディオーソKIXとプリアンプ マークレビンソン32Lの双方のアース端子をアースアキュライザーで接続してみました。やや効果が認められる程度でした。両機器はアスカ工業のFIL-MASTER-PROとASUKA-POWER 250で一体電源対策をしている影響で効果が限られるのかも知れません。
そこでスピーカーアキュライザーとスピーカー アバロンダイアモンドをつなぐケーブルのマイナス側へ自作仮想アースをアースアキュライザーで接続し1時間程経過すると、うれしいことに効果がはっきりと現れました。音場が広くなりました。特に前後に深くなり、包まれ感が顕著になりました。高低域共にはっきりと明確になり、特に低域は強くなりました。定位の揺らぎが少なくなり、実在感が出てきました。アバロンは水彩画の様なやや大人しい音場を描くと思っていたのですが、ダイナミックで油絵のような濃い色彩感が出て来たように思います。川井郁子のレッドバイオリンのパーカッションが乱舞、イ・ムジチ四季の楽器がスピーカー間でダイナミックに歌い、ホールの響きがスピーカーを離れ部屋全体に広がる。ここまではっきりした低域が出ると、定在波との悪戦苦闘を忘れます。
仮想アースとの接続はPASS側をスピーカーアキュライザーの出力側の黒端子につなぎました。反対方向につないだ場合には、音が大人しく、籠ったような印象でした。まだ、確認したいことが残っています。モノラルパワーアンプのアース端子に仮想アースをつなぐ、プリアンプやCDプレーヤーに各々仮想アンプをつなぐ等。
取り敢えず嬉しい効果が確認できたので、ご報告いたします。
2024.5.14 2024.5.27追記
Tさんからアースアキュライザー EA-1の試聴感想を頂いたので以下掲載させて頂きます。Tさんのご希望の長尺のアキュライザーは整音その他の都合で特注品としても製造は難しいですのでお断りしました。しかしご希望を何とか出来ないかと悩みましたが、EA-1の複数使いは問題無いので、直列にしても大丈夫かどうかを確かめてみました。方向性としては二本直列にして3mで使う場合は正反対が良いようです。しかし一つの目的に同じ製品を二つ使って性能的向上が有れば意味は有りますが、メーカーとしてはお勧め出来ません。それで効果が減少する通常のケーブルとの直列使用を今一度検討してみました。効果が無いとは言えませんがケーブルの長さが全体として変わるので整音が狂い100%の性能が出ません。またこの場合も両者の方向性が有ります。ケーブルの長さを変えないためには直列で一本のケーブルとして振動しなければ良いはずです。繋いだところを指でしっかり押さえてところ大幅に改善が有りました。設計での振動に戻ったためです。確認が取れたので、継ぎ足したケーブルのアースアキュライザー接続部に重い物を載せる、クリップで固定する、本の間に挟むなどの方法でも良いです。ケーブル端の固定を実行すればケーブル継ぎ足しでもEA-1の効果は減少しませんのでお試しください。音質に害の無い素材をお選び下さい。継ぎ足すケーブルの固有音の問題は残ってもEA-1の効果が減少することは有りません。
この度はアースアキュライザーEA-1を発売頂きありがとうございます、結論から申し上げますと、SPリベラメンテ SPL-5.2と組み合わせられる長さ(長さは整音が優先で同じ長さである必要はありません)のEA-1発売を希望致します、4本買います、長さが短い為にアンプとスピーカの間に使えない方が現れるのはあまりにもったいない事であります。
検証(A)まず自作PCの金属シャーシ(PASS側)とSPDIF入力付きプリメインのシグナルGNDをEA-1で接続し、PC→USB101→プリメインの経路で音出しをし、LANアキュライザー導入時のような雑味の改善が確認されデジタル領域で効果ありとの結論が出ました。
検証(B)プリメインがBTL機であり、アンプ→SPの効果を確認したいが普通のアンプがこれしか無い為、サブの安価なUSBDAC内蔵パワードスピーカのアンプ内臓側の左CH(PASS側)とSPケーブルで接続するパッシブの右CHの間に接続、膝から崩れ落ちる程の衝撃を受けました、サブで何もしていない分改善幅が大きかったようで、耳からウロコが落ちる思い、アンプとスピーカ間の接続が必要と確信しました。
検証(C)「BTLアンプ」「片側でも有効」「2本納入済」より、片CHの+と—の両方のSPリベラメンテとパラレル接続が安全と判断(片側SPに2本接続は音質改善ではなくBTLアンプゆえの安全への配慮、保険)、届く位置に機器の配置を見直しアンプ(PASS側)→(SPリベラメンテ)→SPアキュライザーSPA-7間をEA-1で接続、至高であります、アナログ系での改善効果は絶大でアナログTVの砂嵐と現代のデジタルハイビジョン程の違いがあります、普通のアンプをお持ちの多くの皆様、まずは1本お買い求め頂きアンプ〜SPの経路で繋ぐべきです。SPアキュライザーSPA-7側は端子穴径が小さい為EA-1のワニ口クリップでSPA-7端子のバナナ端子挿入口を咥え接続致しました。当面はこの接続で使いたいと思います。
WTPドーナツの報告とEA-1続報です。
アウトレットで英REGA社の一番下のレコードプレーヤをうっかり衝動買いしてしまい、いざ開封するとピンケーブル直出し交換不可、アース端子無しでした為、EA-1を繋ぐ改造の為に時間を取られたのですが、直出しケーブルの径がWTP-AVドーナツにちょうど良かった為、ドーナツを所望する事としました。
先にドーナツの方向性ですが、仮の方向で音出しすると押し出し感がありソースによっては楽しいのですが若干ナローで楽器数が増えると詰まる感じがあったので逆方向を試すと抜けが良くなりすりガラス越しのような景色がクリアになりソースを選ばなくなりました。
この状態でプリメイン〜スピーカ間のEA−1を片方外し(言われてみたらBTLがアンプ内で完結している機器ならスピーカ端子以降は同じである必要は無いですね)改造したレコードプレーヤ(PASS)とプリメインを接続、輸入代理店HPによるとカートリッジ価格は5千円らしいのですがそれでもクオリティがぐっと上がるのを確認できました。
EA−1追試として壁のエアコン用コンセントに挿したタップリベラメンテのアース端子と、普通のアンプであるパワードスピーカのマイナス側(PASS)をEA−1で接続しても効果がある事を確認しました。エアコンのある部屋であれば多くの場合アースは来ていますので必要に応じタップリベラメンテを追加購入して届く範囲に機器を移動させた方が早そうな気がします。
2024.5.10 2024.5.18感想文(4)追加
Mさんからアースアキュライザー EA-1の試聴感想を頂きました。たくさんのオーディオ機器と音源で検証して頂いております。メーカーとして自分のところでやらなければいけないことばかりですが、おかげ様で余る時間はまた開発に使えます。有難うございます。かなり長い試聴感想ですが3部に分けて頂いておりますが、そのまま掲載させて頂きます。
大変な時間をさいて頂きました、感謝致します。EA-1に興味をお持ちを頂いておられる方にとても参考になります。有難うございました。
アースアキュライザーEA-1試聴報告(1) by M
アキュライザーシリーズの製品を愛用してきたことや仮想アースをいくつか使用していることから、アースアキュライザーも迷わず導入を決めました。
まずは、アナログ再生系に使用した結果を報告いたします。
LINN LP-12とTohrensTD124のシステムは、フォノイコライザーはZANDEN Model 120、仮想アースは光城精工のCrystal Eであり、この間は光城精工の別売りの専用アースケーブルで接続しており、このアースケーブルをアースアキュライザーに交換してみました。また、LINN LP-12のフォノケーブルのアース線にアースアキュライザーを継ぎ足してCrystal Eに接続したり,TohrensTD124のフォノケーブルの中継ケーブルを置き換えたりしてみました。
音源としては、ベートーヴェンのピアノソナタ、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ・パルティータ、ヘンデルのメサイア、ワーグナーのワルキューレなどで、比較していきました。
フォノイコライザーとCrystal Eの接続では、別売りの光城精工のアースケーブルより、ピアノのクリーンな響き、ヴァイオリンの細かいボウイングの様子、オーケストラの低音の明瞭さや合唱やオーケストラの分離と協和など、単なるアース線とは格上のアースアキュライザーの実力を確認することができました。
LINN LP-12とTohrensTD124フォノケーブルのアース線にアースアキュライザーを継ぎ足してCrystal Eに接続しますと同様の傾向がみられるものの、その効果の程度はフォノイコライザーの場合に及びませんでした。
Garad401のシステムはアースを必要とする機器が多く、かつ接続の構成を誤るとアースループを作って発振します。そこでPushutを貼った銅板を中継の共通アースポイントとしています。
この共通アースポイントと自作仮想アース、Crystal E、フォノステージとしているLeak Point1プリアンプ、Garad401のフォノケーブルのアース線、ステップアップトランスの My Sonic STAGE 1030のL/Rアース端子など、個別にアースアキュライザーで繋いでみました。フォノケーブルのアース線はWesternの単線の中継ケーブルとの置き換えですし、Leak Point1はWesternの単線ケーブルとの置き換え、自作仮想アースは継ぎ足し、Crystal Eは付属のアースケーブルとの置き換えであり、STAGE 1030はL/Rの端子のWesternの撚り線ケーブルとの置き換えなどでアースアキュライザーを使用してみました。
自作仮想アースとCrystal Eと共通アースポイントとの接続は、ともに効果を認めましたが、置き換えのCrystal Eの方の効果が大きく、また仮想アースとしての働きはCrystal Eの方が上でした。
Leak Point1プリアンプへの接続は、仮想アースの接続より効果が大きく、プリアンプの真空管フォノステージの個性が薄められ、よりニュートラルで自然な音になってきました。
Garad401のフォノケーブルのアース線への中継ケーブルとの置き換えは、若干の効果を認め、My Sonic STAGE 1030のL/Rアース端子への2本のアースアキュライザーの接続は、顕著な効果を認めました。
以上から、アナログ再生系では広範囲のケースについて、程度の差はあるものの効果があり、継ぎ足しの場合は効果がかなり落ちます。置き換えの場合は、どれも効果が顕著で、どこを優先的に選択するかは悩ましいところです。
敢えて選択するとすれば、フォノイコライザーやイコライザー機能を有するプリアンプへの接続が好ましく、まるでカートリッジが変わったような印象をもたらします。仮想アースやトランスへの接続も未練が残ることとなりますが、おいおい追加することを考えておきます。
以上
アースアキュライザーEA-1試聴報告(2) by M
今回は、ディジタル再生系に使用した結果を報告いたします。
まずは、DACプリであるBrooklyn DAC+とCrystal Eの接続に使用してみます。現在はCrystal E 付属のアースケーブルでの接続ですが、これをアースアキュライザーに置き換えます。
Brooklyn DAC+は入力系統が多様ですが、今回は、下記の入力について試聴します。各入力系統における音源の再生は下記のとおりです。
ZANDEN Model 120からのLINE入力
アナログ再生
DA-3000からのSDIF入力
STAGE+のストリーミング再生
ベルリンフィルディジタルコンサートホールのストリーミング再生
fidata HFAS1-S10からのUSB入力
fidata HFAS1-S10収納11.2MHz DSD音源再生
Spotify Connect
以上のアナログ再生、STAGE+とベルリンフィルディジタルコンサートホールのストリーミング再生、11.2MHz DSDハイレゾファイル音源の再生、Spotify Connectのストリーミング再生など、いずれも専用アースケーブルとの置き換えで顕著な効果を認めました。
一方、ディジタルプレイヤーのEMT981ではCrystal Epの直付けであるところ、Crystal EpとEMT981のアース端子をアースアキュライザーで接続する顕著な効果を認めませんでした。むしろアースアキュライザーのような、かなり長いケーブルが介在しても音質の劣化がないことを評価できるというべきかもしれません。
また、ネットからのストリーミング再生は次のようなアースライン構成になっています。
ルーター:自作仮想アースとLAN専用アースケーブルにて接続
Sonica DAC:短い中継ケーブルにてCrstal Epを接続
DMR-UBZ1:自作仮想アースとRCAポート専用アースケーブルにて接続
PC:Crstal E JtuneとUSB専用アースケーブルにて接続
以上に対して、アースアキュライザーを次のようなかたちで使用してみました。
ルーター:LAN専用アースケーブルに継ぎ足し接続
Sonica DAC:中継ケーブルとCrstal Epとの間に介在接続
DMR-UBZ1:RCA端子専用アースケーブルに継ぎ足し接続
PC:USB専用アースケーブルに継ぎ足し接続
その結果、EMT981の場合と同様、明確な効果は認められませんでした。
以上から、Brooklyn DAC+のようにCrystal E 付属のアースケーブルをアースアキュライザーに置き替えた場合は、顕著な効果を認めましたが、既存のLAN専用アースケーブル、USB専用アースケーブル、RCAポート専用アースケーブルや中継ケーブルに継ぎ足して接続したり、EMT981のように直付けの仮想アースとの間に割り込ませて接続しても、明確な効果は認められませんでした。
つまりアースアキュライザーは既存のアースケーブルに替えて使用するのが原則であり、その原則を守れば、さきのアナログ再生と同様ディジタル再生においても、単なるアースとは言えない、広範囲に格別の実力が認められたということになります。
今回、Crystal E 付属のアースケーブルをも凌駕しましたので、通常の線材との置き換えや特にアースケーブルを繋いでいない箇所への適用の効果は、想像にかたくありません。
以上
アースアキュライザーEA-1試聴報告(3) by M
アナログ再生系とディジタル再生系に使用した結果は報告済ですが、今回はスピーカーへの接続とこれまでの総括について報告いたします。
スピーカー端子への仮想アースの接続の経過については、光城精工の推奨事項の一つであったのでCrystal E導入時にCrystal Eと自作仮想アースについて検討し、その効果を認め、アンプとFAL C90EXWのスピーカーの間にムジカライザーML-6が介在しているところに自作仮想アースをセットして推移してきました。
その後、FAL C90EXWへのスピーカーアキュライザー導入時に、その取説においてスピーカーに仮想アースなどを繋ぐことの禁止条項がありましたので、仮想アースは接続せずにしています。オーディオ仲間からスピーカー端子のマイナス側にアースアキュライザーで仮想アースを繋ぐ効果の情報があり、試みることにしました。
接続箇所としては、FAL C90EXWの平面ユニットとハイルドライバーにスピーカーアキュライザーからバイワイアリングで接続していますので、それぞれのスピーカー端子のマイナス側に接続することができます。また、スピーカーアキュライザーの出力側の端子のバイワイアリング用スピーカーリベラメンテケーブル2本の2対が出ていますので、そのマイナス側端子に接続できます。
仮想アースは下記のようなものをテストしました。
10000μFのTKブランドコンデンサー、銅板にPulshutを貼ったもの、ムジカライザーML-6に10000μFのTKブランドコンデンサーを付加したもの、そして銅、真鍮およびステンレスのコイル状と細線の4種のタワシを刻んで活性炭やグリーンカーボランダムと混ぜたものを瓶につめ込み、ステンレス板を埋め込んでリード線を引き出した自作仮想アースです。
最初に、接続箇所をFAL C90EXWの平面ユニットのスピーカー端子のマイナス側に接続して上記の仮想アース候補のスクリーニングを行い、結果が良さそうなものに絞って、接続箇所の比較を行っていきます。
その結果、効果の大小はあれ、すべてのケースについて効果を認め、アースアキュライザーに大きな潜在能力のあることが分りました。効果のばらつきは、接続するユニットの対象の受け持つ周波数帯域や曲の周波数帯域および仮想アースが効果を現す周波数帯域の組み合わせで、効果の程度が変わってくるものと思われ、全帯域での評価が望ましいことが分りました。
結果の良かった、銅板にPulshutを貼ったものと自作仮想アースの同時接続として平面ユニットとハイルドライバーのスピーカー端子およびスピーカーアキュライザーの出力側の端子について効果を調べていきました。
結論を言うと、平面ユニットとハイルドライバーのどちらを選択するとすれば、平面ユニットへの接続ということになりますが、スピーカーアキュライザーの出力側のマイナス端子が、もっともそれぞれの曲の味わいを十全に引き出してくれます。
スピーカーアキュライザーSPA-7の取説において仮想アースなどを繋ぐことの禁止の記載がありましたが、恐らくは仮想アースの固有の音が重畳することを嫌ってのことと思われ、アースアキュライザーを使用すれば、そういった仮想アースの固有の音が加わることを防止し、仮想アースの利点を活かせるのではないかと思われます。
この他、フルレンジスピーカーのGoodman AXIOM 80や小型2WayスピーカーのAcoustic LabのStella Harmonyでも同様の効果を認めましたので、効果の発現にはスピーカーを選ばないものと思われます。
また、AXIOM80を駆動するプリメインアンプのRogers CadetⅢの筐体アースへの接続でも大きな効果を認めました。これまでの経過から、フォノアンプ(ZANDEN Model 120)、プリアンプ(Leak Point 1)、DACプリ(Brooklyn DAC+)に加えてプリメインアンプでの効果が確認されたことになります。
以上で、新規に購入した2本のアースアキュライザーの評価が一巡し、優先的に配置する箇所の方針も決まりましたので、アースラインの再構成を実施しました。
最終的にアースアキュライザーはZANDEN Model 120とCrystal Eの接続およびBrooklyn DAC+とCrystal Eの接続に使用し、余ってきた光城精工のアースケーブルは、それぞれ適当な箇所に使いまわしし、手作りのアースケーブルを外しました。また、自作仮想アースはとりあえず、ありあわせのケーブルでメインスピーカーのスピーカーアキュライザーの出力側のマイナス端子に接続し、感想文で入手したケーブルチューナーは、LAN専用とUSB専用アースケーブルのチューニングに使用しました。これらにより、各種音源の再生において隙のない再生パーフォーマンスを実現できました。
以上のように、無理な継ぎ足しなどを行わなければ、応用範囲は極めて広くて柔軟性があり、個々の機器や仮想アースの好ましくない個性を和らげながら、その本来の持ち味を引き出してくれます。思い起こせば、OTOTEN2022での音源出版のコーナーでのアースケーブルの聴き比べによって、アースケーブルがオーディオ用ケーブルの一つのジャンルとして市民権が得られるようになりましたが、アースアキュライザーは、アースラインの役割を基本から見なおした、従来のアースケーブルには類をみない稀有のパーフォーマンスを示すアースケーブルと言えます。そして改めて信号線に劣らないアースケーブルの重要性を認識させるものであることを知らしめてくれました。
以上
アースアキュライザーEA-1試聴報告(4) by M
2本のアースアキュライザーの適用箇所を決め、その他のアースケーブルの再構成を実施したことは既に報告しました。その後、これらのアースケーブルの再構成後のフォローを総合的に実施しています。その方法は、曲を固定し、音源の各種フォーマットあるいは再生経路によりアースケーブルの再構成の結果を確認するということにしました。なお、アースケーブルの再構成に先立って、同様の確認を行っています。
曲とその音源の種類を以下に記します。
ワーグナー ワルキューレ
アナログ盤3枚
STAGE+ 1プログラム
ベルリンフィルディジタルコンサートホール1プログラム
CD 1枚
モーツアルト レクイエム
アナログ盤5枚
STAGE+ 1プログラム
ベルリンフィルディジタルコンサートホール1プログラム
シューベルト ピアノ5重奏曲「鱒」
アナログ盤3枚
STAGE+ 1プログラム
放送録画1録画
ムソルグスキー 展覧会の絵
アナログ盤3枚
STAGE+ 2プログラム
ベルリンフィルディジタルコンサートホール3プログラム
イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ
アナログ盤1枚
CD 4枚
STAGE+ 1プログラム
Spotify 1曲
なお、アナログの再生プレイヤーは3機種、CDの再生は2機種で実施しています。
個々の音源の試聴に関する詳しい経過は省略しますが、アースアキュライザーの導入前と比較することにより、音源のフォーマット、再生経路、収録年代や収録環境など、すべての再生条件について、アースアキュライザーの導入とその他のアースケーブルの再構成が有効に働いていることが確認できました。
例を挙げますと、アナログ再生では、LINN LP-12、TohrensTD124、Garad401による再生を行いましたが、全体に音質面で底上げされており、Ortofom SPU Synergyの個性が強かったTohrensTD124による再生や真空管フォノステージのLeak Point 1の個性が強かったGarad401による再生も、より自然な再生ぶりとなり、My Sonic Signature Gold のカートリッジとGRANZ MH-9Btのアームで構成されたLINN LP-12の音質に近づいてきています。
また、CD再生では、プロ用のCDプレイヤーEMT981による再生に対して、PC用CDドライブから読み出してfidata HFAS1-S10経由での再生も近づいてきています。
そして、アナログ再生、CD再生、配信サイトからの再生、放送録画の再生など、相互に違和感なく、同列に近いかたちで観賞できるようになってきました。
アースアキュライザーは、多数の事例について個々の仮想アースの導入効果の向上とともに、改めてアースラインの重要性を認識させてくれたことになります。
以上
2024.4.28 2024.6.1 追記
SさんからアースアキュライザーEA-1の試聴感想を頂きましたのでご紹介します。SさんはEA-1の複数使いに興味をお持ちとのことで後日複数使いの試聴感想も期待します。これまでのインフラノイズ製品は単体で整音をしている都合で直列、並列とかの複数使いは整音のバランスを崩す恐れがあるので複数使いは出来るだけ行わないようにとしてきました。しかしオーディオマニアの方は音質をアップ出来る製品は数を使えばそれなりに音質がアップしていくとお考えです。推奨しない複数使いをメーカーの警告を無視して実行される方は結構おられました。オーディオの音質はどちらかというと加算されるのは音色で、ハーモニーに関しては加算に非ず?と言う原則をご理解なさってない場合が多いのです。
今回新発売のアースアキュライザーはインフラノイズ製品としては例外的に複数使用は加算的に音質がアップします。沢山売りたいから複数使用を勧めるので無く、皆さんがご自分で考えられた使用方法を実行しても複数使用による音質劣化は発生しないという意味です。使えば使うほど良くなるのでは無く、適切に使えば複数使用でも害は無いとお考え下さい。
Sさんの試聴感想を以下ご紹介します。
インフラノイズアースアキュライザーEA-1使用感想
インフラノイズからアースアキュライザーと命名されたアース接続線(EA-1)が発売された
説明をみると仮想アースなどの固有音を電流コントロールで消し去ることができるとあり今迄、自作派の私が仮想アースの市販、自作数々を試し試行錯誤して苦悩してきた身に解の福音となるかと期待、早速発売を待って使ってみた
未だ一週間程の使用感想であるが今迄の悩みを一掃してくれる素晴らしい効果があった
私の仮想アースとの戦いは、先ずは木炭による自作仮想アースに始まり、市販品、そして金属タワシの数々、金属板の広面積追求、そしてコンデンサーの箔による面積拡大、抵抗を組み合わせたCR複合型等々、種々多様な物を試しそれなりの手応えを感じていたが、夫々、一長一短で、どれも最終的には私なりには100%満足のいくものではなく、時間が経つと共に欠点も目立って来て、使用、取り組みも徐々に下火になっていた
今回、その仮想アースの欠点ともいえる夫々の色付けがカバーされることを期待して仮想アースの接続にEA-1挿入、一聴してその違いを実感、今迄どれもしばらくすると段々鼻についてきた仮想アースキャラがスッと浄化され爽快な音となった
詳しくはレコードプレーヤーのアースに繋いだ備長炭の仮想アースの接続にEA-1を入れ聴くと一音一音の彫が深くなり、今迄、やや上ずって聞こえていた弦楽器やボーカルが実態感を増して立体的に聴こえ、聴き惚れる様になった
ここには今迄さんざん種々多様な仮想アースを試して、最終的にかなりマスの大きい容量の備長炭に落ち着いたが今回EA-1を入れてびっくり、もやもやが取れてこんなに効果(良い意味で)が増すのかと感激した
そこで大きな備長炭でなく、金属タワシ、コンデンサー等もEA-1経由で試すとどれも良い効果が得られた、しかし夫々の特徴やキャラクターは完全に無くなる物ではなく残り香の様な残渣はあるが、どれも有り無しで比べると有りは満足のいく素晴らしい効果が聴きとれた
ここでEA-1の取扱説明書のお勧めのレコードプレーヤーのアース線とイコライザーアンプの接続にEA-1を使用、レコード再生のグレードが上がるか確認、これはこれでノイズフロアが下がり、静寂さが増すと共に音の彫、輪郭がはっきりして見通しが良くなる、これも採用必須箇所となる
そして仮想アースのキャラが比較的乗りにくく効果が有り、今迄ずっと仮想アースを使用していたスピーカー端子のマイナス側に入れていた銅タワシ仮想アースの接続にEA-1を挿入、これはやはり効果大で音の輪郭、明瞭度が増し、かつ生き生きと弾む音楽を楽しめるようになった
はて、しかしEA-1は一本しかないのでR側、L側と繋ぎ変えて効果は同様であるがステレオ再生の左右対称理論から両方にEA-1を入れると効果倍増しないかと思うのは必然、もう一本増して、その効果を確認したい思いに駆られ週末に買いに走る羽目となった
アースアキュライザーEA-1は単品使いでもまだまだプリやメインアンプ機器間の接続やデジタル系のストリーマー、CDプレイヤー、DAC等の接続や家の窓枠などのマス金属との接続、新たな仮想アース接続場所の開拓等確認したいことは多岐に渡り、更にスピーカー端子の両チャンネル複数使い等、やることが山盛りあるのでその結果はまたの機会にと思いますが、先ずは今迄、あり得なかった効果で福音をもたらしてくれたEA-1の使用感想をお伝えしたく筆を執った次第です
2024.6.1 追記
インフラノイズアースアキュライザーEA-1使用感想複数使用版
インフラノイズのアース接続線(EA-1)の単独使用の感想は既に報告しましたが更にもう一本追加した複数使いの感想報告をさせて頂きます
先ず、経過を振り替えると、先回、単独使用で顕著な効果を示したスピーカー端子への自作銅タワシ仮想アース接続に使用のケースを、片方のみでなくLRに夫々にEA-1で複数使用を試みようと、もう一本追加に走ったが即座には手に入らずしばらく待ってから漸く入手できた
早速、懸案のスピーカーアース端子LR二本使いを実行、L側アース端子に単独使用でも顕著な改善効果のあった音の彫が更に深くなり、立体感が増し、上ずっていた弦楽器やボーカルが実態感を増して、間接音も増えて、空間の空気感が拡大された
しかし単独使用ですでにかなりの効果だったので期待も大きかったが、青天井に良くなったかと言うとそれには限度があり、スピーカー端子に2本共、使うのはもったいないとの思いに至り、他に顕著な効果が見られたレコードプレーヤーのアース線とイコライザーアンプの接続にEA-1を使用することにした
しかし、脳裏には青天井にはならなかったけど更に良い音を聴くと戻れない想いと他にも有効活用したい葛藤のもやもやが残る結果となり更なる追加を無限に繰り返すことになるのではと不安になったりもした
気分を変えて新しい試みをとアンプ間等の機器間の接続を複数使いで試して見たがアースループの問題もあり中々、正解が見つからなかった。そこで2本を直列に繋いだ長さを活かしてアンプからベランダの手すりの金属部分までベランダ出入り口をスルーしたEA-1を延ばして繋いでみた。何故ターゲットがベランダの金属かと言うと我が家は鉄骨筐体の家でベランダは強度を持たすためにその躯体の鉄骨にしっかりと留め付けられているので我が家で最大の金属物であり最大のメガ仮想アースとなる躯体の鉄骨に接続できるからである
実験結果を先に言おう、その効果は銅タワシの瓶詰めの比ではなかった、先程、複数使いでも青天井では無かったと言ったが、まさに青天井と言いたい位の差が得られた。再生音は更に濃く印影が浮かび上がり、そして静けさが訪れた、これなら今後は、これで使って行きたいと思ったが出入口を開けてEA-1を繋いでいるので直ぐに永続的に出来るわけでは無いので、はて、壁に穴をあけるの?住宅メーカーに別途相談となる、EA-1の屋外での耐久性は等まさにまた悩み深まるという所か、これも聴いてしまうと後には戻れない
今回の実験の方向付けを纏めるとEA-1に接続する仮想アースはマスの大きい方が良い。これは試してないが大地アースにも通ずると思われる、これを現実的にメインにして採用して、そこに全てのアースを集約して繋ぎたいがそれではアースループの弊害が出てくる
そこで、オーディオシステムとなるとそれぞれが分離している仮想アースでなければアースループなどの解決にはならないので仮想アースを有機的に活用するしかないとなる
今迄、自作派の私が仮想アースの市販品や、自作で数々の材質を試し試行錯誤してその個体差やキャラ残りに苦悩してきたが今回、その課題を一気に打開してくれるのがEA-1で繋ぐと自然に仮想アースを使用できる環境となり、救世主となるのでこれを効果的な部分には複数使いしていくのがベストと結論できた
今迄の課題に解の福音をもたらしてくれた、EA-1の開発者の秋葉社長に感謝!!
今迄、あり得なかった効果で複数使いのEA-1の使用感想をお伝えしたく再度筆を執った次第です
追伸、もし頂けるならAVドーナツ食べたいです
2024.4.23
いつもインフラノイズ新製品を入手するとすぐにジミージャズさんの掲示板に試聴感想を書いて頂くAquiraxさんがEA-1の試聴感想をまとめて届けて頂きました。有難うございます、早速掲載させて頂きます。
今回の新製品はアース線ですので応用範囲は無限です。今のところ色々な箇所に使って頂いても効果無しとか、既存の高価な仮想アース製品には不要だとか、マイナスの感想は頂いておりませんがオーディオ装置ですから相性も有り、またいろいろたくさんの使用方法有りなどとこれまでに無いオーディオ製品ですから期待にそぐわない感想も予想しております。入手されて効果が無いとかの結果が出てもどうかご遠慮なくご感想をお願いします。こちらに掲載させて頂くことで非売オーディオアクセサリーは必ずお届いたしますのでよろしくお願いします。
アースアキュライザー・EA-1のインプレッション
これまでの仮想アース各種との接続ケーブルとの交換(延長を含む)を行いましたが、どれも一聴して明らかに良くなったと感じました。結線の方向性については、思った以上にハッキリとした音の違いが出たので、何とか判断できたかな?と言ったところです。
パッと聴くとスッキリと美しく天井知らずに鳴る高音域が印象的ですが、どの帯域にも強調感を伴わずに響きが充実してきて、「爽やかな密度感」があります。
音質が明瞭になるのはもちろんですが、それ以上に音楽的内容が明瞭に入って来ます。
当然、音楽として品格は上がり、表現は深まり、多くのものを感知できるようになって、鑑賞力が上がった気になれます(気のせい?)。
これまでのインフラノイズ製品全般に感じてきたことと同様、即物的な音質向上だったアース効果が、さらに音質面でのリアルさも上げつつ、音楽的に洗練され、芸術性に貢献できるレベルになったという感じがあります。
ターンテーブルアキュライザーに似た効果があると思いましたが、デジタル再生の良い面を引き出してくるので、聴き込むにつれて違う印象も持つようになりました。
「敢えて比べれば」「音楽にもよる」という程度の話ですが、タンテアキュが幽玄さ・神秘といった表情に振れるところで、アースアキュの方は、精緻さ・知性といった面をより強く出してくると感じます。
CDが出た当初はデジタル再生のダメな部分・粗雑な明瞭度ばかりが気になっていました(Aquiraxの装置の限界がそうだっただけです)が、遂にここまで上質な明瞭度で再生できるようになったかと、隔世の感があります。
私のデジタルコンプレックスは遥か過去のものになりました。
音楽を楽しむには、音質が良いに越したことはないにせよ、良し悪しに一喜一憂せずに音楽的魅力を受け止められるというところも大切だと、増々感じるようになっています。
幸い自分のシステムはそっち方向に向いてきたのですが、アースアキュライザー、かなり大きな一押しになってくれたと思います。
感謝に絶えません!
2024.4.10
お待たせしましたアースアキュライザー EA-1は今週末から受注を開始します。
メーカー直接販売は行っておりませんのでオーディオ販売店にお問い合わせください。
下記に取り扱い説明を掲載しましたのでご覧ください。
仮想アースは数年前から自作や製品でいろいろと見かけます。オーディオ装置のアースを大地アースに接続すると音質がアップする現象は電気再生では定説だったと思います。仮想アースというものは日本のアマチュアが発明したものか?発想は大地アースに接続できない場合,二階の部屋などで大地アースの代わりに面積、体積のある導体を大地アースとみなして接続するというものでした。仮想アース本体には木炭、金属タワシなどが効果があるということです。確かに低音がしっかりして安定感のある再生音になりますが、どうしても木炭や使われる金属の鳴きが付加されるため評価は分散します。導体の種類により固有音が出るので数種類の導体を使い固有音を分散させるなどの手法でも解決は難しいと思われます。仮想アース本体をアース線でオーディオ機器を接続することで電位差が発生しますが、アース線を流れる電流を制御することで仮想アースの固有音を改善出来ます。この機能を備えたアース線がアースアキュライザー EA-1です。
アースアキュライザーに接続する仮想アース本体は製品、自作以外に表面積の大きな導体であれば仮想アースとして使用可能です。金属製家具、金属製のラック、窓枠また使用していないオーディオ製品でパワーアンプなども考えられます。大型のターンテーブルなども最初から仮想アースとして働いていたのでしょう。もちろん仮想アースで無く本来の大地アースであれば仮想アースより大きな改善が有ります。
仮想アース本体が無くてもアースアキュライザーは使用可能です。CDプレーヤーの金属部とアンプを接続しても効果が有ります。理論的にはCDプレーヤーとアンプはラインケーブルにて接続されるのでラインケーブルの外被がアースとなり既に接続されています。加えてアースケーブルを接続することは大きなループが形成されるのでノイズ発生などのトラブルが考えられます。しかしこれは理論上の問題であり、オーディオでは音質が優先します。アースアキュライザーを接続して音質が上がれば理論は優先で無くなりますので必ずヒアリングにて採用、不採用を決定してください。重要なことですがアースアキュライザーには方向性が有ります、ケーブル端のPassedのシールを方向性確認にご利用ください。電位差、機器の相性などいろいろな要素により音質が変化しますので絶対的な方向性は有りません。アースアキュライザーの方向性での音質変化は他のオーディオケーブより大きいものです。必ずヒアリングで決定してください。
アナログプレーヤーにはカートリッジからの信号ケーブルとは別にアームからのアース線が有ります。このアース線をアースアキュライザーに変更することで驚異的な音質向上が得られます。アースアキュライザーの方向性を厳密に決定していただくことでDENONやその他の国産カートリッジがオルトフォンSPUやEMTなどの音楽的な再生音に負けないような音質に変化します。逆にオルトフォンSPUやEMTでは、特上の初期ビンテージ品のたたずまいを表すことに驚かれるでしょう。
その他アースアキュライザーの使用法としては思い付きで試してみるとたくさんの組み合わせを見つけられることでしょう。CDとDAC, PCとDAC, PCとAMP, プリアンプとメインアンプなど、効果がある限り複数のアースアキュライザーを使うことも問題は有りません。ハムなどの雑音、不安定などの害が無い限り、アースループの問題は忘れて音質を優先することです。すぐに思い付かない使い方の一例としてはスピーカーヘの仮想アースの使用です。自作の仮想アースであってもアースアキュライザーでスピーカー端子のマイナスに接続すればスピーカーが変身してしまい驚かれることでしょう。この場合もスピーカーの左右など考えず右、左のどちらかでも効果は有りますので理屈忘れて音質優先をお勧めします。乱暴な言い方ですが仮想アースは初めから論理的に考え、作成されたものでは有りませんからご安心ください。スピーカーに接続される時、アンプがBTL方式など特殊な場合には仮想アースを接続することが発振などのトラブルに繋がらないかは充分ご検討の上お試しください。その他の使用も機器同士のアース接続ではアースループが問題を起こさないか前もってお確かめください。ただし通常のオーディオ機器は接続で機器のアース同士を接続することでアースループは形成されますが問題の発生は無いように製造されています。
ヒアリングと接続が簡単に行えるようにケーブル両端に接続用クリップが付属しています。使用法、方向性が決まればクリップに代えリード線で接続が可能です。ケーブル中央には精密な調整をした振動吸収体が有りますので曲げたり、強い力を加えないで下さい。音質最優先のため非常に壊れやすい部材を使用しておりますのでご注意下さい。曲がった場合は元に戻しても音質は必ず劣化します。
[規格]
● 内容 高音質アースケーブル
● 外形寸法 直径 20mm X 長さ 1,690mm
● 重量 75g
●構造 振動吸収体、整音ロッド、純毛ウール被覆、
接続クリップおよびリード線
●価格 \19,800(税込み)
2024.4.2
間も無くアースアキュライザーの発売を開始します。
いろいろ接続して試せるように両端には接続クリップを付属させました。仮想アース本体を自作なさったか、仮想アース製品をお持ちの方だけで無く、仮想アース本体無しでもオーディオ機器間に接続するだけで驚異的な音質向上が有ります。
Nさんからターンテーブルアキュライザーの試聴感想を頂いたのでご紹介します。非売品CDクリーナーはまだ在庫が有りますので、ご希望の方は新製品アースアキュライザーをぜひご検討下さい。価格はターンテーブルアキュライザー位になる予定です。
Nさんのターンテーブルアキュライザーの試聴感想は以下です。
御社のホームページを見させていただいていて
ターンテーブルアキュライザーを購入し、
非売品欲しさに感想を送ります
おそらく私の環境では評価するのは
難しかったのではないかと思います
aiwa PX-E860
ALLEN&HEATH ZED10
TANNOY REVEAL402
聞く音楽はひたすら山下達郎です
感想として、あまり違いは分かりませんが
若干はでさが抑えられること、演奏する楽器の
一つ一つがきれよく聞こえるような気がします
立体的かもとも思います
使用前はもう少し線が細かったような気がします
出てくる音は好きです
達郎さんの音声もいい具合に飛んできます
しかしなが使用前と比べてどのくらいいいかは
うまく表現できません、向上しているとは思います
希望非売品:CDクリーナ
お願いします