2024.10.1
まだまだアンチスタティックの試聴感想は頂けそうで先が楽しみです。遠慮なさらず欲しい方はインフラノイズ製品の印象を無理やり思い出してお送り下さい、今ならすぐにお送り出来ます。
HさんからCD,レコード両アンチスタティックの試聴感想を頂きましたのでご紹介します。私がCD,レコードの帯電についてすぐ見直すことを決断したのはHさんからの除電の重要性についてのメールを頂いたからです。親しくして頂いているMt.T2さんの数々の深い帯電除去の実験と成果を知りながら、除電について興味を持てなかったのは情けないことですが、気づかせて頂いたHさん有難う御座いました。またMt.T2さんにはトンでも無い失礼をしてしまいました、お許しください。オーディオマニアの全ての方が除電の効果の素晴らしさを知って欲しいです。100均のアルミテープや導電性の布が入手可能な方は自作で実験されることもお勧めします。効果確認頂ければ是非改めて、CD、レコードアンチスタティックを入手して下さい。アルミや一般の導電性布、導電性ゴムなどでは得られない素晴らしい効果に驚かれると思います。
Hさんの試聴感想をご覧ください。
レコードアンチスタティックを慎重に理想的な位置に設置。180g盤でも100g盤でも触れないギリギリの位置に。厄介ですが楽しい作業です。
カートリッジを頻繁に交換する人、シェル交換できないタイプのトーンアームならインフラノイズ方式しか対応できないですね。試聴前に除電ブラシなどを必ず使用しても、静電気は減らず、何かないか探しておりました。私の長年の願い、待ちに待った商品(?)でした。除電効果も予想以上だったのですが、音が驚くほど改善しました。レコードの最初の無音時、静音時のノイズが驚きの激減、無音状態から音が急に出てきます。原因は残留ノイズ等が減った(皆無?)ことだとは思いますが、解像度、音の分離の改善によって、声も楽器も全ての臨場感が増しました。本当に兎に角音はとことんリアルなのです。いつも同じことを書いていますが、人も楽器も本物のようです。井筒香奈江のダイレクトカットや手嶌葵のシンプルベスト、我が家で再生に苦労しているワルツフォデビィ、癖のあるLPで試聴、使い方が最適なのか、素材が良いのか、音が焦点がしっかり合っています。今回使用したSL-1200MK3はプレーヤーとして普及機ですが、インシュレーター、SAECのアルミターンテーブルシート、インフラノイズのターンテーブルアキュ、トーンアームアキュ、アースアキュ(トーンアームアース)を順に設置、間違いなく段階的に音質はアップしてきたのですが、今回が一番大きく改善したかもしれません。当然、段階的に数々の施工の上乗せによって良くなっていることは間違いないのですが、それでもこの蝶の羽根みたいな軽さで無料のものでここまで変わるのは、オーディオの怖さですね。アナログの弱点であるクロストークの弱さ、ごちゃごちゃした五月蠅さなどの欠点は消滅ですね。理想的です。
ワルツフォデビィは演奏中ずっと観客のおしゃべりは聞こえますが、自然過ぎて効果音に、手嶌葵のライブ会場の環境音さえ邪魔に聴こえないです。静寂は素晴らしいですね。
静電気が悪さの根源の一つなのですね。秋葉さんがおっしゃる通り、すべては静電気からの離脱から始める必要があったのだと思います。
スピーカーもこの夏から秋葉さんの助言により大改善が進み、複数のスピーカーアキュだけでなく、効果的なフェルト使用による静音技術、パワーアンプも大型真空管アンプから残留ノイズが全く無いタイプに変わったことも今回の改善に繋がっているとは思います。
アンチスタティックは商品としては脆弱かもしれませんが自由度の高さは大きくそれを補います。
CDアンチスタティック
我が家は、専用のCDプレーヤーがなくて、今は亡きOPPO社のUDP-205というユニバーサルプレーヤをBD,SACD,CDプレーヤーとして、配信やTVのDACと使用しています。映像好きなので現在はBDソフトよりほぼ全社の配信と契約しております。寝ないで映画やアニメ見続けているので、最重要ハードとも言えます。ただ、CDよりリッピングした方が良い位なので、期待していなかったのです。今回の設置で、レコード同様にノイズが激減、それによって音がリアルに、ギスギスした薄っぺらな違和感が減り、音楽を聴いている満足感が出てきました。鬼太鼓座の富嶽百景、SACDやMQAなどのソフトが見違えるようになり、CDとの違いが分かるほどになりました。
ただ、フルオケは古いCDしかなく、ハードか録音か原因はわかりませんが、レコードとはかなり音の量や鮮度が違いました。それでも楽しくデジタルが聴ける環境が嬉しいです。
2024.10.1
AさんからCDアンチスタティックの試聴感想を頂きました。いやいや試聴頂いたのが伝わってきます。Aさん嫌な思いさせました、すみませんでした。私も実はAさんのところで効果が出るかどうか心配は有りました。おっしゃるとおりCD面に金属製の円板が張り付いて再生する仕組みですので、その円板が除電作用を持ち、追加してもアンチスタティックの効果は出ないかも?と。。。しかし心配無用の効果があったようで安心しました。そういうことならレコードも同じ?除電能力のある金属製ターンテーブルシートや導電性のマット、除電能力のあるスタビライザーを使用してもレコードアンチスタビライザーの追加はさらなる音質向上があるということになります。
でもプラシーボの心配も有りますので、静電気除去の達人?Mt.T2さんに今回の出来事について尋ねてみたら、VRDSをお持ちの時に電界計測をなさったらCDの記録面の帯電は減らなかったとの結果で、レーベル面の電気は金属板で逃げても光ピックアップの面は帯電しているとの結論だったそうです。理屈でも不思議なく良かったです。
試聴感想を次々と頂いて嬉しく思っています、過去にインフラノイズ製品を一度でもご使用になられた方はぜひ思い出して試聴感想をお送りください。折り返しアンチスタティックを送ります。また最近インフラノイズ製品の試聴感想を頂けた方も使用その後で試聴感想をお送り頂ければ折り返しアンチスタティックをお送りします。
Aさんの試聴感想をお届けします。
インフラノイズの製品は確実に効果があり、最近ではスピーカーアキュライザーには特に驚きました。ただ、今回のCDアンチスタティックには疑問がありました。エソテリックCDプレーヤーのVRDS ATLASはCDをジュラルミン製のターンテーブルに圧着させるため、静電気はそこで逃がされるから、更に対策しても効果は薄いと考えたからです。疑問を持った試聴はなかなか苦しいものです。
しかし、30分程聴いていると効果は明らかになってきました。音場全体が澄んできました。藤田恵美の「蘇州夜曲」でボーカルの甲高い部分が落着き、伴奏がより明確になりながら、どこか柔らかい。ゲリー・カーの「平城山」のコントラバスの定位がはっきりし、ビブラートが良くわかる。ヒラリー・ハーンのバッハの協奏曲のヴァイオリンの繊細な響き。
全体の効果で一番似ているのは、深夜、急に素晴らしく音が良くなった時のような改善です。中高域の響きの澄んだ美しさには聴き惚れてしまいました。仮説が外れて少し口惜しい。
<使用機器>
CDプレーヤー:エソテリック グランディオーソ KIX
プリアンプ :マークレビンソン 32L
パワーアンプ :ソニー TA-NR1
スピーカー :アヴァロン ダイアモンド
以上
2024.9.29
試聴感想を次々と頂いて嬉しく思っています、過去にインフラノイズ製品を一度でもご使用になられた方はぜひ思い出して試聴感想をお送りください。折り返しアンチスタティックを送ります。また最近インフラノイズ製品の試聴感想を頂けた方も使用その後で試聴感想をお送り頂ければ折り返しアンチスタティックをお送りします。
Sさんからアンチスタティック、CDとレコードの試聴感想を頂きましたのでご紹介します。
レコードアンチスタティック及び
CDアンチスタティック試聴感想
インフラノイズよりレコードアンチスタティックとCDアンチスタティックと命名されたアクセサリーを入手しましたので効果を試して見ました
オーディオシステムにスタティック対策アクセサリーは数多くあり私も例にもれず数々導入してきました
どれも効果はあるのでしょうが気休め、プラシボー効果程度の印象しかありませんでしたが今回のインフラノイズ提供品を試して唖然としました
正に歴然と効果を感じましたので気合を入れて感想文として以下綴りました
私はレコードを聴く頻度の方が高いので先ずはレコードアンチスタティックからトーンアームに推奨のセッティングをして試聴、金属製のターンテーブルシートを使用しているのでバチバチとかプチプチと言っているのではなく静かにレコード再生しているので静電気がそんなに発生している意識は無かったのですが装着してみるとなんと音が変わるではないですか、音の深みが増し、艶が乗り連れてリズム感もさらに感じてレコードを聴くのが楽しくなります
と言うことはやはり盤上では静電気が存在して阻害要因になっていたのかと思います
トーンアームはアースされていますので貼り付けたアンチスタティックから静電気は逃げていく、そこではっと気が付きました、そもそもトーンアームやカートリッジに質量のあるものを張り付けるとその悪影響が懸念されるので今迄、例えばギザギザのアルミ箔や導電ブラシなどあまりそこに応用できる類ではなかったが、このレコードアンチスタティックを見た時になんて頼りない材質かと(失礼)と思ってしまいましたがその軽さの理由が分かりました
殆どマス無く従って悪影響無く除電して音質に貢献してくれる様に、良く考えられた逸品でした
次はCDアンチスタティックです、これまた構造的にはトレイの内部に貼り付けても機能を阻害せずに形になじむ薄さで作業性抜群です、これで効果が有るなら文句なしです
その効果は、レコードアンチスタティックに負けず劣らずの素晴らしさ、乾き気味のCDの音に湿度感が増し、反して粒立ちが立ち音に深みが増しました、むしろCDプレイヤーの方が効果度高く、レコードの回転数どころでないCDの高回転ブン回しによる静電気発生の害の方が多いのかと思います
静電気メーターや計測器で数値化したわけでは無いので感覚的な感想となりましたが私にとっては期待以上の効果をもたらしてくれたこのレコード及びCDアンチスタティックはまさに福音となりました
オーディオ機器は重いリジッドの方が良いとの思い込みがありますが効果ある軽薄短小万歳
又、インフラノイズに一本やられました
2024.9.29
入手されてからかなり時間が経っていますが、Wさんからアースアキュライザーの試聴感想が届きました。アースアキュライザーは流行している仮想アースブーム?に便乗して製品化した感が有りますが、実は試作が出来上がった時にアナログプレーヤーのアースに使ってテストした時に製作した自分でも驚くような変化がありました。ランドフスカの平均律(外国盤)がこれまで聴いたことの無い鳴り方をしました。他の場所でデジタル再生でもそれなりの効果は有りますが、アースアキュライザー無しではどうにもならないというような改善?は有りません。本来ならアナログプレーヤー専用にアースとして販売すべきだったのかも知れません。平均律はリヒテルから始まりいろいろ聴いてきました。しかしチェンバロでの演奏で驚いたのは初めてでした。ピアノでは表現に限界があると感じてチェンバロの値打ちがやっと解りました。表現力が全く違う、ピアノでは不可能な表現があったのです。そして販売を初めてからかなりの時間が経ちました。
本来ならアナログ命のレコードマニアにこそ使って頂きたいのですが、仮想アース大好きのオーディオマニアの方にもアナログ一本の難しいオーディオの方のどちらもに興味の無い製品となってしまったのがとても残念です。オーディオ装置で音楽を再生するには必需品と言いたいです。EMT927やトーレンス、ガラードと飛び切りのヴィンテージカートリッジをお使いの方にこそご利用頂くと存在価値が有るのですが世の中はままなりません。
Wさんからの貴重な試聴感想をお届けします。最後のところが強烈に大事です、業界の関係者ならここまで書けません。私もここらへんの考えを書くにはかなりオブラートに包んで書いてきました。Wさん有難う御座います。
アースアキュライザーは楽器のような存在
アースラキライザーを様々な接続で試してみましたが、当初は効果が感じられないか、かすかに感じられるぐらいと思っておりました。実際のところ、ほとんど効果がないのではないかと結論づけていたほどでした。最後にレコードプレーヤーのアース線としてセッティングして放置していたのですが気がついてみると、LPレコードを聴く機会が増えていました。
特に10代から聴き続けている音楽のLPを繰り返しかけていたのです。
そこで、もしやとおもいアースアキライザーから、普通のアース線に戻してみたところ、音楽が平凡になり、音場の透明感が失われ、フレーズやハーモニー、一つひとつの音にニュアンスが失われてしまうのです。本当に驚きました中学生の頃から聞き続けているハンスマルティン・リンデによるヘンデルのリコーダーソナタの録音は、共演のグスタフ・レオンハルト(ハープシコード) 、オーギュスト・ヴィンツェンガー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)などの強力なメンバーで非常に豊かな演奏のものです。リコーダーのフレージングに対する各声部の応答の表現の幅が凄まじく広く、その対比と噛み合いがありますが、普通のアース線ではその表現がかなり失われてしまうのです。
ここでさらに同曲のサブスクによるデジタル録音を聴いてみますと、同じような結果となりました。普通のアース線の演奏よりもさらに平板となってしまいます。最近のデジタル録音による再生はかなり良くなっていて、比較しなければ十分に素晴らしいものと感じます。また秋葉社長によるスピーカーアキュライザー、ボリュームアキュライザーなどの効果も加わって、ほとんど不満はありません。
私が使用しているRoonとTIDALによるデジタル再生は、その音質と検索の利便性などがすばらしいものです。これによって私の音楽生活が豊かになりました。しかしながら、現在の状態での音楽の再現については、LPレコードによる再生にはまだ追いついていないように感じます、大袈裟ですが、LPレコードによる再生音楽は、楽音(音に機能感とハーモニーが潜んでいる)が鳴り響き、豊かなフレージングと和声が展開しますが、デジタルの音は「楽音」ではなく「音」なのではないかと思います。これは味覚や視覚などと同じように人によって感じ方は違いますので、あくまで私の感じ方ですが、今の段階ではそのように思います。
オーディオ装置でこのような豊かな音楽が聴けて、音楽に浸る幸せを感じることができますのは、本当に幸せな時代になったと思います。
2024.9.27
予想を越える早さでアンチスタティクの試聴感想が届きました。
MさんとAさんの試聴感想をお届けします。ご希望の皆様はどうか遠慮なさらずに申し込んで下さい。いつものようにお待たせすること無く発送致します。通常は軽く小さなものですので取り扱い説明と共に封筒に入れて郵便でお届けします。
Mさんの試聴感想です。
アンチスタティック試聴報告 by M
インフラノイズ製品の感想文を送ったところ、静電気の除電を行うレコードアンチスタティックとCDアンチスタティックなるアクセサリーを入手しましたので早速試聴してみました。
まず、現状はどうかということですが、レコードについては、LINN LP-12のプレイヤーについて、以下のような対策を施しており、特段の不便は感じていません。すなわち、エレスタとANALOG RELAX とAchromatの併用で問題はほぼ解決とみています。他方、CDについては特に対策していません。
1)ターンテーブル中央部に敷くもの
EL-AEX-Vol.3(エレスタ・アナログディスク EX)
2)除電機能を有するごみ取りブラシ
ANALOG RELAXの除電ブラシ
3)静電気を抑制するターンテーブルシート
・LP-12付属のフェルトシートは音が良いが、かけおわると盤についてくる。
・TEACの出雲和紙のシートも音が良いが、静電気の除電はあまりしない。
・THE FUNK FIRM の Achromatは、発泡樹脂で音も良く静電気も抑制気味。
今回入手したアクセサリーが上記に加えて、どのような効果を発揮するかが興味あるところです、このアンチスタティックなるアクセサリーは下記サイトに説明があり、使用方法はこれに従います。
https://www.infranoise.net/blog14/
以下、これらの音質への効果の確認結果です。
レコードアンチスタティック(帯状のもの)は、LP-12のアームGRANZ MH-9Btにセットしました。ワーグナーのワルキューレのLONDONレーベルのオリジナル盤を対象に、取り付け前後で試聴しましたが、音が整理されて自然な印象になります。その後も、レコードアンチスタティックを貼り付けたまま、盤を替えて1枚ほど試聴しましたが、効果を疑うようなことはありませんでした。
CDアンチスタティック(扇型のもの)は、EMT981のトレイにセットしましたが、演奏会で聴いてきたソフィアゾリステンのCDのドボルザークのユーモレスクやパッヘルベルのカノンで試聴したところ、貼り付け前にくらべて弦楽アンサンブルの弦の艶やかさがさらに向上しました。
その後も、CDアンチスタティックを貼り付けたまま、CDを替えて数枚試聴を続けていきましたが、効果を疑うようなことはありませんでした。
CDアンチスタティックの効果は、レコードアンチスタティックより大きく、上記のLP-12はいくつかの静電気対策を実施しているものの、CDの方は、もともと何の対策をしていなかったためかと思われます。
レコードアンチスタティックは、さらに静電気対策をしていないアナログプレイヤーでもやってみる価値があると思われ、引き続き実施していきます。
以上
Aさんの試聴感想です。
CDアンチスタティック試聴感想
使用機器
アンプ SANSUI AU-α907iMOS LIMITED
CDプレーヤー Philips LHH500
SACDプレーヤー maranz sa-7s1
スピーカー sonus faber minima
アナログレコード、ハイレゾは全く聴かず、CDから最高の音を引き出すことを目標にオーディオに取り組んでいる私にとって、今回のCDアンチスタティックは、大いに期待させられる製品で、試聴が楽しみでした。現在、CDプレーヤーは、アナログリベラメンテのRCAで、SACDプレーヤーは同じくアナログリベラメンテのXLRでアンプと接続しています。CDは新譜、中古取り混ぜながら、基本的にはクラシック全般を聴いています。CD初期から90年代までを主にフィリップスで、それ以降のCDとSACDをマランツ中心と使い分けて聴いています。
届いたCDアンチスタティック、HPの写真で見て想像していたよりずっと薄いものでした。雑に扱うと破れてしまいそうな感じ。それだけにトレイに貼り付けてもぴったりして、どちらのプレーヤーも剥がれて内部に付着するようなことはないと思われました。
さて、肝心の音の変化です。比較的最近購入し、演奏も録音が良いと感じていた
ハルモニアムンディのシューマンのピアノ四重奏曲、ピアノ五重奏曲(イザベル・ファウスト、アレクサンダー・メルニコフらの演奏によるもの)HMM902695で聴いてみました。まずは、マランツの方で、CDアンチスタティックを貼らずに聴いてみました。今まで聴いてきた通りのいい音で、今の装置でこれ以上を表現できるのかと一抹の不安がよぎりました。今まで様々なインフラノイズ製品を導入してきて、そこから醸し出される音楽にもうこれ以上は望むことはないと思うくらい十分満足していたからです。
しかし、CDアンチスタティックを導入し、一聴してはっきりと良さが感じられました。一言で言うと、音がはっきり、くっきりしたことです。曖昧なところがないと言ったらいいかもしれません。しかし、音が固くなることはなく、むしろ柔らかい。音色感が出てきた感じ。よく調整されたいい楽器を使っているということまでわかるようになりました。(これは自分自身も楽器を演奏し、普段から室内楽やオーケストラで生の音を聴いているので自信をもって言えます。)音がはっきり、くっきりすることで音の立ち上がりもさらによくなりました。細かいパッセージもきちんと聴き取れます。フィリップスのCDプレーヤーでも同様の変化を感じました。敢えて言うと、マランツとフィリップスの違いが薄まったような感じもしました。念のため、古い歴史的録音(以前インフラノイズで薦められていたフルトヴェングラーのウィーンフィルコンサート1944-1954(ORFEO C834118Y)も聴いてみました。こちらでも効果は感じられましたが、やはりより情報量の多い音源の方により効果を感じるように思いました。
024.9.22
除電対策その4
来週にはアンチスタティックが出来上がると思いますのでご希望の方はメールでお申し込み下さい。インフラノイズ製品の試聴感想を頂いた方が対象です、これまでインフラノイズ製品を過去にご使用で試聴感想まだ試聴感想を頂いていない場合でも、過去にさかのぼり今回頂ければお送り出来ます。現在ご使用中で既に他の非売品を入手された方でもその後継続での試聴感想を頂ければ有効です。思うような結果が得られなかったので直ぐに手放された場合でもその理由をお書き頂ければお送りします。なお今回は到着後にアンチスタティクの使用感想をお送り頂けるようお願いします。
CDアンチスタティック レコードアンチスタティック
取扱説明
アンチスタティックは導電性不織布で製作されていますが、メーカー納品そのままでは少し緩んだ特有のカラーが有りますのでダンピング液を数種混合して極めて薄く含侵させています。CDやレコードに最適の音色に仕上げました。この素材のカラーとは絹や綿、ナイロン、テフロンなどの固有音と同じような違いとお考えください。含侵された成分が変化したり蒸発したりすることは有りませんので安心してご使用下さい。同様の目的で開発された他社製品との混用はお勧めしません。除電機、除電ブラシとの併用は問題有りませんが、レコードで除電機能のあるシート、またCDプレーヤー本体を除電するアクセサリーとの併用はアンチスタティックを取り付け後、ヒアリングにて併用の効果が有るかを再確認願います。除電の効果で無く音質的な効果、音質の相性の再確認が必要です。
CDアンチスタティックの使い方ですが繊維の裏側の両面テープの保護紙を剥がしCDのトレイに貼り付けます。極めて薄い繊維ですので力を入れて破らないように気を付けてください。場所は写真のように左右非対称にならない場所にして下さい。トレイの無い構造の場合は回転するCD盤に触れないところに貼ってください。CDドライブは高速回転ですので特に気を付けてください。効果を確かめるのは軽く剥がれない程度に貼って聴いて、剥がして聴いて結果を確かめることが出来ます。また録音出来る場合は貼らない場合の録音と貼った場合の録音を比較して確かめます。効果が有ればしっかり剥がれないように貼り付けてください。なおCDプレーヤー等のメカニズムは複雑ですのでもし剥がれてメカニズムに付着すると故障することも考えられますので慎重に貼り付けてください。もしトラブルが起こってもインフラノイズとして責任は持てませんので自己責任でお願いします。また複数枚使用による除電効果はさらに有るとお考えになられてもお勧めは出来ません。一枚での音質調整がなされていることがその理由です。
レコードアンチスタティックの使用方法ですがアームのヘッドシェル取り付けネジに近いパイプ部分に取り付けます。裏側の両面テープを剥がして軽く仮止めします。レコードにカートリッジの針が降りている状態で繊維のギザギザカット側がレコード面から0.5-1.0mmくらい離れた状態にします。レコード盤面が反っていて時折タッチしても問題は有りません。常に触れた状態で無ければ問題は有りませんが距離が離れすぎると効果は少なくなります。貼る場所ですがアームの内側でも、外側でもかまいません。針がトレースする前に除電したら効果があるように感じますがそのような心配は無用です。セッティングが決まればしっかりと貼り付けてください。効果を確かめるのにいちいち剥がさなくても、レコードアンチスタティックの先を折り曲げて上方に置くのと、正式な位置にして聴くのを比べれば差が解ります。CDアンチスタティックと同様に複数枚数の取り付けは推奨出来ません、理由はCDアンチスタティックと同じです。
2024.9.19
除電対策その3
まず製品の名前ですがCDアンチスタティックとレコードアンチスタティックにしました。予想通り何とも言いようの無い姿です。しかしがっかりしないで、その効果は強烈です。とにかく帯電している、また回転やトレースによるさらなる帯電を逃がして行きます。みかけはしょぼくても鳴かない材料、そしてその材料も最適な音質にコントロールされているのでご使用中の大事なヴィンテージカートリッジ、最新のカートリッジの音質を損なうことは有りません。またLHH-2000やその他今や入手困難なPHilipsスイングアームピックアップCDプレーヤーの音質を害することも有りません。ともかく良いことだらけですのでこの姿はお許しください。
製品では無く、非売品アクセサリーでした、インフラノイズ製品をお買い上げ頂き試聴感想を下さった方にはお礼で差し上げるものが非売品です。詳細は非売品についてをご覧ください。
来週から製造を始めますのでご希望の方は試聴感想をお願いします。準備出来次第お送りします。新たに購入するので無く過去に購入したインフラノイズ製品の試聴感想でも今回はお受けします。今回のCDアンチスタティックとレコードアンティスタティックについてはこれらの試聴感想もお願いします。
インフラノイズ製品の試聴感想無しでどうしても欲しい方への提供の可能性は引き続き検討中です。
2024.9.19
除電対策その2
元々帯電する素材である塩化ビニールやポリカーボネイトで出来たCD盤やレコード盤が音質が悪いのは何故?帯電すると何故音が悪いのか?その答えは学者の方がお答えになられるだろうが、実は私も理由は良く知らない。自信持って言えるのはこの何日かMt.T2さんにお尋ねしながら数日間、集中して帯電の音、除電の音を聴いてきた結果、帯電した音と除電した音の差はとても大きいと言える。音質の悪化する傾向は帯電量?測定していないので不明だが、帯電量と音質の差は帯電が多いほど悪くなるというものでは無くて、除電したての音は良くて、除電してそのままにすれば帯電して音質が劣化するということは確認出来た。帯電量と音質劣化の関係は深く考えない、私達には重要なファクターに非ずということにした。帯電の音質的害はどのようなものか?これは簡単に言えばCDやレコードをコピーすれば音質は劣化する、繰り返すほど劣化する。この変化とよく似ている。再生音全体にヴェールが被る、スピーカーの前に霧やスリガラスがあるというような表現の劣化である。除電してすぐに聴くとヴェールが一枚剥がれる、眼の前の霧が晴れるというお馴染みの表現で良いと思える。オーディオ機器を国産品から欧州製のものに変えましたという変化とは違うように思える。
このように誰でも解かる変化が明らかにあるから声を大にして書いているわけだ。
何度も繰り返すが帯電すると音が悪くなるのでは無い、帯電する素材だからそのまま除電せず再生したら満点の音が初めから出ないという悲しい現実があったのだ。おまけにもう一つ厄介なのはCD盤もレコードも置き物のようにじっとしてはいない。どちらも回転するのだ、回転すると空気の摩擦で静電気が発生する、霧を生み出しながら再生していると酷いことを書かなければいけない、こんな事は書きたくないが今は解決策が有るから安心して書いている。レコードの場合は空気だけでなく針でトレースするから針と盤面の摩擦による帯電も有るのかも知れない。さらに悲しいのはCDプレーヤーでなくて、CDトランスポートの場合は、大丈夫かと心配になる位の回転数である、回っているのを感じるだけで帯電しているなと解かるくらいの高回転なのだ。CD,レコード共に四面楚歌が現実だったのだ。
その対策なのだがレコードについては既に製品が販売されているし、面倒だが昔からの除電ブラシを使えばそれなりの効果はあるが面倒である。ではどうすれば良いか?幸いにインフラノイズでは過去に販売していたオーディオ機器、アルミや鉄の筐体では無くて安物くさいプラスティクのものが殆どだった。採用理由は材料の鳴きが少ない、高い周波数の鳴きで無いことだったが素材が導電性で無いこと、シールドが効かない。それでシャーシー内部に導電性不織布を貼っていて、大量の在庫が今も有る。その布を切って、さらに最適の音質にする、具体的には目的の音質に樹脂含侵してから製品にする。
次は製品にして皆さんにお届けすることだけだが、ここで問題が?いくら効果絶大であれど製品のデザイン、外観がーー
いつものあれである、デザインなんて有るかいなのインフラ製品、ターンテーブルアキュライザーやヴォリュームアキュライザーは造るのがかなり大変なのであのような価格になったが、今度は小さな布切れ、量産可能だ。製薬会社で無いからまさか一錠¥5000円では売れない。皆さんに使って欲しい、ただで差し上げたいのだが発送だけで大変なことになる。そうなるといつもの非売品だが、これではたくさんの方に使ってもらえない。
困っています、大分考えましたが、大変なことにならないで本当に欲しい方に差し上げる方法?に向けて悩んでいます。毎日が封筒の住所書きに終わることの無い手段は?でも基本は非売品に加えることにしました。無償で差し上げる案はもう少し考えてみます。
続く
2024.9.18
緊急報告
いつも試聴感想をくださるHさんから連絡が有り、過去に通り過ぎたことで何となく気になることが書いてあった。Hさんで無く他の方だったなら、また見逃していたかも知れない。Hさんの音に対する感覚は特別のものがある、音楽家、演奏家の感覚とは少し違った感覚、もちろんオーディオマニア一般の感覚とはかなり違う。多分プロの造形作家で有り、かなりのオーディオマニアという特殊な組み合わせ?だからかなと思うがまあ感性が並の方では無いのは確かだ。そのHさんの連絡だから今回何か感じたのだと思う。
言ってしまえばCD盤やレコード盤の除電対策である。レコード録音始まって以来お馴染みの静電気対策である。最近話題になっているらしいトーンアームの取り付ける除電アクセサリーを使用してその効果がかなり有るという報告である。オーディオ雑誌も見本誌にさっと目を通すだけ、ネットのオーディオ情報は全く見ないから私が知らないのは当然なのだ。
このようなレコードの静電対策については除電機能を持つレコードブラシが最初に試した静電気対策アクセサリーだった思う。学生時代にSUPEXの朝倉さんからトーンアームに取り付ける除電装置を直接頂いたことを覚えている。パラシュートの傘の布が静電気を帯びて開かなくなるのに対する対策品、細い銅線を編み込んだ繊維を応用して作ったアクセサリーだった。1cm四方くらいの薄い銅板の真ん中に穴が空いていてパイプアームとシェルの間に挟み込むようになっており、銅板に除電用のパラシュート布が付いている。レコード面に僅か触れて使うものだったと思う。パチパチするような静電気は無くなったような気がするが音質アップは特に解からなかった。もう50年以上前だったのか?どうもHさんが今回教えて下さったのはこれと同じような導電性ゴム素材のアクセサリーのようだ。問題はそれが大きな音質的効果があると言う報告だ。
振り返ってみるとレコードやCDを何らかの方法で除電したら音質は変化するが特にびっくりするほど良くなったという記憶が無い。しかしHさんからの報告だから半信半疑でも確認しないといけないと思った。そして静電気対策をかなり追い込んでおられるMt.T2さんにいろいろ聞いてみた。自動車のボディや部品、その他静電気の害が有ると思えるものにアルミテープを貼りまくっておられる。だからオーディオはトーンアームはもちろんCDプレーヤー内部までアルミテープで除電されているのだ。効果はそれなりに有るらしい。私もTOYOTA MRSにトヨタの特許という?アルミテープチューンを嫌と言うほどやってみた。感覚的には効果は無いと言えないがタイムを計測していないから効果は感じるが体感とは言えない。過去にオイルケミカル剤を幾種類も試して効果は感じたがタイム計測しても全く効果無く、効果を感じるが体感、計測とはかなり乖離があるのは知っている。だから余計に今回のHさんの除電体験は確認に向かうのが辛かった。
しかし結果は情けない感性の持ち主である私は50年以上も除電の値打ちを知らずに生きてきたという恥を皆さんに報告しなければならない。そしてそのお詫びにCDとレコードプレーヤーの両方に絶大な効果が有るアクセサリーを開発することにした。プロトタイプは既に完成した。
今回一番大切な気づきは静電対策の音質的効果なのだが、
レコード盤もCD盤も両方とも静電気を帯びやすい材料というより、静電気を帯びた素材であると言う点である。元から帯電していて除電しない限り帯電したままの再生をしているという事実。帯電していても、除電しても音質に大した変化が無ければ問題は無いのだが、帯電している素材での再生が通常、おそらくレコード、CDを聴いてきた人の99%以上が除電して再生した音を基準としていないという事実、これが問題なのだ。
続く
2024.7.20
フェライトブロックの使い方
かなり以前ですがRCAスピーカーのコピー試作品の試聴経験が有ります。全く同じ仕様でマグネット部が異なるもの、3種。アルニコ、フェライト、フィールドと用意されておりフィールド型が圧倒的に良く、その後本作もフィールドになりました。普通ならフィールド命となるのですが、その後東独その他のフェライト磁石のスピーカーからはフェライト音が感じられないものが有ることを知り、使いこなしの世界を知りました。今回ご紹介したフェライトブロック漬物石的使用もその意味が含まれています。
オーディオ用ノイズ吸収物はたくさん有りますがサロンパスのような貼り付けタイプのものは加工も楽で利用しやすく多用されます。柔らかい素材のものはノイズ吸収という性能はあれど固有の素材音が有ります。本来のノイズ吸収能力を何らかの方法で無くし、素材はそのままのものがあるとします。それを愛用のオーディオ機器に貼り付けるとどうなりますか?以前流行ったブチルゴムを思いだしてください。
オーディオ機器には完成度のレベルが有ります、世界的に認められているクラスの機器では環境ノイズを減らすことによる向上は少ないです。また振動対策もマイナスになることも有るくらいその完成レベルは高いです。
フェライトブロックの応用は弊害の無いように!ノイズが少なくなることが音質向上の全てでは有りません。固有音の害に気を付けてお試しください。完成度の高い機器に応用する場合はブロックの音が乗らないようにフェルトを一枚入れるか、載せないで近くに置くだけか、固有音を意識してお試しください。
上記の現象はアイソレート機器、磁性体リング、インシュレーターなどオーディオアクセサリー全てに当てはまります。完成度の高い機器ほど手ごわく、オーディオ用でない一般機器、あるいは間違った音造りのオーディオ機器なら効果のあるオーディオアクセサリーはたくさん有ります。