アーカイブ2013年1月-----2013年6月

 


 

2013.6.28


 

オーディオ物語 音の秘密?  その1



物語として書こうと思う。在米当時と帰国後が回想的に前後するので、時間的にややこしいがそこは無視してもらうしかない。どこまでがノンフィクションかは想像におまかせしよう。ここは米国ニューヨーク、東京のある大学の工学部を卒業した私は迷うことなく1970年当時に米国では中堅のオーディオメーカーS社に就職した。真空管アンプやスピーカーを自作しては壊しの毎日と同じくオーディオの毎日を続けたかったからである。この会社は真空管アンプメーカーとして有名だった。従業員数は約100名で開発担当者は外装デザインを含めおよそ20人、会社の中心とも言える部門であった。アンプやスピーカー、アナログプレーヤーなど個人がそれぞれ決まった機種の開発を担当するシステムを取っていた。当時日本はオーディオ製品の大きな販路であり入社したての私は日本への輸出担当となった。その頃のハイエンドオーディオ製品であるがすでに真空管式のマランツやクオードは未来志向のソリッドステートアンプに移行しつつあるときだった。後にマランツ7が大変なプレミア価格になるとはだれもが予想していなかったのである。

 



2013.6.24

 

 

宇野功芳さんが最新号レコード芸術誌でインフラノイズ製品を大絶賛された。後にも先にも音楽評論家がオーディオケーブルを褒めちぎるなんていうのは世界でも初めてのことに違いない。先月アナログリベラメンテとクロックリベラメンテを持って宇野さんのお宅に伺った。この製品の記事を書いて欲しいとかで頼みに行った訳ではない。宇野さんの喜ばれるようなものが出来た時にはそれにかこつけて遊びに行く。

 

今回は驚いた。凄い音でとても良くなったと何度も電話がかかってきた。おまけに連載している自分の頁に書くからと言って製品内容を聞いてこられた。オーディオのことは全く解らない人なのでこれが一番困る。なぜこんなに音が良くなって、非音楽的な雑音が消えてしまうのかと聞いてこられる。言葉で簡単に説明がつけば誰が造っても同じものが出来る。材料のこととか造りかたとか説明したが解ってもらえない。仕方がないのでオーディオをやっている方は音を聴く人と音楽を聴く人があって、音楽を聴く人にとっての余計な音は音を聴く人には素晴らしい情報量と価値あるものになるものだと言った。

 

案の定この真意は電話では伝わらなかったのでとても誤解を招きやすい文になっている。

リベラメンテケーブルはフィルターの作用があって雑音は通さないと読み取る人も出てくるに違いない。まあこれは致しかたがない。宇野功芳先生はオーディオはまるで解らないからケーブルの説明は無視して先生が本気で喜んでいるから良いものに違いないと思う方がレコード芸術誌の読者の殆どなのだと信じることにしよう。

 

 

2013.6.21

 

 

 

 

私の親友には大道芸人がいる

 

路上でヴィオラを弾き、帽子の中に投げ銭を入れてもらうあれだ。

彼は高校一年生の時のクラスメートだった。有名な受験校で、その隣の

中学校を一番で卒業してきたので志望大学は東大か京大におよそ決まっていた。

音楽好き、オーディオ好き、映画好きということですぐに仲良くなった。

秀才タイプで音楽家だから一見おとなしいが、なんのなんの、F-1に熱中したり、

リュックサック一つでコルシカ島に出掛けるくらいの男らしい性質である。

 

しかし当時その高校範囲でなら不良に属する私に彼は引っ張りまわされた。結果クラスでの成績は後ろから数えて一番か二番で私と争っていた。いつもどんけつでは級友にバカだと誤解されるので、これは具合が悪いと思い二人で生物だけはテスト直前に勉強しようとしめし合わした。結果は彼が一番、私が二番だったのだが先生が順位を発表するとクラスの全員がどっと笑った。音楽のテスト、特に歌などは彼に勝つことは全くなかった。まあこの頃から彼はオーケストラでヴァイオリンを弾けるくらいだったから当然か。

 

こんな調子だったので二人とも一流国立大学には行けなかったのではなく行かなかった。

彼は人前でまるで誇るように言う、こいつのおかげでエリートコースにのれなかったのだと。彼は薬品の発明家?開発者?どう言うのかしらないが難病の新薬を見つけたおかげで知らぬ間に医者になっていた。このへんの事情はよく解らない、たしか医大に行ってなかったと思うのだが?まわりには勉強しないで医者になった奴なんで一人もいないのに。

その彼が大道芸人になったのも私のせいだと言うのだろうか?普段は大学のオーケストラや地方のオーケストラでヴィオラを弾いているのだから不思議な人だ。

 

時々時間があえば路上で弾く彼やその仲間の人と接して別世界を味わった。

先日家内がスポーツジムのダンスの先生がイベントをなさるので同行して欲しいと

チラシを持って帰った。なんとそこにはちょび髭をはやした彼の顔がある。万難を排して出かけることにした。なにしろ家内と私の両方での知り合いであるお二人のイベントなのだ。会場の橋本亭にも興味がある。ダンスの先生は美人で純粋な感じの方である、彼の伴奏によくあった動きをなさった。彼のヴィオラは暗い雰囲気をかもし出そうとはしていたが彼の性質を良く知る私には努力に聴こえた。外からは少し内省的なネクラな人に見えるかもしれないが、とんでもないネアカな人である。まあ少し、否、大分に○○だが。

 

クラシックの演奏とはほど遠い伴奏だ。ロングトーン、アッタク取り混ぜてメロディーは全くない、ジャズでいえばフリージャズの分野にでも入るのか?少し練習すれば私でも弾けると思いたいが、これはとんでもない間違いだ。彼はヴァイオリンでバッハの無伴奏ソナタからブラームスコンチェルトまでこなせるほどの腕前だが、途中からより内省的な表現を求めたのかヴィオラに転向した。ピカソの絵ではまるで幼児が画いたようなのもが多くあり、だれでも画ける絵のように思える誤解と同じだ。ピカソのデッサン力が素晴らしいからこそ崩せる訳だ。彼のバッハもこなせる基礎があってこそのフリーヴィオラなんだろうな。

 

そのうち彼のお仲間もここで紹介することにしよう。

でもあまりにもアングラすぎて極めて真面目なオーディオメーカー、インフラノイズのイメージが誤解されることで躊躇せざるを得ない。

 

 

 

出典 ギター文化館ブログ
出典 ギター文化館ブログ

2013.6.19

 

 

ギタリストは有名なギターにもともと使われていたフレットと新品の日本製を数種類用意してくれた。それらをオーディオの部品として使ってみることで音色を調べてみた。

圧倒的に良いものはギターのストラディヴァリウスとも呼ばれるスペインのトーレスに使われていたものだった。先述のアキヤマフルートさんで使われている銀の食器が製造された時代と重なるかも知れない。ただしフレットは銀ではなくて洋銀なはずだ。ロベルトブーシェのはその次でトーレスの音を少し近代的なものに変化させた感じで軽い音であった。後で知ったのだがロベルトブーシェという方は画家でトーレスの楽器を研究されていたとのこと、納得のいく話であった。その他はスペインの有名なギターのものでそれぞれの音があったが特に印象には残っていない。際立ったのはなんと日本製のもので、他のものとは比較にならないくらいに差があった。もちろんただの金属音でしかなかった。日本で入手の簡単なネジや部品の音だた言えば解っていただけるかもしれない。結局入手したいくつかの新品のフレットを聞き比べて良いものを選んだわけだが、ブーシェのギターに打ち変えたフレットはもともとブーシェに使われていたものと良く似た音のものになった。

 

古い木造の教会、高い天井、その結果の良質な残響。

トップクラスの録音機材と2拍子はそろったが、

残るは録音技術者の腕と演奏者の腕。

 

その頃はもう一つ難関があった。マスターテープをデジタルに変換すること。

スタジオでスチューダーのレコーダーから当時の業務用VTRを利用した方式で一連のSONY製デジタル録音機。これは当時殆どのスタジオで使用されていた。この作業でデジタルマスターを再生して全てを失ったかのごとく落胆した。現在の我が家でのデジタルシステムの音、一般の市販CDの再生での音質と比べたらとんでもなくひどい音だった。このひどい音が大量生産のCDになってさらにさらにひどいものとなった。

 

失望の塊でしかなかった初めての録音のCDが現在我が家で再生すると教会で録音直後のマスターテープ再生に非常に近い音が出る。これはGPSクロックのおかげである。極めて精度の高いクロックはパルス音の復活を可能にするのかもしれない。音の鮮度とパルス波形の精度は重要な関連があるように思える。GPSクロックが無ければ落胆の状態が続いていたに違いない。デジタル録音再生はデーターが変化しない限り音質は劣化することはない。この理論は正しかったようだ。しかし、ただしがつく。極めて良質のクロックと一歩踏み込んだ音楽のためのオーディオ機器があってという条件付きで初めて成り立つ理論である。デジタルオーディオ技術はさらに発達するのは間違いないだろう。アナログとデジタルとどちらが優れるのかなんてオーディオの話題はいずれ消えてしまうだろう。

 

                                                 終り

 

 

 

 映画華麗なるギャッビーサイトより
 映画華麗なるギャッビーサイトより

2013.6.17

 

 

映画館には年に23度くらい?

昨夜家内と一緒に華麗なるギャッビーという映画を観に行った。

3Dシアターの上映しか時間が合わないのでどちらかというといやいや行った感じか。

ともかく眼鏡をかけているのであの立体眼鏡を眼鏡の上に二重にかけるというのがうっとおしい。おまけにあれのおかげでただでさえ暗い画面がもう暗くてたまらないのが嫌だ。

立体映画というと昭和20年代に幼児の頃だが親に連れられて観た記憶がある。

それと中学生時代にオカルトで骸骨面とかの題?の映画を友達と観に行った。

立体映画はもの珍しくは出てきてはすぐに消える、映像技術が向上したのか近来のはレンタルビデオやブルーレイレコーダー、薄型大型テレビなどとの絡みもあろうがけっこう長続きしているように思う。アバターとかSFや戦闘もので何本か観たが立体になったから値打ちが上がるというような映画は無かった。大型画面なら立体でなくてもかまわないのばかりであった。他にもたくさんあるので私が知らないだけなのかもしれないが。

 

ところがである。立体映画否定派?の私が喜ぶようなのが現れるとは夢にも思わなかった。

この華麗なるギャッビーは立体映画であることを意識して造った作品だったのだ。

 

新たなる表現素材として立体を選んだスタッフに拍手を送りたい。

貴方たちのおかげで芸術作品として初めての立体映画が出来て今後も続くことにおおいに期待を持てる。

 

(他にいいのがあったのならすみません、まあ部外者なのでお許しを)

 

立体眼鏡のうっとおしさと画面の暗さは許せないが、映画美での経験は初めてのものだった。

 

映画好きの方は見逃せないです。

 

 

 

 

2013.6.16

 

 

 

クラビベースという名前のアコースティックピアノ用音質改善装置を造っていた時がある。当時インフラノイズで販売していたオーディオアクセサリーの一つ、インシュレーターをピアノ用に改造して試してみたら予想外に音質が向上した。オーディオインシュレーターの超大型と考えていただければ想像可能かと思う。木質とか、木目の違いによる差、また最終的にバフで磨いて艶をだすのだが、その磨き具合で音質が変わったので製造はけっこう大変だった。企画と製造はインフラノイズがやって販売、販促は間に入った会社にまかせた。響きの少ない日本製のピアノに使うとまるでスタインウエイやベーゼンドルファーみたいな豊かに響きに変わるといううたい文句でけっこうな数が売れたが、時代は急激に(ピアノ売ってちょうーだい)に突入しかけた時であったのでマーケットとしては先ぼそりそのものであった。なぜか東芝EMIというレコード会社が販売の拠点で最終的にはヤマハやカワイが手がけていた。

 

海外にも販路をと担当者はなんとニューヨークスタインウエイまで出かけて行った。その結果はスタインウエイのピアノはそのようなアクセサリーの助けを借りなくても充分な能力を備えておりますと門前払いをくわせられたらしい。だれが考えても当たり前のことなのだがそれをあえて航空費までかけて行った情熱は尊敬すべきなのだろう。やがて間に入った方とうまく行かずこちらから一方的に製造を断ってしまってずいぶんになる。

 

営業の側から音が良くなる理由を科学的に説明してくれと何度も頼まれた。科学的に音の波形がこのように変化するので効果があるなんて説明が出来るなら、ストラディヴァリウスがとんでもない値段になるわけがない、なんて常日頃思っているので断りたかったが押し切られた。ヤマハの自動ピアノを別荘に置かれている方に助けていただきスペクトラムアナライザーを用意して出かけた。自動ピアノだからオルゴールのように何度も同じ演奏を繰り返す。クラビベースを敷いた時と外した時の倍音の違いをグラフで見ようという試みである。何度か繰り返したが、3倍音から上の奇数時倍音のグラフに差があるように見える。まさかとは思いながらやはり差が出ると何か発見したようでうれしくなってくる。念のためにとクラビベースを敷かずに同じ状態何度か同じ曲でグラフを出した。思わずため息が出たのを思いだす。敷いた時と敷かない時の差と同じように3倍音の上から変化が見られる。同じことを繰り返しているのだからそっくり同じ倍音構造でないと困るのに。自動ピアノは本物と同じアクションを使う。演奏者が同じ曲を弾いても全く同じ音が厳密には2度と出ないのと同じ理屈でいくら機械のソレノイドが打鍵しようとやはりタッチはばらつくのだった。パチンコのハンドルを固定して自動的に玉を打っても同じところに行かないのと同じだったのだ。というわけでこの試みは笑い話になってしまった。

 

ちなみに社名インフラノイズの意味であるが。創業当時のオーディオ界は測定値が看板になっていて、歪が何パーセント以下、ノイズが少ないから音がよい、シャーシーが丈夫だから音が良いなど幼稚な宣伝が主流だった。特に大手家電メーカーのオーディオの広告では著しかった。そこで反抗心からではないが、音の秘密は測定可能な歪やノイズの内側に隠されたものであり、測定して出てくるようなものは秘密にあらずと社名にしてしまった。ところが、ゴロがわるい、インとは陰に通じて良い印象なし、フラはふらふらして安定しない、インフラはインフレと通じてマイナスイメージ、おまけにノイズとは悪いものだと散々に言われた。でも30年以上経った今ではこれを克服できたのか社名での悪口は聞かない。

 

話が脱線してしまいましたが、会社の倉庫でクラビベースが少し残っているのを見つけました。ご本人、家族の方がピアノを演奏されて音にこだわられるのなら差し上げますのでインフラノイズへ直接お電話ください。ただし先着順ですのでよろしくご理解ください。

 

 

 

2013.6.13

 

クラシックギターの録音を頼まれて神戸の古い教会で録音を経験したのが初めてだった。

1991年だった。神戸大震災でその教会はもう存在しないと思う。

そんなおぼつかない録音が市販のCDになった。でも出来は別としてけっこうオーディオ的には凝っていた。録音機はスチューダーのアナログレコーダー、録音速度は38cm/Sec.の倍速で76cm/Sec.だった。見ていてあまりに速く風切音も大きく、テープが切れそうで怖かったのを思い出す。ミクサーもスチューダー、マイクはノイマンでワンポイントプラスホール残響と最小限の本数。今から考えて見るとなにも知らないのによくやったものだ。でも機材は素晴らしいので、自分で言うのは変だがうらやましい思いがする。またこんなのでやってみたい。

 

楽器はフランス製のロベルトブーシェ、比較的新しい時代のものだが銘器である。その楽器のフレットを奏者が録音前に交換したいという話が出た。

 

                  続く

 

 

 

出典 ドルチェ楽器ウエッブサイト
出典 ドルチェ楽器ウエッブサイト

2013.6.11

 

 

楽器と金属で検索したらこんな方が見つかりました。

 

《更なる可能性を求めて不均一な管を作る。

http://www.akiyamaflutes.co.jp/sp/#company

フランスでルイロットが製作されていた同時代の素材を再現することが同じ響きの楽器を作ることにとても重要なことだと考えました。ルイロットの楽器の分析は以前からインターネット上にも公開されていて資料は手に入れることは出来たのですが、同様の素材を作ることは量的に考えて不可能でした。そこで思いついたのが同時代の銀食器を手に入れることでした。同時代の銀食器を素材に、全て手作業でパイプを作ることにしました。内部に独自のひずみを作ることでより豊かな響きを実現できたと考えています。》

 

大手の楽器メーカーではなく小規模の楽器メーカーのようですがとても頑張っておられます。音なんて良い悪いに絶対があるわけなく、あくまで個人の価値観、美意識で良い悪いが決められます。分析して、議論して順位を決めるなんてことは考えられないはずですが?このような小規模のメーカーの製品はそんな議論の対象になりやすいらしく、ああだこうだと否定的なコメントをつけられることはよくあります。また楽器は演奏者なしでは評価できません。誰が鳴らしても良い音がする楽器が一流の演奏者が選ぶとは限りません。では絶対評価は有り得ないのでしょうか?あるレベルから上はランクを付けることは出来なくて、それ以下のレベルではランキングは可能だということはあるでしょうね。確実なのは揺るぎがたい歴史的な評価でしょう。

 

ピアノではこんな話があります。歴史的な銘器のオールドピアノを修復される調律師

に聞いた話です。いくら錆びていても素晴らしい音のするピアノのワイアーを交換するのは嫌です。世界的に有名なドイツ製新品ワイアーに交換すればその持ち味は失われてしまいます。よほどのことがない限り止めたほうが良いです。これもその時代の金属組成に原因するのでしょう、ウエスタンの真空管300Bのレプリカはたくさんありますが、オリジナルの刻印を超えたというのは聞いたことがありません。大手の楽器メーカーでさえ出来ないことをオーディオメーカーでは規模的には(規模が大きくても無理かな?)とても無理な話なのでオリジナル300Bを超えるものは出てこない。真空管の場合は形状が複雑だし、ガラスの音もあるし。ガラスも金属と同じで組成により音質が変わるのは当然でしょう。

 

                 続く

 

 

 

2013.6.10

 

 

出典 日本経済新聞 1979.5.16
出典 日本経済新聞 1979.5.16

 

 

                                                                             続く

 

 

2013.6.7

 

金属の音は謎の音。

 

オーディオでは鉄の音、銅の音、チタンの音などを聞き分けていろいろな音の金属インシュレーターが製造されている。線材では銅が主な材料だが不純物の割合を競って○○Nとの表示で値段に関係する。不純物が少ないものほど製造が大変でコストがかかるのでイメージとしては高級イコール純度となりオーディオ製品としては値段が付け易いのでオーディオメーカーとしては好ましいことなのだろう。不純物が含まれているので音が良くて値段も高いという製品は聞いたことがない。

 

ところが楽器の世界では銘器に使われている金属は不純物が含まれているものほど良い音がするということは今では常識である。全く正反対で不思議なことである。理屈をこじつけてみれば楽器は個性があってあたり前なので、演奏して音を造るのだから不純物入りの個性音は好ましい。一方オーディオではいろいろの音を再生しなければならないので無色透明なハイフィデリティーほど好ましく、不純物の少ない純粋な材料がよい。

 

このこじつけはオーディオビジネスでは便利だがはたして真実はどうなのか?

 

以前楽器のアクセサリーを開発していた関係でヤマハ楽器本社をお訪ねしたことがある。その時に開発関係の役員をしておられた梶さんに興味深いお話をいろいろうかがった。

実際にお会いする前から梶さんのことは新聞記事で存じており、お会いするのが楽しみであったことを思い出す。スクラップブックから年月の経過で黄ばんだ新聞の切り抜きを探し出した。とても興味深い話である。オーディオとは無関係とは思えず切り抜きを大事にしていたのだ。

 

                           続く

 

 

 

 

2013.5.27

 

おそらく音質を看板にしたアンプやCDプレーヤーを含めても天板や、底板を外して音質が劣化するくらい完成度がある製品は今どれだけあるのだろうか?鉄板は磁気材料だから音が悪いといい、銅板にする。結果明るい銅の音がむき出しになってしまう。それではダンプしてみたらと、ブチルゴムや軟性の合成樹脂を貼り付ける。結果なんともくすんだ鈍いダンプ材の音質が付加される。筐体というのはオーディオ製品ではなんともやっかいなものなのだ。その点アマチュアは楽だ。真空管アンプならシャーシーの音を嫌うなら木製にすればいい。ただし木製と言っても必ず良くなるとは限らない。今度は厚さ、形、種類で変わるからだ。こうなると基板オーディオがいかに優れているかがお解かりになると思う。

 

ではオーディオ製品で天板や底板を外したら音質が劣化するのはあるのか?思いつくのはマッキントッシュのアンプだ。天板を外すとジャズ再生に適したあの音質が薄れる。さすがである。ただしマッキントッシュ製品全部がそのくらいのチューンされているのかどうかは知らない。このことに気づいたのはずいぶん前、C—22とか真空管アンプの頃の製品だ。その外した天板をラックスのアンプに付けてみて驚いた。マッキントッシュ的ななんとも味のある音質に変わったことを思いだす。

 

すごいのはノイマンのコンデンサーマイクの網カバーだ。カバーを外しマイクカプセルの見える状態で録音してみるとなんとも具合が悪い。さすがである。

そうだ思いだした、ロジャースLS3/5Aである。天板ではないが前面のスピーカーネットを外すと全くだめである。まあ数少ないオーディオ製品がこのレベルで製作されたのだろう。

 

最後にPCオーディオに真剣に取り組んでおられる方に。

ハードディスクにファイルを取り込むよりUSBメモリーに取り込んだほうが確実に音質がアップする。ただしそのUSBメモリーはプラスティックのカバーを無理やり壊して中身をむき出しにしなければならない。

 

そうです、USBメモリーの基板オーディオです。優秀です。

 

 

 

2013.5.24  

  

基板オーディオとはなにか?

 

友人のM氏との会話の中で自然と生まれ出た言葉である。昨今のオーディオ誌のオマケになった小さなUSB-DACとかデジタルアンプがその代表的なものである。もちろん二人の間だけでの造語なので消えるか、残るか?はわからない。

 

ずいぶん前になるがオーディオ誌で製品の改造記事がいつも載っているのがあった。雑誌の名前は思い出せないが、2-3年で廃刊になった。オーディオの全盛期なのにそうなったのは広告のスポンサーが付かなかったとか、読者にあきられたとかの理由なのか?記憶に残る改造はアンプでもCDプレーヤーでも市販品の天板や底板を外せば音質が向上するという記事が多くあった。でもこれはメーカー側としてはやって欲しくないことだし、天板を外すことは改造と解釈されるかもしれないのでサービスが受けられなくなる恐れがある。電気回路がむき出しになるので感電という危険の可能性もある。だからオーディオ誌としては消えざるを得なかったのかもしれないが、そこにはなにか真実が隠されていなかったか?

 

オーディオアンプの開発方法はいろいろあるだろうが、まず一般的なのは回路を考えそれに従い部品を配線して仕上げて音を出す。その状態をバラックと言って電線と部品が絡んでいるので外部へ持ちし出すのは難しい、なにかのひょうしですぐ壊れてしまう。そのような状態で測定器にかけ回路動作を確認してヒアリングする。部品を変えたり、回路を変えたりしながら音を聴く。もちろん途中で音を聴かず回路に従って組んだだけで、回路動作が問題ないなら完成というものもあるだろう。

 

プリント基板上にきっちりと部品をつけないで部品同士をハンダでくっつけていくのを空中配線とも言う。バラックや空中配線の状態で音を出した時の音質を仮に100点とすれば、製品になる予定の同じ外観のボックスにこのバラックを入れて音を出せば点数はどうなるか?殆どの場合は音質は劣化して70点とか60点の音質となる。底板や天板などの共振音が電子部品を揺すぶり雑音が付加されるからである。そこで開発者はその対策を考える。底板や天板を分厚くしたり、重くしたりして共振を減らすことで音質劣化を防ごうとする。またハニカム形状にプレスしたりして剛性を高めたら鳴きが少なくなり害が無くなると考える。もうこの段階から天板や底板は音質劣化の付属品となっている。シールドという効果があるではないかと文句がついても、音質改善のためのシールドはそう簡単なことではないと却下できる。

 

こんな調子だから、オーディオ雑誌の付録USB-DACの音質が思いのほか良くて人気が出るのも不思議はない。付録の回路や部品と基本的には変わらないPCオーディオ製品が海外を問わずたくさん市場出ている。当然のことながら基板むき出しの製品はなく、デザインされたかっこうに良いケースに収まっている。このケースが音質にはなんのプラスも無い。ケースを外して中身だけで聴けば付録オーディオと変わらない音になるので音質は向上する。オーディオ製品では中身が音質確保のためむき出しの状態で製品になっているのはアナログカートリッジくらいではないだろうか?

 

                                続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013.5.13

 

 

業務用の空気清浄機を自宅に導入して約半月になる。

家内は一年の三分の一は花粉症で苦しんでいる。私はヒノキとブタ草、黄砂、ホコリくらいは感じる程度。空気清浄機は大手家電メーカーのものからオーディオのティアックでなぜか販売してたのとかを使ってきた。どれもまあ効果はあるのだろうという程度の印象で最近では大手の電動ファン付マイクロフィルター式のものを2台使っている。

 

今回は友人の紹介でサリールというメーカーのものを知った。ステンレスのボディがいかにも無骨、業務用なので家電製品のイメージは全くない。

 

CD棚の上の天井に近い場所に設置した。イオン方式で電動ファンがなくフィルターもない。

つまり無音である。ところがかなりの風が吹き出してくるではないか?8連酸化チタンパイプの電極ユニットがありフロントパネルの8つの穴から風がでる。これには感激した、      7年にわたりとてつもない距離をけなげに地球に帰ってきたハヤブサの推進器、イオンロケットを思い浮かべてしまった。まあ原理は似たようなものなんだろう。片方は真空中で働くから風は出ないだろうがイオン噴出してその反動で進むのか?そのくらいに頼もしく感じたのはなぜなんだろう。

 

少しオゾンの匂いが今までのものより強いが、これは強力さと裏腹の現象だろう。はたして今まで使ってきたものと比べどのくらいのものかはすぐにはわからない。半年くらい経てば解るかな?でも空気のクリーンさは今まで経験したことのない感じだ。そう山に登って森林浴をする感じに似ているかも?

 

もうひとつ重要なことがある。オーディオでの音の違いである。I先生はティアックの大型をリスニングルームに入れておられた。最初に空気もいいし音も良くなるとおっしゃっていた。スイッチを切ったり入れたりして試さしていただいたが格段によくなったという記憶はない。では今回の我が家ではどうなんだろう。早速試してみた。

 

 

試聴に選んだCDはオーディオでは非常に鳴りにくいソースとしてトップクラスであるもの。ブダペスト弦楽四重奏団のベートーベン、ラズモフスキー第1番。一般的な装置では弦がキーキーとやかましく、とても楽しむというような音は出ない。  

 

まず一日はサリールの電源を入れず翌朝オーディオ装置のほうの電源を入れただけで聴いた。まずまずいつもの音である。ゆっくり久しぶりで聴いてみたい気分である。5分ほど出だしを聴いてから、サリールのスイッチを入れる。20分ほど経ってから同じところを聴いた。抜けが良くなったというのか、音が伸びる。でも少し弦が細く、弾きこむ前の楽器の音のような感じもある。そこでサリールの電源を落とす。これは素晴らしい、抜けも良く豊かで申し分ない。サリールの電子回路での影響は当然予測されたので問題はない。まじめに聴くときは電源を切るべし。でもこれは曲とか装置で異なるので電源を入れたままでも問題はないのが普通かもしれないがこれは最高の音質レベルでの判断だ。

 

残るはサリールが本当に効いたかどうかの裏を取らなくてはいけない。

今まで幾度もやってきた実験。室内で殺虫剤や化粧品のエアゾールスプレーをほんの少し撒く。そしてヒアリング。ものにより音は異なるが良くなった例はない。その音質の劣化を確認してから排気ファンを5分回して再びヒアリング、音は回復する。このような実験を過去にはよくやったものだ。

 

今回は何かを撒くのでなくて逆に空中の微粒子を取って?きれいにしてから(でもマイナスイオンとかは加えたことになるのか???)排気してみる。5分してからヒアリング、いつも聴いてる音になった。あの抜けのよい音の伸びはやはりサリールの効果に間違いない。

 

私がサリールのメーカーだったら即オーディオマーケットに紹介するだろう、そのくらい音質が向上する。来年にはオーディオマニアのリスニングルームには業務用の空気清浄機は必需品となるかもね。

 

ただし一般家電の空気清浄機と比較したわけではない。でも音の悪さが空中に漂う微粒子だとしたら家電用のと今回の業務用では細かいものを取る能力には大きな違いがありそうな気がする。データーがあれば音との関連が明らかになることだろう。

 

 

 

2013.4.30

 

 

インフラノイズの新製品にいつも興味を持っていただいているオーディオマニアでやまてつさんという方がおられる。毎日必ずブログを更新されるので有名。またたくさんのオーディオ友達がおられてお互いのリスニングルーム訪問が盛んで家族サービスはいつやっておられるのかと心配になってしまうほどである。

 

そのやまてつさんのブログを今朝見てとてもうれしかった。リベラメンテケーブルの目的と他のオーディオケーブルとの音質差の根本的な違いに気づいていただいたからある。音の感性に対する意見はなかなか述べることは出来ない。人それぞれ違うし、好き嫌いもある。食べ物でこっちが好き、酒ではこちらがいいとかと同じである。なのでこちらが最も大事にしている部分に賛同していただくのが製作者としては一番うれしいことなのである。

 

今回はケーブルを交換するだけで演奏のテンポが変わって聴こえる現象に気づかれたのだ。

テンポというとメトロノームを思い浮かべるように1分間に四分音符が何個あるかというあのことである。ところが本当のところ1分間に何個あるかというのは単なるガイドであって決められたことではない。音楽用語でモデラートというとどのくらいかというのを解りやすく言っただけなのである。極めて感覚的な言葉であってあくまで基準はない。感覚によって早く感じたり、遅く感じたりする。塩の濃度が0.5%の味噌汁をいつも同じ塩辛さに感じることがないのや、人により甘辛の感覚に大きな差があるのと同じで極めて曖昧な基準なのだ。

 

ちょうどうまいタイミングで宇野功芳さんの著書、目指せ!耳の達人でテンポにたいする記述がいくつかあったので引用させていただく。

 

 

 

 

 

 

ようするに人間の時間感覚だ。事故とか危ない目にあったときとか、ずいぶん長い秒数に感じる。一時間くらいうとうとしたと思ったのに5分しかたってないとか。これがテンポそのものなのだろうな。

 

 

やまてつさんはブログにてこのように表現された。

 

「フィリッパジョルダーノをもう一度・・・おお!何と曲がゆっくりに聞こえるんだろう?・・・SN感が良くなったからか、背景が静になって、ボーカルがグッと浮き上がった感じに・・・で、声の力の入れ方に、微妙に強弱を付けていて、歌詞の抑揚が分かりやすくなった気が・・・ベースの音はブレが収束したように太くくっきり聞こえる感じに・・・空間の広がり具合も大きくなった・・・良いんじゃない?

もう一度、クロックケーブルを、元のSilver Runningに戻して見ると・・・肩の力が抜けたと言うか・・・歌の強弱が無くなって、一本調子な印象に・・・ベースやバスドラの低音が少し太く柔らかくなったと言うか、逆にCLKリベラメンテでは、締まってたってことかな・・・

じゃ、お次は、デジタルケーブルのみ、インフラノイズのデジタルリベラメンテに変えて試聴・・・

おお!一層ゆっくりに聞こえる・・・DGリベラメンテの方が、曲想がハッキリすると言うか・・・より歌詞を丁寧に歌っているように感じると言うか・・・優しく力の入れ加減の強弱が分かる感じ?・・・ベースもうねりがはっきり着こるようになって・・・バスドラもためを感じれる・・・

じゃあ、DGリベラメンテに加えて、クロックもCLKリベラメンテに変えてみたら?・・・

うひょ~!また更にゆっくり・・・と言うか、もの凄く大切に、気持ちの限りを込めて歌ってるって感じに・・・音の透明度がスッと上がって、個々の音はスッとブレが無くなってシャープなイメージ・・・で、DGリベラメンテで、ちょっと太く緩い目に感じた低域が、スッと締まった感じに・・・高域の金属打楽器が綺麗にスッキリ聞こえるように・・・

っと、これに気をよくして、DACとプリ間のインコネもリベラメンテに変更したら・・・

う~わっ!めっちゃゆっくりになった!(@@;・・・余韻の響きがより聞き取りやすく・・・ああ!ベースがグッと下から太くクッキリと・・・バスドラも力感が出てきた・・・高域の金属打楽器が、非常に綺麗に、安らぐ感じ・・・)」

 

テンポと同じようなことがまだある。それはピッチだ。

CDの黄金時代にデジタルオーディオはピッチが狂っていると主張したあげく

オーディオ界から抹殺されてしまった人もいる。

また機会があれば書いてみたいと思う。

ピッチは440Hzとか444Hzとかの意味ではない???

 

2013.4.23

 

宇野功芳さんの話題が出たので、ついでにと言う訳ではないが。

拙宅に来られた時のことを書いていただいたことがある。

EMGの蓄音器の音を聴かれて感激された話だが、オーディオ装置の音についても書いてくださった。もう5年も前のことになるので、その時の音は今となって恥ずかしいくらいお粗末である。EMGの蓄音器と比較できるようなレベルではなかった。しかし今は自信を持って言える。GPSクロックとケーブルの見直しでアナログもデジタルも比較する意味を失ったくらいに当時より音質は向上している。EMGの音とオーディオの音とを比較するのではないが、EMGの音の優秀さを充分に表現力の中に取り入れたオーディオの音になっていると思う。宇野先生にはぜひ聴いていただきたいと思っている。

 

以下の出典は音楽の友社、宇野功芳 楽に寄す 2010.12.31 発刊。

 

 

2013.4.22

 

オーディオでも証拠写真というものがあるのだなー。

 

宇野功芳さんから謹呈のしおり付の本が昨日届いた。宇野さんとはとても親しいのだが10歳以上上なので親友とこちらからは言いにくいので先生と呼ぶことにしている。意見を求めることはよくあるが。例えば100人のピアニスト人気ランキングみたいなのがあって、この人がこの順位になってるのはどう思われるかとか?殆どの場合は考えは一致する。でも好き嫌いは大きく分かれる。先生はブラームスのかげが嫌いだ。私はあの寂寥感を尊敬する。ジャズも全く聴かれない。ジャズのおじいさんであるサティなんか聴かれたこともないだろう。だから個人的な音楽の話はしない、喧嘩になるだけだから。

 

さてその本だがこの5月1日発売の音楽之友社、目指せ!耳の達人であった。宇野先生とオーディオ評論家の山之内正さんの共著である。オーディオと音楽の絡みがテーマのように思えるが、SACDがCDより優れることの再認識が目的のようにも思える。この本の中にある写真で楽しいものを見つけた。宇野功芳のリスニングルームを訪ねての頁にあった装置の写真だ。スチューダーD-727の左横に置いてある黒い箱はなんだろう。拡大しても型番までは見えない。

 

肝心の宇野先生のところのオーディオ装置の音であるが、山之内氏がこう述べておられる。

『機材が年季の入ったものが多いことはうかがっていたのでなにか古びた音がするのだろうかと想像していました。ところが実際は逆で、ダイレクトなクリアな印象を受けました。(古びた音というのはどういうものを想像されていたのですか。)古いオーディオにはありがちなのですが。高域が鈍って、くぐもったような音です。でも実際は違いました。』

最新式のハイエンドオーディオ装置やSACDをお聴きの山之内氏がそう言われるからには間違いないだろう。

 

宇野先生のヴィンテージ装置から最新のハイエンド装置に劣らぬダイレクトなクリアな音の出ることを読者の方が不思議に思われるのではないだろうか?ヴィンテージがハイエンドに負けなかった本当の理由がお解りになられる方はほんのわずかであることが残念だ。

 

でも証拠写真が残っていたのはせめてもの慰めでした。

 

 

 出典: 目指せ!耳の達人、音楽之友社
 出典: 目指せ!耳の達人、音楽之友社

2013.4.12

 

オーディオ製品で日本の音というのはあるのか?

 

あるように思えますね。

特にスピーカーシステムは感じます。海外へ輸出されるオーディオ製品はアンプとかプレーヤーはMADE IN JAPANと評価は高いがスピーカーはなぜか高い評価はないという話はよく聞きました。

 

アンプとかプレーヤー、カートリッジなどはある程度の基本的な音があります。構造、方式など異なっていても物理的な特性を満たせばとんでもない差は有りません。ところがスピーカーはまったく同じ方式で物理的な特性が同じでも大きな音質差が生まれます。

 

スピーカーほどではありませんがカートリッジでも日本の音は明らかにあります。音楽についていろいろ教えていただいたI先生のところにDENONの代表的カートリッジDL-103を持って行ったときのことです。DL-103は聴かれたことがなく大変興味を持っておられました。当然に常用オルトフォンSPUとの比較となりますがその第一声は「NHK検聴の音や」でした。先生は長らく全国児童コーラスコンテストの審査員をなさっておられたので

NHKのミクサー室で録音テープを何度も聴かれていたとのことでした。私にもその意味がすぐに理解できました。当時NHKのモニタースピーカーは三菱ダイヤトーンが殆どだったと思います。DL-103の音が三菱ダイヤトーンの音とそっくりということは日本の音があるという証拠だと思います。でも先生は日本の音はどうもお好きではないような感じでした。

 

私も中学生の頃からP-610やパイオニアの16cmダブルコーンを自作のスピーカーボックスに付けて聞き込んできました。後年に同じような寸法のドイツ製スピーカーのテレフンケンやシーメンスを始めて聴いて驚きました。これほどの違いがあるのか、かたちや大きさは同じようなものなのに。歌謡曲だけを聴いて比べてみたら優劣はすぐにつかないことでしょう。P-610のほうが歌謡曲に適した音色なのかもしれません。でもバッハのソナタ、どのような楽器であってもどうしようもない音の差がありました。どのように違うのか?

 

バッハの無伴奏ソナタを技術的には問題なくは弾けるが音楽としては?マークの出る演奏家はたくさんおられます。一方技術的にも音楽的にも素晴らしい演奏家も数少ないですがおられます。その数少ない演奏家の録音、例えばシェリングの演奏をP-610とシーメンスで聞き比べたとしましょう。P-610で鳴らすシェリングはたくさんおられるヴァイオリニストの音に近づいてしまうのです。これは事実です。

 

1980年代に日本人の右脳、左脳の働きが外国人の働きとは日本語の特異性が原因で逆と言ってもいいくらいに違うという説が発表されました。確か「日本人の脳」という本でした。当時高校生の私には衝撃的な内容でした。

 

日本人の音意識

http://www.seas.or.jp/news/library/tsunoda.html

 

なるほど日本人全体でみればそうかもしれません。でも音楽の経験や訓練の結果で西洋人のような感性に変化した人もいると思われます。一概にはこの学説が原因でオーディオでの日本の音が出来たとは言えないでしょう。

しかしP-610とシーメンスで差が出るようなジャンルの音楽を聴かない方がスピーカーの開発をしたらどのような結果になるのか?その答えは日本のオーディオの歴史の中にたくさんあるように思えます。

 

 

 

2013.4.9

 

  

ロボットに差音は聴こえるか?

 

答えはどうなんでしょう。ロボットと言ってもルンバから鉄人28号、アトムまであるのでどのレベルでの話しか?多分聴こえないと思います。

 

なぜなら差音の正体は先日に書いた現実のコーラスでの体験のような

おばけなんですから。

 

線形処理がベースとなる人工知能のロボットではたぶん差音は感じないでしょうね。

 

私達のようなアンビバレントな非線形処理を行う人口知能が完成すれば差音を感じて涙を流す

ロボットが誕生することでしょう。

 

いつも線形処理をしている賢いオーディオマニアの方はひょっとして差音に気づかないこともあるかな?

とふと考えてしまうのは非常に失礼なことですね。でも私もチェロを触る(演奏するというレベルになる前に挫折したから)までは差音は感じませんでした。感じてても気づかないというのが正しいのかも?

 

音楽家でもピアノのような平均律の楽器を演奏される方もその存在に気づいておられない可能性は

あります。差音を感じる能力は経験、訓練に関係するかも? 

 

だからオーディオの世界ではもっと、もっとマイナーな話題かなと思ってしまいます。

 

そのうちオーディオ誌にも差音の話題が掲載されることを夢みながら差音についての話題は終わります。

 

 

 

 

出典 音と楽器 
出典 音と楽器 

 

 

2013.4.7

 

アーサー・H・ベナード著 音と楽器 河出書房新社 に差音についての解りやすい記述がある。

 

《楽譜の一番上の線はヤンキードードル(ヤンキーの馬鹿)のはじめの部分の楽譜である。

二番目の線はこれと一緒にド音を吹くことを示す。かりにこの二つの音符に従ってクラリネットなりフルートを二つ強く吹くと(吹奏楽器なら何でもよい)、楽譜の三列目でおよそ表せる第三の部分が聞こえてくる。》

 

 

ピアノでこの実験をやってみたが予想どおり一番下のメロディが現れるとは言えない。

理由は平均率であることと、倍音が管楽器のように単純ではないからである。

キーボードで純正の音が出せるものならフルートなどを選べば間違いなく一番下の赤丸で

囲んだメロディーが出現する。

 

この事実は作曲家によっては意図して楽譜では表してはいないメロディーをしのび込ませることは可能とする。

演奏家が出していない音が演奏中に出ているわけである。また低音の出ない楽器で演奏しても作曲しだいで

物理的に出せない低音が出て豊かな演奏となることもある。バッハは完全にこのようなことを意識的か物理的には

理解しなくてもやっていたのは間違いないと私は考えている。

 

この現象を生の演奏だけのものと考えてはいけない。

生の演奏でさえ、調律の程度、音の大きさ、倍音の違いなどで第三の音の出現が難しいことが起こるのだから

オーディオでは種々の問題により差音の再生は非常に難しい。

しかしこの現象を熟知した開発者と音楽を単に波形としてとらえている開発者では

製品の完成に大きな差がついてくる。

 

ただし残念なことに差音の出現が演奏の内容に関わることの少ない音楽もあるので、その音楽だけでの

判断で差音の再生の得意な製品を開発するのは困難なことである。

 

最後に私がここに述べたことについて異論を持たれる方もおられると思う。

波形が物理的に完全に録音再生できるならこれらの現象をもこなせるという考え方だ。

でも言いたい。スピーカーのコーン紙をボイスコイルで動かさずに単なる打楽器の振動板として

叩いてみたらどうだろう。差音の表現が忠実に出来る振動板とそうでない振動板があることを理解されるに違いない。

もちろんスピーカーだけではなく装置のあらゆる部分が関係している現状にも気づかれるだろう。

 

 

 

 

 

 

2013.4.3

 

先日の言葉、差音ですが検索するといろいろ出てくるが技術的すぎて難しいようです。

 

私の経験で比較的理解しやすい例がありますのでご紹介します。

 

20代の時友人でオーディオ好き、音楽好きな人がいました。

彼は男性コーラスのトリオのメンバーでした。不思議な体験があるとあたかもおばけを見たかに困惑しながら話してくれました。練習をしている時いつも同じところで誰かが間違う。オクターブ外した音を歌う。3人しかいないので誰かが間違ったのに決まっている。でも誰も名乗り出ない。喧嘩になりそうだがしかたなく次へ行く。これではだめだといつものところを待ち構えて歌ってみた。やはり誰かがオクターブ下を歌う。だれもやってないと言う。3人しかいないのに、だれも間違っていないのにだれかが間違う。実際は間違ってはいないのになぜかオクターブ下が全員に聴こえる気持ち悪さ。これは事実なんだと話してくれました。前後関係はよく覚えていないのですがそのときすでに私は差音の論理を知っていたように思います。そして彼に説明できた、それはおばけではない、差音と呼ばれる現象だと言いました。

 

その時彼らは5度のハーモニーをとっていたそうです。アカペラなのでもちろん純正の5度です。5度の音の関係は例えば二つ有るうちの一つの音の高さが440Hzならもう一つは1.5倍の660Hzです。この二つの音を同時に鳴らすとその周波数の差、220Hzが生み出されるのです。物理的にない音が幻のごとく現れるのです。660Hz,440Hz,220Hzの三音で中心の440Hzとその音はオクターブ。無いはずの1オクターブ低い音が出てくるわけです。

 

これは単純な例ですが、実際の音楽では倍音があるし音の数も多い、とても複雑です。

もちろんオーディオの世界でも起こっています。

 

ものすごく重要なことなのに演奏の世界では難解な話でまず話題にされることはありません。

当然ながらオーディオの世界ではそれ以上に話題にされることはありません。

例えばスピーカーやカートリッジは楽器と同じく発音体ですのでこの知識なしに作成された製品は元の演奏を再現できません。製造される機器はとてつもない数なのに高く評価され銘器として残るものは非常に少ない理由の一つです。

 

                      続く

 

 

 

2013.4.2

 

試聴室で使っているスピーカーシステムはいろいろある。ひとつはダブルコーンのクセのあるものをルーペ代わりに使っていたのだが、それをしばらくお休みにしていたテレフンケンの3WAYモニターに交換した。BSから録音、GPSクロックを使ってCDR化したギルシャハムのシャコンヌ(友人のM氏が作成)がなかなか上手く入っているのでかけてみて驚いた。こんなスピーカーだったのかと情けなくなるようなボケボケの音。ボール紙のヴァイオリンだったらこんなになるのではと瞬間に思うほどの酷さ。ところがである3分25秒とディスプレイ表示が出た頃には一級の音に変身した。これほど短時間に変わるとは。そういえばこのスピーカーを初めて鳴らした時も酷かった。まるで運動会のPAホーンのようなガサガサ、シャリシャリ音が出てひるんだのを思いだした。2-3日後にはさすがテレフンケンだという評価に変わってしまったが。今回は反対にボケてしまったのが3分で回復したのである。このような経験は余り無い。ローサーPM6やAXIOM80などはそんな傾向はあったがこれほどではない。確かオーディオ評論家のどなたかがジェンセンの複合型ユニットを最初に鳴らしたら怪鳥の叫びみたいな音でびっくりしたと書いておられた。それを思い浮かべるくらいこのテレフンケンの最初は酷かった。

 

友人の奥方のヴァイオリニストが自分の楽器はステージで弾き始めは表板だけが鳴って目覚めがわるいが、30分を過ぎると裏板が鳴り出すと言っておられた。このテレフンケンはまるでヴァイオリンみたいだ。それも3分で目覚める。

 

 

2013.4.1

 

ウイーンフィルの音を聴いてきました。

残念ながらフルオーケストラではなくてセレクトされたメンバー約30人で構成された中編成のオーケストラです。

当日のプログラムのメインはベートーベンの交響曲7番でしたがシンフォニーホールの空間を十分に鳴らし切る音圧が 出ていました。コントラバス2本、チェロ2本なのにフルオーケストラと間違うような豊かな低音に支えられた音圧です。

同じような編成他のオーケストラ、いやフルオーケストラでも及ばないマジックとも言えます。

 

でもよくよく考えてみるとこれはウイーンフィルの秘密のひとつでもあり解明するのは楽しいことです。

 

聴いた印象ですが、やはり素晴らしい、文句はつけられません。

期待していた音色はさすが、これしかない。

完璧に近いフレージング、これは全員が同じ感覚を持っているとしかいいようがない。

 

ベートーベンの7番は指揮者なしですから実力のある指揮者が振った演奏と比べると少し整い過ぎているとか個性がどうかとかですが、どうしても一言ならでの話し。本当に比較できるものはありませんというレベルです。整っているといっても息があってるとか、アンサンブルに全く乱れがないという意味ではありません。むしろプレーヤー個人個人の良さを抑えるのでなく、無理に全体に合わせるのでなく、フレージングが完全に同じだからこうなるという素晴らしい演奏の見本みたいなものでした。

 

ピアノは一般的には等分平均律で調律されます。

仮に5度を純正に近づけるベルグマイスターなどの古典調律にしてから等分平均律との音の差を比べると明らかに

低音の量感が異なってきます。理由は純正で発生する差音が低音のオクターブを拡張するからです。

この現象と同じことがウイーンフィルの演奏でも起こっていると考えられます。

全員が理解し、かんじんの部分では完全な純正をとる。曲の全てでなく重要な部分、ツボの押さえ

が完全なのでしょう。 変幻自在の音律、ピアノ調律のような不自由さはここにはありません。

 

ところが音圧をかせぐ演奏方法にもこの逆があります。ジャズではそれが使われます。

 

オーディオでも全く同じ原理が働いています。 

 

この話はまた。

 

でもお忘れなく、今日はエイプリルフールですぞ。 

 

 

 

出典www.lovecroatia.net
出典www.lovecroatia.net

 

 

2013.3.30

 

またまた脱線するがピアノで大事なことを思いだした。

 

親しくしていただいていたジャズピアニストのJ.ルイスさんの奥さんはクラシックのピアニストでピアノの女神様クラスであるランドフスカの弟子だった。地中海の真珠と呼ばれるドブロブニクの出身と聞いた。100ゴールドフィンガーズという10人の著名なジャズピアニストが集まって演奏するコンサートに行ったことがある。その中の一人がJ.ルイスさんだった。他のジャズメンとの音が全く違うのである。それは彼がクラシックの素養があり日頃指慣らしにバッハの平均律を弾いていることと無関係とは言えないだろうが、フィーリングが他の人と異なるでなくて、出す音が根本的に違う。タッチが違うとか片付く簡単な話ではない。あまりにも彼の出す音が異質なのである。と言ってクラシックのタッチとは違う。やはり全くのジャズピアニストの弾き方なのだ。音にわずかな濁りがつき、比重が軽い、完全な脱力をしないと出ない音。澄んだ音ではないからいわゆるクラシックの音とは違う。この経験が頭を離れずご夫妻と食事をしたおりに奥さんに質問した。彼は普通のピアニストではありません、指でピアノのキーを押さえるのでなくて重力を利用してキーの重さだけで音を出すのです。完全な脱力で音を出すのです、こんなことは普通の人は出来ません。もちろん私にも出来ません。と旦那のことを絶賛していた。

 

楽器の演奏というのはこんな高いレベルの演奏家の間でもこんなふうだから。

とても私には、と諦めてはいけない。

少しでもそのうち応用させていただこうではないか。

 

本論の初めてのピアノ発表会のことだが。

一曲にしぼったので簡単なことだといつもの自信過剰で望んだ。

楽譜をめくって譜面台においてから、ゆっくりと椅子の高さと位置を調整した。

殆ど暗譜しているのでどのへんを弾いているかを見るだけの楽譜である。

曲の三分の一を弾き終えたあたりでパニックがおとずれた。

どこを弾いているかわからないのである。中断しないようにしながら必死で探した。

見つけることができない。あきらめてすぐそばに座っておられる先生に告げた。

どこを弾いているかわからなくなりました。

先生の言葉に唖然とした。

 

それは一番でなくて三番の曲の譜面です。

でも弾き初めたときから見ながら弾いてましたよ。

違う楽譜を見ながらちゃんと弾けるとは凄い才能ですね、驚きました。

 

終わってしまった。来年は頑張るぞ。

 

 

ファツィオーリ代理店のブログより
ファツィオーリ代理店のブログより

2013.3.28

 

ピアノのペダルは3本だと思い込んでいたがそうではないらしい。

エラールやファツィオーリなどは4本あるとのこと。

すぐれたピアニストなら初めて4本に出会ってもすぐに慣れてしまう。

とにかく踏み方はホールの残響特性、曲など変化する要素に合わせて音のかえりを聴きながら自分で調節するものである。クラウディア・アラウの来日時演奏会パンフレットにはこんなことが書いてあった。

「ステージでピアノを弾き始めてから3分で、そのホールのピアノを最良に響かせる弾き方を探し出せる」もちろんタッチも含めてだろう。

コンタルスキーは来日したおりに日本の学生は指はよく動くがペダリングが全然だめだと言った。

 

まとめてみるとピアニストにもかえり(ホールの反射音)が聴けないでキーを叩き過ぎる人はかなりいる。こんな人はまずペダルは上手く使えない。

ペダルは先生に教えてもらうものではなくて自分で見つけ出すものだ。

となると経験なしでは使えない。使えるのはまだまだ先の話なのは間違いなかった。

 

もう時間はない。ピアノの先生に相談した。グノシェンヌ1番はなんとかペダルを使えるが3番は曲が難しいのでペダルまで入れるとキーに集中できないので弾けないと思います。今回は二曲はあきらめて1番のみにします。

オーケーしてもらえたので結局当日はグノシエンヌの1番だけにした。

 

 

                                続く

 

 

 

2013.3.27

 

生まれて初めてのピアノの発表会は無事には終わらなかった。

笑い話か面白くもない老人ボケの話になるか?ともかく恥をしのんで書こう。

発表会の前日になって選んだサティの2曲ともペダルを踏みなさいと先生は言われる。

それはムチャであります、60の手習いで始めたピアノですよ、まさかバイエルが終われるなんて

夢にも思ってなかったくらいだったし。まだペダルの練習なんか一度も出てきてないですよ。  

ところがこの2曲とも左手の和音のバスラインが必要だと言われる。

自宅のアプライトでペダルを踏むと音がボケボケでメロディーが立たない。

なら半分くらい踏むとかでやってみようかとも考えてみた。

知識だけは欲しいと思い当たる本を探してみた。

オーディオの全盛期、コンクリートホーンで有名な高城先生の文章が見つかった。

五味康祐にボロカスに書かれてまるで悪い音の見本みたいになっていた。

昔どうしても巨大な低音ホーンを聴いてみたいなあと思ってお訪ねしたことがある。

来られる方は誰も音が良いとは言わず、外で悪口ばかり言われると嘆いておられた。

こんな大掛かりなものをちょっとやそっとで自宅に造れるわけはないので

悪口もやっかみ半分だとは思うのだが。ずいぶん昔のことなので思い出してその音を

述べても信憑性はないのでやめるが、素晴らしい音だと感激したような記憶はない。

当時はコンクリートホーンの音が良くない理由はマルチチャンネルのドライバー振動板

位置がずれるので位相が狂い低音だけが極端にホーンの長さ、数メートル?遅れてのそっと出てくるからだ

と言われていた。でも私は今はそれが原因だと思えない。なぜなら振動板の位置をピタリと

揃えた階段型スピーカーシステムがその後数社から発売されたがそのメリットのおかげで

良い音の出たシステムは一つもなかった。

位相をそろえた階段システムは再登場してこないので単なる流行だったのだろう。

ではなぜ先生の大掛かりなホーンシステムが評価を得なかったのか?

答えはアンプである。巨大なマグネットを備えたホーンユニットはそれ自体の音質がどうであれ

送られてくる信号を敏感に音波に変換する。いわば音の顕微鏡みたなものだ。

そういうわけで送られてくる電気信号の問題を極端に出してしまう。

問題はマルチシステムを構成するアンプだ。

今ではだれも欲しがらないような音質のTR式アンプを高城先生は使われていたのだ。

例えばTR式アンプでも現在定評のある優れた音質のもの、例えばFMアコースティックなどを

もし使われていたなら逆の評価が出ていたに違いない。

残念なことだ。

話が脱線してしまったが、高城先生は都立高校の数学の先生なので音楽とは関係なさそうと考えてしまう

のだが、なんとスタインウエイのピアノをお持ちだった。

とにかくピアノが大好きでお伺いしたときもオケや歌曲の話なんか全くなさらない。オーディオルームの中は

打楽器の鐘やドラム、壷のたぐいでいっぱいだった。

その高城先生がペダリングについて大事なことを書かれておられた。

 

 

                                     続く

 

 

 

 

 

 

2013.3.22

 

 

長崎さんのライブに行ってきた。

ここ二年くらい、一年に一度くらいは関西に来られる。

いつもクールに音色を制御しているあの度胸。

チンドン屋のようなチャラチャラした倍音が勝手に

出てしまうはずのこの楽器。

でも全く出さないな、そんな音は。

それは悲しみとして底に潜んでいるだけだ。

 

決して嫌な音を出さなかったグレングールド、

あのタッチを思い浮かべるような整った音が常にあった。

少し抑制の効きすぎた落ち着き方でもあった。

 

でも驚いたことに今回は柔らかなバランスはそのままで、音の芯があるではないか。

才能ある人は努力でいくらでも進化するのだな。

どんなジャンルをやろうとフレージングはいつものように完璧だった。

 

録音したいな。 スポンサー募集。

 

 

 

2013.3.12

 

 

には常に動作させているGPSの受信機は4台ある。

オーディオ用のクロック用が2台。

自動車のカーナビが2台というわけ。

自宅のオーディオ用GPSアンテナは最初は室内窓際に設置していたが

設置後1年くらいは時々受信が途切れた。

思い切って窓から屋外にと約2m離れた庭の木の枝にしばりつけた。

その後受信が止まることは無かったのだが

去年の暮れに30分ほど途切れた。理由がわからず故障かとも思い、また

木の枝から落ちたのかとも思いチェックしたが変わりはなかった。

チェック後にすぐ受信が始まった。それから現在まで途切れることはない。

 

もう一つのオーディオ用は事務所の窓際、屋内設置。

ビルの2階で窓の前は約3mの道路幅を隔てて3階立ての民家。

建築物の谷間だから空は窓の外の真上しか見えない。

だから頻繁に受信不能となる。おかしなことに去年の暮れからは受信不能が少ない。

 

もう一台はカーナビのGPS。これは受信不能になったことはない、

というより殆どのカーナビは受信できてないのに

内蔵のマイコンがいつも受信できている振りをして現在位置を表示する。

これでは受信状況はまったくわからない。

 

残る一台はこれもカーナビとして使っているがバッテリー内蔵携帯ナビである。

受信したり受信しなかったりする。室内で使う場合はやはり窓際しか受信できない。

オーディオ用のGPSと同じくらいの感度である。私が毎日通勤に使う車に設置して

シガーライターのソケットから電源を取っている。これはマップだけでなく受信出来ている衛星の位置とその電界強度を画面で表示可能だ。通勤コースはワンパターンであるのでエンジンがかかってからいつもの信号、建物の前でナビはGPSが受信できましたとアナウンスしてくれる。その日の状況により3つくらいパターンがあるがだいたい同じ場所で受信する。場所に関係するように見えるが実は経過時間だと思う。電源が入ってからだいたい5分から10分で受信する。オーディオ用のホットスタートと同じくらいだ。

 

ところが昨年の12月くらいからエンジンをかけたとたんに受信出来ましたとナビは言う。

事務所のGPSアンテナも受信不能は殆ど無い。ここ3ヶ月くらい続いている。

しかし本日は12月以前にもどった感じがある。エンジンをかけて受信まで5分くらいかかった。

事務所の窓際のは一度受信不能となった。明日からどうなるか様子を見よう。 

 

思いあたるふしがある。すぐに携帯ナビが受信するときは衛星が天空の真上に3個あるし、キャッチ出来ている

ほとんどの強度が高い。今日は真上には3個はなかった。ここ最近と違う。どうも平常時に戻ったみたい。 

 

GPS 衛星を一つ打ち上げるのにかかる費用は予算の2倍以上の16億ドルもかかっていると指摘されている。

 

こんなとてつもない費用がかかるので何かない限り普段は電波強度も位置もコストがかからないようにして、

危うい状況の時だけフルに動かしているのではないかと疑ってしまうほうがおかしいのだろうか?

メンテナンスをしに行くことも出来ないだろうし、超原子時計の冷却ガスもボンベだろうからと想像するだけだけど。

 

でもこんな高価なものをただで使わせてもらっていて良いのかと思うけど、

軍事でなく平和にきわめて関係ある音楽だから問題なし!

 

P.S. 今朝もエンジンかけてから受信まで5分くらいかかりました。

天空の真上には3個の衛星はなく以前のように散らばっていました。

普段良好に受信できている場合は全く気づくことはないでしょうし、

また何の問題もありません。(2013.3.14)

 

 

2013.3.11

 

昨年もラフォルジュルネに行けなかった。

実現可能な夢のひとつなのに。今年は行きたいな。

昔と違って東京は江戸ではないのだからすぐにでも行ける。

音楽聴くのに何日も歩いたりした頃の音楽とパソコンワンクリックの音楽とは

根本的に値打ちが違うのだろうか? それとも数が増えただけで値打ちのあるものは何も変わらないのか?

後者だと思いたいのだけれど。

 

フランスの音楽は今も昔もおしゃれだ。

ないものねだりの憧れは今でもある。

来週の日曜はピアノの発表会がある。観客はいくらピアノ教室の仲間だといっても

他人に聴かれるのは間違いない。舞い上がらないことを祈るだけ。

録音して聴いてみないと冷静な判断はできないが大分良い音が出るようになってきた。

欲張ってサティのGnossienne 1番と3番の二曲にした。

以前からサティはクラシックの作曲家でクラシックのカテゴリーに入ってはいるのが

納得がいかなかった。クラシックを聴かない人でもサティは知っているし、とくに

サティ好きな人は絵画を描く学生さんとか、どちらかというと造形での芸術家が目立つ。

音楽好きの人ではサティ好きは少ない。ピアソラもサティのようにジャンルをはみ出してはいるが

こちらはクラシックではない。

選んだ曲なのでYoutubeで探した。案の定通常のクラシックのピアノ弾きはレパートリーには入れない。

気にいった演奏はただひとつ見つかったがやっぱり変わった人だった。

名前は Reinbert De Leeuw という方。素晴らしい。フランスではその方面のナンバー1という感じみたい

だがよくわからない。このへんでと終わりかけたが待てよと思い、Gnossienne & Jazz で探したら

びっくり、たくさん出てきた。トリオもオケもある。アレンジされていて楽しい。

そしてコメント欄のところで見つけた書き込みに驚いた。

 

Satie is a Father of Jazz!

 

やれやれこれで溜飲が下がった。

では日曜はがんばろう。

 

ラフォルジュルネで思いだした。

身近な音楽家の知り合いの中では天才クラスの人はクラリネット吹き、長崎亜希子さんしかいない。

親しい方では長崎さん以外での天才クラスはJ.ルイスさんだがもうおられない。

長崎さんはラフォルジュルネには毎回参加しておられたように思うが?

検索してみたら彼女のサイトが見つかった。来週は幸運なことに大阪で演奏される。

万難を排して出かけるぞ。

 

 

日本財団図書館より
日本財団図書館より

2013.3.8

 

ティボーとヌヴーの弾くストラディヴァリウスは改めて聴いてみたが果たして

ガルネリデルジェス的な音がしたか?それともそれは私の思い込みか?

 

音楽的な解析でなくオーディオ的な音の面からそれは並のヴァイオリニストとはなにが

違うのか?  

友人の指揮者に質問をしたことがある。

とんでもないレベルの演奏家と並の演奏家では楽器の種類を問わずまた音楽的表現が云々という曖昧な部分は別として物理的に何が違うのかという長年の疑問である。

彼はすぐに答えてくれた。

1小節の中で、音と音の間にある表現に関係する要素の数が違う。

その数がどれくらいあるかで決まってくる。

 

音楽家ではない私が理解するには難しい言葉だった。

 

最近なんとなくそれが解ってきているように思えていた。

 

そしてヌヴーとティボーはまさに数が多いことが今回解った。

 

ヴァイオリンの弓にはる糸は白馬の尻尾の毛である。

それもモンゴル産のが良くて軽く漂白してもっと白くなるらしい。

コントラバスなどにはその音の性質に他の馬のが適してるとかいろいろあるらしい。

 

なぜこれを使うようになったのか?

固有の毛の音質もあろうが、理由は毛の表面のキューティクルが細かくて均一だかららしい。

それに松脂をつけてよく弦にひっかかるようにして弾く。 

磨り減ってくると良い音が出なくなるので定期的に交換する。

 

謎に近づいてきました。

 

ヴァイオリンの音は細かいキューティクルが弦を引っかいて出す音なのです。

持続している音は音程が一定であろうと細かい音、引っかく音。

すなわちとても細かいパルスの集合なのです。

 

二人はその細かいパルスを使って音楽を表現する技術とセンスが並ではないというわけです。では安物の馬の毛の弓をお二人に使ってもらったらどうなんでしょうか?

決してへたにはなりません、弘法なんとかですぐにそれなりに自分に取り入れてこなすだろうと思います。でも良い弓とその弓での演奏を比較すればもちろん優劣がでます。

 

ストラディヴァリウスでガルネリの音が出ているのでしょうか?

二人の手にかかるとストラディヴァリがガルネリデルジェスに変身したとは言えませんでした。でもガルネリデルジェスを弾くヴァイオリニストの表現に近いものも聴こえるのは確かでした。並のヴァイオリニストでは出せない音、脱力しきった弱音の中にも力強い音が潜んでいる。まさにこれを求めるヴァイオリニストはガルネリデルジェスの力を借りようとするのです。ストラディヴァリウスからは自分の求める力強い表現ができないのです。  

ところがこの二人はガルネリデルジェスは必要なかったのでしょう。

ヌヴーはなんとも言えないがティボーは決してガルネリデルジェスを使わないでしょう。

それを使うとその個性がいつも自分の演奏にある、でもストラディヴァリなら求めた時だけ自力でデルジェスの表現が出来る。これに違いありません。

 

ここまで言い切る私の確信の根拠はどこにあるのか?

 

自宅のオーディオ装置でGPSクロックの接続を外して二人を聴いてみたら。

 

弓の毛が磨り減ってきたような音がする?

音色がのっぺりしてきて抑揚が少なくなる。

脱力した音の力強さが薄れた。

神様の技から人間技に近づいた。

 

なるほどSPレコードを高級な蓄音機でかける限りこんなことは起こりません。

たとえ雑音に埋もれようと、周波数特性が悪くて高音が出なくても、

キューティクルの数は減らない。

 

やっぱり鮮度ですね。

お酒や食べ物と同じ。

そうか食物の鮮度も味とか匂いのパルスが

なまるのか。

 

 

 

2013.3.7

 

先日飲んだ逸品の日本酒、三好菊。

開栓したときの芳香、味わい。 

これは日本酒ではなくてワインの仲間というほうがあっている。

 

ヴィンテージワインの開栓はまさに冒険である。

長年の保存でただの色のついた水かとても飲めないような酢に変質していることがあるからだ。しかし運良く保存状態が問題なくて幸運なこともある。その時はソムリエがそっとコルク栓を抜いたとたんにフワーっと香りがテーブル全体に立ち込める。グラスはそっと持ってまず匂いを確かめる。このときはワイン通を気取ってグラスをくるくる回してはならない。並のワインなら空気とワインを素早く混ぜることで香りが引き立つのだがこの時だけは違う。長い間眠っていたワインなら空気にふれたとたんにショックで一瞬にしてただのまずい水に変わっしまうことが往々にしてあるからだ。

テーブルに漂う微香から鼻先に強烈に匂う個性、そしてそれは極めて短い間、グラスを2杯、3杯と重ねるうちに驚きとともに香りの個性が変化していく。めまぐるしい七変化である。もちろんアルコールでなく味に酔ってしまう。

 

このようなレベルのものに出会うことはなかなか無い。

 

誤解されるといけないのであえて書くが私にはワインの趣味はない。

ないというよりそんな趣味を持つことは出来ない。

これは経済的な理由だ。上記の経験はワイン通の方に何度かさそって戴いた時のことだ。

自分で高級レストランに行って飲んだわけではない。

このような思いをしてしまったので、普段はワインを買って飲まない。

自分の小遣いで買って美味しいと思えるのはめったにない。

もちろん小遣いをためてお札一枚少々だしたところであの経験は有り得ない。

 

それと簡単に買えるワインの味はどうも馴染めない。まさに異文化の飲み物だ。

だいだいがまずい。日本酒ならこんなことは起こらない。一升瓶で2000円以上出せば

いいものはたくさんある。飲めないようなものはない。ところがワインは出した値打ちの

無いものがほとんどである。

 

というわけで普段飲むのはビール以外で焼酎(安くていいものはとても少ないが探せばある。人気が出ては困るのでここには書けない。興味ある人は直接私に聞いてくださればお教えできる。気軽にお電話を!)、シングルモルトウイスキーに落ち着いている。シングルモルトに落ち着いている理由は?手ごろな価格のスコッチ、ブレンドウイスキーは昔に比べとてもレベルが低下しているから。それらと同じ価格で良質なシングルモルトはたくさんある。

 

貧乏人の酒選びの世界になってしまった。すみません。

 

日本酒、三好菊に戻ります。

実はこの銘柄、三好菊は今まで何度か飲んだことがある。

変わった味の日本酒だという感覚は変わらない。

でもリピートしょうとか、絶賛しようというまでは行かなかった。

私には甘すぎるし、香りの中になにか、酒かすに近いのか、糠のような

醗酵食品の感じがうっすらとある。日本酒にある現象だが

火落ちというのがある。

日本酒も大分飲んでいた時期がある。何度かこの火落ちした酒にであったこともある。

一度は酒蔵の親父が遠いところからわびに来た。蔵にクレームつけたわけではない。

オーディオビジネスをやっていてクレーマーやストーカーでとても嫌な思いをしてるので

そんなことはやらない。店の親父に話したら勝手に向うからやってきただけだ。

このくらいに蔵では重大事なのである。ビールも似た経験が2、3度ある。瓶の中にもやもやがあって変な味がした。これは火落ちというのかどうかは知らない。文句は言わずにほかしてしまった。大手はクレーム専門の人がいてそんな人と応対するのは時間の無駄だから。

 

この火落ちと少し似た感じ、もちろん誤解されては困る。

ほんのわずか私が感じるだけの共通的ななにかである。

どうもこれは使用している酵母,麹?が一般的な日本酒のそれではないからのようだ。

 

ところがである。今回のこの一本は今までの私の印象を大きく変えた。

素晴らしい。似た雰囲気はアルザスのワイン、ゲベルツラミネールの極上のものに通じる。

水もとても良い。

 

とても良いものはすぐに壊れることが良くあるが、まさにこれもそうだ。

鮮度の良い時は素晴らしく、時間の経過で初期のバランスが崩れるからだ。

魚でも野菜でもそうだ。発酵食品なんかよいものは100%それだ。

 

良いものほど扱いは難しい。

そこそこのものは品質を維持できる。

 

音楽もまったく同じことだ。

良いものほどオーディオ装置により劣化する。

そこそこのものはそれほど劣化しない。

 

後日、日本酒の大家、M博士からコメントがあった。

 

蔵の中で絞りたてを飲んだのを10とすれば

蔵の庭で瓶詰めを飲んだのが9-8,

買って帰って家で翌日飲んだら7,

今日飲んだら5以下でしたとのこと。

 

やっぱりなー。

 

 

 

 

2013.3.5

 

 

ストラディヴァリウス、デルジェス、ヌヴー、ティボー。
フルトヴェングラーと分不相応なスタートきめたものの息切れで続いておりません。
毎日ブログを更新することがいかに大変なことかやっと解ってきました。
でも頑張りますよ、楽しいし、私しか言えないことがあるし。
ネットの無い時代の物書きと比べたらどんなに楽なことか。

そうです、日本酒の三好菊。
今晩も飲んで空にしました。
やっぱりあの感激はなくなった。
凄いものほど鮮度が重要、それを記録したり、保存したりしても
それを後日捉える人の記憶で目減りした要素を
補っているだけなのでは?

 

2013.3.4

 

日本酒にも強烈に個性的、かつ素晴らしいものがありました。

 

先月オーディオの友達が集まって四国酒祭りに行って来られました。

当日の夜風邪で熱を出して私だけがおいてけぼり。

悔しさでいっぱいになってましたが、土曜にアーチェリー仲間兼オーディオ友達のSさんが

日本酒の権威、M博士のお土産の日本酒を届けてくださいました。

 

それは驚くべきものだったのです。

 

ヒントは鮮度、マスターテープとかプレス何回目のオリジナルディスクとか

とダブってしまいます。この話は後日。

2013.2.28

 

この二人の演奏の素晴らしさは文では表現できないと思う。でも私しか書けないこともあるという自負もあるのでなんとか

書いてみたい。もちろんどのように音楽的表現に優れるかを述べることを今さら私がやっても仕方ない。音楽評論家の皆さんが過去に語り尽くされたことであろう。だから演奏内容でなくて音に関する部分について努力してみよう。

 

まず二人の楽器ストラディヴァリウスであるが、クラシック音楽を聴く人ならその名を知らぬ人はいない。

人間の顔は左右対称ではない、眼など左右対称でない人ほど心が複雑で、逆に左右の眼が対称的な人は裏表が少ないように思える。これは左右の脳の働きに関係しているのでは?人間の顔と似てストラディヴァリウスは表板が左右対称的である。一方ガルネリデルジェスは一族のガルネリの中でももっとも左右非対称的だ。音もこの姿に似てストラディヴァリウスが信仰的、純粋、一途で一面的、透明な音色であるのに対しガルネリデルジェスは現世的、両義的、人間的、男性的、複雑で力強い,あえて言えば毒を含む濁った音である。それゆえにストラディヴァリウスの信仰的な音と反対の人間的な音である。

。またストラディヴァリウスがオーケストラや弦楽合奏の中でとてもアンサンブルしやすいベルカントな音色であるのに対しガルネリデルジャスは地声的で遠鳴りがしやすく、明瞭な音色でアンサンブルよりもさらにソロをこなす。ガルネリデルジェスが一本だけ弦楽合奏の中に入るとアンサンブルが難しいという話もある。コンチェルトのようなソロとは話が別だ。一般的な表現力という意味でならガルネリデルジェスはストラディヴァリウスを上回る。代表的なソプラノのオペラ歌手がストラディヴァリウスならガルネリデウジェスはマリアカラスといえるのではないか?

 

この私のガルネリデルジェスの音色の捉え方があっているかどうか、現在クレモナの主導的ヴァイオリン製作家のヴィソロッティ氏の最近の著書で調べてみた。

 

『しばしば仕上げが雑で左右の対称性に欠ける頭部、慣れた腕で趣味良く切られたF孔、あまりに優雅とは言えないが心惹かれる全体の輪郭線、そして何よりも力強くすぐれたその響き。これが”デルジェス”と呼ばれたバルトロメーオ・ジュゼッペ・ガルネリのすべてであった。』(マルコ・ヴィニーチョ・ビッソロッティ著クレモーナにおける弦楽器製作の真髄、ノヴァチェント出版より)

 

素人である私なりの捉え方もそれほど外れてはいなかったと安心して改めてこの二つのCDを聴いてみた。

はたしてストラディヴァリウスからガルネリデルジェスの響きが感じられるかどうか?

 

 

 

2013..2.27 

 

お昼休みに友人のヴァイオリン製作者のM氏に電話した。いきおいにまかせてブログを始めたのだけれど弦楽器の世界に深入りした書き込みをしてしまった。どうしようと泣きついた。相手はなんのことかさっぱり理解できない。とりあえずネットの検索で英語でinfranoiseと入れてくださったらこちらのサイトが見られますと伝えた。

 

先日見せていただいたガルネリデルジェスに関する最新情報が得られると思える資料、ビソロッティの本の出版社を

教えて欲しいと切り出した。ちょっと待ってと電話口で答えてくださった、すぐにそれは解った。明日なんとかこの件に関してブログを更新しよう。

 

 

 

左がヌヴー、右も天才ハシッド
左がヌヴー、右も天才ハシッド

2013.2.25 


時々偉大な人物達の中でどこか相似したものがある二人に気づくことがある。
以前からとてつもない才能に恵まれたこの二人の人物の共通点が気になっていた。
ヌヴーとティボーだ。

 


その共通点は
1)飛行機事故で愛器と共に亡くなった。
2)ストラディヴァリウスの弾き手である。
3)フランス人
4)ヌヴー、ティボーとゴロが似ている。
5)比較するものなど無い魔的な音を出す。

 

こじつけ:二人ともストラディヴァリウスを好んで弾くヴァイオリニストの音ではなく
どちらかというとガルネリデルジェス弾きのような魔的な音である。しかしそれは楽器がもともと持っている音でなく、
そのような音が自然には出るはずのない楽器からガルネリデルジェス的な音を引き出しているのである。
信仰的な音を出す楽器からそんな音を出せるので悪魔ににらまれたのではないだろうか?
誤解なきよう付け加えるがお二人はストラディヴァリウスでガルネリデルジェスの音色を出せる技巧の持ち主という
というわけではない。ガルネリデルジェスでしか表現できない雰囲気をストラディヴァリウスで出せるという意味である。
古い書物で読んだ記憶なのだが確かティボーはストラディヴァリウスでしか自分の思った音は出ないと言っていたように
思う。

 

ジネット・ヌヴー
1949年10月20日のパリでのリサイタルが、ヌヴーの最後の演奏会となった。
1週間後の10月27日、兄ジャンと共にエールフランスのロッキードL-749コンステレーションに搭乗し
三度目のアメリカ演奏旅行に向けて旅立った。このエールフランス機には、
エディット・ピアフの愛人としても知られるフランス人プロボクサー、マルセル・セルダンも同乗していた。
しかし、同機はアゾレス諸島の主島であるサンミゲル島の山中に墜落し、乗員と48人の乗客は全員死亡した。
ヌヴーの遺体は、発見された時に愛器ストラディヴァリウスを両腕に抱え込むようにしていたと伝えられる。(wikipediaより)
(注:ここで私が書くことと関係ないようだが、エディット・ピアフの恋人が同じ飛行機に乗っていたというのは
謎めいている。ピアフはこの悲しみゆえに愛の賛歌を歌ったといわれている。なんとも悲しい曲だ。)


ジャック・ティボー
1953年、3度目の来日途中、乗っていたエールフランスのロッキード コンステレーション(機体記号F-BAZZ)が
ニースへのファイナルアプローチの最中に、バルスロネット近郊のアルプス山脈に衝突[1]。事故調査の結果、
CFITとされたこの事故により41名の乗員乗客と共に死去した(残る42人は重軽傷を負った)。
奇しくも、1949年に死去したジネット・ヌヴーと同じエールフランスの同じ機種による事故で
命を落とすこととなってしまった(ティボー自身は、ヌヴーの訃報の際に「自分もかくありたい」と発言していた)。
彼が愛用していた1720年製ストラディヴァリウスはこの事故で失われてしまった。(wikipediaより)


この思いつきから改めてこの偉大な二人の演奏を今の我が家のベストコンディションオーディオで聴いてみようと思う。  

ティボー
ティボー

2013.2.24 

 

1歳と2ヶ月になる孫が来ている。
ピアノのキーを指で押して音が出るのを得意にやってるか
i-padで音の出る本を喜んでいるくらいの音楽?との関係。
言葉はやっとワンワン、バアーくらいかな。

以下は孫自慢ではないので誤解無きよう。

まだオーディオ装置で音楽を聴かしてやろうなんて気持ちはない。フリッチャイのウイーンフィル、モーツアルト交響曲K.550を鳴らしたとたんにちょこちょこ歩いてきた。
ひざの上で真剣に聴いている。
一楽章をじっと聴いて眠そうになっていた。
驚いたが、幼児はモーツアルトだけは喜んで聴くものだという
話を思い出して自慢心は消えた。
翌朝の食事でラジカセでモーツアルトのピアノソナタK.330を
かけてみた。気がむいた時でなかったのかもしれないが全く
関心を示さない。パナソニックの昔の高級ラジカセで当時のB&Oを
意識したものだと思う。改造したので音質は元とは大分違ってB&Oそっくりな
優等生、嫌な音は決して出ない上質バックグラウンドの音である。

音の差を感じて反応したのかどうか本人に聞いても解らないので
確かめようがない。

何度か実験?する楽しみが出来たのは確かであるが。

 

 

P.S. ジジイ馬鹿と言われるのを覚悟で追記。

調子にのって実験をやろうと食後に孫に声をかけた。

CD棚の前に連れていくとストリートオルガンのCDを自分で探し出してかけろと言う。

ひざには乗らない。椅子のうえよじ登って立ち上がる。

鳴らすとそれに合わせて体をゆする。4,5曲を聴いたわけだが曲のテンポに合わせて

ゆするリズムを明らかに変えている。ともかくとても喜んだ。信じられないが音楽とは本来

このようなものなのだろう。 

 

 

 

 

 

2013.2.23

 

 

オーディオでは本当になにを変えても再生音がころころ変わる。 部品の方向性などは変わる度にどちらが正しいかを判断していかなければならない。これは楽しみでもあり、苦しみでもあるはずだと思う。例えばAC電源のプラグの方向とかオーディオケーブルの方向とかは複雑に絡み合っていて、やっていてどちらが合っている方向か判らなくなってしまう。

 

オーディオメーカーではお客さんに方向性をたずねられるのに困ってAC電源のホット側を示すネオンランプのインジケーターを付けたり、テスターや検電器で方向性を見つけるようアドヴァイスしたりしている。でもこの方法が正解だと自信を持って言っているとはとても思えない。アンプの 電源回路などは他の機器との接続があるためアースループが交差して理屈ではかたずかず、理論的に正しいと思われることが音の正しさと一致するとは限らないからだ。逆に言うと電気回路でノイズの絶対量の少なさを目安に回路を組み立てても音のいいオーディオ機器が出来るのではないからだ。

 

ではどのようにAC電源の方向性を判断すればいいのか?インジケーターやACプラグのマーキングは絶対でないというのならどうしたらいいのか?どちらが正しいかを聴いてすぐ判断できる方ならなにも心配は要らない。自分のための装置だし、自分で判断したのだから何も問題はない。問題があるのは自信の無い方の場合である。

 

いつも聴いているソースを再生してみながら何度かACプラグを差し替えて良い方向に決めればよいのだが、これは自信がないと判断できずやる前より不安になってくる。

 

以下の記述であるが、音楽を聴いて方向性の判断に自信のある方はスルーしてください。

私の方法は絶対ではないので参考にはなりません。

 

その前にこんな話をひとつ。音楽についてたくさんのことを教えてくださった児童コーラスのI先生、音楽もオーディオのどちらもこれが人生の全てだと楽しんでおられたが、オーディオ機器そのものには興味はお持ちではなかった。私がこんなカートリッジはどう思われますかとか、いろいろお持ちして音楽を一緒に聴いたものだ。手持ちのうちで先生の気に入られたのを差し上げたが、それは初期のオルトフォンSPUだった。ステップアップトランスはすでにパートリッジをお持ちでオルトフォンのSL-15をお使いだった。SL-15以降でオルトフォンの軽針圧MCカートリッジをいろいろ聴いていだだいたがお気にめすものはなかった。理由は簡単、生の音と雰囲気が違うとのことだった。細かい部分もよく聞こえるし魅力的なのだが高い音がキラキラしすぎる、まるでステージ上でジョウロで水をまいたような音がすると表現された。 結局オルトフォンSPUに変わるものはなかった。

これは私の先日のノイマンマイクロフォンをCDで確認したことと似ているのではないか?

 

これがきっかけで私が以下の方法を考えたのかどうか?さだかではないが。

 

良い悪い、好き嫌い、上手下手、など感覚的な判断をしないでAC電源のプラグの方向性を決定する簡易方法である。

 

 

楽器の独奏で強弱があり高い音が出ているCDなりを用意する。ピアノやヴァイオリンのモノーラルの音源がよい、無ければ左右どちらか片チャンネルをアンプのミックススイッチで選択し左右のスピーカーから音を出す。理想的には左右のスピーカーの中央に音像がピタリと定位して動かないはずである。しかし現実はそうではないはずだ。音程や音の強弱につれひとつの場所ではなくて音のある場所が左右上下に動く。音の高さやレベルによって音像が滲む現象があるはずだ。高い大きな音が出たとたんに音の場所が動くのがわかるはずである。

 

それが自分の装置で確認されたら、次は同じところをACプラグの方向を変えて聴いてみるわけだ。音の滲みやふらつきが少ない方向と多い方向があるのが判ると思う。もちろんふらつかない極性が正解である。ただし装置にクセがあったり疑似ステレオ的な鳴り方が好きな方ではトレードオフが起きるがそれはそれで仕方がない。どちらでも同じと判断するならそれはどちらでも良い、次の機器のACプラグの決定に移る。オーディオ機器だけでなく電気スタンドや冷蔵庫、クーラーなどの電化製品までプラグの向きで音が変わるのが確認できると思う。方向性が確認できないこともあると思う。その場合は装置が偶然にAC電源の方向性があっていたか、AC電源の方向性に左右されない機器か、あるいはそのような細かいことで音質が変化しない機器のどれかであると考えたらいいだけだ。 そのような細かい変化に敏感な人もいるし、気にならない人もいるのだがオーディオ機器は細かいことの調整の積み重ねが最終的に値打ちを決めるというのは間違いない事実である。

 

 

 

 

 

TACETのテストCD
TACETのテストCD

2013.2.21

 

TACETのCDの面白さに目覚めたここ数日。

こんなものまで出てきた。いわゆるオーディオテストCD。オーディオ装置のチェックのためにいろんな音源が入っている。その中でいままでにない興味深いのがあった。マイクロフォンケーブルの長さを変えて録音したソースだ。片方は20m他方はなんと160m。この音質差を比較してみろというのである。驚いたことにその差は比べたら解るというくらいでしかない。なにが変わるかというと長いほうが位相とか時間関係が変わっていて、言ってみればその音の変化は20mに位相的なエコー?がついてきたのが160mというべきか。多分160mの時間遅れが電気信号に起こったのと160mのケーブルが床の上で揺さぶられて鳴きが入ったと見るべきか。とにかくこの位の音の差なのかという感じ。

 

それに比べ再生でのオーディオケーブルはなんと大きな変化のあることか。

でもオーディオケーブルの場合は数10m 使われることはまず無い。

なのでこのマイクケーブル比較を基準としてケーブルは短ければ短いほど良いというのは間違いだと言う気はさらさらない。

 

大事なことはマイクロフォンケーブルでの長さの音質差がこの程度なのに

ーディオではなぜ長さや材質で大きく変化するのかという現象だ。

 

どんなケーブルでも長さが1cm変われば音が変わる。

その変わり方も先日このブログに書いたマイクロフォンの音の差と同じく、いやもっと大きく楽器の倍音が変わるのである。実績のあるマイロフォンでさえあんなに変わるのだから、オーディオケーブルやその他オーディオ機器での楽器音の変形は演奏の再現には大変な障害であろう。

 

マイクロフォンの場合は演奏を忠実に捉えることが目的でもあるのだが、同時にマイクロフォンを含めたクリエイト行為でもある。だからマイクロフォンが元の音を良いように変形するものであっても結果として良い録音が出来れば良しとする場合もある。作品を創造する道具でもあるのだ。

 

しかし、再生において元の演奏を変形するのはどうか?

 

元の演奏に割り込んで自分が良い音だと思う再生音にするのもオーディオの楽しみのひとつか?

オーディオは趣味だからそれはそれで楽しいことだ。

再生音を自分でクリエイトする芸術行為だと言われても反論は出来ない。

それをこちらがどうこう言うことは余計なお世話だと思う。

 

でも個人的な話で私の場合は記録された素晴らしい演奏を聴くためにオーディオをやっているだから

再生音が元の演奏より良くなっても困るし、悪くなるのはよけいには困る。

ただしオーディオ装置の理想は無色透明とか、何も足さない引かないとは 意味が違うように思える。

元の演奏を変えないということはこれらの言葉では表せない部分であるのは間違いない。

 

 

 

 

2013.2.20

 

マイクロフォンの鳴き比べがあるもう一枚のTACETがあった。

ヴィンテージのノイマンやショップス、RCAその他興味深いのばかりが集められている。

もちろんお目当てのテレフンケンU47はどちらのCDにも入っていた。結論から言うとこのオリジナルU47マイクロフォンは総合点では最高だった。もっと古いノイマンの最初のコンデンサーマイク(ボットルとかのニックネームが付けられていた)があったが、これもメリハリのある美しい音でとても良いが多分楽器や演奏を多少選ぶかもしれない。しかしU47の音は歌やアコースティック楽器の演奏を捉える限り無敵だと思う。古い設計の振動板だから直径が大きく他の後年のマイクロフォンと比較すれば高音域の性能は良くないだろう。しかしそんな弱点は問題にならない音楽の捉え方の素晴らしさを感じる。B&Kやショップスなどの振動板の直径が小さいものはピアノ録音などでは確かに優位性があるが音が重なったときのヴォリュームは不足する。U47は楽器の倍音の変形がとても少ない。他の有名な銘器では倍音の変形がある、この変形は個性とか音色で言い表せるものだが変形には違いない。またそれが場合によっては演奏の助っ人になるときもあるだろう。U47はその変形が少ないためピアノの左手の音域やハーモニーがしっかりと録音できる。これは音楽ではとても大切な部分だ。

 

現存する数もしれているだろうし、また想像ではあるがグランドピアノが一台買えるくらいの値段だろうな?

 

八代亜紀さんのCDのおかげでこんな素晴らしいものがあることが解った。

ありがとうございました。

TACET CD
TACET CD

2013.2.18

 

CDはすぐに見つかりました。西ドイツのレーベルTACETでオーディオ的なCDやピアノ、ギターなどの銘器の鳴き比べCDなどもあります。確か大阪の河口無線さんに展示してありました。

テレフンケンU47マイクロフォンは1947年に開発された真空管式のコンデンサーマイクロフォンで指向性切り替えの出来る最初のモデルとのことです。テレフンケンのマークがついているが販売だけで開発元はノイマンであると書いてあります。出来たら今日仕事から帰って自宅で聴いてみようと思っています。その後レプリカモデル?改良?改悪?はたくさん出てきているようですが。果たしてオリジナルとどれほどの差があるのか?オリジナルモデルはとんでもないプレミア価格になってるのは間違いないでしょう。

 

U87とか69というのは何度か使ったことがありますが、こんなとんでもないものは見たこともありません。

ヘレンメリルCDジャケット
ヘレンメリルCDジャケット

2013.2.18

 

先日の八代亜紀さんのCDジャケットに映っているテレフンケンのマイクロフォンでの 録音があるオーディオ的なCDを持っているのを思い出した。多分すぐに見つかると思う。いろんな有名なマイクロフォン銘器を使って録音した興味深いCDだった。

 

それと八代亜紀さんのCDジャケットによく似たレイアウトのLPのジャケットも 見つかった。有名なジャズボーカルのLPである。ここに同じと思われるマイクロフォンがある。このマイクはヴィンテージとしては世界的に超有名なもののようだ。ノイマンとテレフンとの関係はよく判らないがこのマイクロフォンがノイマンか テレフンケンかは問題ではないだろう。

リンク先にあった内部写真
リンク先にあった内部写真

2013.2.15

 

昨日書いた八代亜紀さんのCDジャケットに映っているマイクロフォン。

やっぱりテレフンケンみたいですね。

自宅でテレフンケンのスピーカーシステムを2つも使っているので

贔屓したくなったのか、それとも音質を感じ取ったのか?(そんな凄耳であるはずがない)

 

http://www.telefunken-elektroakustik.com/products/mics/

 

とても高価なマイクロフォンのように思えますが。

これを使って録音してみたい。今はGPSクロックがあるからとんでもないのが出来るだろう。

DSDか96KHzでやるか?192KHzが実際の機材を考えてメリットあるとは思えないし。

 

妄想中です。

 

ノイマンの定評あるマイクの網カバーを普及品のコンデンサーマイクに

付けてみるだけで凄く音が良くなる事実。

銘品は網だけでも音が良いということなんです。

 

そうそう昔、マッキントッシュの真空管プリの天板を

国産のアンプの天板の代わりに置いてみたらなんとマッキンの音に近づいたことがあった。

 

だから銘機なのかな?

 

2013.2.14

 

八代亜紀、夜のアルバム。

 

最近発売のCDでジャズのスタンダードを歌っている。

なかなかいい。

あらためてマイクを使う歌唱はマイクを含めた声で録音が

出来上がっているのを感じる。生より迫力がありダイナミックなものだ。

ここがクラシックの歌唱の録音とは異なる。

 

今は子供でも英語塾があるせいか?とても上手に英語を話す。

なので久しぶりにジャパニーズイングリッシュの魅力を感じた。

クセになりそうな彼女の英語。

だからよけいにジャズ的。

 

このマイクはなんだろう?

菱形のマークが見えるのでテレフンケンかな?

美空ひばりは好んでRCAのリボンマイクを使ってたと聞いているが。

 

 

 

 

2013.2.12

 

音楽が再生できるデジタルケーブルとはいったいどういう意味なのか?

 

Mt.T2さんとおっしゃるオーディオマニアの方は殆ど毎日ご自分のブログを

更新なさっていることからオーディオへの情熱が伺いしれます。

デジタルリベラメンテをお友達のお宅で試された経験を先週から書いていただいています。

デジタルリベラメンテが他のデジタルケーブル比べどう異なるかを的確に述べていただいておりますので

ご紹介したく思います。オーディオでの音楽と音の違い、私がこれを目的に

開発したケーブルですからご理解いただくのはとてもうれしいことです。

思わずMt.T2さんの許可をいただく前にご紹介してしまいました。

いずれリンクをはっていただくお願いをしようと考えております。 

 

 

メロディアとORFEOレーベル
メロディアとORFEOレーベル

2013.2.12

 

頼んでいたフルトヴェングラー指揮ベートーベン交響曲3番の入ったCDです。

1944年12月16日録音、ウラニア盤として有名なもののリマスターです。

これで同じ録音で音がよいと思われるものが手持ちで4枚となりました。

それぞれピッチ、音圧が違いますのでそろえるのが大変ですがピッチはともかく

音圧はそろえて優劣を比較してみます。

ミソス、オルフェオ、メロディア、それとレーザーターンテーブルで

LPを再生して復刻された日本製のCDの4種類。

これがすめば友人所有のオリジナル初期盤の再生をデジタル録音機にもらって

GPSクロックを使った復刻CDを造ってみようと企んでいます。

楽しみです。GPSクロックでクロックを入れ替えて聴く場合と

クロックは接続しないでCDプレーヤーのそのままの音の場合の2種類をやってみようと

思います。それと一般的な聴き方での評価を想定してCDプレーヤーも

タスカムの業務用とスチューダーの2種類で比較してみましょう。

スイングアーム式 CDM-1?
スイングアーム式 CDM-1?

2013.2.6

 

去年の夏の体験です。

 

今までカメラやビデオカメラなどレンズのあるものには興味を持つことはありませんでした。カメラのコレクション趣味のある方の世界はなんとなく遠く感じて。でもドイツ製のレンズは特別に味わいのあるもので、国産のレンズとは大分雰囲気が違うということは幾度となく耳にしていました。最近初めて自分でそれを確かめる経験があったので書いてみます。

 

アーチェリー競技をしています。フィールド競技といって山の中で50mくらい先の的を確認するための双眼鏡が必要でした。ニコン製の古いものを所有していましたが、偶然オークションでドイツ製カールツアイスが安く入手できそうなので思い切ってオークションで落札しました。高性能なものが欲しかっただけでカメラマニアではありませんので相場よりうんと安くないと無理です。幸いにもボディ傷だけで価値としては低いが実用性には問題ないものでした。入手して3日、手持ちの同じ口径、倍率のニコンと比較してみましたが見え方は変わりません。逆にさすが国産最高峰のニコンという印象でした。ツアイスの方が少しピントが合わせやすく明るいかな?

 

偶然ですが土曜の夜に花火大会があり、拙宅の屋上からでもかなりの大きさで見えます。

ちょうど上手い具合に比較ができました。ドイツ製のツアィスのほうが少し見え方が柔らかく、立体感を感じます。遠くの建物の照明などを見る限り差は感じません。少し小さなボディで口径が5mm小さいツアイスのほうが逆にちょっとだけ明るく感じます。

でも真剣に比べたらの話です。

 

無駄使いをしたかなと思いつつ、ニコンとツアィスを首にかけ交互に覗いておりました。

ところがです、花火が止って煙が広がりだしたときです。雲のように見える煙に花火の

明かりが反射する。なんと美しい、はっとしました。これはいけません、花火の拡がる

速度、色の変化、動きが違うのに気づき初めています。とにかくきれいなのです。芸術的というのか、官能的というのか?どこが具体的に違ってそう感じるのかわかりません。

 

結局ツアイスのほうがニコンよりすばらしく良い、私にとっては大きな価値あるものになってしまいました。もとには戻れません。そのへんの景色でもきれいに感じますのでもうプラシーボ回路できてしまったのかも? でも的をみたり、分析的にものを見る時は両者に差はありません。どちらでも良いです。かたちもそっくり同じだし。軍用モデルというのか?

 

オーディオ装置もおなじことなんでしょうね。音の姿、かたちを聴くだけならツアィスみたいなものは必要ない。オーディオではどのアンプが良いのか、どのスピーカーが良いのかと分析的に聞くときは演奏の内容を聴かないで音の違いに集中します。オーディオでは音色、分解能、低音、高温、定位、拡がりなどがチェックポイントです。逆に言葉で表しにくいもの、ダイナミクス、テンポ、調和、構築、個性、揺れなどのようなものが演奏でのポイントです。ではオーディオでは音を聞いて判断するのと、演奏の内容を聴いて判断する似たようで全く異なることを切替ながらやらなければならないのでしょうか?

ところがオーケストラ演奏では指揮者に必要な能力は全体と部分を瞬時に同時に捉えることです。オーディオ的チェックもやりながら演奏の内容もチェックしなければならない。

秀でた才能のある指揮者は切替などせず、両方を同時にやっているのかもしれません。

木もみながら森を見る、うらやましい才能です。

 

オーディオ装置もレンズの現象と同じことだと思います。

物理特性的にはまったく同じ(ただし測定器の限界、計測方法、音楽との関連での

測定対象が今は解明されていないだけでこれから先はどうなるか不明)でも

音が異なる、再現される演奏内容が異なる結果となるのでしょう。

 

その後カメラマニアの知人にこれらのことを聞いてみましたが今もなおレンズでなにが

そのような見え方の差になるのか解ってはいないとのこと。

なんだオーディオと同じじゃないか?

 

そのまた後

評判の良いフィリップスのCDピックアップとプロの世界で評判のよいプレクスターCDドライブの共通項を見つけました。その話はまたの機会に。スイングアームだけが秘密じゃないみたい。

 

 

 

2013.2.4

 

2月2日に自宅にこられた友人に聴かせてもらった音源。

昨年12月発売のORFEOレーベルのフルトベングラーのBOXの中での一枚。

どうしても耳から離れないベートーベンの3番。

これは日付からして有名なウラニア盤に間違いないと思うのだが

まだ発売したてなので話題にはなっていない。

我慢仕切れず買ってしまった。

音源はテープだと思う。素晴らしい音だった。

何枚か聴いた復刻CDの中では群を抜いてると感じた。

今まで聴いたフルトヴェングラーのCDの中では最高と思える。

もちろんまだ比較してはいないがMYTHOSを上回る。

もちろんMYTHOSは音源がLPなので比べるのは公平ではないが

CDという枠内のことだから仕方ない。

MYTHOSと友人の所有されている初期オリジナルLPの

3つを聴き比べる楽しみが出来た。

 

 

 

2013.2.3

 

昨日はとても暖かく、夕方知人が来たのもいいタイミングだった。

復刻盤のCDをいろいろ持ってこられたのでいい勉強になった。

一昨日ここに書いたAUDITEのフルトヴェングラー、ベートーベン交響曲5番も聴かせていただけた。

演奏は素晴らしいが音質のほうはもうひとつ、とても最高クラスの

復刻CDには比較できるレベルではない。宇野先生の言われたCDに間違いないと

思うが、弦の音が歪んでいる、ソースのもともとの盤質なのか、復刻での機器によるものか

解らないが出だしを聴いただけで?マークが。

レコード芸術に記事としてその内容が載っていたのを読んだと知人が

言ってたので明日にでもバックナンバーを探し読んでみよう。

レコード芸術は買ってもいつもはほとんどパラパラ見るだけ。

 

収穫はブルーレイオーディオというものを初めて聴けたこと。

これについての感想は後日。 

 

 

2013.2.1

 

久しぶりで宇野先生と電話で話した。

AUDITEというレーベルのフルトヴェングラー、ベートーベン

交響曲5番、

1947.5.25 ベルリンフィル演奏ライブの初日の復刻が音質、演奏とも素晴らしいとのこと。早速聴いてみたいと思った。

その後はフルトヴェングラーのウラニア復刻盤をいろいろ聴いて

オリジナル初期盤の音の良さにカルチャーショックを受けたこと

を話したのだけど、意外にもあっさり同意を得てしまった。

LPとは最初のプレスと後のプレスは月とすっぽんの差

があるものだ、当然のことであるとのこと。ついでにMYTHOS

レーベルの完成度の高さに脱帽した

ことにもこれまた先生の異論はなかったので我が身の至らなさを恥じた。

また詳しく書こうと思うがMYTHOSはメージャーレーベルとは

比較にならない優れた音質である。

中心になって活動されておられる人物のセンスの良さがその理由の全てだと思われる。

復刻作業でこれほどのことが出来るならオーディオメーカー

であれば 世界一のものは簡単に創るに違いない。

まるでオーディオでのスチューダーみたいだ。

 

なにしろ並のオーディオ装置でこのCDRを鳴らすと

かなりのオーディオマニアの装置で市販CDを鳴らすような音が

簡単に出ると言っても過言ではないので。

 

 

 

2013.1.31

 

 

 

 

息子の恩人である西川先生からいただいた蝋梅が

こんなに大きく育った。

 

長い間先生には不義理をしている。

オーディオ装置は無事に動いているのだろうか?

年賀状にはマランツ9を修理に出したら運送屋が

落として壊したがルーツサウンドさんおかげで

事なきを得たとのこと。

タンノイGRFもさらに枯れて良い音が

 出ているのだろう。

聴いてみたいものだ。

ブログを始めたいと思います。

2013.1.27

 

オーディオと音楽で書きたいことがかなりたまってきました。

そろそろ始めようと思います。

あくまで思いつくままの個人的な話に徹するつもりです。

よろしくお願いします。

追加:

 

パソコンの扱いは得意ではありませんので

読みづらいところが出てくると思います。

写真の入れ方とか難しいですが頑張りたいと思います。

 

 

 

 

What's New

 

 

 

2024.4.5

 

ファイルウエッブオーディオさんに

掲載頂きました。

 

アースアキュライザーの記事です。音元出版さんも時代の流れなのか若返ってます。

 

 

2024.3.13

 

ネットワークオーディオその後:

使用中のWTPモニターSPの能力が上がったので気づいた事を報告します。

 

接続されていないLAN端子は全て下の写真のようなフェルトダンプLAN端子で埋める必要有りと思います。ショートアイプや抵抗ショートタイプは効果は大きくとも音色があるのでオープン端子が無難と思います。付けて悪くなることはこちらでは無かったです。NASから再生中でも関係無いはずのルーターの空き端子でも効果が有ります。ネットワーク全体で相互作用があるもののようです。

安い部品ですのでぜひお試しください。(2023.8.3のWhats newをご覧ください)

 

 

 

2024.2.29

 

常用のスピーカーが満点になったので謎が解けそうな気配になってきた。GEのカートリッジについてである。GEのバリレラカートリッジの評価は揺るぎがたいものがある。しかしジャズを主に聴く方達に偏る感じは否定出来ない。GEがShureに代わったのはモノからステレオにマーケットが移り変わったこともあるがそれだけでは無いと思っていた。GEにステレオカートリッジがあるとは全く知らなかった。GEのステレオカートリッジ愛好者の声にはステレオが全く登場しなかったからだ。しかしステレオがあると知って入手してモノと比べて驚いた。同じ音がするのである。こんなに高いレベルの再生がどうしてシュアーに敗れたのか?常用のWTPスピーカーが満点になった今だからその謎が解けるのは間も無くだと思う。

 

 

2024.2.28

 

タンノイオートグラフ、シルバーユニット、オリジナルBOXの完成度の高さに刺激を受けて常用のモニターのネットワークをみなおしました。

結果気になっていた部分は一年ぶりに一挙に解決、自己採点は満点です。それでネットワークオーディオをさらに煮詰めたくスイッチの接続をやり直しました。結果今まで特に

必要無しとそのままにしていた接続も、LANアキュライザー無しでは駄目だと解りました。直接働いていない経路にも必要です。ネットワークオーディオの音質はアナログに比較するのが苦痛で無い、どちらもの残る差が入口の音源の差であると断言出来るレベルです。

 

決してLANアキュライザーの複数使いを勧める意図は有りません。あくまで我が家の改善の報告です、知らせずにはおけないレベルの改善なので書かずにはおられなかったのです。

 

 

2024.1.26

 

いずれ詳しく書くつもりだが去年から親しい友人の新しいリスニングルームでのタンノイオートグラフ、初期シルバーユニットの調整を繰り返してきたが、この名器の能力には驚かされ続けている。本日書いたブログのようなピアノの音色をなり分けるのは簡単である。それ以上なのは、日本盤と外盤を鳴らしわけるのはBBC LS3-5Aクラスのスピーカーならそう難しいことでは無いのだが、このオートグラフがそれどころか、米盤と蘭盤の差を楽々と出すのには昨日驚いた。悔しいことだが我が家で鳴らすよりその差が大きく聴こえる。それもクラシックの生に精通した人に限らず誰でも解かるくらいにその差を表現する。レコード会社のプレス専門家に聴いて頂きたいとその時思った。もしこのレベルのモニタースピーカーがあれば日本盤の歴史は変わっていたかも知れない。

 

 

2023.12.5

 

Mt.T2さんがLACU-1の試聴感想を書いておられる。リアルタイムからおよそ一カ月半の遅れらしいが、それでも普段と比べると超スピードアップらしい。有難うございます。

 

T2さんのシステムではLACU-1採用のAmazon musicのリッピング再生と高級CDプレーヤーでのオリジナルCD再生がほぼ同じレベルでの再生音とのこと。

 

有難い感想です。

 

 

2023.11.19

 

マユツバという極めて自虐的なキャッチでスタートした新製品、LANアキュライザー LACU-1であるがマユツバには非ずということになったみたいで一安心である。

 

全く商売熱心で無いのでオーディオに関する新しい情報にはうとい。Sさんが昨日、JJの掲示板に書かれて初めて知った。上新電機の通販サイトでLANアキュライザーを担当の方が自宅で試聴された結果、「自宅のネットワーク機器で試してみると驚くほど大きな改善が認められました」と書いておられる。オーディオ誌関係者、インフラノイズ製品愛好者では無く大手量販店の方が書いて下さったということで第三者的に見ればもはやマユツバでは無いということになる。有難うございました。

 

 

 

 

 

2023.9.2

 

 

半信半疑だったデジタルオーディオの謎?コピーを繰り返してもデーターさえ変わらなければ音質は維持されるという理屈。

 

100%肯定することになってしまった。これがアナログコピーより優れた点であったはずなのだが、今では話題にされることは無い。

 

しかし現実は全く違って、コピーを繰り返すほど音質が劣化するデジタルオーディオ!

 

理屈はあっているのだが、残念ながら現実のデジタルオーディオではデーターは同じでもデーターを扱う時点で音質に与える環境をコントロールする技術が全く欠けている。

 

データーの変化が無ければ音質の劣化は無いという盲信、本当は確信なのだが音楽を聴かない技術者には理解出来無い謎だ?

 

私にも盲信であって90%位はそうかも知れないかな位だった。しかし昨夜、盲信を前提に試みたデジタルレコーダーの改造で残りの疑心10%は崩れ去った。

 

データーが変化しなければ100%音質劣化は無い。ただしデーターを扱う環境により音質はいくらでも変化する。この表現が適切だと考え、インフラノイズとしてはデジタルオーディオの優秀さを認めざるを得ない。誤解なきように、現状のデジタルオーディオがこれ迄のアナログオーディオより優れた音質を約束するという意味では全く無い。残念ながら現実はその正反対なのだ。一部のオーディオ関係者でもデジタルが完全に優位と言う方もおられる、しかしその方と私が同じ装置で同じソースを聴いた場合には、その考えを改めないとは思えない。

 

一般オーディオ界より遥かに音楽のセンスに優れたレコード業界でもデジタルマスタリングされたレコードがある。残念ながら成功しているとは思えない。いつまでたっても素晴らしい演奏のオリジナル初期プレスを越えるリマスター盤は出て来ない。日本プレス盤がオリジナルプレスを越えることは無い。スタンパーのへたりやマスターテープの質だけが理由では無いのだ。殆どの場合はオリジナル盤の音質的メリットだけでは無くてマトリックス番号での判断とコレクタープライスが価値を決めているのだが。これはレコードの世界だけで無いから仕方が無い。

 

この事実にオーディオの秘密が潜んでいるのは間違い無い。

 

 

 

2023.8.11

 

下の写真であるが三種類を比較すると一番上のショートピンが一番となりそうだが、魔界LANワールドでは簡単に正解は無い。オーディオでは何をしても音が変わる。その中でも激しく何をしても変わるのがLANで一つの空き端子で結果が良いからと言って残りも良くならない、音は変わるのだが。

 

ノンショートの端子部品そのままだと機器空き端子のダンプ効果はあれども端子の樹脂材、形状の音が追加される。

 

どうしてもノンショートを使いたい時はフェルトか紙ダンプ無しでは採用しないほうが良い場合が多いと想像する。

 

空き端子全部やるならフェルトか

紙ダンプは必須で、ショートの場合はいくつも使うのは慎重に。

 

無駄な遊び方を書いてしまったが、

LANアキュライザーをお待ち頂くしか現状の大きな改善は無いと思う。

スイッチや他のLAN機器の交換や

ケーブル選択、電気をやめて一部光に変えて良くなることはある。

 

でも忘れないで欲しいのは、LANはオーディオ魔界である。何をしても大きく変わる、激しく変わる、交換して比べて良いと思う方を選択する、良い方を重ねていくと他の場所、例えばUSBなど、普通はそんなに悪くならないはずがLANワールドでは悪くなることは珍しく無い。

 

自信のある方はチャレンジするのも

ゲーム感覚で。苦手な方は手を出さないのが良いと思う。近づくなLANワールドが結論である。完成間近のLANアキュはコア材の焼きなまし温度が30度変わったり、線材の位置やテンションで極端に音質が変わる。

LANワールドでどんな装置でも同じ改善結果を得るには製造品質の管理という一番難しい製品になってしまったようだ。ターンテーブルアキュライザーは品質管理が不可能で結果製品のバラツキがある。これは楽器と同じで良いものほど同じものは無い。真空管やカートリッジも同じだ。

 

LANアキュも同じと言いたいが残念ながらバラツキのあるままに出荷すると効果のあるのと無いのとになってしまう。

 

こんな製品が出来るとは全く予想していなかった。オーディオに魔界が有るとは!恐ろしい場所、LANワールドだ。

 

 

 

 

2023.8.3

2023.8.3

 

LANアキュの開発が遅れているのに発売までは他の方法でLAN遊びしといてなんて、なんと!

 

まだしんどいのだけど、余りにも無責任と感じて少しやりました。

 

まだNASなんて無い頃にLANの空き端子に付けるアダプターを造ったのを思いだして、探しだしました。これはショートタイプですが、ネットでの情報では不要なLANケーブルを端子の根本で切断しただけの

オープンタイプも良いとのこと。8/1に書いた空き端子にボール紙を差し込むだけで良くなるとの件とつながってきました。電気的なノイズ云々はあるがLAN端子が振動して

音質を劣化させてることが大きいな!

 

早速実験、LANケーブル壊さずに端子だけ購入(とても安価に流通してます)してケーブル無しでもやはり効果有り、それならとボール紙からフェルトに変えてやればなお良い。

何個作っても懐は大丈夫。ただし端子を圧着する圧着工具無しでは造るのが大変ですので工具は買って下さい。これも驚くプライス、1000円位から有り。

 

2023.8.1

 

LANアキュライザーに関連するので

調べたことを書いておく。LANケーブルの種類、値段クラスについてはどれが良いのかは言えない。技術的にはおかしなシールド付の高いカテゴリーが音質に優れる?とも言えない。まあ比べて何種類もあるのを聞き比べてみたら採用、不採用はあるだろう。最初から言うようにLANは劣悪なノイズ環境だからスイッチの空き端子に紙を詰め込むだけで良くなる。無接続のLANフィルターを差し込んだり、無接続のケーブルを繋いでも音が変わる。音が変わるのと良くなる、悪くなるは別だからどうか深入りせずLANアキュを待って欲しい。ようするに音とが大きく変わる場所はオーディオにはたくさんあるのだがなにをしてもトンでも無く変わるのがLAN接続みたいだ。

 

初めからこの話を聞いて辞めておこうと思う方は100均の短いのがお勧めである。

 

どうしても何かやりたい方はLANのプラグだけ入手、ショートプラグを自作されたら良い。ネットで検索したら多分作成方法は出ると思う。

オーディオ用の他のか所のショートピンより遥かに効果有り。

 

 

2023.7.11

 

ネットワーク環境も把握しておかなければ、とLANケーブルをCAT7,8で硬いのから柔らかいのまで何種類か注文した。またLANからUSBに変換するアダプターもついでに。メリットのある使用方法があるかも知れない。LAN環境は物理的な優劣が正直に出るところには間違い無い。でも

音楽的な音質と物理的能力は別だから確認の結果はまた報告する。

 

 

2023.7.11

 

LANアキュは試作機直前です。LPからCDRレコーダーで作成したCDR,

同一音源の市販CD,LPと比較すれば

もちろんLP>CDR>CDだがこちらの環境でCDR,CDをNASに入れてNAS出力端子にLANアキュ設置して

それぞれ聴き比べるとLP>CDR>CDであるがNAS再生でLANアキュを使うとLPとCDRの音殆ど差が無い,もちろんイコールでは無いがこれ迄経験したハイレゾ、DSD、CDなどのデジタル再生とは違い,限りなくアナログに近い、装置の条件を整えてABブラインドテストで区別の出来ない方はたくさんおられるだろう。また有難いことにCDRとCDの差もかなり少なくなっている、期待を越える進展である。どうかお楽しみに!

 

 

 

023.6.24

 

よくよく考えてみたら、何とか生きてる間にやらなくてはならない妄想の実現と今開発中のLANアキュライザーはかなりクロスオーバーする。

妄想とはミュージックフェニクソロジー、すなわち音楽の錬金術という魔法である。

 

具体的に言うとデジタルファイルやその他のデジタル音源をマイクロフォン時点の音(アナログ波形)に修正する電子装置である。もちろんマイクでは無くてマイク時点の音に限りなく近いアナログマスターから復刻されたCDやハイレゾ音源をマスターの音に戻す魔法の電子機器である。

 

入力する電気信号、アナログ信号やデジタル信号をマイク時点のアナログ信号によみがえらす電子回路を内蔵したフェニクスライザーだ。

ちなみに勝手にいただいたネーミングは不死鳥のフェニックスからだ。焼かれて死んだのに生き返るあれだ。キリストの復活のような大変なものでは無い。

 

少しづつ実験しているのだが電子回路だけでなく、どうしてもメカニカルな部分、スピーカーやカートリッジのように音波と電気信号のやり取りを行う新しいデヴァイスが必要だ。超精密なもので本気で、開発費をかけないと実現しない。

 

もし完成したら業務用機器なのでかなりな高額になってしまう。だから既にインフラノイズを応援して頂いている皆さんにはどうするかは考えている。

 

例え何十万円の値段になろうと、これまでのお世話になった皆さんには

デモ機としてお渡しする、無償では無くて製造原価くらいでお譲りしたい。

 

妄想夢の実現を楽しみにどうかフォースを送って下さいね。

 

いつもの餅よりさらなるスーパー妄想餅です。超難題かつ制限された時間のダブルバインド、どうなることか?

 

 

 

 

 

 

このミュージックフェニクソロジーのわずかな部分を利用するのがLANアキュライザーです。餅の試食は済んでますのでこの秋くらいには登場させたいです。

 

 

 

2023.2.20

 

ステレオ誌2023.3月号に出した久しぶりの広告である。おかげ様でアキュライザーも今回発売のSPA-7を含め7種類にもなった。この先10種類越えるかも知れない、温めているテーマがまだ幾つかあるからだが、寿命がある内に何とか?最終はアコースティックアキュライザー、吸音材や木製反射材には非ず。ストラデヴァリウスやガルネリデルジェスなどクレモナの秘密に迫るので、オーディオ界から飛び出してまともに演奏の世界に入る。夢に終わるかどうか?若い皆様フォース送ってくださいね。

 

 

 

 

2023.2.19

 

製品の試聴感想を頂いた場合にお送りする非売品アクセサリーについてですが、非売品アクセサリーについての欄を作成しましたのでご覧ください。

 

 

2022.2.7

 

2022.2.7現在でインフラノイズ製品は直接販売は行っておりません。製品の購入はオーディオ販売店、ネット通販サイトでのご購入をお願いします。新製品スピーカーアキュライザー SPA-7のご購入については、部品材料の入手が不安定なため、販売ルートに対しても確実な納期を案内することが困難な状況です。極力最新の情報を販売ルートに知らせるように致しますが現在は確実な納期が決定されていません。供給が安定するまでは販売店での納期回答もはっきりしないもどかしさでご迷惑をおかけしておりますが、製造が安定するまでどうかお待ち頂くようお願いします。申し訳有りません。

 

 

 

2023.1.27

 

詳細の発表もまだで、物事の順序も支離滅裂で申し訳有りません。スピーカーアキュライザーはこれまでの製品以上に手作り要素が多く注文頂いて納品まで御迷惑をおかけするのは目に見えています。致し方無く本日から受注開始します。

 

スピーカーアキュライザー。SPA-7,

左右2セット。価格は¥108,000(税込み)です。また試聴感想頂けた方には非売品アクセサリーの中からご希望のものを一つお送りします。御迷惑の連続で申し訳有りません。よろしくお願いします。

 

 

2023.1.13

 

オーディオこれで辞めると言う人が出てきたらどうしよう、経済への逆風だ。心配になってきたが、自分を間違えてはいけない。超マイナーなのにアホな発想が出る。それだけ自信があるのに悔しい。

 

 

20223.1.13

 

やれやれの気持ちで報告です。大体新製品は音に良いソースでテストするのが人情。驚いたことに何でも鳴る?日頃ソースは鮮度が大事、マスターテープやプロモ盤、CDやハイレゾ、DSDなどのデジタルはあきらめて話題にしない私がこんなことを言うと人格が疑われる。どんなソースでも内容が音楽?なら何でも不満無しに鳴るでは無いか!

 

もちろん鮮度やその他は良質盤と❔盤とが同じになのでは無い、今まで以上に差が聞える。でも?盤は?なりに音楽が聞こえる、それが不満無しに。一流の演奏だからとは言わない、三流でもそこに音楽がある。ライブなら演奏が?でも音楽は楽しい。

 

こんなことになってしまった。スピアキュが起こした奇跡?

 

 

2023.1.13

 

ご心配おかけしていますスピアキュのパーツ未入荷分は発送されたそうで来週には入ります。

 

 

2023.1.7

 

いろいろのスピーカーでヒアリングテストはやったが、出荷前にしなければならないことが残っている。BBCモニターとか国産の定評あるモデル、海外の過去の名のあるモデル、これらはとんでも無い音の再生は無い。だからSPアキュでビックリするような素晴らしい再生音に変化する。しかし?マークの音のスピーカーに効果があると言えるのか?これは検証しておかないといけない。

 

まず著名なスピーカーユニットメーカーの小口径シングルコーン。何度もマイナーチェンジされているモデル。SPアキュ無しで鳴らして驚いた。耳をつんざく音とはこのことだ。ただし長い間鳴らしていないのでシングルコーンに有る現象、紙コーンの歪音が激しく出る、しばらく鳴らしたらある程度治ると思うが?

もう一台は国産SP大手のブックシェルフ多数の中で最も酷い音がした2WAYのモデルである。見かけはとても綺麗だが。わざとSPアキュのテストの為に処分せず残しておいた。

 

この2機種にSPアキュを繋ぐ。シングルコーンの音は耳をつんざく程では無い。しかし荒い音、歪んだ音色ではある。先ほどずっとそれが聞えたがSPアキュ付きではかなりコーンの歪みは聞こえるのだがやかましさが軽減されるので口径が増したような感じもする。まあ我慢できる音にはなるようだ。2wayはSPアキュ無しではシングルコーンほど歪まないが安物丸出し、ツイータは存在するなという音。BGM的な音で時々ヒステリックになる。さてSPアキュを繋ぐと、これは激しく変化した。ヒステリックまではいかないがやはり和音は破壊されるところがある。救済率としては80%くらいと思えるが素性までは治らないようだ。しかし不思議なことに時折美しい音も出だした。常にでは無く楽器や場所によるが美しいフレーズが時折聞こえる。

 

結論としては言える、どうにもならないスピーカーでも音楽的には救済能力はあるようで安心した。

 

そこそこのスピーカーなら確実に素晴らしい音を出すことを約束出来る、まだ発売して無いけど大丈夫です。ご安心ください。

 

 

 

 

2023.1.7

 

お待たせしているSPアキュライザーだが相変わらず部品の入荷待ちの状態である。だが今月中にはなんとかなりそう。手元にあるプロトタイプだがこれまでの製品の中では満足度100%,出てくる音に不満は全く無い。そして製品版でもバラツクこと無くこの音が出るお約束は出来る。

ターンアキュのような当たり外れは無い。

 

 

 

2022.12.14

 

SPアキュの販売開始は年内にと努力してきましたが悔しいことに部品の一部の入荷が遅れて無理になりました。申し訳有りません。詳細は近々発表でしたが少し遅らせます。

 

 

 

2022.11.24

 

発売は年内にと頑張ってはおりますが?電子パーツの仕入れ値は3-5割アップで信じられないものになりましたので、とても心配したのが価格設定でした。なんとか10万円以内にどうしてもと思い、かなり大変でしたが大丈夫です。詳細は近々発表できそうです。

 

 

2022.11.24

 

お待たせしておりますスピーカーアキュライザーですが、製品化の為のプロトタイプの出来上がりは、自分では満足過ぎる製品になりました。

BBCモニター、ロジャースLS3/5Aはどうしてもトップクラスのレーベルで使われるスタジオモニターの音楽再生能力には及びませんでした。BBCは放送局なのでレーベルのような要求が無いからか?と考えておりました。

 

しかしスピーカーアキュライザーにより、世界トップクラスのスタジオモニターに匹敵する再生音をLS3/5Aが出したのにはびっくりしました。

こうなると鳴らすのがとても難しいスピーカー、ローサーやAXIOM80はもちろん、ジミージャズさんのエベレストが楽々と鳴るのは間違い無いです。

 

 

2022.9.6

 

WTPspeakerはすっかり諦めて、WTPcartridgeの方が現実的だと勇気がわいている。実はWTPspeakerが無くても、その本質は他の方法で近づくことが出来るかな?と構想を練ってきた。スピーカーアキュライザーだ、スピーカーに一番近い部分でWTPをやればWTPspeakerの再生音になる?これは無理に決まってる、でも現実のスピーカーの音質が問題無いクラスなら、スピーカーアキュライザーでWTPspeakerの再生の9割近似の音が出るかも??ラッキーだ、昨夜出た。製品化のスタートを切った、今年中に製品化したいと考えている。

 

speakerの変更無しでWTPspeakerの音が出る?やっと責任感から解放されてあの世に行けるかな?

 

 

 

2022.9.6

 

カートリッジのWTP化を目指してここ半年手持ちから、新規購入までおよそ100種類の古今東西のMCからMM,IMその他を聴きまくり、分解、改造ざんまいでした。結果はWTPspeakerと同じくどうしても世の中に出したい思いになった。もちろん目標はノイマンやウエストレックスの音質、音楽再生能力以上のものを目指した。そして自信が出来た。どうするか?スピーカーと同じく今さら事業として展開など考えられない。現在のアナログオーディオマーケットで新発売されているもの、何十万円が普通だ。オルトフォンやEMTを愛してこられたアナログマニアの方がこれらを入手されて楽しまれてるとはどうしても思えない。

 

カートリッジの新製品を発売しなくても、WTPcartridgeを本当に音楽命の方に楽しんでもらえる可能性を見つけた。もちろんトンでも無い何十万円で無くアナログ全盛時代でのMCカートリッジくらいのプライスで!

ノイマンやウエストレックスの音も夢では無いようにする使命感がある。WTPspeaker販売はすっかりあきらめたが、WTPcartridgeは夢が続いている。

 

2022.8.10

 

非売品アクセサリープレゼントについてのお知らせをブログ8に掲載しました。新製品の試聴感想はこれまで通りブログ欄に掲載しますが、新製品以外の現行製品の試聴感想はUsers impression欄に掲載します。

 

 

 

2022.7.7

 

超弩級ヴィンテージのターンテーブル、しかもSPレコード再生でもお役にたっているみたいです。もうこれ以上は望めないオーディオの世界が有ります。TKさんのリスニングルーム専用の建物はもうすぐ完成、この3年は遠くに出かけないので旅行とかは完全に過去のことになってますが生きてる内にお尋ねしないといけない。

 

https://tkeuropa6.exblog.jp/30001440/

 

 

2022.5.12

 

いくら優秀なMMでもMCより優れたものは無いのか?Shure後期モデルも残念ながらMCの能力を超えることは無かった。音楽的にはMMの方が優れていいるところも有る。カートリッジで物理的に考えれば針、カンチレバーの重量は軽いほど良い、磁力は強いほど良いのは間違いないだろう。だからMC以外でも振動系の質量が少ないほど良い。スタックスのコンデンサー型、光電型などは物理的に軽く造れる。光電型も最近復活したらしい。メリットはあるのは間違いない。しかし肝心の音楽再生の完成度が低い。最新のは聴いて無いので知らない。

 

MM型でもADCのは振動系が凄く軽い。厳密にはIM型と言って磁石をもたずパイプ状の磁性体を外部磁石で磁化させる。磁石が無いのでMM型の中では振動系が最も軽かった。確かに他のMM型と違いニュアンスがあるが馬力が無い。替え針を4本くらい持っていたので聴いたがそれぞれ違う音だ。でも共通した特徴、振動系の軽い音がする。この時代にはまだ協力なネオジュウムとか無かったが今はある。それで手持ちの磁石を針の裏に付けてみた。やはり発電が上がるのか音圧はかなり上がる。馬力も出てくる、しかしネオジュウムの音、これはだめだ。思い付いて今回のプレゼント品、ダンパーフレークが丸磁石と同じ大きさ。貼り付けたら不満が消えた。これはシュアーより上だ、しばらく使ってみよう。アナログは反応が早くて楽しい。

 

 

 

 

2022.5.2

 

こうやってMMばかり、また国産のMMもいくつか聴くといろいろの音があるがTACU-1を使うと殆どが許せる音となる。安価な国産のMMと国産のベルトドライブ、プレーヤー付属のアームとTACU-1で充分な音が出る、いや充分というより出来るだけの対策をしたデジタルシステムよい遥かに上の音が出る。今頃、何を言い出すのか?GPSクロックやアキュライザー、ケーブルとデジタル製品ばかり開発したくせにと言われそうですが、アナログとデジタルとに2極化したオーディオの時代がきたのでしょうか?

 

アナログを辞めてしまった皆さん、

安価なプレーヤーとカートリッジで

また始められたらショックを受けられるのは間違い無いです。でもこれで音のツボが確認出来るので、腕が上がるからデジタルもアナログにさらに近づいてきますから問題有りません。

 

 

2022.5.2

 

ターンテーブルアキュライザーの

出荷が落ち着いたのでやっと自分の時間が出来ました。今まで使ってきたカートリッジは主に、SPU,EMTとMCタイプばかりでした。何が最高かと考えると所有してはいないで欲しいだけだが、もちろんノイマンです。

 

なぜMCばかりかの理由は主に、MMでは弦の音が鳴りきらないからのようにも思えます。MMに入るのか?解りませんがデッカは唯一許せますが。

 

手持ちのMMはたくさんあるので引っ張りだして何十年ぶりで聴いてみました。楽しいです、いろんな音がして。

 

エンパイヤ、グラド、ADC,シュアー、エラックその他聴くとシュアーがやはりクセの少ない普通の音に聞えます。ジャズ専門の方が好まれる

M-44は最も標準的ですが、私には少し荒い音でレガートしません。V-15になるとこの荒さが無くなりレガートしますが無難で魅力がなくなる、

くせの無い美人でしょうか?ところがシュアー初期のM-7は良いですね。音色もバランスも良く、ピアノも良い、だけど振動系が重いのか高域が無くなる、ツイーターの無いシングルコーンに似たバランスか?なので弦に問題が?という感じで楽しんでおります。

 

でも私がジャズだけ聴くならこのM-7だけ残して後は要らないかな?

素晴らしいカートリッジですね、MMもやはり最初期が一番良いのかな?

 

 

 

 

 

2022.5.1

 

EP盤を聴かれる時にターンテーブルアキュライザーを使うにはEPアダプターを外して使って欲しいと取説に書きました。手持ちの樹脂製やアルミのアダプターの音質的害が大きいからです。しかもTACU-1の直径はEP盤の穴よりわずか小さいのでEPアダプターの代用にはなりません。アダプター無しでEP盤をかける場合は

盤がセンターからズレてカートリッジを痛める可能性が有りますのでご注意下さい。ボール紙をカッターコンパスを使用して薄いEPアダプターを自作するのが音質を損なわない方法でしょう。

 

 

 

 

2022.4.14

 

ターンテーブルアキュライザーの受注は来週月曜からお願いしますとマーケットに連絡したのだが、昨夜第一ロット全数が最終ヒアリングで不合格、手作りなんで全て廃棄。5月早々には出荷しますというのが不安になってきた。原因は材料のわずかな純度不足。ワイン原料のブドウ栽培で農薬や肥料の味があるとなぜか解かる、その経験が重なると野菜や日本酒まで同じだなと解ってくる。それと同じだ。音も同じで問題のある音があるとそれは消すことは出来ない。

 

幸いなことにカートリッジなんかだったら、大変。第一ロットの廃棄で

これは廃業の運命だったかもしれない。

 

気を取り直して再スタートします。

 

 

2022.4.6

 

これまでのインフラノイズ製品の中でも最も小さなマーケット用と感じる新製品、ターンテーブルアキュライザーなのだが、娘からヤフーニュースに載ってるよと電話があった。

 

驚いたわけでは無いが、なにか資源の無駄使いをしたようで、かなり後ろめたいです。

 

https://www.phileweb.com/news/audio/202204/01/23228.html

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/df1c0e5d570d2f9951b4f6dc76cd0aed7bb16c81

 

https://www.excite.co.jp/news/article/phileweb_882597691599060992/

 

https://news.goo.ne.jp/article/phileweb/trend/phileweb-news__audio__23228.html

 

 

2022.4.1

 

とてもお待たせしてしまった、ターンテーブルアキュライザーですがいろいろの問題を解決!新発売が可能となりました。4月下旬予定です。

エイプリルフールでの発表になりましたが本当です。間も無く詳細は発表します。オマケのダンパーフレークも間に合いますのでお楽しみにどうぞ。先日ヤリスに標準装備のカーステレオでUSBメモリーに入れたパルティータが心地よく聴けたので?考えてみたらメモリーにダンパーフレーク貼ってたのを忘れてました。剥がしたら途端に安物カーオーディオに戻りました。我ながら凄い差にビックリ。不思議としか言いようないなー

 

 

2022.2.16

 

来月早々に私の友人のヴィオリストの大竹徹演奏のCDがコジマ録音から新発売されます。共演は世界的に有名な歌手奈良ゆみ、田中康之パーカッションです。入手方法、詳細はおって掲載します。お楽しみに!

 

2022.4.1 追記

エイプリルフールの追記ですが、本当に売れてるらしい?正規の販売ルートで売れてるとちょっとびっくり、奈良ゆみさんは有名なのですね、でもゆみさんがこんなアヤシイコラボを発売するとは!とアカデミッククラシック仲間から非難の声もあるらしい。私のピアノ先生もあまり関心無く、夜中に聴いたら恐山の

イタコが頭に浮かび、怖くなって一楽章でストップとのこと。ジャズを聴かれる方なら怖く無いのでは?

 

 

 

 

 

2022.2.3

 

新製品はもう少しお待ちください。

不要品お譲りします。VRA-7効果確認の為に入手したクラシックプロの小型ミクサー、MX-EZ6です。音質は業務用としては普通、可も無く不可でも無い?かな。でも一般オーディオ機としてならこれが基準で後はどう音質を上げるのが正解か?ということ?運賃着払い、代金後払い

\4,000-,新品同様です。ご自分の装置のレベル確認のために使えます、メールで連絡してください。不要な物が増えすぎたのでこれから少しづつ紹介しますのでよろしく。

 

2022.2.8 追記

今日の時点で欲しい方はおられませんので、希望者に無料で差し上げます。ただし今お使いのアンプとVRA-7を装着したこのミクサーと比較試聴されて試聴感想を頂けるという条件付きにします。サブシステムでお使いくださるならミキサーも無駄になりませんので。高額なアンプで無くても標準的な音質のアンプならVRA-7があれば充分だということになれば喜ばれる方はたくさんおられることでしょう。

 

2022.2.18

 

皆さんただでも要らんものか?それとも遠慮されているのか解りませんが希望者おられませんので終了します。いずれ暇な時にインフラノイズチューン版にしてみるかな?

 

 

 

 

 

 

2021.12.22

 

今年ももう少し、新製品の発売の告知は出来ませんでした。物事が反対ですが新製品の試聴感想のお礼の非売品アクセサリー、良いものが出来ました。前回のUSBダンパーは応用範囲は広いが固定するのに工夫が必要でした。今回は昔オ-ディオで大流行した○○チップのようにそこら中に貼りまくることが出来る楽しいグッズです。ダンパーフレークです。

 

USBダンパーと同じく使い過ぎは厳禁、ヒアリングのみで採用、不採用を判定と同じような感じですが、カートリッジシェルやパイプアームに貼る、CD盤、レコード盤に貼る、スピーカーユニットの止めネジの頭に貼る、ケーブルチューナーみたいに使う、RCAコネクターの金属部に貼るとか、もう応用は無限です。両面テープの粘着力はとても弱いので貼ったり、剥がしたりが簡単で思い切り遊べます。決まれば強い両面テープで貼りなおせば安心!

 

まだ新製品も決まらないのに情報先出でした。製品よりオマケを楽しみにしていただくグリコと同じです?

 

 

 

 

2021.11.30

 

ノードストCDのテストはまるでいろいろ真剣にテストされている方をばかにしたようないい加減な試聴で終わったので反省しています。ピンクノイズでの試聴は自分には無理とすねてしまったのかも知れません。お詫びとして、ピンクノイズは諦めてシャカシャカについてはもう一度追試してみました。やはり球形のスピーカーでは殆ど上方には行かないです。シングルコーンの小型では2wayモニターより上がりが少ないです、少しは上がります。それでちゃんと上がる2wayモニターを上下逆さに、ツイーターが下になるようにしたら上がり方が少なくなりました。でも音楽を聴くとホールでの聴こえ方がシャカシャカと同じように変化することは耳が悪いのか確認出来ません。結論としてこのテストでの左右スピーカー、リスニングルームのチューニングが実際どのような効果をもたらすのか私には想像するのは難しいです。多分シャカシャカにもピンクノイズにも耳の感度が悪すぎるのかも?聴力検査も高音はもはやどうしようも無く、おまけに左右感度差はかなりあります。モノ音源でヘッドフォン左右入替もこれは耳が悪いと自覚できる音質差が有ります。皆さんすみませんでした。

 

 

 

2021.11.27

 

以前から感じているがクレーター錯視というのは耳にもあるかも?JBLのウーハーの写真を何枚も見るとセンタードームが凹んでるのか凸なのかどちらもあるように見える。脳が戸惑うからだろう、音も騒音にはこれがあるのでは?AC電源の耳による判別に自信が持てない時はこれがあるのと違うかな?専門家のご意見ってあるのかな?

 

 

2021.11.27

 

音友達の間でノードストのTESTCDによるリスニングルームチェックが話題である。音源入手したがテストで自分の耳に自信が無いのでこれは難しい。ピンクノイズやホワイトノイズを聴いてスピーカーセッティングを見直すのだが、肝心の耳が左右で音が違う。ヘッドフォンやイヤフォンで左右の耳で片Ch聴くと情けないくらいに違う。耳あてを左右変えても余計に混乱する。スピーカーや暗騒音で首を動かすと大きく変わる。耳たぶに手を近づけて動かすところころ変わる。フォルマントが変化するからだ。測定なら使えるがノイズのスペクトラム分布を耳で判断するのは無理と結論した、で無いとオーディオの自信が崩れてしまうからがホントの理由!でもipadの音が出る穴に手を近づけて動かすとチェロの音なんてもう何が本当か解らないほど変化する。音のバランスなんてこんなものだ。

 

 

 

2021.11.19

 

2021.9.28の記事、Hさんの試聴感想に追記しました。

 

 

2021.11.5

 

次の新製品だが、いくつか温めている、一つはもちろんなかなか出てこなかった?スピーカーアキュライザーだ。でもこれより先に出したいものが出来てしまった。ターンテーブル用のアキュライザーだ。カートリッジはいろいろ各人の好みがある。スピーカーより音源に近いせいか、スピーカーはいろいろな音色や鳴り方があるのは困るのだが、カートリッジはマイクロフォンとよく似た感じで音楽のジャンルや演奏にあったものは必要かも知れない。

 

だからカートリッジアキュライザーやMCトランスアキュライザーは製作する気は無い。しかしターンテーブルは主役では無いように思えるので

ターンテープル専用のアキュライザーを作ってみた。

 

先ほど音が出た。モーツアルト第36番、クーベリック、バイエルンだけを鳴らしたが椅子から落ちかけた。

いろいろの音源を聴く必要無し。これまでのアキュライザーの効果を有る、無しで言うのとはまるで違う表現になってしまう。言わばオケが変わってしまう感じ、○響がバイエルンや(当然だが)ウイーンフィルに

変わる感じというのが適切では?

一緒に聴いた奥方も同感みたいだった。これを先に製品化する義務感が出来てしまった。どうしよう?

 

当たり前だけどアナログとデジタルを比べても仕方が無い、マイクロフォンから出る出力はアナログだから

増幅さえすればスピーカーが鳴る。

いくら情報量、帯域、低歪であろうとデジタル変化がある限りデジタルは音楽的劣化を起こす。それをデジタルと気が付かないレベルまでに持って行く希望があるだけでデジタルがアナログに優れることは永遠に無い。日頃の思いがターンテーブルアキュライザーの体験でさらに、さらに強くなった。ターンテーブルだけでLPがこんなに良くなるとは?引き出せていないだけで一般LPとラッカー盤、マスターテープの音質差は物理的にはそんなに差が無いのかも?と思ってしまった。だって鳴らしたLPは国内盤だったのです。

 

 

 

 

2021.9.30

 

2021.9.22のブログ記事に追記しました。ブルガリアンボイスの試聴です。ブルガリアンボイスは美しいです!

 

 

2021.9.27

 

驚きました。真っ黒なCDってあるのですね。記録面が銀色、金色は普通でCDRでは緑とか青色。しかし記録面は真っ黒で光沢有り。何かの間違いかなと思いトレーに入れたら普通に再生できる。ブザンソンのD.リパッティの録音、ピアノはベヒシュタインと思ってたのが間違いでガヴォーだとプログラムに書いてあるとレコ芸の記事に有り。あわててget!届いたCDがこれです。新たにマスターテープから起こしたとのこと、世の中進んでいるのですね。もう何年も前からまっ黒CDはあったらしい。音は素晴らしい、真っ黒CDファンになりました。オーディオ田舎者と自覚すべし。

 

 

 

2021.9.23

 

西野和馬さんがヘッドフォン環境でVRA-7の試聴を始められた。注目して欲しいのはこのヘッドフォンアンプ?のツマミである。間違い無くベークライトの削り出しのようだ。以前からメーカーとしては材質を特長として謳っていなかったが、興味深かった。ヴォリュームだけで無くツマミをわざわざベーク材から削りだしたのは音の本質を良くお解りだからだ。バクーンという九州にあるメーカーだが、以前オーディオのお友達と熊本に遊びに行って、オーディオ道場で開発者にお会いしたことがある。このような素晴らしい発想をお持ちなのだが私のように自慢たらしくベラベラやらない寡黙な上品な方だったと記憶している。

 

西野さんは確かゼンハイザーHD-800をお使いだと思うが、WTPヘッドフォンはほぼ完成しているから、スピーカーのようにかさばらないからお送りして聴いてもらうのも有りかな?アキュライザーお使いのヘッドフォン環境の方もけっこう増えて来られているのでWTPSP製品化発売への登竜門かな?後日VRA-7をヘッドフォンアンプに使用した結果を報告頂けるとは思うが、HD-800とVRA-7を組み合わせた再生音はWTPヘッドフォンだけの場合と比べ、VRA-7の効果でWTPヘッドフォンの3割くらいの再生音となると思う。WTPSPとWTPヘッドフォンを比べるとヘッドフォンはこれは良いと感じるが、

WTPSPではこれは生演奏だと感じる。生音では無い、生演奏である。生音に近い再生音は高級オーディオではほぼ可能となっている。生音再生を目指す方は投資が必要だが現代のオーディオ技術では簡単なことだ。生音再生と生演奏再生は全く異なると理解して欲しい。オーディオの黎明時代でも、またその後何度も生演奏とオーディオ装置のすり替え実験を成功している。大手メーカーではストラディヴァリウスの生演奏と再生音を比べてスピーカーを開発していた。これらが成功していても

オーディオ装置から生演奏が再生出来るということには成らない。

 

高いレベルの演奏者による生演奏とその録音が再生して同じように鳴るにはWTPSPあるいは同様レベルのスピーカー無しには不可能である。

 

 

 

2021.9.22

 

Jimmy Jazzさんがオーディオ機器のテストに使われたブルガリアンボイスですがAquiraxさんも試されたようです。音源をお持ちでない方はYoutubeで探せばあると思いますが?オーディオ機器が高性能であればあるほどよけいに不具合な再生音となる傾向が有ります。既にヴォリュームアキュライザーをお持ちの方は外してみてお試しになられたら面白いと思います。

 

 

 

2021.8.31

 

100円ショップで発掘。iPhoneからの接続に使います。プロ用のものより良いです。品切れにならない内何本か買いに行きます。布被覆がミソかな?

 

製造元:丸七株式会社

 

WTPSPになるとiPhoneとこれで充分?オーディオ装置が家の中から消えそうで寂しい感じも、反面まだ疑ってます、本人が。ホンマかいな?

 

(2021.9.8)

売り切れて有りませんでした。ここに書いたからとは思いませんが、そこまでビョーキは進行してません。

 

 

2021.8.26

 

VRA-7を既にお求め頂いた方でUSBダンパーは欲しいのだが試聴感想を書くのが嫌だ、また使用中の機器をあきらかにするのが嫌だと思われる方はおられるでしょう。

 

使用中の機器は真空管式、TR式、国産、外国製、自作などとぼんやりの記載でもかまいませんが、ご覧になられる皆さんのために詳しい方が良いのは確かです。でもぼんやりでかつとても短くも良いです。ブログに掲載出来ない場合でも送ります。もちろん効果が無かった、こんなもの販売するなとか、デザインが酷すぎてこれでも商品か!というのでも我慢して送ります。

 

どうぞコメントをお願いします。

 

 

2021.8.26

 

USBダンパーについては皆さんから

予想以上に良い結果を頂いております。有難うございます。たくさんある貼物、置き物、重りのアクセサリーなどとは違い音色を付け加える物では無いので使い過ぎに注意と警告を重ねてます。皆さん慎重で気を付けては頂いてますが判断に迷われることもあるようです。

 

まずはやってみて自分の理想の方向に向かうかどうか、ダメだったらここで撤退します。次に良くはなったが?の部分有りの場合。

 

この場合、良くても悪くても音色の変化が大きい時は要注意です。一日ほど様子みて変化なければ撤退。

 

自分の装置の良いところ、自由さ、

空間感、元気さ、野放図さ、グルービーなど日頃から認めていれば、それが整理されすぎておとなしくなるのはダメ。それらが損なわれず音楽的?に鳴れば合格。

 

自由さ、躍動感などのダイナミックな部分がスポイルされることなく、最終的に奏者の動き、表現力がアップすれば良しとしましょう。

 

同じ系列、LAN、USBなどで複数に重ねて使用する場合に有りがちです。USBダンパーには使わない勇気が必要です。複数同じ経路での使用は整理され過ぎたり、音色が付き過ぎて表現力がスポイルされる場合が有りがちです。

 

 

 

 

 

 

 

2021.8.17-20

 

プラシーボぎりぎりの音に関しては

あれこれ言う自信は全く無いのだが。今回は昨日書いたPA用スピーカーのホーンのドライバーの音、ホーン無しでITTのドームツイーター(これはスーパーツイーターとしてセレッションやBBCモニター、スペンダーなどに使われた優れたものだ、しかし本当にデリケートで5KHz以上で無いと壊れるから、2wayの高音では無理で3wayの高音として良く利用された)と比較のため右CHに使い、左はPA用のホーンドライバーのホーン無しとして切り替えた比較していたのだが24時間慣らしぱなしで置くと随分差が無くなってきた。PA用はエッジは触ったが振動板はノータッチ、エージングというのはやはり凄い改善効果がある。ただし自分の大切な音楽でやらないとダメ。考えて見れば簡単なことだ、楽器は全てエージングで入手してすぐは鳴らない。また下手な人に貸すととんでも無いことになる。これとスピーカーは同じ。振動部で必要なところが動きやすくなるからだと思う。

 

勘違いしてはいけないのはホワイトノイズとか、エージング用のオカルト的な触れ込みのエージング音源、変わるのだが自分の思う音にはならない、大事なのは自分が大切にする

音楽でエージングすること!これが一番大事だ。

 

良く似た話、ウエスタンのトランスがオルトフォンのカートリッジに良くあって気に入ってたのだが誘惑に負けて消磁した、オーディオ魔はウエスタンの音を国産高級トランスに変えてしまった。2度と元の音には戻らなかった。大切な機器は誘惑に負けてより改善しようと思うべからず。

 

エージングは自分の理想の音を手に入れる最良の方法なのかも知れない。

 

2021.8.18  P.S.

 

エージングしっぱなしのその後。

これ以上続けてもそう変わらないかな?という感じでエージングは終了。しかし荒いキャラはあれどもおかしな音では無くなっている。それではとホーン取り付け、音圧は上がるがホーンの固有帯域とクセが加わる。当然か?まてよとホーン部分だけを耳にあてて振動板の音を聴く。

なんや!同じ音や!

もしホーン部造るなら(面倒なのでこれはやらないと思うが)耳に当てながら音楽を聴いて細工するのが近道かな?ホーン部を曲がる材料、粘度やプラスティクパテで形を変えながらヒアリングする。まるで粘度でモデルを作品化するロダンみたいな気分になれるかも?コロナが治まったら日本平の美術館に行こう!

 

2021.8.20

 

思い出してみればTKさんところでオイロッパジュニアを聴くまでは一度もヴァイオリンの鳴る音をホーンから聴いたことが無い。ウエスタン16Aや15Aは聴いて良いとは思ったがやはりシアター用なので問題は多く満足は出来なかった。そして生まれて初めてヴァイオリンが鳴ったオイロッパジュニアはショッキングだった。だからホーンアレルギーなのだがホーンの良さは理解していた。

ホーンを分解して振動板だけの音を聴けたので一挙にこの謎が解けた。

ホーンは言わば、拡大鏡なので振動板が完全で無いと不具合は増幅される。ダイレクトラジエーターの何倍もやかましい。形状をいくら改良しよう、音響レンズでごまかしても拡大鏡だから扱いは難しい。

 

良さはあるのだから挑戦してみたいが目の前に置くシステムなら軽い振動板のドームで充分な気がする。

 

振動板の問題が出にくい、ソフトドームでホーンといえるか?浅いお皿みたいな形状のホーンの組み合わせが高域の主流なのはうなずける。でもホーンも捨て、ハードドームも捨てた理由は完成が無理だったからとも思える。

 

ハードドームの理想型は聴いてないが、多分シュルツTH-315アルミドームだと思える。見た目は凸凹で手作りのドーム?いくら分厚く、能率は低くともエックミラーの血筋だからマイナスファクターはかすむ。

 

シュルツとオイロッパジュニアを目標にして開発すれば世界最高が出来るが、これは夢の話、現実に戻り頑張りたい、WTPSPの販売だ!

 

 

 

2021.8.16

 

リボンツイーターのリボン改造はまだ手を付けていないが、2KHzくらいから上だけ鳴らしても音質が判断出来るようになってきた。こんなことはやはり、訓練と経験なのだと解った。オリジナルのリボンを少々改造して聴いているが手ごたえは100%有り。リボンツイーターの修理屋と改良屋兼初めても大丈夫だという位になってきた。いつもの過信だけど。

 

PA用の中級?ブランドの2WAYを入手した。高域はかなり大きな中高域兼用?ホーンなので大分荒い音質だ。早速ホーンを分解してホーン無しで鳴らした。振動板だけでも暴れまくってる。これをWTP化するつもりだ。振動板触る以前にエッジが固く鳴いている。ホーンドライバーでもこんなに硬いのはどうか?エッジだけ少し触ってみたら、かなり問題は片付いてきた。振動板を改造するのが楽しみになってきた。ホーンでもやはり一番大事なのは振動板に間違い無し。

 

以前TKさんに自慢のオイロッパジュニアを聞かせて頂いたのを思いだした。ヴィオリンの鳴るホーンを聴いたのがその時初めてだったので、驚いた。そしてそのことが頭から外れず、ドライバー振動板が長方形と極めて珍しく、この優れた音質はそれに有りと考えていた。今聴かして頂いたら、そう考えるのでなく長方形の方が思った音質にコントロールしやすかった?でもそれが出来る人なら円形でも楕円形でも同じ音が出せるだろうと想像する。フィールドタイプだが、磁気回路や振動板形状が音質を決めるので無く、このシステムの開発者のセンスが95%だったと今なら思う。

 

音を出すもの、楽器、スピーカーあるレベル以上は殆どセンスによるものだと思う。材料や方式では無かったのだ。

 

 

2021.8.12

 

パイオニアリボンツイーターのアルミ箔の厚さは9μとカタログに有る。

先日届いた中国製の箔は3μくらいかな。へにゃへにゃ崩れて全く無理。

もう一度ミクロン単位調べて11μの髪染め用?のアマゾン発注、すぐに品切れと言ってきた。さて困った、しかし家庭用アルミホイルは12μが標準らしい。少し厚いが使えるかな?拙宅の台所しらべたら2種類有り、片方は少し薄いみたいな感じ、コストコで買った?なるほど安物の方が薄くて丁度良い。コストコのアルミホイルで検索、やった、11μだ。もともと家にあったとは。

 

スピーカーはズブの素人とバレてしまった。ああこれでWTPSPとか言っても信用されないだろうな?

 

 

2021.8.12

 

VRA-7の試聴感想を頂いた方にUSBダンパー、非売品をお送りした。非売品だからこそ言える?のだが、オーディオ史上初めての出来るだけ使わない方が良いアクセサリーである。これまでオーディオ市場が元気な頃は貼る、置く、敷くアクセサリーが氾濫した。音楽再生として改悪な音色激変アクセサリー。オーディオは何をしても音が変わる。アンプのボンネットに金づちを置いたら良くなった。ケーブルをちり紙で浮かせたら良くなった。電源コンセントのカバーを変えたら良くなった。本当に何を変えても音が良くなる。

 

変化することを良くなると思い込むからだ。悲しいことに音色が大きく変わったら音が良くなったと思うオーディオマニアがおられるから、音色激変アクセサリーが溢れたのである。

 

昔インシュレーターをかなり販売した。その効果について競合メーカーや販売店からクレームの電話が何度もあった。ぜんぜん効果が無い!音が何も変わらん!もっと使ったととたんに音が変わる製品を造れ!情けなかったが今になって音が変わらんから値打ち有りと理解頂けるお客様が増えた。有難う御座います、長くかかりましたが、ついに。

 

USBダンパーは市場初めての使ってはいけないアクセサリーです。音色を変えるためのアクセサリーで無く、有害な揺れを軽減して再生音楽の濁りを押さえるためのダンパーです。

 

音が変わるだけの接点には使わないようにしましょう!

 

では何が売り物のアクセサリーなのか?そんなもの送っていらんわ。そうです、似たような紙でもダンプの効果は有ります、ただし、ただの紙ではクルトミューラー製のコーン紙みたいな良い音?には絶対ならないです。でもUSBダンパーもどきの

ただの紙ダンパーが流行するかも?

 

 

 

 

 

 

 

2021.8.10

 

大失敗、ネットでリボンツイーターのリボンを作るアルミ箔を探して

アマゾンで注文、やっと着いた。さあ作るぞと開封したら、薄すぎる、指で持っただけでバラバラになるくらい薄い。正月の黒豆にかける金箔と同じ。

 

どうも十倍位単位を間違えたみたい。ミクロンは難しいな、アーチェリーも難しい単位、グレインで慣れていたのに。また探してやりなおし。初めからたばこのピースの銀紙を使うべきだったかな?

 

ヴォリュアキュがとんとん拍子で発売出来たことのしっぺ返しかな?

 

 

 

 

2021.8.9

 

以前はシングルコーンスピーカーが一般的な2way,3wayスピーカーに比べ音楽的?素直な良い音が多い理由はネットワーク素子が無いことだと思っていた。今はそれもある程度あるがもっと大きな原因が高音ユニットと低音、中音ユニットの倍音構成の違いだと解ってきた。音質に優れた伝統あるヨーロッパのシングルコーン、ダブルコーンの音質と並ぶ

マルチウエイスピーカーを創ろうとすると個々のユニット単体の音、ネットワーク設定、レベルととても複雑で難しいことだ。逆にコーン紙だけ?まあ磁気回路やエッジ、ボディも多少は関係するが、大変なのはコーン紙の音造りなのだ。なにしろピアノから管楽器、擦弦楽器まで発声するのだからシングルコーンは楽器以上に難しいものだったのかも知れない。今やあらゆるジャンルを再生するオーディオマーケットだから有利なマルチウェイが主流なのは当然。限られたジャンルを聴く方はスピーカーをシングルコーンに戻すことで幸せがまた訪れると思う。

 

 

2021.8.7

 

WTPSPが世に出せないとなると、何とかこの再生音の持つ正しさを生きている内に皆さん共有して頂く方法は無いのか?が一番の動機で販売までこぎつけたヴォリュアキュだった。販売開始してまだ一月足らず?試聴感想を頂いて、参考にする限り目的は達成出来ているようだ。

 

アンプでアナログ回路の音量調整用可変抵抗器に取り付けることで音楽再生をレベルアップ出来るのは確実になった。今のところ効果無いという例外は無い。

 

音の出口のスピーカーが理想的なもので無い限りだめだと最近は言っているのだがヴォリュアキュで理想の再生音に皆さんが近づけたことも確かだ。

 

日本のオーディオ全盛時代にヒットした大手メーカーの有名中型スピーカー、外国製に負けないとコーン紙を著名なメーカーに特注?前向きな姿勢だった。その努力の結果を検証しておきたかったので入手した。やっぱりこんな音だったのか?ピアノでパルティータを聴いた。日本製のピアノの音になってしまう。日本では楽器もスピーカーも同じなのか?、技術者が優れた楽器の音質というものが理解出来ていない。2-3分だが弦も鳴らした、同じことだった、上質の楽器の音が全く出ない。

前面にアッテネーターのツマミがあった。待てよとヴォリュアキュを貼り付けた。とたんに上質の楽器の音が出だした。

 

アッテネーターに取り付けることで効果があることを確かめた。発売した後で、今頃こんなことを言って申し訳無い。外部アッテネーター付きのスピーカーシステムをお使いの方には幸運な結果だった。

 

 

 

P.S.21:15

 

 夕食済ませて鳴らしておいた、ヴォリュアキュ付き国産有名スピーカーだが素晴らしいじゃないの?せっかくのコーン紙が生き返ってきたのか?最近のコーンの材質、ケブラーやポリプロピレン、カーボンそんなもの寄せ付け無い美しさで鳴っている、これは驚いた。まあ当然と言えばそうなのだが情けないなー。さすがのOOOコーン紙、さすがだった。和紙、天然つき板、柿渋含侵ではとてもこんな音で無い、着眼は正解だが使いこなせない時代だったのか、残念だ。

 

東独が貧乏で無かったら金に糸目付けずこの紙を使ってたらどうだったか?今回はちょっとビビリました。ボール紙製のトーレスより木目の通ったスプルースが良い結果を出すのと同じ、このレベルになるとポリプロピレンが○○○コーン材料より良い結果を出すのは腕があれば仕方無いのかな?悔しい感じがする。カーボンのヴァイオリンがクレモナ以上になるわけ無い。でもこの美音は○○○コーン紙の音なのだろう。悔しいとしか言いようなし。RCAの硫酸で表面を溶かしたコーン紙も逃げ出すだろう。その意味では○○rの技術者も音楽解からず音色だけは解っていたのだな?生きておられたら会いたいものだ。

 

P.S. 2021.8.8

 

アッテネーターのツマミにもVRA-7の効果が有ると言っても、システムの振動板やその他を触る訳では無いからスピーカーがWTPSPに成長するのでは無い。またアッテネーターは高域の回路だからプリアンプやパワーアンプの使用のように全域対応では無いので効果は充分とは言えない。しかし高域のアッテネーターでの使用だけで国産の特徴、西洋音楽の鳴らない不思議な日本製スピーカーが学んだことは確かだ。

 

賛否はあるだろうがスピーカー入力にわざとわずかな減衰のアッテネーター(固定値)を設けてRA-7を使用する手はあるかも?しかしこの方法がアンプへの使用より効果が高まるかどうかは?やってみる価値はあるかも?

 

2021.8.8

 

OOOコーンだが、何となくそのままにしておくのが?という感じで検索してみた。考えて見ると批判してるので無く良いものと認めたのだからこれを売り物にしている方に害は無いので伏字にする必要は無い。検索したらたくさん出てきた。クルトミューラー社製造のコーン紙だ。ドイツの自社で加工、それもスプルースらしい。良い音するのは当然だ、びっくりした。ヴァイオリンやギターは多用している。歴史が認めた基本の音なのだ。だから紙にしてもその特徴はちゃんと残る。

 

でも勘違いしている。材料の音が鳴り方を決めるわけではない。アンプでコンデンサーの音質は重要なのだが、それがアンプの音を決める訳ではないのと同じ。コーン紙がスプルース紙になったからスピーカーの出音が決まる訳ではない。安物アンプでコンデンサーを最高にしたも最高のアンプにはならない。

 

 

 

 

2021.7.31

 

パイオニアの

リボンツイーターを低域カットだけでツイーターのみ鳴らして聴いているが高域だけで特長が掴めてきた。元のリボンで無改造だがホーン部分が簡単に外したり、付けたり出来るのでホーン無しのダイレクトラジエーターとしてしばらく聴いていたが芯の無い?ペラペラした音でしかも倍音がとても不協和だ。まあオリジナルでホーンを付けて聴いてみようとオリジナルにしたら、なるほど音圧は上がるが欠点がよけいに聴こえた。どうしようもない音だ。

 

さあアルミ箔が入手出来たらこれがどうなるのか?しかしデッカリボンではこんな音はしていない。見た限りでは振動板=アルミ箔の強度を上げて分割振動を減らそうとした努力、複雑なエンボスで箔の強度を上げようとした浅はかな発想が全てをダメにしたのだろうな?よく似た発想のコーン紙は今も良く見る。どうしてこんな発想になるのか?スチールドラムでオケと合わせるなんて無理だと気付かないの?

 

 

2021.7.29

 

今週からVRA-7 ヴォリュームアキュライザーの出荷が始まっています。ぜひ試聴感想をメールでお送りください。試聴結果が良くなくても大丈夫です、こんなもの効かない、無駄な出費だったとの感想でもプレゼントはお送りします。

 

今回の非売品アクセサリーはUSBダンパーです。USBと名付けていますが応用は無限?電気接点のある部分には全て応用出来ますが効くか効かないかは無責任ですが解かりません。

 

例えばブレーカースイッチに応用したら音が悪くなってしまったとか?

冷蔵庫の電源プラグに使用したら

真空管の音で無くなってただのTRアンプの音になったとかでも責任は持てません。こちらで結果良かったのはUSB端子、LAN端子でした。考えてみればこんなペコペコの透明樹脂のソケットのケーブルで接続したら

自慢のDACが泣くと思われていたのでは?

 

いま一生懸命に説明書を準備しています。また遅くなって嫌がられないようにしないと!

 

 

 

2021.7.25

 

久しぶりでヘッドフォンを聴いた。

なんと寂しい音なのか、ハーモニーを忘れ去ったと言うか?音の形だけが聞えるというのか?こんな印象を持ったのは初めての経験だ。あわててWTP化改造を含め最高クラスを聴いてみたが印象は変わらず。ショックだったが逆に喜ぶべきことだ。なにしろBBC,DECCAモニターがはみ出してしまっている現在の再生環境。落ち着いたらヘッドフォンも頑張って世界一クラスに引き上げないとヘッドフォンオンリーの皆様に申し訳ないことだ。今のところ大きな差は現実だ。しかしこの現実感も慣れてしまえば、ヘッドフォンを聴き続ければひとつの現実とまた認識するだろう。これと同じで自分のスピーカーの音に慣れているから、いつも生音を思い出して聴いてはいないのが普通。日常が現実となる。

 

しかし気が付いた時はとてもショックだろう。

 

 

 

2021.7.19

 

優れた演奏に順位は無いけれど、最初DECCAでティボーを聴いた時その美しさに驚いた。そしてその直後、WTPSP、東独とは表現力で差が付いた。具体的には重音でのハーモニーの再現性で劣った。今ヌヴーを聴いた、ヌヴーのメッセージと表現力ではDECCAはWTPSP、東独に引き離された。

 

ティボーとヌヴーでは順位は無いが

ひょっとして格が違うのだろうか?

まあ品行と芸術が一致しないのは現実としても若くして亡くなった天才と女たらしのダンディでは格が違うと思うのはこちらの色眼鏡なのだろうか?

 

一年前のオーディオ環境ならこんなことは全く感じなかっただろう。

 

 

2021.7.18

 

DECCA モニターはWTPSP,東独スタジオモニターに並んだと言ったばかりですが、確かに一般スピーカーでは鳴らないレベルにはきていますが、WTPSP,東独スタジオモニターとは決定的に違う部分が有ります。BBCモニターも同じくそうですが

アンサンブルの能力に大きな差が有ります。カルテットの重奏で特にフォルテになると楽器が分離してハーモニーとなって鳴るはずがBBCもDECCAも分離しない、分離しないので場合によってはキーキー音になります。生では起こらない現象です。

また多くの敵を作るのを覚悟でいうと今のところWTPSPと東独スタジオモニター以外の聴いたことがある、あらゆるスピーカー、もちろん蓄音機は含まないはこれが分離しないのです。

 

これからもDECCAでこの部分がエージングにより改善されるかは楽しみでもあるのですが、多分無理だと思います。

 

ちなみにヴォリュアキュはこの部分を、殆どのスピーカーが抱える問題!をかなり強力に助っ人します。

名前はVRアキュライザーですが、

別な機能ではスピーカーヘルパーとしても良いと思います。

 

 

 

2021.7.17

 

今晩はとてつも無く嬉しい報告。

あまりにも嬉しくて夕食での一杯、いや数杯?が効いてソファーで寝てしまった。寝る前に一言どうしても書かなければ!日本が音楽で大英帝国に勝ったのだ、まさか?

 

WTPSPが世界一だとか?戯言は書きなれてはいるのだが。月曜からヴォリュアキュの受注開始のつもり。前から気になっていたスピーカーシステム。デッカのケリーというリボンツイーターがあるが最高を狙うトンでもホーンマニアが好む味付け用のあれだ。それの倍くらいの大きさのリボンホーンが本家のDECCAにある。それを使ったデッカのスタジオモニターを入手していたのだが直ぐには鳴らせない、重いから。デコラの実力から想像はしていたが、確かに凄い。ティボーを聴いただけだがでもう美しさは!スピーカーで無くて演奏家なのだが?しかしWTPSPと比べたらだれでも解るだろうな、ティボーの本当の音がどちらなのかが!

 

やっとこさ音楽でも日本が大英帝国に劣等感を持つ必要は無くなった、

 

今からですよ、若い音楽家達!!!

 

 

 

 追記:21/7/18 AM10:05

 

DECCAの名誉のためにすぐ書かないといけない。

 

夜中にDECCA monitor を鳴らして、慣らして?おいたら、完全に変身していた。昨夜感じた不満は消えてリボンの良さはそのままで不思議なことに音圧が上がり力が出た。こんなに変わるスピーカーは初めてだ。まるで高価なヴィンテージワインを開栓した時のような?

 

WTPSP,東独モニター、DECCAモニターは同クラスにならんだ、個性?

が違うだけ。やはり優れた音楽には

優劣は無かった、勝ち負けを口にした浅はかさが残ったが、それは今から忘れることにする。

 

リボンツイーターは山ほどあるがどれも力感に欠ける、マイクも同じだ。優れたところはあれど欠点もある。リボンツイーターも同じ、ところがこのリボンツイーター?はホーンが馬鹿でかい。リボンの弱点をホーンでカバーした素晴らしい作品だった。さすがDECCAだ。勝ち負け言った人は馬鹿だ。

 

 

 

 

 

2021.7.15

 

WTPSPのおかげでオーディオの可能性の上限?を学んだ、そのまたおかげでVRアキュが生まれたのだが。

まだWTPSPの販売を諦めたわけでは

無い。

 

ここ2年でヘッドフォンは100セット以上?スピーカーの方はリボンから平面まで見直しとなったので、とうとう200セットは越えるほどに溢れかえった。終活もあるが、出来るものはWTPSP化してご希望の方に適価でお譲りするのも方法の一つかな?小型のパソコン用からスタジオクラスまであるので梱包が一番大変。まあ、ボランティアと考えると嫌では無いし。評判になればビジネスの道も?  開けないだろうな、パワーが無くなってるだろうし。後継者探して置かなかったことが悔やまれるなー。

 

 

 

 

2021.7.14

 

7月末くらいからVRアキュライザーの出荷が出来そうな感じである。

出来るだけ早くご希望の方にお届けしたい。オーディオ界から外れた、はみ出し者?なので皆さんの試聴感想だけが頼りである。いつも通り、VRアキュを聴かれた方に試聴感想をお願いをしたいのだが、お礼に差し上げる非売品、今回はUSBダンパーである。USBと名前は付けているが

オーディオ機器のあらゆる接点、SW,コネクターに効果が有る、使い方は皆さんにお考え頂きたい。例えばアンプのプッシュ電源SWの隙間、電源コネクターの隙間、LAN端子の隙間、とにかく電気接点のある部品のグラグラに効くから使い方を考えて頂きたい。

 

試聴感想頂くと同時に試されたアンプのメーカー名、型番をお願いしたい、これを公表されるのを事情が有り好まれない方はアンプの種類、管球式か半導体式、ワット数とかある程度のアンプ情報を試聴感想に記載して頂くことをプレゼント発送の条件にお願いします。

 

 

 

 

2021.7.14

 

使用中のアンプにVRアキュが使えるかどうかの問い合わせが有ります。

ここ10年くらい前?から製造のアンプでリモコンを使えるものでは回路がどのようになっているかで変わります。今日問い合わせのあったアンプですがリモコンで音量調整が可能な機器、マランツ PM-5005プリメインアンプはフロントパネルのVRツマミは可変抵抗器でモーターが付属されていて?リモコンでモーターを回転させて音量調整が可能になっているらしいです。このようなタイプのリモコン音量調整が可能なアンプではVRアキュは使用可能ということです。リモコン付きでフロントパネルの音量調整ツマミは可変抵抗器でゲインを調整するのでなく回路に指令を与えるだけのものはリモコンもツマミも同じなのでVRアキュは使えないことになります。

 

 

 

2021.7.6

 

今日やっと雑誌社への広告原稿とか

新製品ニュースが出来た。こうゆうのは本当に苦手。なのに販売店には予約が何件も入っているという。順序間違えて、あまりにマユツバなもの造って、売れるかどうか心配になって、準備も出来てないのに情報を小出しするからこんなことになった。どのように使うどんな形のものか解らない段階で注文もらえることに感謝しないといけない。本当に、すみません、すみません。

 

 

2021.7.3

 

まだ正式に発表してないVRアキュライザーですが、試聴リポート下さった方へのプレゼントが決まりました。USBダンパーです。USB接続の音質アップアクセサリーですが、あらゆる接点への応用が可能です。LAN端子、電源ソケット、電源SW,ヘッドフォン端子、オーディオでのあらゆる接点への応用が可能!

もちろん非売品です。

 

どうしてこんなに順序逆で発表するのか?コロナの罹患が心配でオーディオ活動が止まるのも無いことは無いですが、今回の新製品はトンでも

無く怪しい、ヴォリュームノブに取り付けるだけでハイエンドアンプが逃げ出すという超マユツバ!オーディオ誌では無視のレベルの製品です。皆さんの試聴感想無しには世に出られないのは間違い無し。ならば

いち早く餌を公表すべきでは無いか?失礼お許しください。老人の浅知恵が!焦りました。すみません。

 

 

021.7.02

 

結果として皆さんをじらしたことになってしまった新製品だが発売可能となりました。7月下旬位に出荷出来そう。ヴォリュームアキュライザーVRA-7,価格は\20,000以下。もちろん改造無しで簡単に設置出来ます。只今資料作成中なので7月半ばまでに詳細は発表出来そうです。

 

廉価版プリメインアンプでもこれだけでFMアコースティックやマランツ7と比較しようかな?と思って頂けるくらいの効果が有ります。これまで

のアキュライザーの効果とはダブリませんのでご期待ください。アナログオンリーの方も喜んで頂けます。

ノイマン、シーメンス、エックミラーのプロ用フェーダーとの比較はすませました!

 

 

  

2021.6.3

 

本日書いたブログであるが納得いかない方はおられると思う。スピーカーで装置の音質が決まってると私は言った。それならスピーカーを同じものにしない限りスピーカーに接続されるソース側ではスピーカーの音質を左右出来ないと思うと言われるだろう。私もかなりそのように感じながらWTPSPを開発してきた。しかし開発中の新製品がまさかWTPSP無しでWTPSPが無いと出ない音を出せるとは気づかなかったのだ。今は有るレベル以上のスピーカーならWTPSPでの再生音にかなり近づくことは確認しているから安心して欲しい。WTPSPが無いと出せない音の要素とは1)生音にあるのだが録音、再生でどこかへ消えてしまうもの。2)レベルの低い演奏では最初からあまり存在しないなにか。3)殆どのレベルの高い演奏家だけがなぜか共通に持つもの。4)上質な蓄音機が持つ、電気再生では失われてしまうもの。5)ごく一部のコンシューマー用では無いスタジオモニタースピーカーが持つもの。6)もちろんWTPSP開発でスピーカーに求めた能力がこなせるもの。

 

とてつも無く抽象的表現になったが

読んだだけですぐ理解くださる方が

たくさんおられるのは知っているから怖くない。

 

 

 

実はスピーカーの販売には絶望的な私がこのおかげでとても心が落ち着いた。何とか早く発売したい。

 

 

2021.5.31

 

こちらに少しづつ書いている新製品について問い合わせが大変多い。情報をじらせてるとかは全く無く、製品化の為の材料入手がコロナのせいか?大変な時代になってしまった。もし製品化出来ないで終わったらそれこそ本物の〇〇になってしまう。それでなくても、これまで他社の使わないテクで成果を出しているから、一部ではオカルトやプラシーボ製品のカテゴリーに分類されているようだ。時々ネット検索で目に留まることがある。文句は言わない!行っていることからしてそう判断する人もあるだろう。とても傷ついた、だから今回はよけいに慎重になってしまった。

 

スピーカーアキュライザー製品化と間違えておられる方が殆どなので仕方なく少しだけの情報で許していただきたい。アナログラインには音量を調節する機能が必ず必要だ。わざと信号のエネルギーをロスさせて音量をさげるあの機能だ。そのために必要なパーツや回路で電気オーディオは悩んできた、もちろん現状では技術者でもいまだに頭痛のタネ!で回路でカバーしようとするが?ヴォリュームを交換無しに最高の状態に出来ないか?プロ用のフェーダーがあるよとか、オリジナルマランツ7を入手したらなんて回答は出来ないので長い間悩んできたのが今回の開発のきっかけだった。

 

 

 

2021.5.28

 

新製品の情報が遅れて申し訳有りませんが、材料入手が何とかなりそうです。皆様の装置でほんのわずかな

アクセサリー追加で10クラス以上にランクアップお約束します。効果はアキュライザーやリベラメンテでは

手の届かなかった部分、スピーカーの変更以外に無理だった改善がスピーカー以外の部分で可能になります。

 

作曲家による調の選び方がどう違うのなんて?大変な世界だなと思っていたのが極めて当然に曲による調性の差が手に取るように聞こえます。ウエスタンシステム、ドイツモニターシステム、オールドマランツ等の超弩級でも調性感を正直に表現するなんてことは普通は有りません。お楽しみに!

 

 

2021.3.30

 

コロナに負けず新製品を発表しようと思っている。WTPSPのおかげで常用システムの音楽再現力?が桁違いになってしまった。なんとかこの状態を皆さんにも共有して欲しい気持ちしか無い。スピーカーまで行かなくても少しでも、いやかなりなんとかしたい。それで世界で初めての〇〇アキュライザーを創るぞ。ヒントはアンプの最重要部をアキュライズすること。目処が立った時点で発表しようと思う。しばらくお待ちください。

 

 

2021.3.12

 

WTPSPですっかり変わった日常システム。どうか自慢話と取らないで欲しい。現象の正直な報告と思って欲しい。驚きを早く報告したかっただけと思って。

 

オーディオ誌の付録の高音質録音とのCD,以前と殆ど変わらない、少し演奏の程度が解りやすいかも?

モノーラルからステレオ録音時代の

神様レベル演奏、録音の良し、悪しなんてまあ大した問題では無いのか?CDの録音やって思い上がった私が今頃こんなこと言うのは許されないだろうな?もう強烈に再生音が変わってしまった。ホロヴィッツのタッチが目の前で!名人は神様になって再登場だ。凡庸な演奏家は何も変わらないが誠実さはかなりアップ。

聴かれる音楽によってはWTPSPは全く必要では無いなんてことにはなって欲しくは無い。歴史に残ったオーディオスピーカー名器はWTPSPなのだから!WTPSPの否定は音楽再生である限り有りえない!

 

でも音楽ではWTPに流儀や種類があるし、もちろん腕があるのでWTPすればそれで良いということでは無い。ややこしい話ですみません。

 

音楽の世界では名人はWTPにはこだわらない人もいる。調律のされていないピアノで驚くような演奏する神様もおられたから。カザルスはストラディヴァリのチェロの寄贈を断ったらしいし。

 

でも演奏家でないオーディオマニアが使うスピーカーならWTPはちょっと違うような気がする。演奏は創造、再生は忠実再現だから!

 

WTP=Well Tempered

 

 

 

2021.2.25

 

先日は遅くなったがバランス伝送と

アンバランス伝送のどちらが優れるかの結論は出した。結論は出していないが、ヘッドフォンとスピーカーは最高レベルではどちらが優れるかの答えが出た。

 

既に数種類ある東独製のスタジオモニターとスピーカーユニット、これらの中でも特に優秀なものはこれまで聴いた最高の再生音だった。そして半月の遅れでWTPSPはあらゆる点で手持ち東独製の全てを追い越した。今はヘッドフォンVSスピーカーの優位を自信を持って言える。一応最高クラスのゼンハイザー、グラドなどの経験で限度は解っていた。音質という点ではかなり優位なヘッドフォンだが音楽という点ではスピーカーだと今日、確信した。音楽ということはいくつもの音源からの音が絡んで耳にやってくる。スピーカーで一つの振動板から出るのはどうなのかという質問は後回しだ。だから生と同じくスピーカーから耳までの距離の途中で音が絡みハーモニーを生み出す。ヘッドフォンでは振動板と鼓膜の距離が絡むには短過ぎる。

 

ただしスピーカーから出る音は普通は絡まない、だからヘッドフォン最高クラスくらいの再生しか出来ない。生音とは程遠いのはあたりまえ、最高クラスヘッドフォンの音質まで行かないのが現実のスピーカーシステムだと言ってしまえばオーディオマニアの100%を敵に回すのか?そうは考えないで欲しい、WTPSPに興味を持って、この音で音楽を聴きたいと思って頂きたい。もはや高価なスピーカーを売りつけようなんて考えていない、音楽命の方の楽しみに協力するだけだ。

 

ヘッドフォンのWTP化も未完成だが

上記の理由で完成してもスピーカーの音楽再生を上回ることは無いと判断している。しかし努力は続ける。二者を比べてうんぬんするのはこれを最後にする。

 

 

 

2021.2.22

 

1月末に見事に鼻を折ってくださった

東独スタジオモニターですが、今夜早くも巻き返しました。鳴るはずが無いと新品のままだったチェリビダッケのブルックナー9番が眼前に!

チェリビダッケがこれを聴いたらきっと録音嫌いを改めてくださると思います。

 

いくらこれほどの仕上がりになったWTPSPでも世に出すには時間がと体力が不足。実現出来ないなら体が動く間に音楽命の方のスピーカーをボランティアで改造するしか無いかな?それで評判になれば弟子入り希望の方に次世代お任せするしか方法が無いかな?

 

ほったらかしにしていたメインシステムも復活させてWTPSP試聴の環境を整えないとどうにもならない。同時に簡単に送れるブックシェルフWTPSPなら遠方の方にも聴いて頂けるだろう。今年はビジネス半分、(出ないと食べていけない)残りはボランティアか?コロナであの世に行ったと思えばはるかに幸せなことだ。

 

 

 

 

2021.2.21

 

言い訳が済んだので出費無しの音を良くする方法をもう一つ。この方が書いておられるセッティングは有っていると思う。だからこのあたりを済ませた後の仕上げ! 広告の紙などで2cm角くらいに紙を重ねたものを何枚か作る。厚さを2mmくらいから10mmくらいまで用意する。それをスピーカーボックスのフロント下に入れてヒアリングする。ボックスが後ろに少しそっくり返ったあたりにベストポジションが現れる。感覚ではほんの少しフロントバッフルが後ろに傾斜するくらいかな?

 

ユニットの位相を合わせるというより僅かな時間差を耳で調整しているのかなと思う。微妙に調整しないと

ベストを見つけられなくて終わってしまう。頭で考えないで、振動板の位置を揃えるなんて忘れてやってみて下さい。

 

 

2021.2.21

 

昨日ステレオ見本誌が届いてびっくり、マスタリングエンジニアの方が

スピーカーセッティングでウーハーのネジの締め具合を書いておられた。

 

公にこの方法を書いたのは2.19のwhat`s Newの私が最初と思って書いたのにこの方の原稿のほうが先になる。嘘と言い訳は我が人生には無しにしたいと考えてきたのだが、言い訳?しないとプライドに係わる。

まあ考えて見れば私のをタイミング的にフォローして頂いたと思うことにしよう。

 

 

 

2021.2.19

 

出費無しで再生音を良くする方法。

これから思い付く度にupしていこうと思ってます。

 

まずはスピーカーばかり触っているこの頃ですのでこれを。ご使用中のスピーカーユニットを固定されているビスが簡単に触ることが出来る場合に限られますが。音に命をかけておられるならBOXの裏板を外す覚悟が要ります。ユニットのネジの締め付け具合ですが、一般に言われているトルクドライバーによる一定した締め付けなんて、自動車屋さんにおまかせしてください。知ったかぶりのオーディオ豆知識に騙されてはいけません。

 

ご自分で判りやすいテストソースを

聴きながら固定ビスを外れない直前に緩めたところから手先で少しづつ締めていきます。始めは一本から慎重にさぼらずに音を優先。一番だめなのはしっかりキツメに締めることです。これはカートリッジのネジでも全く同じですが!

 

再生音のレベルが上がるほど大事だとお考えください。AC電源の方向、

インシュレーターの設置、そんなレベルでは無い重要なことです。でも

音楽を聴かなくて、音だけを聴くオーディオ耳ではキュッとキツク締めるのが良いと判断される可能性はかなり有ります。音楽を聴いてやってください。

 

 

2021.1.29

 

WTPSPの開発は懲りずに進んでいます。 うれしいことに夢の再生音目標が完全に一致するヴィンテージスピーカーが見つかりました。知らぬ間にピノキオ鼻になっていたのでその陰に隠れて見えなかったのでしょう。それはテレフンケンやオイロダインなどの有名なユニットでは無くて同じドイツでも東独、それもその中でもセレクトされたスタジオ用モニタースピーカーでした。少ない中の一つを鳴らしてびっくり、なんとWTPSPが完成した時の頭の中の目標が眼前に現れたのです。正直言って現状のWTPSPはこれに負けています。もちろんその他の性能はWTPSPはヴィンテージでは無いので充分勝っています。しかし一番大事な部分、音楽は東独が歴史の中で懸命に造り上げた文化の中だからこそでしょう。理屈では無く感覚で練り上げられたコーン紙の素材と形状が理想を可能としていました。WTPSPは今は理屈で市販品コーンを改造しています。コーンの材料を一から見直したWTPSP開発にこれを機会に切り替えます。ますます大変なことになってきました。東独文化はとんでもない素晴らしいものでした。芸術は暮らしの豊かさと反比例するのかな?

 

 

 

2020.11.20

 

ジャズの解からない人が聴いてどう感じたか?

 

Blues -EtteのCD,オマケのtakeが入ってる盤。5トラックのLove your

spell is everywhereが大好きなんだがFive spot after dark も良い。なんとなくクラシックの雰囲気もある。今まで聴いてきてオマケのtake4が採用されない理由はノリの違いだけかなと思ってきた。今回はびっくり、明らかに何が違うかジャズ素人の私でも指摘出来た。これはWTPSPのおかげなのは毎違い無い。Curtis  FullerとBenny Golsonのアンサンブルの乱れの差が全体のグルーブに影響して出来が悪くなったのだ。正式のtakeはジャズらしくない神様レベルのアンサンブルである。

 

 

2020.11.6

 

今まで録音悪いのか、調律のせいか、歳のせいか?と勘違い、アラウの晩年録音、1991?、@Philips,バッハ、パルティータがWTPSPで初めて鳴りました、名人に不味いもの無しだったのですね、恥ずかしい!

 

 

 

20.11.5

 

トンデモ無い思い違い。WTPSPになって赤面することがかなりある。スークのヴァイオリンは他の同レベルのヴァイオリニストと比べ少し細身の鳴らさない人だと思ってたのがトンでも無い思い違いだと知った。素晴らしい重音表現もさらに凄いと解かった。BBCモニターLS3/5Aに変えて確認したら、やっぱり勘違いしてきたのがスピーカーのせいだったのは間違い無し。情けないことだなー

 

 

2020.10.31

 

インフラノイズファンの方でも最近書いているWTPSP,上手く調律整音されたスピーカーについては懐疑的な方が多い。はっきり言って世界のスピーカーの歴史から言って飛躍的に良いものが出来るはずが無い。このように思っておられるに違いない。

ではこう言いたい、ピアノは最高のものと家庭用?のものはコストが違う。自動車と似たコストパーフォーマンスがある。しかし弦楽器は違う、億単位のストラディヴァリやガルネリと中国製のオモチャは一般の人が見ても外観は変わらない、材料の違いも物理的に大きな差は無い。

値段の結果は音だけだ。スピーカーと似ている、写真や雑誌の世界を離れたら中音スピーカーも同じである。

 

WTPSPは弦楽器と同じである。外観は変わらずとも音が違う。どう違うのか?億の名器は音楽のために必要な音が出る。不必要な音が出にくい。出そうと思えばでるのだが。写真的高級スピーカーどんな音でも出る、高忠実度スピーカーだからだ。しかし音楽に不必要な音が出る。名器の楽器は奏者により不必要な音も出せるが、高忠実度スピーカーはいつも不必要な音が出ている。これは

レコード演奏家?にもどうすることも出来ない。だからレコード演奏家なんてものは存在しない。演奏家が嘆くだけの造語である。

 

WTPSPは分割振動を無くしたスピーカーでは無い、音楽に不必要な音を出さないスピーカーなのである。オブリコーンや楕円コーン、平板コーン、分割振動の無いコーンなどと同じでは無い。似て非なる考え方である。分割振動は音楽の基本なのでもある。

 

 

 

 

 

 

 

2020.10.31

 

最近、WTPSPの進行具合についてちょくちょく書いているが、大型高級スピーカーは触らず小型の安価なものばかり研究しているのですね、インフラノイズはローエンドマーケット?をターゲットにされているのですねとご指摘があった。スピーカーはどんな高価な大型でも最も大事なのはピアノの左手から右手の何オクターブかで周波数の範囲は知れている。いわゆる中音ユニットが基本なのだ。重低音や超高音は補佐役である。ホーン、コーン形式はいくつかあれど基本の形はラジオもハイエンドもそれほど違わない。安物も上物もかたちはそれほど違わない。マグネットや見かけだけでごまかされているのがオーディオマーケット。内部写真や綺麗な広告写真が値段を決めている。まだフェラーリやランボルギーニの方がエンジンがあるので

少しはマシかも知れないが、似た世界ではある。今はテストがやりやすいから小型を触るだけである。なら小型の最上級とサブウーハーが有れば大型はいらないということには残念ながらならない。理由はサブウーハーの扱いが難しい、というよりは使い物になるサブウーハーが無いからである。WTPSP開発ついでにサブウーハーも調べてみたが有名なサブウーハー名人メーカー?のを分解、驚いた。たかが100Hzくらいまでの範囲の受け持ちなのにドライバーは普通のコーン型である。ピュアーな100Hzサインウエーブでゆすったら太鼓と同じでコーンの分割振動による倍音がガンガン出る。コーンを叩いた音がそのまま鳴るのである。も使う前からこれはダメだとなる。ハイエンド大型にかなわない大きな理由のひとつだろう。

 

 

2020.10.21(P.S.またまた)

 

WTPSPを一般スピーカーと切り替えて検証するために、小型のスピーカーを数台入手した。セレッション、ロジャース、ハーベス、スペンダーなどである。国産のものも参考に手配した。セレッションには関心した、BBCモニターには当然及ばないがたいしたもので、謂わばゼンハイザーの一番安いランクに近づくくらいの音質であった。ところが国産の

有名大手メーカー、見かけも、重さも安物ではない、立派な値段のもの。鳴らして驚いた、弦もかたちそれなりに鳴るのだが、セレッションが安物で鳴らないヴァイオリンだとしたら国産のはもうノコギリのヴァイオリンでまるで一万円の中国製玩具クラスの音だった。国産のヘッドフォンより遥かに低いレベルだ。オーディオ全盛期はこんなスピーカーが氾濫していたのだった。当然こんなスピーカーではアンプやCDの音質を聴き分けるのは黄金の耳の持ち主でも難しいだろうな。BBCモニターやドイツ製モニターと、NHKのモニターが全く違うのと音楽文化は完全に関係がある。以前私の音楽の先生にDL-103を聴いてもらった瞬間にNHKの検聴室の音だと叫ばれた。三菱のモニターの音を思いだされたのかも知れない。今はもう確かめることは出来ない。

 

P.S.その国産の小型スピーカーであるが、一応エージングしておこうと

しばらく鳴らして結線を外してWTPSPに繋ぎ変えた、それで他のテストでWTPSP鳴らしたらどうも曇って上手くない。当然なのだがうっかり、国産スピーカーを上に載せたままだった。こりゃだめと国産スピーカーをのけたら元の音に戻った。究極を目指す皆さん、手を抜いたらいけません、スピーカーの回り、上部は片付けましょう。特に上部はいけませんね。

 

P.S.(2020.10.23) 

 

またまた同様の経験。先日と同じくらいの有名オーディオ専業メーカーの小型スピーカーを入手、聴いてみようかと結線せず置いてWTPSPを鳴らした。あれっ、今日は機嫌悪いなと思ったら先日と同じくトンでも無く邪魔をしている。こんな小型のスピーカーは確かGoodmanのMaxim?だったか?その後似たような小型スピーカーが溢れた。本家Goodmanを聴いたらずっとましだろうと想像する。

 

考えてみたらオーディオで綱渡りして音を整えているのだが、凄い演奏家はこんなどころでは無くて瞬間に自分の音を聴いてタッチを変えるわけだからやっぱり神様なんだと思う。だから再生装置のレベルが低いと神様レベルの演奏は鳴らないのは当たり前なのだろう。演奏家と比べオーディオは時間がたっぷりだし、何度も繰り返せるから演奏とくらべりゃ楽なものだ。神様演奏家に感謝!(はっきり言ってこのような音質のスピーカーでは演奏家のタッチの差の細かい違いや音律なんて聞き分けるのは無理だ。音律の差で出る音楽的な差や演奏のやさしさやフレーズの鳴り分けが溢れる偽倍音でカバーされて絶対でてこない。まあ言えば上品に弾いても乱暴なタッチに成ってしまうのだ。)

 

P.S.

自家録音のCDを聴いてみたが、今気づいた。ブリュートナーのピアノが

小型スピーカーではヤマハみたいに

鳴るが、考えて見れば理屈はあってるな!有山麻衣子に声はポピュラー歌手のような馬力が出てきた。WTPSPのおかげで耳の基準が上がってしまった。

 

 

 

2020.10.17

 

スピーカーがトンデモクラスになったので仕事せずに、サブシステムの電源、ケーブル、DAC内部などをヒアリングしながら出来る限り手直しした。私の音楽の先生が良くおっしゃていた。演奏会聴きにいくより自宅での再生の方が良い。その時はその辺の装置より遥かに良い音だったがまだまだと感じていた。だから今まではどんな装置であろうと、自宅で再生するほうが満足出来るなんてアリエナイと思ってきた。しかし同じことを言われるオーディオフレンドを裏切ることになるが、サブシステムの今の鳴り方を聴くと正反対の発言をしなければならない。

 

出かけてコンサートに行くより、遥かに自宅再生が良い。名演奏の凄さは神様レベルのものだ。それが目の前で鳴る、今までのオーディオの音は眼前に浮かんではいたが、空間は3次元的であっても、楽器、発音体の回りは2次元だった。オーケスト全体は確かに3次元にあるのだが、個々の楽器の空間は無かった。名演奏と現在演奏で聴ける並レベルの演奏の差が強烈に広がってしまった。神様レベルの演奏はCDやメモリーに保存されているのだ。それが生き返ったのだ。WTPが鳴る前は蓄音機だけ狭い範囲に限られて生命を再現していたのだった。

 

今は断言できる。オーディオはウェウエスタン、テレフンケンなどの高価なシステムアに手を出さなくても、そこそこのシステムなら、ツボさえ押さえればトンでもレベルになる。お気軽に音が良くなるアクセサリーで皆さんをお助けしている今なのだが、それを進化させ本気で音楽を鳴らしたい方にはノーハウ、WTPテクニックを直接お教えするシステムというのはどうだろうか?コンサルタントでは無くて?マンツーマンWTP構築機関なんて、だれか手伝ってくれないと無理。さて外国はどうするの?希望者の耳さえあればリモートシステムなんか簡単に出来るし。ただしが付く、希望者の耳が

ある音楽的レベルで無いとリモートは出来ないからだ。

 

 

2020.10.8

 

自分の好きなオーディオ機器の鳴り方があるという方か?あるいはオーディオ機器固有の音がお好きな方が法外に高価な機器やケーブルを組み合わせるのがハイエンドオーディオだと理解しています。しかし強い自己主張を持ってハイエンドオーディオを構築されておられる方のシステムならアキュライザーも共存出来るみたいだと少し驚きました。それが解ったけれど、〇〇サウンドには広告だすまではいきません。というよりインフラノイズにはカラー広告が出来る予算は有りません。Mt-t2さんがハイエンドらしくない? 音作りをされておられるリスニングルームでBACU-2000をテストされました。

 

有難うございました。

 

 

2020.10.8

2020.10.10追記有り。

 

Well Tempered スピーカーの試作第一号テスト機が音を出した。ゼンハイザーHD800を付けたり外したりの比較でも違和感は無い。ロジャースBBCモニターではかなり違和感を感じるのだが。驚いたのはケンプの実力が初めて解ったこと、これまで経験したオーディオではタッチが出てなかったのか?マルボーロのカザルスのバッハがなんと柔らかい音だったとは?少しキツイ音だと思っていていた。カザルスを慕って集まった超一流の演奏家達なのに、どうしてきつくなるのか不思議でしかたが

無かった。レコードでもCDで全く同じ印象だった。まさか音の出口のせいだったとは!皆さん超一流の演奏はこれまでの経験では判断出来ないと言い切ります。

 

追記:

ビリーホリディの声が可愛いところがこんなにあるなんて!もうびっくり、どんな表現も出来る人だ。スピーカーが良くなると こんなことまで聴こえてくる。ゼンハイザー最高のヘッドフォンでも聴こえない。もちろんBBCモニターでもさらに聴こえない。EMG蓄音機でもこんな細かい表現までは無理!やっと電気オーディオの値打ちが解ったとは、まさか。

 

追記:

カルミノーラの弾いている四季が現代的でパワフルなので良く聴く。小編成でリュートが入っている。このリュートが単独に鳴る時は聴こえるが、他の楽器に混じってしまうと存在が?しかしWTPスピーカーで埋もれることなくいつも聴こえる。小さな音の唯一の撥弦楽器、気の毒に思っていたのだが気の毒なのは生を知らないこちらの方だった。生きてる間に蓄音機の音を少しでも凌ぐ電気再生を聴くのは無理だと思ってきたが、少しでも優れた電気再生が出来たとは幸運だった。最新のハイレゾ、トンデモクラスのピュアーアナログでも音楽の部分では最高の蓄音機より優れるものは皆無だった。音量、S/N,歪、周波数特性では比較にならないとの反論はあるだろう。それを言う人は音楽の本質部分を理解しない方達だから無視するしか方法は無い。ハイレゾ再生で1000万円クラスの分解能世界一のスピーカーで鳴らしても聴こえないだろう。生ならいつも聴こえる、WTPスピーカーでYoutube再生でも聴こえる。再生音をマイクで拾ってスペアナ、コンピューター解析すれば、生のスペクトラムに近いのは1000万円スピーカーに決まってる。音楽の不思議がここにある。世に出すのは自分だけのためで無いと健康に気をつけて、コロナにかからないよう生きていこう。凄く元気が出てきた。

 

 

2020.10.1

 

久しぶりで注文をこなす忙しさから

少し離れた。バランス、アンバランス接続の比較テストは一応CDプレーヤー出力からミキサー、ヘッドフォンバランス接続までの環境は出来た。オーディオ的にはかなり違いがあるが音楽的には大きな差は感じられない。スピーカーとメインアンプまで行って無いので結論は出せないがアンバランス環境の方あわてることは無いように思える。バラアキュの瓢箪駒はバランス接続とバラアキュ整音能力の相乗作用による奇跡だったのに間違い無いだろう。

 

バランス接続が必要無しという意味では無いので結論はまだ先だ。

 

 

2020.9.22

 

上新電機さんのサイトにバランスアキュライザーが紹介された。怪しい製品なのに?いつも取り上げてくださる、担当のライターさんは上新電機のデモではお世話になった旧知の方だがいつもびっくりするのは全くバイアスのかからない試聴感想だ。忖度フリーの方が販売店のライターでおられるとは信じられないことだ。日本の新聞や、TVと違っての本来のマスコミ精神?がオーディオ界にあるとは!本当に不思議なことだが、販売店だからこその強さなのかな?

 

 

2020.9.22

 

親しい音友さんからちょっとショッキングなことを言われた。その方のこれまた音友さんで何人かがインフラノイズというメーカーはあやしい?と結構言われてるらしいとの情報。うーむ!そんなに不思議では無いのだがインフラノイズ愛用の方には聴き捨てならぬ言葉だろうと思う。弁解すればよけいにあやしくなるのでどのようにあやしいのかしばらく考えてからコメントしてみたい。

 

オーディオであやしいというとまず頭に浮かぶのはオカルトオーディオ、次はパクリオーディオ、そして超高額製品専門オーディオくらいか?でもそれには全く当てはまらないのだが?

 

 

 

2020.9.8

 

Mt-T2さんがブログでバランスアキュライザーの試聴観想を掲載しておられます。Mt-T2さんのブログはリアルタイムで無く約一月の時間遅れが有りますのでちょうど出荷が落ち着いた頃、いつもお世話になっています。

 

 

2020.9.4

 

バランス接続、バランス回路は理論上で無くて一般的な場合にアンバランスより優位かどうかのインフラノイズなりの見解を出す必要がある。そのためにプロ用の器材がそろってきた。世界的にかなり有名なブランドの小型ミキサーを手始めに常用システムに入れて聴いてみた。想像以上に良い、普通の音、素っ気無い音だ。悪く言えば魅力の無い音、そうだ一般的なCDの音。これがスチューダーになれば普通の音だけど魅力もあり音楽になってくる。ここがスチューダーとその他の業務用機器の違いなのだ。ゼンハイザーと日本製ヘッドフォン、プロ御用達の違いと似ている。日本製ヘッドフォンもいわゆるCDの音なのである。やはり一般的にスタジオで使用される機器はCDの音なのだなあと再度納得した。良質の球アンプに半導体アンプはかなわない、河口無線でデモの時よくお借りしたアンプ、FMアコースティックは例外的に使える半導体アンプだったのを思いだした。半導体アンプの中でもスチューダークラスがこのアンプだったのか?FMアコースティクのプリアンプは通常レベルのヴォリューム位置の音が悪くて困ったのを思いだした。やっぱりいくら最高級クラスでも民生用はこんな欠点があるのだなと思いながら使った。

 

前にも書いたがスタジオ機器は極めて当たり前の音で、普通に使えるものには間違いないかな?

 

 

2020.8.26

 

最近は全く聴いていないメインシステム、CDプレーヤーは業務用ばかり、タスカム、ソニー、スチューダー、全てAES/EBUバランスアウト有り。でも使っているのはスチューダーA-727のバランスアウトだけで、後は全部アンバランス接続。とは言ってもA-727は出力はバランスのホットだけ、アンバランスで繋いでる。理由は単にバランスアウト出力の方が音が良かったからだった。接続するプリアンプはM7と自作真空管アンプなのでバランス受けが無いのでバランス出力は宝の持ち腐れ。まさか今頃気になるなんて?

 

 

 

 

2020.8.9

 

西野和馬さんがバラアキュを入手されて絶賛の感想をご自分のブログに書かれている。既に多くのインフラノイズアクセアリーをお使いの方、無責任な言い方になりますが、どうか使いすぎに気を付けてください。

毒にも薬にもなるレベル、ギリギリのところに来てしまった感じは有りますので。

 

 

2020.8.7

 

この8月でまた一つ歳をとった。残りがだんだん少なくなるのでやりたいことをやっておく必要が有る。コロナのおかげで残りがもっと少なくなる可能もある。今回のバラアキュだがここまでくるとは全く予想していなかった。マスターテープの音、近い音を目指してきたのだが、今回はマイクの振動板の音というのがあるというのが解ったと言ったら大げさか?現実に聴けなくてもかまわない。ブラックホールと同じことだから。周りにいっぱいある電源ノイズとかデジタルノイズとかで無くて、アナログ信号に伝送系で同相でのるノイズと言う宿敵の正体が見えたと言っても良い。

 

アナログアキュライザーで満足されている皆さんに安易にバランス接続

の出来る機器に変更しなさいとは言えない。何か策は無いだろうか?

すぐ考え付くのはアンバラ/バランス変換の機器である。トランスか電子回路内蔵のバランスアキュライザーである。あるいは高音質の変換機単体(変換アダプターではない)。今は相手のおしっぽを見たので、これに拘らず、アナログライン最終、パワーアンプ入力端子に接続すれば

バランス接続+バラアキュの効果以上の音質となる機器を開発すれば良い。さてどうするかは今は全くアイデアは無い。

 

ウエルテンパードスピーカー、ヘッドフォンの前にやらないと!焦るなー。いっそうのことパワーアンプの後ろ、スピーカーの前でバラアキュ効果機器を考えだすか!また誇大妄想が始まった。困った。

 

 

 

 

2020.8.7

 

アナアキュも発売前から定例のマユツバ、自画自賛、誇大妄想をやってしまったので皆さんの検証?が公になるまで冷や汗状態でした。やっと?早くも?Jimmy Jazzさんの

掲示板に書いて頂いています。こちらでも感想が届いており掲載しようと思っております。今回もお礼のケーブルチューナーをお届けしますのでぜひご感想を頂きたいです。皆さんが褒められるほど効果無し、まあ1割くらいの効果だったというのも歓迎しますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

2020.7.27

 

追記:

 

いくつかの自分の録音CDの内、有山麻衣子の歌がある。彼女はアマチュアでプロとはいろいろな点で比較出来ないのだが、優れた点はプロの悪い面、スレているところが無いのと、声が殆どノンビブラートで良く伸びる。フレージングは?なので一人では難しく、ヒットしたキングインターナショナルのCDは歌手一人なのに宇野さんが指揮したのである。ということは彼女自信のフレージングとは言えず宇野さんのフレージングなのだ。まあそれは良いとしてプロと比べ声自体はやはりアマなのだ。

 

ところが今日体験したバラアキュでの再生。マイクを上等にしたと例えたが。もう一つ頭に浮かんだことがある。昔ウイーン国立歌劇所属のベテラン歌手の声を録音した。その時生の声には何度も驚いた。声の出し方違う、でも情けないことにいくら

スチューダーのテープ、倍速の76cm、ノイマンのマイクで録音したのに驚いた声が入らなかった?録音のせい、腕のせい、電気再生の限界か?ともかく彼女の声は流石の国立歌劇という感じだった。今日の有山麻衣子はなぜかその力強い声を思い出させた。バラアキュはカラーを付けていないのに生より良くなればそれはカラーなのだろうか?それとも

物理的な変化でなくて感覚的なニュアンスの変化なのだろうか?そこまで製作者としては解って作ったのでないので、皆さんの検証を待つしかない。

 

 

 2020.7.27

 

間も無くバラアキュを出荷しないといけないのだが、仕事しながら隣室から聞こえる音楽をBGMにしている。今日は自分で録音したCDを聴いていたのだが、現場で生音を知っている。再生機器が良くなれば自ずとマスターの音に近づく。このマスターの音はデジタルでもアナログでも一度コピーすれば大きく劣化する。だからアナログの時代にいくら海外からきたマスターテープでカッティングしたディスクであってもマスターの音から程とおいものだった。

 

今日は驚いた、バラアキュで聴いていたBGMがマスターに近づいたなんて思わなくて、それ以上の感じがした。録音現場で使用するマイクを

より素晴らしいマイクに交換したような気がした。マイクはピンキリで

あるのでとても入手出来ないようなものの中には驚くようなものがあるのだけは知っているのだが。どうなったのだろう???

 

 

2020.7.21

 

録音されたLPの多くで録音時の位相(バランス伝送のホットとコールドが反転しているとの意味)が間違っているのが多くあると主張するザンデンさん、これについては真剣に検証してはいないのでコメントを避けてきた。とは言うもののサブシステムではいつもスイッチひとつで位相が反転出来る。デジタルでのバランス伝送も同じく反転出来る。まあ目くじら立てるほどの現象で無いので騒がずにきたが、今回バランスアキュが入ると少々問題が?今までこの

逆相と正相の音の差はどういう差であるか?私もはっきり言葉に出来ずいたし、ザンデンさんのコメントにも具体的な表現は無かったように思う。ところが今回は才能あるピアニストのタッチに大きな差が出ている。バラアキュが別世界を生み出しているのは眉唾では無いみたいだ。

製品が出来たというより、ピアノを聴く事が多いので本人がうれしい。

ハラショヴィッチやフランソワの

凄さが目に見えだした!

 

P.S.

誤解されるといけないので。過去のLP録音が位相が逆のが多いということを認めた訳では無い。再生時にわざと逆相にするのと、しないのとで

バラアキュのおかげで大きな差が今回初めてあったということが言いたかった。

 

実はLPの検証についてはこの主張がされた時期に交流があったのだが面倒なのでやらなかった。その後LPで無くてCDやデジタルについて再生側でわざと逆相にしたりしてやってみたが残念ながら逆相にした方が良いCDは発見出来なかった。録音時に逆相になる可能性は充分あるのでいくつかは間違いが出る可能性はある。しかしたくさんあるというのは?どうなんだろうか?バラアキュという武器が出来たのでその内ザンデンさんの見つけられたLPについてやってみたい。多分大きな差が出るだろうと期待?

 

 

 

 

 

 

2020.7.4

 

もうすぐバランス・アナログアキュライザーの発売開始です。AACU-1000は組み立て、調整に時間がかかるとボヤキましたが、今度のバランスはこれ以上に大変なので、お待たせすることになりそうです。申し訳有りません。アナアキュと同じく

試聴感想を頂けたらケーブルチューナー1セットお送りします。よろしくお願いします。

 

 

2020.6.12

 

それで音は?

 

書かずに我慢するのは、コロナで

我慢以上に体に悪い。一瞬聴いた印象は?常用のMCカートリッジから清水の舞台から飛び降りて、一桁上のをはりこんだらこうなるのかな?

口は下手なほうでは無いが、これは考えず頭に浮かんだ言葉なので、お許しください。

 

 

 

2020.6.12

 

バランスアキュライザーのプロトタイプ最終モデルが決まった。チューンドXLR端子は予想以上の完成度で

バラアキュの音質に大きく係わっている。アナログリベラメンテもXLRがあるので進化させたいと思い始めた。需要は多くないので特注品にするしかないかな?バランス端子を備える機器はプロ用を含めて、左右端子の間が大きく開いているものがある。このために本体から出るリード線は約20cmと長くする必要があったので音質調整に苦労した。片CHづつ別れた構造にしたらよさそうなものだが、ステレオの場合は左右の振動を揃えないと音楽にならない。ステレオでアンプ、その他を左右別にすれば良くなると錯覚しがちだが、

ステレオよりモノーラルの方が音楽的には優れているのと同じで、ステレオ左右の音楽信号以外の振動が左右バラバラでは音質ではセパレーションで多少の向上が有っても音楽はスポイルされるのだ。

 

 

2020.6.12

 

https://www.marantz7.com/

 

マランツ7だけでビジネスが出来るとは!驚きましたが、喜ぶべきことです。7の価値を認める方がたくさんおられるという事実です。オーディオの黄金時代には、いろいろなアンプが発売され、ハイクラス専門のオーディオライターの方が次々現れる世界中のアンプを称賛します。しかしなぜか称賛したアンプを使うこと無くご自分では7を離さなかったという

話は今やレジェンドです。その後キットやレプリカが発売されたが、本物とは比較にならなかった。BBCモニタースピーカー、ロジャースのLS-3/5Aと似ています。初期のモデルに

かなうものは決して出てきません。なぜ?答えは簡単、音楽的レベルの高いものは比較するものではないからです。7やロジャースの価値を認める技術者ならコピーでなく、オリジナルを造ればレジェンドになる可能性は有ります。演奏も音楽も超一流になれば比較は無意味となるのです。ウエスタンやジャーマンヴィンテージは市販品では有りません。市販品で最高峰は未だにマランツ7だと

認めざるを得ません。7製造に係わった個人、個人のセンスのなせる技なのだと考えます。

 

2020.6.5

 

先ほど、バランスアナログアキュライザーの音決めが終わった。伝送形態が違うのでアンバランスのAACU-1000とは比較出来ないが、やはり

バランスの優位性ははっきりと感じられる。ともかく静かで音の伸び方が異次元である。アナログディスクではマスターテープと比べこの音の伸び方が劣るのだが、不思議なことにディスク再生でもバラアキュを使うとマスターの伸びに近くなる。アンバラアキュでは感じられない部分での改善があることは確かだ。7月中旬には発売出来そうだ。

 

やれやれでこの一週間頑張った成果が出た。

 

 

 

 

2020.5.11

 

お待たせしているバランスアナログアキュライザーだが、夏までにはなんとか発売出来そうである。バランスとアンバランスのどちらが優れているか?ケーブルの種類、コネクター、トランス有り無しなどの条件を同じにしないと比較にならないので

オーディオの世界では優劣は決めていないようだ。だが?プロの世界では昔からバランスが当たり前で、上記の話で条件を同じに出来たらバランスが勝利するのは間違い無いと思う。なぜなら物理的にバランス伝送が優れているからだ。現在ではバランス回路を仕方なくデチューン?してアンバランスのアナアキュを使ってアンバランスでも好結果を出している方もおられる。しかしである、バランスアキュライザーが出来れば理屈どおりにバランスが好結果を出すだろう。バランス派の皆さん、ご安心ください。本日改造したノイトリックXLRプラグはメス、オス共に素晴らしい結果を出してくれました!後はバランスタイプのアナアキュコイル素子にかかります。バランス伝送のアナログアキュライザーでまた新しい世界が開けるのは間違い無いでしょうね。

 

 

2020.3.28

 

外出を控える日々、酒仙坊さんが教えてくださった、ウイーン国立歌劇ベルリンフィルの無料試聴番組。おかげで3月に入って家内と一緒に3日間もトスカの収録を3本も鑑賞。今夜はベルリンに飛ぶ、もちろん体は自宅で。パソコン、アキュライザー、改造ヘッドフォンアンプ、開発中㊙ヘ〇〇〇〇〇アキュと最高クラスゼンハイザーヘッドフォン、家内はHD800,私はHD650で素晴らしい体験となりました。来年も無事生きていられたらWTPヘッドフォンと

㊙で皆さんにも味わってもらえるのだ。

 

 

 

 

2020.3.17

 

AXIOM80の使い手として有名な方、Kさんから電話があった。友人からアナアキュを借りて聴いて驚いたとのこと。初期シリアルのM7と初期マッキンプリを使い分けておられるとのこと。初期マッキンにアナアキュを組み合わせたら今までないことが起こった、マッキンがM7に勝ったとのこと。先日のアナアキュのノイズ音といい、こんな話が聞けるのはものつくりの醍醐味だ!

 

 

2020.2.21

 

約2カ月のタイムディレイにて

Mt.-T2さんのアナアキュ試聴感想が出始めました。さてアナアキュの音質改善をどのようにオーディオ的分析で解説頂けるのか楽しみです。

 

 

2020.2.20

 

2.5のブログ2に掲載のKさんからのケーブルチューナー感想に追記が有ります。

 

 

2020.2.5

 

Well tempered ヘッドフォン、スピーカーと言いたい放題言ってきたが、世界最高級と言われるヘッドフォンと比べてどうなどうなのかが一番大事なところだ。それでWTPヘッドフォンが世界一かどうか検証するには現物の世界一クラスが手元に無いとハッタリで終わる。グラド、ベイヤーは大分前に手元にあったが、ゼンハイザーは中級は入手していたが最高クラスはまだだった。やっと昨日入手、まあ予想したくらいと判断して一日エージング、驚いた。今までの中で一番学習能力有り、すっかり変身してグリューミョーのパルティータが鳴っている。しばらく聞き込んでから、ベイヤーT-1,ゼンハイザーHD-800,HD-650,グラド中級クラスの印象を報告する。WTPとの比較はまだまだ先だ。進化中ですから。

 

 

 

2020.2.5

 

皆様のアナログアキュライザーへの印象だが、開発者としてとてもうれしいことに何人かの方が気づかれている。若い頃SONYの新製品発表会でマランツ7とSONYセパレート高級プリの比較があった。この時マランツ7の実力を知った。音の出て無い時?でも7は圧倒的に良かった。後日、オリジナル7のphono無信号時の雑音の素晴らしさに気づいた。それ以来優れたアンプは雑音が良いのは自覚しているが,7のような経験はその後皆無だった。でもアナログアキュライザーにその雑音が乗り移ったかのように、入手なさった方が気づかれた。Mr.S.MarantzがAt last you did!と言ってくれるような気がする。

 

 

 

 

2020.1.28

 

昨日ケーブルチューナープレゼント品を発送してやれやれのところ早Hさんから感想メールが届いた。第一号で掲載と思ったら、既にAquiraxさんがJimmy Jazzの掲示板に書いてくださっていた!頑張って送って良かった。https://6016.teacup.com/jimmy/bbs/974

 

 

2020.1.24

 

ケーブルチューナーに関して早速質問有り。インフラノイズ製のケーブルにも効果有るのか?残念ながら?

日々進化しているインフラノイズなので幸か不幸か、もちろん効果大です。

 

 

2020.1.24

 

試聴感想を送れ、送れと強要して忙しいからという理由でプレゼント品をなかなか送らないのは詐欺やないかと猛反省、昨日は取り扱い説明書造ったし、今日は朝からケーブルチューナー、最後の音質チューニングを済ませた。自己満足度またまた90点、世界中探してもこのような効果のあるアクセサリーは皆無と断言。

どんな名器のスピーカーであろうと(オイロダイン、ウエスタン、ドイツスタジオモニターから始まりダイアトーン、ヤマハまでと、ヘッドフォーンはゼンハイザーHD800から始まりSONYまで、ご希望ならゼンハイザーイヤホンIE800ももちろんです。)スピーカーケーブルが有る限り涙の出る改善効果有りと断言!

近日中に作成、発送します。詳しいテストリポートを下さった方には効果有り、無しにかかわらずもう1セット追加で差し上げます。ケーブルチューナーの試聴感想応募中。

 

 

 

 

 

2019.12.24

 

西野和馬さんのアナアキュ試聴感想が始まった。オーディオ誌には絶対載らないコメント、ネット時代だから自分のブログには書ける??

 

(アナアキュを入れるだけで最高級のセパレートアンプを導入したような音の改善は、、もしかしたらこれは「革命」なのか(笑)。昨日、上のポーランドのピアノトリオ盤を聞きながら、この音の出方はどこかで聞いた感じだなあと、つらつら考えたら、、、ハイレゾですわ! はいれぞ! ちょっと前にいろいろ聞いていた192Kとかのハイレゾの音の様子に近い! ふつ~のCDがハイレゾみたく聞こえる、、う~ん言った何んだろう、、)  

 

 

2019.12.19

 

アナログアキュライザーには興味があるのだが、そんなコイルを巻いたチョークコイルみたいなものを愛用中の?十万円のMCカートリッジ出力に入れる気はしない。せっかくの信号のハイが落ちてどうしようもなくなるに違い無い。聴く前から音質が劣化するに決まっていると解る。超アナログマニアのベテランがおっしゃっているそうだ。そのように思われるのは不思議では無い。しかしコイルと言っても鉛筆に単線を数回巻いたくらいでL成分はわずかなもの、おまけにそのターンにはシールドがあるディレイラインなのでL成分はゼロである。だからカートリッジ出力ピンから出るリード線と同程度。リード線を貴金属線やヴィンテージものに交換して大きく音質が変化するのと同じである。まあリード線の場合は音色が変わるのであって改善されるのでは無いが、アナログアキュライザーはカートリッジが取り出した信号にのる高周波成分の害を無くすことが出来る。これまでは無かったアクセサリーであるので試してから言って欲しかったが、発想としては当然なので仕方無し。

 

 

2019.12.17

 

ケーブルチューナーの追加説明。

調律してないピアノと調律後のピアノなんて解りにくい表現だったが。

ケーブルチューナーをセットしても何も変わらない、解りにくい時、

音色は余り変わらない、では何が変わったのが解りやすいか?ベースラインの音階である、コントラバスが

ただブーブー鳴っていると思っていたヴィバルディやバッハ、音階がはっきりしてドレミファが聞こえる。同じくジャズのベースがこれほどメロディーを表現していたのか?

ケーブル交換やアンプ交換ではこうはならない。ケーブルチューナーだけが可能とする技だ!

 

 

2019.12.17

 

ステレオ誌1月号で広告を出したので

見本誌を昼に見た。今回はライターによる試聴記事は断った。アナアキュの実力をすんなり書いてもらえるとは思えなかったからである。もし私がライターなら他社のことを考えると無理なことだ。これまでのアクセサリーと違いアナログラインに入れるだけでシステム全体の音が完成することは超高価なアンプが不要になるという意味でもあるからだ。他の記事を見てびっくりした。バンデンハルのカートリッジ、180万円!

 

 

 

2019.12.11

 

念願のグラドヘッドフォンを入手、早速聴いた。第一印象は極めてまともである。ネット情報ではロック向きだとか?そんなことは無い、偏った音では無いので期待はずれ?いや安心した。これまでゼンハイザー、ベイヤー、AKG,KOSS,ウルトラゾーネ、PHLIPSは安物から極上までとんでも無いものは皆無だった。ところがである。日本製有名メーカーのは

これらと比べて壊れているのではないかと思うのばかりだった。極上は聴いて無いので中級まででの話だ、たまたま入手したのが故障していた?そんなことは無い、それらの振動板とエンクロージャーを苦労して触れば上記の外国製とおなじ当たり前の音になったから設計者の思う音質だったのだ。日本製スピーカーがおかしな音だとは私だけじゃ無くて海外マーケットの一般人なら知っていること、そのスピーカーよりヘッドフォンの方がもっと日本の音だったとは皮肉というより悲しさに近い。

 

 

 

2019.12.11

 

これもまだ、スピーカーオーディオの方全てに理解出来る言葉では無いのだが、ケーブルチューナーの効果はステージで一流ピアニストが弾くピアノの演奏音で、リハで未調律のピアノで弾いて、その後本番で調律されて弾いた音の違いと似ている。

ピアノの音はそれほどの変化は無いが演奏が違ってくる現象。

 

 

 

 

2019.12.11

 

プレゼント品に選んだケーブルチューナーについて。一般的なインシュレーター等の効果は音色変化だが、ケーブルチューナーは音色変化が極めて少ない、結果、音楽内容変化より音色変化(もちろん良い音になることも音色変化だから悪い意味では無い、要するに元より変わる変化である。)を求める人には効果が無いということだ。言葉で表すのは難しいがゼンハイザーヘッドフォンHD-598に付けるとHD-650に化けるというような変化だ。取り合えずヘッドフォンに詳しい方にしか分からない説明。すみませんスピーカー中心の方に上手く説明する言葉も思い浮かんだらまた書きます。

 

 

 

 

2019.12.9

 

試聴感想ですが、アナアキュを使っても効果が無かったとか、期待どおりで無いとかでも残念ですが、頂きたいです。これまでの経験で音の変化が全く分からない方がおられるのでもし購入に失敗されるのがとてもつらい。もちろん返品とか手段はあっても会いたく無い。だからメーカーとしても載せたくない感想でも頂けたらボツにしないつもりです。

ケーブルチューナーだけでもゲットしてください。でもこれも無理かな?販売ルートと返品調整しますが

出来るだけ購入しないでください。

 

こんな変なこと書くオーディオメーカーあるかな?

 

 

2019.12.9

 

ケーブルチューナー、1ペア!

スピーカーケーブル、ヘッドフォンケーブルなどに挟むだけ、ケーブルの交換だけでは得られないところが

改善される。試作は前から出来てるが最後のつめを毎日やっているので

お楽しみに!

 

 

2019.12.9

 

経営規模が小さくなっていくので、宣伝の予算がゼロに等しいから、当然だが他のメーカーのような媒体への対策は出来ない。やっぱり今回も

皆様の試聴感想がとても大切となる。製品化もあるかと考えていたケーブルチューナーだが、他社では?の価格と構成でなんとなく、うさん臭いのがケーブルのインシュレーター?音はどんなことをしても変わる、材料の種類で音色は変わる、ダンプしたり押し付けたりで大きく変わる。材料、重さによる音色付加機なのである。それらと一緒にされるのが嫌で世に出せなかったアクセサリーを試聴感想を頂いた方にプレゼントしたいと考えている。

 

 

2019.12.9

 

アナログアキュライザーは随分お待たせしたがとりあえず12/10から受注開始するのだが、さて年内にどれだけ出荷出来るのだろうか?お待ちいただく方のことを考えるとつらいのだが、どうか現状をご理解いただきたい。あまりにこちらで手作りを書くものだから、量産やめて直販に切り替えるのかと勘違いなさる方がおられる。入手はこれまでどおり、オーディオ販売店からお願いしたい。

 

 

2019.11.28

 

アナログアキュライザーのバランスタイプの発売予定はあるかとの問い合わせが多い。アナログラインは全てバランス接続なのでどうするかということである。バランスタイプも

開発予定にあるがXLRプラグの音質が問題でこれをどう解決するかという難題もある。まあ半年位でなんとかするつもりである。アンバランスでもアナアキュがあればバランス接続の比では無いのだが、アンバランスに変更してくださいとは言えない。半年位お待ちください。

 

 

 

 

2019.11.28

 

アキュライザーが落ち着けばサンプルを何台か造って最高クラスのヘッドフォン再生、あるいはこの夢の

演奏家ご招待クラスの再生に興味をお持ちの方に試聴していただくつもりだ。

 

 

2019.11.28

 

アナアキュ発売にむけて全力投球中なのでヘッドフォンその後を報告していない。しかし結論は出た、世界最高クラス、値段最高クラスのヘッドフォンとWell Temperdヘッドフォンを比較して、どうしても世に出したいと思い始めた。一から造るのも

OEMでやってもらうのも私の力?

というより製造、販売への気力が無いし、利益への興味も無いからだ。

残る方法はモデルを指定して、チューンドモデルを造ることかな?まあ言えばAMGのようにベンツのチューンアップショップをやることと同じかな?面倒だが世界中に希望の方がおられるのは間違い無いだろうし、オーディオで費用をかけず、最良の再生音を得るにはこの方法しか無い。Well Tempered ヘッドフォンは神様クラスの演奏をどんなオーディオシステムより身近に感じられるのだから!

 

 

2019.11.28

 

お待たせしているアナアキュは12月に入ってから販売出来そうである。

製造の困難さと価格設定に悩んだが

インフラノイズはもはや企業では無くて個人の趣味、道楽になっている。一番の目標は世界中どこを探しても代わるものは得られない宝を造って出来るだけ多くの方に喜んでもらうことだと自覚している。これは本当に最近になって考えるようになった。だから頑張れる間はそのように生きるつもりだ。

 

 

2019.10.28

 

気に入ったAKGのヘッドフォンで

同じもので3台目を入手、AKGは楽器と同じで個体差が大きい。ゼンハイザーはそういう意味ではブレンドのウイスキーと同じで個体差はかなり少ない。3代目のAKGはひどい音だった。期待はなかったのだけど2日間のエージングで良くなってきて合格範囲に入ってきた。たいしたことの無いレベルのヴァイオリンを自分より腕のある人に貸して、帰ってきたら驚くほど良い音に変化していたという話を聞いたことがある。これと全く同じだと思う。でもヴァイオリンも全くの安物ではこの話は無いだろうな。

 

 

 

2019.10.27

 

ヘッドフォン、イヤフォンはエージングが重要だが3日間連続でこれだと思うCDをリピートで再生しておく。素性の良いのは大きな成果が期待出来るが、素性の良くないものはいくらやってもたいした変化は無い。日本製の大手のものは残念な結果となった。楽器の慣らしと全く同じことだ。ヘッドフォンメーカーでもエージングに肯定的なところと否定的なところがあるのは驚きだが、上記結果からすると不思議なことでは無いと再認識した。

 

 

 

2019.9.9

 

もうすぐ超高価ヘッドフォンが入手出来る。楽しみでワクワクしているが、果たしてヘッドフォン音質ランキングの4)美意識、タッチなどさらなる芸術的要素の再現力を備えることを満足出来ているかどうかがポイント。ハイエンドオーディオで良く出てくる音場とか解像力、広帯域なんかどうでも良い。超強力マグネットをはり込んだスピーカーユニットの効果とかはいっぱいあるからどうでも良い。4)があればすんなり認めて参考にすることがWell Tempered SP & Headphoneの進化につながる!単なるオーディオハイエンド音質に留まっていて失望してもWell Tempered をなんとかして世に出して日本のオーディオ底力を世界に誇るために頑張ろう。

 

P.S.ヘッドフォン、イヤフォンはエージングにとても敏感で驚いている。アンプやケーブルのような人によって意見が異なるようなものと違う。一時間程度のエージングで変身する敏感さ!多分振動板が薄くて構造が簡単だからだろう。まるで弦楽器の弾き始めと終わりのような変化だ。とても重要なことだと思った.

 

 

 

2019.9.7

 

超高価なヘッドフォンといくつかのイヤフォンのチェックを残してヘッドフォン、イヤフォンの集中体験は終わります。まあ自分が選んだ一部の製品の試聴なのですがインフラノイズ一連の製品の音質傾向を認めていただく方にはとても参考になると考えます。30種類弱のヘッドフォン、イヤフォンで国産の有名品3ブランド、海外ではゼンハイザー、ベイヤー、AKG,ウルトラゾーネ、アルティメートイヤ、クリップッシュ、フィリップスとクラシックとアコースティック楽器でのジャズに絞った、インフラノイズの音の価値観でのヒアリングでしたので万人に通用するものでは有りません。このアトランダムないいかげんな選び方で、

一つブランドを選ぶとゼンハイザーでした。若い時に使っていた黄色の

スポンジ耳あてのついたゼンハイザーがここまで成長されたのには感激します。安いのから、高いのまで(超高いのはまだ未経験)またヘッドフォン、イヤフォンを問わず一定した音の価値観が守られています。

他のブランドはここまでのそこ力は

あるとは思えません。

 

後はWell tempered SPで可能性を見つけたレベルに超高価ヘッドフォンが達してきているか確かめるだけです。楽しみです。ヘッドフォンも製品造りたいなー!

 

P.S.上記手持ちをオーディオ雑誌付録のCDで録音の良いジャズ演奏で

全ての製品を聴き比べましたが、どれも高いレベルで再生出来ました。音楽ジャンルによって異なるでしょうがオーディオ製品というレベルでは全て素晴らしいものだと思います。iphoneとこれらの組み合わせで再生する音楽以上の音が出るオーディオシステムなら十分高いレベルです。もちろんそれ以上のレベルを目指すべきでしょうが?

 

 

2019.9.1

 

ヘッドフォンの世界には遠かったおかげで短期間にとても楽しませていただいたのももうすぐ終わります。

最後に超高価なヘッドフォンはどのくらいのレベルなのかはここまで書いた以上、清水の舞台、何度か行ったことが有るが、思い切って飛び降りてと注文中。具体的にどうこうとは書けないので購入お考えの方はメールでご相談ください。お役にたてると思います。イヤフォンにはヘッドフォンよりびっくりしました。

appleのが標準かと思っていたのに

ゼンハイザーのレベルの高さにはもうびっくり、試聴して気に入ったのを選ばれたら、iphoneと組み合わせ

youtubeで聴かれたらびっくりされますよ。オーディオはお金がかかるのと比べイヤフォンとipad,iphoneの音楽再生能力がこれほどのものだったのか?とショックを受けられます。とても高いバランスドアマチュア型とかも聞きましたが補聴器の世界からきたので、ある部分だけはとても良いのでこれについてはまた書きます。インフラノイズファンへのお勧めは今のところゼンハイザーのイヤフォンなら間違い無いと言っておきます。素晴らしい。

 

そろそろアナアキュ具体化しないといけないな。

 

 

 

 

 

 

2019.8.19

 

まだまだ増えそうなヘッドホン、イヤホンだが、勉強になった!1)オーディオ機器としての物理的な基本性能に達していない安物。2)基本性能に達した標準品。3)基本性能は有り、アコースティック音楽を再生出来ることはもちろん、音律再現の正確性有り。4)上記1)2)3)を満足し、かつ美意識、タッチなどさらなる芸術的要素の再現力を備える。

 

このように分類してみた。2)の性能のものは比較的安価なものでもある。日本製の中高級品は殆どがこの範囲のものと思う。3)AKG,ゼンハイザーの中高級品があてはまる。もちろん聴いたモデルだけの話なのだが、あっていると思う。例外に良いというのはみあたらない。しかしとても購入出来ない超高級品には4)があるのだろうと期待している。なぜなら3)クラスに少々手を入れるだけ4)に変身するのだから、メーカーは当然手を入れて高価格化する。でもこれは底力のある証拠だ。

 

後4機種ほど外国メーカーでAKG,ゼンハイザー、ベイヤー以外を発注している。さて結果が楽しみだが期待はしていない。気になるのはベイヤーの超高価なのと、グラド、ノイマンくらいかな?ウルトラゾーネというのはもうすぐ入手出来る。

 

不思議なことに日本製のアンプや

CDプレーヤー、スピーカーはこの

基本性能の音と同じだと感じた。外国製のものは3)に近いものがかなりある。4)的なものはハイエンドにはまず無いがヴィンテージにはたくさんある。ということはヘッドホンの世界は音楽命の方にとって超コストパーフォーマンスの世界であるのかも知れない。そう考えてみると聴いたこと無いが100万円のヘッドホンは高く無いのか!

 

 

2019.8.15

 

今日はフィリップスのヘッドホンを聴いた。これも予想どおりB&O的な優等生サウンド、りっぱなものである。B&Oといい、フィリップスといい、マニア向けでないのがこのくらいの基準を維持している。日本はとてもかなわないレベルだ。

 

ゼンハイザーの2セット目のイヤフォンが届いた。一万円そこそこだから中級になるのか?前回のより良い。耳の中に入れるものだから振動板も小さいし、変な細工も出来ないので、値段のつけ方で音が変るということは、ヘッドホン、イヤフォンはオーディオでも本当に実力差の出る分野なのだろう。マイクとヘッドホンで自由自在なら他の音響製品など朝飯前だと思うのだけれど。中級?クラスまでしか購入して調べることが出来なかったがAKGとゼンハイザーに関しては1-5万円クラスまでは高いものほど良いのは間違いない。多分超高いのもコストパーフォーマンスは解らないが良いものだろうと想像できる。

 

アキュライザー内蔵と内蔵無しのアンプを販売したら外観は同じだが、音質の差があるのでヘッドホン的な価格設定にすれば2万ー50万円となるかな?でも知る限り日本製のアンプの普及型と高級型は大きな音質差があるとは思っていなかったのだが?

 

 

 

 

2019.8.14

 

日本製著名なヘッドフォン到着。音質は予想通りというか、心配した通りというか?せめてアップルのイヤホン程度までは来て欲しいものだが。悪口なったらいけないのでコメントは避ける。構造これまた、量産を考えすぎというのか、乱暴な設計。後から触りようの無い音質に害がある材料、形がある。多分AKGやゼンハイザーのような振動板が命のメーカーでなくて、振動板は専門メーカーの下請けに発注するからこのような構造になるのだろうと推測できる。とても大きくなったマーケットだし、世界に対して日本の音響メーカーとして恥ずかしく無いヘッドフォン、イヤホンを造って欲しい。基本設計にたずさわる若い技術者が音楽とオーディオのかかわりにもっと深く本気になることが必要だ。

 

 

 

 


2019.8.13

 

ついでにイヤホンも入手。アップル純正のものは見掛け以上で高く評価していたのだが?と言ってもB&O製品のような万人向けの優等生音だが。アップルとゼンハイザー比較、驚きました。ゼンハイザーは西洋音楽のアンサンブルを解っているがアップルはそこまでのレベル無し。これでAKGとゼンハイザーの特長がつかめた、西洋音楽の音色をつかむAKG,アンサンブルをつかむゼンハイザー、両者は住み分けているなと感じた。近々の日本製著名モデルが来る、あわれな結果にならないことを祈るが無理だろうな。

 

追記:ゼンハイザーイヤホンには

驚いた。イヤホンはとてもヘッドフォン、スピーカーとは並ばないレベルと勘違いしていたようだ。すみません。早速ゼンハイザーイヤホンもう一機種発注してしまった。Well Temperedヘッドフォンはやりたいなあ、夢ばっかり。今のところは

改造ヘッドフォンが良いからなー、また言ってしまった。100均みかけは充分イヤホンはこんな基準では憐れなものとしか言い様が無い。やはり最低限の音響理論は必要なのかな?

 

 

 

 

 

 

2019.8.13

 

瞬く間に20セット近くになったヘッドフォン、自分でも病気だと思うこの好奇心。右左の確認でたまたまやってみたテスターでの導通テスト。なんとカシャという直流の音は音質と一致する?一発のパルスで性能がわかるのか?昔スピーカー名人はコーン紙なぜただけで音質が解ったそうだ。私もアンプ名人であった?ヴォリューム上げてアンプの初段ノイズ聴いたら素性が解っていたから。今回はヘッドフォン名人かな?ヘッドフォン購入希望の方にアドヴァイス出来るくらいになりましたのでご相談ください。ただアコースティックでの判断だけですよ!

 

 

2019.8.11

 

急に増えたヘッドフォン、AKGはクラシックに必要な音色は完全にコントロール範囲に有り、表現力とか分解能とかが値段に比例して良くなるように思う。ゼンハイザーはさすがだ、音色よりアンサンブル、西洋音楽に基本有り、これも高いのは良くなるようだ。コストパーフォーマンスについては両者ともとても高いのは聴いて無いのでコメント不能。

2万円までのモデルで両者共充分な

音楽再生能力有り。さすがである。

ベイヤーについてはノーコメント。

目的をモニターにおいてはいるが

ひろい範囲の音楽ジャンルの再生を

最初から考えているのか?ベイヤーはともかく後の2社に比べ私の経験が少ないのでノーコメント。他社グラドやウルトラゾーネ高額モデルは興味有るが勘では少し違う世界のような気がする。もちろんノーコメント。

 

以上報告です。

 

 

 

 

2019.8.1

 

残念な報告。ついでと言ったらいけないか?日本製のほぼ同価格帯のプロ用ヘッドフォンを試聴、分解。音は予想通り聴くまでも無い。ユニットの構造の工夫はいろいろやってあるが、最終的な詰め、設計時の後から音質的検討をした痕跡無し。ドイツ、オーストリア製には苦労の跡がたくさん見られる。30-40年前のマイクでの印象と同じ。ああ日本オーディオは欧州製を調べてるのだろうが音楽との係わりに全く気付いていない、情けない。プラスティックのリブ、厚さ、材料をいろいろ変更する前にまず形と音の係わり、例えば同じ形状を並べる弊害とかに気付いて欲しい。AKGを見たら解る!ベイヤーを見たら解る。30年前のモデルでも解る。

 

 

 

 

2019.7.31

 

勢いでゼンハイザーヘッドフォンのドライバーユニット2種類の構造を見た。若い頃AKGのマイクユニットを見て感動したことを思い出した。音響、音楽と構造の係わりを理解して伝統受け継いでいることが解る。AKG,ゼンハイザー共に素晴らしいメーカーだ。 材質や特長を誇るのでなく、その実力と蓄積されたノーハウに今回も再び心が動いた。

 

 

2019.7.27

 

カートリッジやスピーカー、マイクとアコースティックと直結したものは可能な限り、聴いて分解して知っているつもりだが、ヘッドフォンは興味の対象でなく改造はしたものの深入りはしていない。ところが先日ゼンハイザー、AKG,ベイヤーと聴き比べたのが運のつき。著名なモデルをいくつか入手、振動板を調べだしたがマイク同様で基本は同じ。各社つぼは異なれど常識はあるようだ。楽しくて瞬く間に数種類入手、そのうち振動板触って壊してしまうに決まってるが、まだ常用改造を上回るもの無し。こうなると二十万から数十万?のグラドやゼンハイザーがどうしても聴きたくなる。振動板のリブのデザインや厚みを製品化できるギリギリに持って行き、歩留まり悪くセレクトする方法で超高価モデルを造っているようにも思える。アナアキュを征した今では設備、予算さえあれば簡単にも思えるのだが?どんどん増えて行くのは餅ばかり。

 

 

 

2019.7.16

 

レコードを再生、デジタル録音してファイル作成、ファイルからCDR作成。CDRをアナログアキュライザー試作機を通して再生、同時にレコードを再生する。セレクターでCDRとレコードの再生音を比較して区別が困難、まあスクラッチノイズが録音されてるから!開発者が見破れないレベルまでは来たみたい!

 

 

2019.7.15

 

2019.7.2のブログ記述にヘッドフォンについて補足しました。

 

 

2019.7.11

 

ベイヤーモニターヘッドフォンの音質について余りにも無責任なコメントを残したことを反省している。申し訳有りません。今も常用ヘッドフォンとの比較、ロジャースLS-3/5Aの再生音の比較をしたが、常用がLS-3/5Aに優れるのは確認したが、ベイヤーの方は比較にならないくらい落ちる。常用が良いが基準にならない。そうでないとただの自慢に終わる可能性があるので近々値段にかかわらず試聴可能なヘッドフォーンを聴いてから追記することにした。今までのヘッドフォン関連のコメントは保留させて頂きたい。申し訳有りません。

 

 

2019.7.9

 

嘘は絶対書かない、自信の無いことは書かない、悪口は書かないと気をつけているつもりだが、2019.7.2

のブログで書いたベイヤープロ用ヘッドフォンの印象であるが、どうも

良く書きすぎた、早とちりのように思える。近々追記したいので早まって入手急がないで欲しい。

 

 

 

2019.6.19

 

またまた今更?だがアナアキュをディスクで使用するテストを重ねている。そして解ったこと。

 

昔のDENONレコードのようなマスターがデジタル録音のものは,いくらディスクと言えどもCDと比べ幾分ましかくらい?過去のオリジナル盤、名ディスクはやはり素晴らしい。特にスタンパー使用回数が少なかった盤、テスト盤、ラッカー盤の音質では最新のハイビットハイサンプリング、DSDも逃げ出すだろう。CDではピンキリの巾はこれほど大きく無い。ディスクはピンキリの差がとてつも無く大きい。といことはカートリッジ、ターンテーブルで大きく差が出るということになる。早くアナアキュを現実化して名ディスク並の音質をデジタル装置でも味わってもらいたい。とことんのアナログを知らない世代の方へのプレゼントだ! 

 

 

2019.6.8

 

ネットから入手した圧縮音源はもちろん、大事な演奏のCDは大切にしてください。リマスターやSACD,

ハイレゾ、DSDなども楽しみでしょうが、手持ちの音源が宝物であったことにもうすぐ気付かれます。

私は今片っ端から大事な演奏のCDを聴きなおしています。持っていて良かった!

 

出てくる音が凄いのでなくて、演奏家が凄い、過去の演奏家がそこに生きて帰ってくる!音の情報量ではなくて、ドレミファが汚れなければ大丈夫です。本当に良かったです。

 

この体験を共有して頂きたい思いで一杯です。アナログアキュライザーで実現します。

 

 

 

2019.5.30

 

では

Well Tempered Speaker 開発で

解ったことは?

 

ハイフィスピーカーは高忠実なので

ズレタ倍音も正確な倍音も平等に再生する。なるほどハイファイに嘘は無いが、残念ながらズレタ倍音をよけいに強調するスピーカーがとても多いのだ。

 

とは言うものの、ハイファイスピーカーはズレタ倍音で表現する演奏家には味方になることもある不可思議さ!

 

 

 

 

2019.5.30

 

アナログアキュライザー開発のおかげで解ったこと。アナログとデジタルの違いがたった一言で片付くことに気付いた。

 

いくら狭帯域で、ノイズがあって、

分解能が悪くとも、ドレミファの倍音が狂わないのがアナログ。

 

いくら広帯域で、歪なく、驚異のダイナミックレンジ、情報量を誇ろうとドレミファの倍音がズレルのが最新デジタル。

 

果たして救世主アナキューは誕生するのか?

 

 

2019.5.9

 

部屋中がいっぱいになるくらいの数のコーン紙があふれている。口径、形状、材質に係わらず今まで聴いたことのない共通の鳴り方を確認できたので基本的な開発は終わった。さてこれからこれをどうするかだ?取り合えず持ち運び出来る2wayか3wayのスピーカーシステムを作成して、世界最高を求めるくらいの意気込みのある方に聴いていただくことが先決だ。しかしこれは後回しで皆さんお待ちかねのアナログアキュライザーを完成させることに専念する。

 

2019.3.1

 

今さら皆さんにスピーカーを買い替えて下さいとか、これは画期的なスピーカーシステムですよとオーディオ誌に広告するなんて考えられない。アキュライザー使って気に入らないからとオークションすぐ出すオーディマニアはたくさんおられるはずだから。しばらく悩んでみます。

 

2019.3.1

 

いくら考えても、このスピーカーから出た音はアキュライザーを必需品として認めてくださった皆さんの人生には必要だと思う。その後も試作を繰り返しているが、余りにもうれしいので親友のギター製作者のTさんにiPhoneで録画した動画を送った。

すぐに返事がきてギターの板の違いがちゃんと聴こえたと驚かれた。iPhoneで解るくらいの音質差なのである。アキュライザーは電気信号ラインでの変化、スピーカーの変化は

当然ながら遥かに大きな音質変化がる。へんな表現だがアキュライザーでの音質向上よりそれこそ何十倍もの音質向上が起きるわけだ。

 

2019..2.25

 

スピーカーのコーン紙をまた触り出した。以前から振動板の考え方が甘すぎるから生音とは違う音が出るとは思っていたが、せっかく分割共振の排除というテーマを見つけながら、材料の選択、共振の排除、共振の可聴帯域外へのシフトなど、具体的にはオブリコーン、平板ユニットetc.とか音楽とは直接係わりがあるとは思えないアプローチをしてきたのがスピーカーユニットだと思う。今回は思い切って振動板の分割共振で音楽に害のある部分を直接コントロールしたらなんと生音が初めてユニットから聴こえた。今まで聴いた経験のあるウエスタン、英国ウエスタン、ドイツ製スピーカーからは決して聴けなかった弦が聴こえた。もちろんこれらの銘機は音楽の解る耳、マイスターがでコルゲーションの入れ方などでチューンしたからこそ素晴らしいものが生まれたのだが?まだまだ先があったようだ。生きている間に製品化したいが、もう自分でマーケティングしたり、動いたりする気力は無い。開発だけが生甲斐?の年齢になってしまった。

 

 

2019.1.15

 

約3ヶ月ディレイのあるMt.T2さん

ブログでやっとUACU-700の試聴感想がアップされました、いつも新製品の総括的な解り易い感想を有難うございます。今回はフィリップスの

プロ用CDプレーヤーLHH-2000,これはCD規格の原器とも言えるものです、この音やマランツ7のアナログ再生音と比較して頂いたので感激しました。

 

 

2018.11.1

 

ハイレゾ時代が始まって依頼、DSDや192KHzPCMの器をいくら大きくしていっても、アナログに迫る音が出る分けでは無いと主張してきました。長い間、賛成意見は全く有りませんでした。しかしやっと西野和馬さんが書いてくださいました。UACU-700があればハイレゾも通常CDもどちらもが充分なフォーマット???

 

「UACU-700を使って再生するのだったら、44KHz16ビットCDリッピングでも十分良い音」

 

 

 

2018.10.14

 

ジャンルに係わらず、音楽大好きの西野和馬さん、いつも試聴感想を頂けるのだが今回のUSBアキュライザーUACU-700はこれまでのインフラノイズ製品を超えるものだと大絶賛していただいています!

 

 

 

2018.9.17

 

USBアキュライザーの発売は間近だが今回もデジアキュの時と同様に感想をいただけた方にはアリエナイザーミニのプレゼントを用意するつもりだ。アリエナイザーミニは想像以上に大好評だった!ツイターに使うのでもう一つどうしても欲しい、市販品にせよ、高くてもいいから売って、などうれしいことだが戸惑った。

 

 

 

2018.9.13

 

家のピアノをベルグマイスターに

調律してしまったおかげで耳がずいぶん良くなった。改めてスタインウエイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタイン、ヤマハの音を自分なりに整理してみたら! 右手の音だけの話だがなんとヤマハの音は日本製の高級アンプ、スピーカーの音だった。悪いというのではなく日本人の耳そのもの、単に日本人の感性を誇る、恥じるでは無くて是非を考えなければいけない。西洋の伝統音楽を日本語で歌うのと、日本の伝統音楽を外国語で歌うのと同じことが起こってるな。

 

2018.8.2

 

夜中にトイレに行ってオシッコが充分出ますか?猛暑に入って水を飲む量と自分の血圧(24時間チェック)の関連性を調べると寝る前に水が不足すると血圧上がります、かなり飲まないと正常になりません、お酒飲む人は必ずチェックしてください。

 

 

 

What's New

 

 

 

 

インフラノイズがオーディオ機器を開発、製造する目的はただ一つです。

  

私達は偉大な演奏家が残した音源がたくさん残っている幸福な時代にいます。

  

これらの録音の中に入っている素晴らしいものを残すことなく味わいたい。

 

この動機がインフラノイズの製品を生み出す力の全てなのです。

 

偉大な演奏家の録音の殆どが装置のグレードアップのたびに新たな感動を湧き出させます。

 

演奏を再現できる装置の能力とはオーディオ用語で美音とか分解能で語られる部分ではありません。

音楽に対する忠実度、正直さ、表現力などの動的、偶発的かつ抽象的な部分の再現能力なのです。

 

逆に高いレベルに達しない演奏や自然音の再生の場合では

オーディオ機器の物理的性能が充分であれば再生音は頭打ちとなり満足が得られる結果となります。

 

再生する内容によってはインフラノイズが目指す

レベルは必要でないということになります。

 

全てのオーディオ機器には固有の音があります。この個性音がオーディオ的な良い音である一方、

演奏の内容に付加され脚色された再生音ともなります。

 

演奏にはない良い音が音色の魅力となることもありますが

同時に音楽表現にはマイナスに作用することもあります。

 

いわゆる音楽の内容を聴くか、音のかたちを聴くかの違いにもつながります。

 

この意味でインフラノイズの製品は音の違いを楽しむオーディオには役立たないかもしれません。

 

しかし音楽を愛する皆様には音楽のジャンルにかかわることなく、

全ての方に満足いただけるのは間違いないと信じています。

 

今後とも世界に類のない音楽のためのオーディオ機器の製造開発に

努力いたしますのでどうぞよろしくお願いします。