2022.8.16
Hさんからパワーリベラメンテの試聴感想を頂きました。有難うございます。今回8月11日から非売品アクセサリーのお届けについて見直しました。タイミング良くHさんから試聴感想が届きましたのでHさんには4種類のアクセサリーから一つお選び頂き、それをお送りすることになります。以下Hさんのご感想を掲載させて頂きます。
インフラノイズさま
大変お世話になっております。
去る8月11日に注文していたパワーリベラメンテ2.6mを拝受しました。ホームページを偶然拝見したところ、同日から使用感想をお送りすると非売品アイテムをお送り頂ける企画がはじまったことを知りましたので、さっそく感想をお送りしたいと思います。
リベラメンテシリーズは昨年思い切ってLANリベラメンテを昨年NASとルーターの間およびルーターとネットワークプリメインアンプ間に導入し、目を見張る結果を生んで、一年ほどじっくり使ってきた結果、電源ケーブルが気になっておりました。
すぐにケーブルを何本も購入する予算はないため、パワーリベラメンテかタップリベラメンテを導入するとすれば、どうするのが最も有効か事前にお尋ねしたところ、「設計意図と経験則上、電源タップからネットワークプリメインアンプ間の接続にパワーリベラメンテを1本用いるのが最も効果的である可能性が高い」とのご助言を頂きました。
アドバイス通り、壁コンセントからベルデンの電源タップまでは他社のOFC電源ケーブルでつなぎ、ネットワークプリメインアンプの給電ケーブルをパワーリベラメンテにしました。
繋ぎ変えた瞬間は少し大人しくて丸い音に聞こえましたが、数時間通電スタンバイさせてから鳴らしてみると音像がしっかり立ち上がり、響きの豊かさを感じることができるようになりました。
現在5日目ですが、日増しに細かい張りやつかえがとれ、音がどんどんスムーズかつ豊潤になります。ブックシェルフスピーカーからウッドベースの倍音が聞こえるようになったのは驚きでした。ブン、ではなくブゥゥンと鳴るのです。
特筆すべきは小音量でも音楽に感動できるようになったことです。乳児がいる狭いリビングでの環境のため、音量を上げられないのですが、さほどボリュームをあげなくても、センターポジションで聴けなくても、満足度が非常に高いです。BGM程度の音量でもダイアナクラールのボーカルの彫の深さ、ECMレーベルの音源の透明感を感じることができます。使用しているネットワークプリメインアンプはLINN製なのですが、これまでいつくかオーディオ用の電源ケーブルを使ってきたものの、音が痩せたり、解像度が高まったように見えても音がきつくなりすぎたりして、ちょうどよい塩梅のものがなかなかありませんでした。5年ほど取り組んだ結論としては、いわゆるオーディオグレードの製品よりも、付属品ケーブルに近いシンプルな構造の電線(VCTケーブルを用いた楽器用の電源ケーブルなど)がLINNには効果的と判断していました。
パワーリベラメンテは、誤解をおそれずに申し上げれば、付属品ケーブルのバランスを維持したまま、極限まで磨きあげたような音質だと感じました。機器本来の音をスポイルせずに、整えながら良さを伸ばしてくれているようなイメージです。さほどたくさんの電源ケーブルを聞いてきたわけではないのですがちょっと別次元のレベルだと思います。高音質であるにも関わらず不自然さや違和感、誇張がないというのは個人的にはとても珍しいケースではないかと思います。音調はニュートラルなのに、立体的に音楽が浮かび、楽しく聞けるという不思議な体験でした。
リベラメンテケーブルはすべての製品が手作りとのことでしたが工業製品というよりは楽器的な作品であるように感じました。ウールジャケットはモノとしても暖かみがあり、とても柔軟で取り回しもよく、狭い場所でも配線がしやすいです。永く大切に使っていきたいと思います。おかげさまでケーブル選びの迷いが完全なくなりましたので、引き続き少しずつ必要な本数を買い足して参りたいと思います。
ありがとうございました。
P.S.製品に添付されていた長文の説明書は御社ホームページには掲載されていないようですが、購入を検討中の方にも有用な情報であると思いました。
2022.8.16
2017年くらいから新製品の試聴感想は本欄には掲載せずブログ欄に掲載してきました。今回非売品アクセサリーについてのお届け方法を見直しました。新製品についての試聴感想は今までと変わらずブログ掲載しますが、新製品では無い販売中の製品についての試聴感想はこちらのUsers impression欄に掲載させて頂きます。
2016.10.12
レコード芸術誌で宇野先生がアナログリベラメンテを使われていることに興味を持って頂けたKさん。早速にアナログリベラメンテを何セットも購入しての好結果に絶賛のお電話を頂いていた。そのKさんから電話が有り、Youtubeで音楽を聴いているのだが、片側にミニプラグの付いたリベラメンテを特注出来ないかとの相談があった。今までは一品物の特注品はお断りしてきたのだが、中には物凄く熱心な方もおられるので、オーディオでなく音楽への情熱のある方については何とかしなくてはという気持ちもある。検討してみるとお答えした。その時に最近LANリベラメンテという製品を発売した、wifi環境でも効果があるとお伝えしたが興味を持って頂けなかった。音楽からオーディオに入られた?方に興味を持って頂けないのは開発者として苦痛そのものである。嫌がられながら10分くらい説明した。それでもだめなので無理やり試聴をお願いして送りつけた。その結果絶賛の電話があり、やっと安心することが出来た。さらに試聴のお礼として数千円もする高級マスカットを送ってこられたのだ。リベラメンテの中で一番販売が難しい苦しみの製品なのだ。今日は早速自筆の感想文が頂けた、お願いしていないのにだ。早速掲載させて頂くことにする。
前略
先日はインフラノイズLANケーブルの貸出しありがとうございました。私はCDとFMで音楽を楽しんでいますが最近パソコンでYOU.TUBEでクラシック音楽を楽しんでいるのですが貧弱な音なのでミニプラグ.RCAコードをインフラノイズに特注出来るか電話をしたところが、社長がその前にインフラノイズLANケーブルの試聴を薦められました。電波で音が良くなる事など考えられずあまり興味はありませんでしたが驚いたことにインフラノイズLANケーブルに交換したら音の品が良くなり厚み.奥深さが出てマランツSACDマランツ10Bの音に近づきました。YOU.TUBEを一生楽しめると思い早速注文する事に決めました。貸出しのおかげで良い体験が出来ました。本当にありがとうございました。
草々
2016.9.9
LANリベラメンテ貸し出しサービスをご利用いただいたHさんから試聴感想をいただきました。
早速お買い上げ頂き有難うございました。LANリベラメンテの使い方ですが、フィルターやその他の
アクセサリーとの併用はLANリベラメンテ本来の音質が発揮されないことも有りますのでご注意いただく
必要が有ります。貴重なご報告でした。
お世話になっております。
この度はLANリベラメンテの貸出、ありがとうございました。
普段は、YOUTUBEやネットラジオは聴かず、ダウンロードで楽曲を購入することもないですが、久々にLINN RADIOを聴きましたところ、これ程とは驚きました。最近、どこかでLANリベラメンテはリベラメンテ史上最高との評価を見た記憶がありますが、十分納得できるものです。LANリベラメンテを注文しますので、よろしくお願いします。
LANリベラメンテ単独と、関口機械販売(株)製の「LAN-ISOLATOR RLI-1」及びLANリベラメンテの組み合わせとを比較試聴しましたが、LANリベラメンテ単独の方が良い印象です。「LAN-ISOLATOR RLI-1」と組合せますと、まるで冷凍食品のような印象を受けます。
なお、私の環境は下記のとおりです。
・LANケーブルはルータとPCとの間での接続のみ
・比較対象は、オーディオクエスト製の「Ethernet Vodka」と、関口機械販売(株)製の「LAN-ISOLATOR RLI-1」との組み合わせ
2016.8.30
最初は希望者が少ないので心配だったLANリベラメンテ貸し出しサービスもやっと動き出しました。
サービスを利用いただいたSさんから早速のご感想をいただいたので紹介します。
この度は有意義なサービス、誠にありがとうございました。
当方の環境においても、効果がありましたので早速購入させて頂きました。
㈰暗騒音がよく表現されるようになり、ライブ録音での会場の雰囲気が非常に濃くなりました。
㈪ボーカルの音像の重心が低くなり、安定感が出ました。
㈫部屋の影響かと諦めていた、左右の音像のバランスが良くなりました。
㈬気のせいかもしれませんが、購入した製品版の方がより改善効果が大きかったように思います。
スピーカーケーブルにも興味が湧きましたが、当方はプロジェクターによるAV環境の為、ケーブル長が長くなりそうで(片側約5m)今後の懐具合との相談になりそうです。
それでは、今後ともよろしくお願い致します。
2015.1.20
最初発売のマスタークオリティーCDRからずっと的確なご感想をいただいているkさんからPrototerraについてのリポートが届きました。また生に近い録音は低域が充分入っていることが多いと言うことも教えていただけました。シリーズ最初の有山麻衣子、幻のコンサートの録音はビル一階にあるホールで行いました。空調の雑音がひどくもちろん録音時には電源を切ってもらったのですが、ビル全体の空調は切るわけには行かないとのことで通常なら録音をあきらめるほどの状態でした。この場合マイク側かマイクアンプでローカットフィルターを使って対処するのですが音質劣化があるのであえてローカットなしで録音したのです。キングインターナショナルで通常CDとして販売された当時はこれについて特にクレームは有りませんでした。ところが今回改めてマスタークオリティーとなったものは音質が良くなって雑音も聞こえるせいか、購入くださった一人の方からクレームとなりました。たくさんCDを持っているがこんなにひどい雑音が入っているのは一枚もない、これは不良品であるとのことでした。雑音の理由を説明しましたが、気になって音楽が聴けないとおっしゃるので返品となりました。オーディオマニアの方ではなく音楽好きのかなり年配の方でした。通常のCDならクレーム対象になるのかもしれませんが音質が売り物なので許していただくことにしました。今回Kさんのご報告は今後の私の録音での強い味方です。
ヴィオラにしても、シンバルにしても・・・何もかも「素晴らしい」の一言・・・
音を言葉で表現する難しさ・・・今回ほど感じたことはありません。
理屈も何も要らないほど・・・「生」そのもの・・・
そして、このCDの音と本物の「生」の音と比較して見たくなりました。
難しい語句や流調な言葉で飾るより・・・CDの中の音の語り掛けに
素直に身も心も世だね、安心して聴けるCDに成長してると思いました。
まずは、感想まで・・・
平成27年1月19日
追伸
今回試聴のさい、下記のような一つの発見を致しました。
最初のCDに録音されていた低域のノイズ「空調器のノイズ」、
つまり、低域を中心にたまたまノイズを記録したCDを出来るだけ
多くあつめ(105枚)聴視しました。
結論
105枚の内80%以上のCDが同程度(録音)のCDより全体の録音が
全ての面でそれなりに「生」に近い傾向が有るようです。
無理やりに「フィルター」でノイズを削除する事は、大事な帯域を
だいなしにしているように思えます。
2014.12.17
大阪のKさんから、Uniclaの感想をいただきました。Kさんはジャズを中心に聴かれています。
長崎さんの演奏はベースはクラシックです。私にはジャズから始められたクラリネット奏者の出す音色はラーメン屋台のチャルメラを想像させる倍音のおどけた音に聞こえる場合が多いです。長崎さんの音は抑制の効いた大人の音でオーケストラに入っても違和感のないものです。その音色でいろんなジャンルの音楽を演奏されるのでどちらかというと地味で真面目な音なのです。Kさんはオーディオマニアというよりどちらかと言うとジャズファンです。お子様はお二人とも芸術家です。
マスタークオリティーUniclaは、聴いた瞬間、なめらかでやわらかく、静かでみずみずしい今まで聴いたことのない生々しい音にはっとしました。
特にPAを使わないクラシックのコンサートを最初の曲を聴いた瞬間の感動を味わえたようでした。
クラリネット特有の胴体が響くというか鳴るというのでしょうか、
のびのび歌っているというのでしょうか、それがぐっと伝わってきます。
小音量でも生々しさがあふれ出て、聞き入ってしまいました。
音楽的にもすばらしく価値のある芸術品です。
2014.12.16
2014.12.15
東京都のT様からマスタークオリティーCDR第二弾Uniclaの試聴感想を頂きました。
オーディオ装置のチューニングにも使っていただいたとのことで、製作者の希望としては
ぜひチェックCDとして活用して欲しいと思っておりましたので、実際ご利用いただきお褒めいただけたことは
とてもうれしいです。ご報告のとおり、私も今までは市販のCDで録音の良いと思われるものをチェック用に利用して
きましたが本当の音を見つけだすのは大変でした。自画自賛になりますが、マスタークオリティーCDRでシステムの
音を合わしていけば本当に簡単に不変的な再生音が得られます。オーディオメーカーさんもプライドを捨ててこっそりと
利用していただければ日本のオーディオ機器も外国製品に負けないレベルになると思うのですが?
CDRにある気に入った一曲を選び、同じヴォリュームで何度も再生しながらスピーカーの位置をわずかに変えたり、
またツイーターの位置を動かせるなら前後に1mm単位で動かしヒアリングすれば正解の位置が見つかります。
これだけで今まで行っておられない場合にはびっくりするような音ではなく、びっくりするような音楽が再生可能と
なります。一般のCDではかなり難しいことなのですが。
今晩は、マスタークオリティーUnicla 素晴らしい。
楽曲、演奏、録音、マスタークオリティー、全てが最高です。
のように音楽的にもオーディオ的にも最良のCDは機器のチェックに最適です。
このCDが柔らかく暖かな音色でかつ実在がある再現が得られれば機器やセッティングに問題はありません。
逆に、なんとなく歪っぽく、冷たい印象で音楽が再現されたら、オーディオ機器や、ケーブル類、セッティングのどこかに問題があります。
市販されているCDは音の基準があいまいで、それを基にオーディオ機器をいじると間違った方向にそれていってもそれに気づきません。
まさに音の基準になるCDです。(私もUniclaを聴きながらスピーカーの位置や向きを微調整しました。)
もちろん音楽や演奏も素晴らしく、私はいきなり3回続けてリピートしましたが、聴くたびに味わいのある演奏が魅力的で素晴らしく素敵です。
2014.12.2
いつも遠くからうれしいリポートをくださるフランス在住、パリのGingerさんからの2本目USBリベラメンテ採用、フルリベラメンテ化後の再生音についてのご感想です。なんと第一印象は神ゾーンだったとのこと、製作者としては過分なこの上ない喜びです。有難うございました。
神ゾーンの音
この秋の日本出張の折、2本目のUSBリベラメンテを東京の宿泊先に届けてもらった。
パリに戻ってから早速接続してみる。
ストレージとPC、PCとUSB201の間がUSB接続で、1本目(2.6m)はストレージとPC間に使っていた。
1本だけ使う場合はこちらのほうが聴感的に優れていると 判断したからだ。
今回、購入したのは1.3mでこっちをストレージとPC間で使うことにした。
これでストレージからスピーカまで全てのケーブルがリベラメンテになった。
もちろん、DACにデジタル信号を入れる前にGPS777からCCV5とUSB201にクロック信号を入れている。
経験上、リベラメンテシリーズは事前に想像していた以上の結果をいつも出してくれるので、今回もその想像以上に期待した。
さて、PCの入力と出力それぞれにUSBリベラメンテを接続し、ダブル接続で音だしをしてみる。
「・・・・・・・(なんじゃこりゃ!!!)」
出てきた音は、想像以上の更にその上を行く音だ、、、度肝 を抜かれた。
何と表現したらよいのだろう、、、ホロニック、宇宙的、、、、全ての要素があるような感覚、、、
今までのリベラメンテシリーズの延長線上にあるのだが、延長線の一言では片付けられないこの感覚、、、、適当な言葉が見つからない。
う~む、、、
神、、、神ゾーン、、、そうだこれは「神ゾーン」の音、、、
神などとは恐れ多く軽々しく使うべきではないが、また、流行り言葉もむやみに使いたくないのだが、これが一番しっくりくる。
リアル、広がり、エネルギー、奥行、音の厚み、音色、空気間、などミクロな視点の分析眼(分析耳)で聴いても私には弱点が見つからない。
何を聴いても、ズバズバときまる。出 るところは出、引っ込むところは引っ込む。
遠慮がちに聴こえた伴奏のピアノがはっきり聴こえるようになり、出すぎていたボーカルが少し引っ込んでバランスがよくなるなど。
録音ソース毎にベストな状態にチューニングをしているようなそんな感覚。
これを神と言わずしてなんというのか。
なんたって、私にとって一番嬉しいのは、歌い手、演奏者から伝わってくるものがハンパでないこと。
これはリベラメンテを知っている人なら直に感じていること。そのレベルが脱帽レベルです。
マイケルジャクソンのバラードで涙しました。
Off the wallのこんなハンドクラップ聴いたことがないです。効果音も見事に音楽を奏でる一部になって聴こえます。
Waltz for Debbieの始まる前の場の空気感、初めてです。
いろいろな発見もあり、これも楽しいですね。
フルリベラメンテになる最後の1本でこんな大きな変化があるとは本当に本当に、、、、驚きです。
良い音楽を提供する製品作りというぶれない思い、軸、哲学があるからこそ、1本使用でも数本使用でも効果が減殺されず、相乗的に発揮される。
見た目は少々怪しげな青いウール地のケーブルだが、本当によいものに巡り会えたという喜びを感じさせてくれます。
2014.10.3
ジミージャズ掲示板でお馴染みのガンガンライター、AquiraxさんがUSBリベラメンテの試聴感想をまとめてくださいました。とても私には出来ない表現力をお持ちです。おまけにこのインフラサイトの真面目な雰囲気にあわないかも?とご心配いただいたようです。大丈夫ですよ、充分真面目なリポートです。ありがとうございました。
困ったことが起きました。
USL-1.3USBを1本導入しただけで、卓上システムがメインシステムを食ってしまいました。これからはメインをBGM再生用にしようか??それが冗談なら良かった、冗談であって欲しい、と思うのですが。
卓上システムのニアフィールドで聴く良さが、USL-1.3USBによって極限まで引き出された感じです。
音質そのものをレポートする前に、USL-1.3USBの性能を如実に示す出来事をお知らせします。
デジタル系ケーブルで音質が変わることに納得できない人にも通じる話です。
私はこの夏に家を引っ越しましたが、移り住んだのが昭和の造りの家で、電源配線は単相2線式です。そのせいもあってか、USB-101がPCから認識されなくなるという、以前の家では決して起こらなかったトラブルに見舞われました。最初は、気がついたら音が出なくなっていて、その都度、PCをリセットしていましたが、その内に天井の蛍光灯を消した時のノイズが原因と判りました。それが、USL-1.3USBで結線したところ、このトラブルから完全に解放されました。「信号系と電源系を分離した複雑なシールド構造」が効いているとしか思えません。ちなみに、これまで使っていたUSBケーブルはBELKIN製50㎝です。
さて、私の装置は、PCオーディオと言うほど凝ったところの無い、一般のデスクトップパソコンでの再生から見たら、1、2歩踏み出した程度の構成です。現行機器は、自作パソコン(OS:Windows7)とUSB-101の接続で、特注の卓上スピーカ(ボックス内部にもう1本ユニットを隠した構造のシングルコーン)+アンプに出力しています。USB-101はDACを兼ねていますので、デジタル系でリベラメンテを使っているのは、ここのUSB接続だけです。他の接続は、ベルデンのRCAケーブル、スピーカは一般の細い赤黒コードです。特筆すべき点としては、GPS-777からのクロック信号をUSB-101が受けています。
メインシステムではないので、妥協はありますが、メインと同等に近い表現で音楽を聴けるようにしています。そこは、USB-101とGPS-777というインフラノイズ製品に大きくサポートされています。
結果的に、CDトランスポートを使い、すべても結線にリベラメンテケーブルを使ったメインシステムと比べて、大きくは劣らない、専用のオーディオ装置としても通用する音質が得られていました。
しかし、日常的には、普通のパソコンとしての機能を中心に使っていました。
USL-1.3USBが届くことになり、その前の晩は、もっぱらハードディスクに置いたWAVファイルで色々な音楽を聴いて、翌日の視聴に備えていました。厳しくチェックして感じた欠点としては、低音楽器が若干ブーミー、メインシステムにあるストリングスの美しさが、そこまで美しくない、全体の印象に、極わずかながら、素っ気なさと騒がしさがある、というあたりでした。それでも充分、というのも率直な感想で、そうした欠点が少しでも改善されるなら、USBリベラメンテを導入する意味はあるな、と思いつつ眠りにつき、翌日を迎えました。
さて、以下は、その当日に、JimmyJazzさんの掲示板に書いた、USL-1.3USB導入後の音質のインプレです。
物理的な意味ではなくて、音楽が近い!
何しろ曲そのものに引き込まれますし、各奏者が演っていることが、分かり易いのを超えて、積極的にビンビン伝わってきます。
音質レビューは・・・・・詳しくは申しますまい。多くの方がすでに書いておられるそのままだからです。
前に欠点として挙げた低音楽器のブーミーさ、セッティングのせいが大きいので完治こそありませんが、
音程感や質感が上がって、演奏のニュアンスがつぶれなくなりました。
かえって低域のわずかな強調感によって、メインシステムより迫力において優っています。
楽器の音の余韻がとにかく美しい!!!ジャズなら、シンバルのシュワヮヮーンと消えていくあたりで
すね~
幸せです(笑
クッキリかつ上品な音楽表現と音質。ヒッチコックが撮ったグレース・ケリーのようだ(??????
以上です。
その後、日常的に使っていた状態でも音質を確認しました。何気なく観ていたYouTube等の動画再生でも、ハッキリと音質向上しているのが判り、一々驚きました。まず、ライヴ映像や映画などの環境音がリアルです。データとしてのクオリティを超えて、リアリティが出てきます
リベラメンテシリーズに共通する「そこにある感」です。おそらく、この感じが掴めれば、他のことはどうでもよくなる・・・・・
いや、言い過ぎかもしれませんが、そういう面はあるのかなと。
現実の音と比べれば、所詮は再生音です。
似て非なるものであることは免れない。
とすれば、リアリティを感じる音の本質が何処にあるかが問題です。
むやみやたらと高音質を追求しても、本質を外していては、それこそ「むやみやたら」、無駄なものになります。そこのツボを押さえているメーカーは強いです。
USB-101やUSB-201が出た時に思ったのですが、PCオーディオの世界では、USBオーディオインターフェイスそのものの音質に疑問符を付けている方が多いです。しかし、USL-1.3USBの登場によって評価が変わると思います。
プロ用インターフェイスに信頼感を覚えるのは理解できます。しかし、実は、現段階でも、音質的にプロを超える道がインフラノイズ製品によって示されているように思います。
2014.9.29
FさんからマスタークオリティーCDR,Uniclaの試聴感想をいただきました。
まだまだ話題にはならずスタートから販売苦戦をしていますのでうれしい感想です。
CD-Rを市販のリッピング専用ソフトで非圧縮でリッピングしてWAVファイルにし、DTMソフトで192kHz24Bitにアップサンプリングして視聴しました。特に印象的でしたのは、クラリネットが歌っているということです。感情表現豊かで人間味に溢れています。演奏者の長崎さんでしか出せない音なんだろうなぁと思いました。映画「アメリ」の世界観が自然と浮かんできます。さらに、主張しない絶妙なギターのためでしょうか、自然な感じで聴いていて落ち着きます。とても気持ち良いです。
率直な印象は下記のとおりです。
・まるで自分のためだけに演奏してもらっているかのようです。
具体的には、目を瞑って聴くと、クラリネットは、中央やや左に立ってこちらを向いて、ギターは、中央やや右に若干後方に座って少し横向いて、目の前で演奏されているかのようです。
・高音質が謳い文句のCD(特に、ABCレコーズ、プラチナSHM、Premium Records、Fung Hang Record)の高音質音源と比較しましても目の前で演奏しているかのような感をより強く感じます。
・クラリネット自体を聴いた経験はないですが、クラリネットの音がエネルギーに満ちて濃厚で、奥行があり、時間軸に対して実に滑らかで、息使いもよくわかります。
・ギターの音はまさにそのものといった感じです。
・アップサンプリングなしの44.1khz16Bitで聴いてみましたが、192kHz24Bitにアップサンプリングした方が目の前で演奏されている感が強く、気持ち良く聴こえます。
・CDR作成にあたりAD変換のサンプリング周波数は44.1khzかと思いますが、もっと高くとって作成したいわゆるハイレゾ音楽データでは、ギターの音がどのように鳴るのか興味を持ちました。
次回作も期待しております。
エロい音で唸り散らすSAXOPHONEですとうれしいです。
ありがとうございました。
2014.9.25
引き続きSさんからUSBリベラメンテの視聴感想をいただきました。
演奏家だけあって聴くポイントが音楽内容に絡んでいます。
今オーディオマニアの方で、音派の方と演奏内容派の方の聴くポイントの差について調べています。
同時に演奏家とオーディオマニアでない音楽愛好家の方の聴くポイントも含めています。
使われる言葉の種類と表現の仕方で何に価値をおかれておられるのかが浮かび上がってきました。
Sさんは平均的なオーディオマニアでは有りませんが、演奏家と音楽愛好家とオーディオマニアという
3つの面がバランスしておられるようです。インフラノイズにとっては貴重な耳です。
大変遅くなりました。
USBリベラメンテの試聴感想をお送りします。
試聴環境はいつも通りなのですが、一点のみ変更です。USBリベラメンテということで、今まで個人的にネックと考えていたノートPCを変更。自作のデスクトップPCに変更しました。一応ファンレスで性能的にかなりスペックアップしたため、レスポンスが早く、使い勝手がかなり良くなりました。
また肝心の音ですが、傾向的にはちょっと硬い感じがするようですが、音質にさほど違いはなく、空間、奥行が広がり、オーディオ的な能力は正常進化しました。
さて接続ですが、USBリベラメンテはPCとUSB-101との間に接続しました。比較は某オーディオメーカーの入門モデル。
まずはリファレンス化している川江美奈子の『letters』から。
今までアナログ、デジタル、クロック、スピーカーとリベラメンテシリーズを聴いてきたので、安心した心持ちで聴きましたが、やはり期待は裏切らず、心地よい音色を奏でてくれます。PCの変更により、オーディオ的な性能が向上したので、どこかが偏るかと思いきや、向上した部分は向上したままで、さらにリベラメンテシリーズ共通の、音楽を深く、濃く、全体のバランスを崩さずに(←ここの部分が特に毎度ながら凄いです)聴かせてくれます。ピアノとボーカルのシンプルな曲で、正直大きな変化(激変)は無かったのですが、ボーカルの実在感が増したことに気付き、これはいける!と、確信を持ちました。やっぱりいいなぁ、と最後まで聴いて、しばらく余韻に浸った後、試聴会続行です。
ジャズボーカルもので、ニコレッタ・セーケの『A SONG FOR YOU』から。
このCDはボーカルが自然体に入っている、というのでしょうか、とても落ち着いていますが、ここぞという時にはガツンと来て、ダイナミックレンジも広く、いわゆる高音質なCDだと思っています。しかし今までは「ただ自然体」で、音は良いのですが、何となく硬い、無機質な印象がありました。が、今回それが「実在感のある自然体」に変わりました。存在感はあるのに良い意味で力が入っていない。まだまだ上はあるのでしょうが、ウチのシステムでこの音は出たことは無く、新しい発見でした。
ピアノものとしては川崎祥子の『そらうみだいちときどきピアノ』から。
ゲイン低めで輪郭も甘目なのですが、気持ち良い響きがたくさん入っており、雰囲気もたくさん出ています。良いシステムであればあるほど、良く鳴るのではないでしょうか。実際に生で聴いたこともありますが、リベラメンテのシステムで聴くと、濃い雰囲気も再生され、その時の情景(視覚的なもの、音、雰囲気)が頭の中に浮かんできます。こちらも何というか、(高度なレベルにおいて)あるがままという感じです。
舘野泉『シベリウス:ピアノ小品集』は、今までピアノの音以外のものはあまり聴こえませんでした。しかし今回のPC強化+USBリベラメンテの効果により、空間の響きがやや多めに入っている(録音のマイクが遠い?)ことに気が付き、より生々しく聴くことが出来るようになりました。静かなのに時には力強く熱く噴き出し、全く留まることなく流れる淀みの無い素晴らしい演奏です。そこに音(演奏)だけでなく、場の空気感、雰囲気も表現してくれることに感激しました。久しぶりに聴いたのですが、普段聴きの再生リストの一部に加わったのはいうまでもありません。
以上はUSBリベラメンテを使用した感想ですが、比較対象である某メーカーのケーブルに変えると、当然USB以外はリベラメンテということもあり、十分過ぎる程聴けますが、やはり何かが違います。バランスが崩れた感じになります。
また上記のCDは比較的シンプルな演奏のものばかりでしたが、色々な楽器、音が出てくる音源に関しても、当然のことながら混濁することなく、それぞれ主張してくれます。シンプルな構成のものを聴くのももちろん良いですが、複数の音の重なり、響きも聴いていて快感を覚えます。
他にもこの曲、こんな演奏、録音していたかなぁ、と考えさせられるCDが多く、日々新たな発見をさせて頂き、ありがたい限りです。まだまだ聴いていない音源がたくさんあるので、それを発掘するのも楽しみです。
今回も素晴らしい製品(作品)をありがとうございました。
PS:
今回はUSBリベラメンテが出るということで、PCを新調しましたが、やった甲斐がありました。新しい世界が見えました。ハードが向上しても、そっぽを向いたり、引き返したりせず、その向上に見合った相乗効果をしっかりと出してくれました。他の方もやられているようですが、USBなので色々といじりがいがありそうです。また今回自作でPCを作成しましたが、内部配線関係もリベラメンテ化したらどうなるんだろうという考えが浮かびました。作成可能か、需要があるのか、そもそも意味があるのか、と課題は山積みですが、リクエストだけはしておきます。ご検討下さいませ。
新潟のS
2014.9.24
USB-201をご愛用いただいているFさんからUSBリベラメンテの試聴感想をいただきました。
USBリベラメンテは流行のハイレゾに対する提案でもあり挑戦でもあります。
USBリベラメンテが無ければハイレゾはハイレゾではない、理由はUSB接続の部分でパイプがつまっているからだ。
ここまで過激に言い切っているのに、皆さんマユツバと思われるのかまだまだ話題にはなりません。
ただの宣伝文句に終わるのかといつものように孤独でしたがやっと最先端オーディオをやっておられる(感覚的な意味)
Fさんが過激な挑戦文句を裏付けてくださいました。有難うございました。
まず、私の簡単な使用機器は下記のとおりです。
比較対象は、メインとして使用していたティアック(株)のUSBケーブル「8N-RUSB/AB 1.0」です。
PCは、自作デスクトップPCで、自分好みの音となるように色々といじくりたおしております。
接続機器は、USB-201に代わって、4Kテレビの画質を連想させる蛇口全開系の業務用機器です。
再生は、DTMソフトを使用し、CDからリッピングしたWAVファイルを192kHz32Bitにアップサンプリングして鳴らしています。さらに、共立電機産業のマイナスイオン発生器、関口機械販売の超低周波発生装置を各々2台ずつ設置しています。これらは私の環境下では、言葉では表現しずらい高域の艶めかしさを出ますので、外せません。
一聴して「USBの部分でパイプが詰まっていたのです。」の表現がよくわかりました。
一番印象的でしたのは、目の前で演奏しているかのような感が強くなったということです。
特に、時間軸に対する音圧レベルを示す形状が鋸型であり、かつその歯型が鋭利な形状である音源ほど、その印象をより強く感じます。すなわち、マスタリングの仕事の意図が感じられます。
手持ちの「8N-RUSB/AB 1.0」やAudioquest社の「Diamond USB」とは、一長一短はあれ、全体としてちょっと格が違うかなぁという印象で、今後、これらのUSBケーブルをメインとすることはないです。
10万円/m超えで販売されているUSBケーブルを視聴した経験はありませんがほとんどの方は、自宅で一度、USBリベラメンテをご視聴されれば、購入を即決されるんだろうなぁと思います。
それほど出来の良いUSBケーブルだと思いました。
率直な印象は下記のとおりです。
・一瞬、細すぎだなぁと思えるほど中高域がずいぶんと引き締まり、芯がある音になりました。
・USB201を導入したときのあの印象とはまるで違います。
・分離感、厚み、低域の量感について、特に印象はありません。
・低域がかなり下まで出るようになりました。
・高音質が謳い文句のCD(特に、ABCレコーズ、プラチナSHM、Premium Records、Fung Hang Record)の高音質音源(時間軸に対する音圧レベルを示す形状が鋸型の形状)では今まで埋もれていた繊細な音が聴き取れるようになり(中高域が引き締まったためでしょうか)、目の前で演奏している感がさらに強くなりました。より気持ち良く聴けます。ただし、宇多田ヒカルのプラチナSHMは除きます。
・特にFung Hang Recordの「Audiophile Jazz Prologue – part01」の2曲目に収録されている
「Amsterdam After Dark」(George Coleman)は、凄まじいエロい音で鳴り響き、驚いて手持ちのアイスコーヒーをこぼした程です。
・高音質音源を聴くと、いかにもマスタリングで音圧を稼いでいるCDの音源は、音圧を稼いでいればいるほど(時間軸に対する音圧レベルを示す形状が長方形型に近い形状であるほど)、生気を失って、人工的だなぁとか死んでるなぁという印象を持ちました。
・「Diamond USB」のUSBケーブルも似た印象で、すっきりして分離感はあるんだけど、比べると死んでるなぁという印象です。
・ただ、時間軸に対する音圧レベルを示す形状が綺麗な鋸型の音源であっても、Woody Herman「Giant Steps」の3曲目に収録されている「Freedam Jazz Dance」では、「8N-RUSB/AB 1.0」の方が気持ち良く聴こえ、USBリベラメンテにすればなんでもかんでもすべて良く聴こえるとは思えませんが、このような音源の手持ちの9割がたはUSBリベラメンテにすれば気持ち良く聴こえます。
・「Jam at Basie featuring Hank Jones」(通常盤)では、あまりに意識していなかったですが、ドラムのセッティングの向きなどが明確になりました。
・「究極のゆらぎ~癒しの鐘~」では、音の波がものすごいリアルで、す~~~~っと消えていきます。実にアナログ的です。
・1週間ほど使用しましたが、エージング効果はさっぱりわかりません。
最後に、個人的な要望ですが、ストレージと、PCとをUSBリベラメンテで繋ぐことが話題になっておりますがSSD本体と、マザーボードとを直接接続するためのSATAケーブルの製作を強く希望します。
うちのSPが活き活きと鳴っています。
ありがとうございました。
2014.9.24
ピアノを弾かれるSさんからUnicla、マスタークオリティーの視聴感想をいただきました。
予想通りというか、期待が大き過ぎたというのか?
音色が多彩でもの凄くマスタリングに苦労した音源でしたが音楽のジャンルが一般的でないのか?販売数が伸びません。
先日もSさんがオーディオマニアの集まりで鳴らされたのですが話題にならなかったようで残念です。
でも音楽的に馴染みが無くても値打ちを理解していただける方もおられると勇気づけられましたので、じっくり売れることを期待して第三弾も計画しようと思います。
Master Quality版、『Unicla』を聴きました。
クラリネット自体あまり聴いたことがなく(聴いたことはあってもメインというのはほぼ皆無)、なおかつ残念ながらこの元となるCDは現在絶版で、手に入らないようで、ちゃんと評価できるか自信がないなぁ、と思いつつ、聴きました。
…しかしそんな心配は杞憂でした。まず出だしの音に安心しました。リベラメンテシリーズの音、インフラノイズの音だったからです。十二分に濃い音像、美しい倍音、情報量、力強さ、それらの要素がバランス良く整っていました。矛盾していますが、とりあえずオーディオ的な観念は心配する必要がないから演奏に集中できました。
クラリネットが初めてで、なおかつメロディもラテン系というか、独特のものがあり、こんな音楽もあるのだなぁ、と思い、さらに聴き込んでいくと、素直に音楽の演奏者としてのレベルの高さ、上手さに驚かされます。クラリネットではありませんが、乏しい経験の中では(確かフルートかリコーダーか、記憶は定かではないですが)、大体それらがメインの演奏(CD)となると、その力、存在感が弱くて(逆のパターンもあり)、これだったらソロか、違う楽器の方がいいんじゃない?と思い、それからあまり良い印象は持っていなかったのですが、これは共に奏でているギターにも負けておりません。まさに相性の良いアンサンブルになり、聴きごたえのある音楽になっています。
また異国情緒溢れる雰囲気も素晴らしいですね。解説にも記載されているようにまさにヨーロッパや南米の旅(行ったことはないですが…)の疑似体験が出来ると思います。この空気感を上手くオーディオから出すには、演奏と録音が高いレベルにないと出せないでしょう。
これを聴いてクラリネットの素晴らしさが分かりました。こういう出会いがあるから、オーディオはやめられないですね。また次回のMaster Quality版も期待しています。
2014.9.17
待ちかねていたフランス在住、パリのGingerさんからの貴重なUSBリベラメンテ視聴リポートです。
パソコンとD/Dコンバーターの接続以外で二本目の効果についてご購入の際に質問があったのですが、まだ評価が固まっていない段階でしたので自信のある解答を出せませんでした。どうもご自分で確かめられたらストアラージュとパソコンの接続にも絶対必要と判断されて近々帰国、購入してくださるみたいです。飛行機代の絡むことになってしまったようで責任を感じます。お会い出来るチャンスがあれば一杯おごるくらいで済ませて頂きたい思いです。
"すごいリアル感とバランス感=あるべきものがそのままある"
インフラノイズ製品は、USB201、GPS777、CCV5、アナログ、デジタル、クロック、スピーカーのそれぞれのリベラメンテシリーズを導入しています。
導入の度に、想像を超えた変化がありました。USBリベラメンテもまたまたやってくれました。
今回の効果がUSBリベラメンテ単独の効果というより全体の相乗効果といったほうが適切かも知れませんが、一言で言うなら、リアル感がついにここまで来たという感じです。
私のPCオーディオシステムではUSBケーブルをHDDからPC、PCからUSB201の2本使用します。
今まではインフラノイズ製のものではなく、2本とも米国の評判の良い大手メーカーの銀線もので、自分としてもノンカラーレーションで気に入っていました。
今回、購入したUSBリベラメンテは1本だったので、まずはPCからUSB201間に使用しました。
「・・・・(言葉を失う)」
一聴して分かる変化。確かにオーディオ的な改善というか変化も感じます。
レンジが広くなり、SN比が云々ということですが、それよりも何よりもリアル感がすごいレベルになりました。
「あるべきことが起きている」、そんな感じが個人的にはしっくりします。
あるべき音があり、あるべきリズムがあり、あるべき強弱があるといった感じで、すごいバランス感です。
ミクロの視点からは、今まで楽器の素材感などの音色に気が惹かれることが多かったのですが、今回はそれに加えて人の存在をより感じる
例えば、息を吹き入れて管楽器を響かせている奏者、ギターを爪弾く人、ドラムをスティックなのかブラシなのか何でどのように叩いているかといったことがより感じられます。
また、オーディオ的には、低音が引き締まり、高音が柔らかくなった感じがして、これがバランス感に利いています。
楽器や声の異なった音色があるべき異なったものとして分離して再現され、混ざり合った音楽として豊かなアンサンブルになるので、聴いていて楽しく、非常に心地よくなります。
これぞ音楽の醍醐味、至福のひと時です。
ジャンルを問わず、何を聞いても、あるべきものがそこにあります。
数値では表せない、感性の領域です。
十分満足したので、HDDからPCのほうにUSBリベラメンテを使うことは必要ないだろうと思いましたが、試しに接続してみました。
「・・・・・・」
何と、こっちのほうが変化が大きいように感じるではないですか。
いわゆる上流がよくなったということなのだと思いますが、どこで使っても威力を出してくれうリベラメンテの特徴がここでも発揮されました。
私の表現力の問題もありますが、言葉では到底表現出来ないこの感覚は実際に経験するのが一番です。
毎度ながら、リベラメンテシリーズは音源およびシステムの価値を確実に高めてくれる音楽ケーブルだと感じさせてくれました。
いつもお世話になっている秋葉社長とマスターに感謝!
パリのGinger
2014.8.28
8月21日にUSBリベラメンテの試聴感想を頂いたばかりのTさんから追加を頂けたのでご紹介します。
先日ブログに書いた音楽の美しさ、楽しさですがオーディオでは特に再現の難しい要素です。
従来の音楽性とかの言葉でなくその要素の共通体験者がお互いに理解できる言葉?として取り合えずあれと表現しました。
アマチュアの演奏で、生では存在するのに録音再生したとたんにどこかへ消えてしまう音楽の美しさがあれです。
TさんはUSBリベラメンテの持つあれの再現能力に気づいて感激してくださったのですね。
Youtubeが聴けるようになったと喜ばれたのがなによりうれしいです。眼前に展開する迫力と分解能が売り物のスーパーオーディオ
装置はたくさん有りますがあれが全く無いのが殆どです。スーパーとは別の要素なんですね。
でもスーパーでないYoutubeの素人録音にあれを見つけ出されたTさんは素晴らしいです。
Tさんは自分が変人と思われるかとご心配のようです。オーディオマニアの中でお仲間を見つけるのは難しいかもしれませんが
オーディオマニアでない音楽愛好家の中にはたくさんおられますのでご心配はいりません。
実は奇人と人様から思われていないかといつもビクビクしている私もTさんにはとても勇気付けられました。宇野功芳さん指揮のアマチュア女性合唱の魔笛ですが自宅で無編集マスター再生で奇跡のように現れたあれは取り合えずCDR化したら消えてしまいました。まだ諦めてはいませんが音楽の女神は簡単にはあれの再現を許してはくださらないようです。再生装置の性能もあれの出現には関係しますのでもう少し努力してみます。
お世話になっております。
時間も経過し安定したようですのでその後の感想を送らせていただきます。
おまけ程度にしか過ぎなかった当方のPC再生がCD再生と肩を並べるほどになり、音の出方は異なるものの優劣は付け難く、不満を感じる事は全く無くなりました。導入の効果はこれまでのリベラメンテシリーズと同様ですが、それを更に推し進めたような感があります。当方の貧相なPC周りを考えると、ラジオ代わりにしていたPC再生がケーブル1本でこれだけ改善された事は驚異的で、PC本体や再生ソフトなどを吟味すればPCでの再生が勝るであろうと確信できるほどの改善がありました。
あくまでの当方の機材での傾向ですが、PCでの再生は50Hz以下の低域の部分や音全体の分離と重なり具合などはCDよりも数段良い印象ですが、厚み的な部分はやや後退します。スタジオ録音の音源はCDプレイヤー、ライブ録音の音源はPC再生が好ましい傾向があるようですので、再生の幅が拡がりたいへん嬉しく思っております。
もう少し詳しく申し上げたい事はあるのですが、今回は特に印象的な事がありましたので、そちらの感想を中心にという事で割愛させていただきます。
今回特に印象的、というよりも衝撃的だったのは、YouTubeの番組を再生した場合です。
YouTubeでの再生では、スタジオ録音のCDなど加工された音源についてはCD盤やiTunes での再生には到底及びませんが、観客が撮影したと思われるビデオ映像などを再生した場合は全く違いました。
これまでもリベラメンテシリーズを入れる度に驚き喜んできましたが、これは正に驚天動地と言って良いほどで、「なんぞ、これ!」という感じであっけにとられました。
適切な説明が思い浮かばないので察していただくしかないのですが、これまでのリベラメンテシリーズの効果をテレビと映画フィルムの差、あるいはこれまでのテレビと4Kテレビの差に例えれば、この再生は3Dゴーグルを付けて疑似現実の中に入ったような感覚と言えば分かっていただけるでしょうか。誤解の無いよう申し添えますと、ソースの音質は劣悪でして、オーディオ的な意味での解像度などの改善があったというような事ではありません。
会場の雑音なども含めて録音し加工していない音源、例えば演奏家がテレビスタジオで生演奏した放送をビデオ録画したものとか、観客がハンディカムのようなもので録画したものなどでの再生時に限った事なのですが、全く別物の演奏が展開します。無論、音質は極めて悪いのですが、再生時の場の雰囲気というか、会場の生々しさやその場に立ち合っている感じが全くこれまでと違い、聴いている側の没入感が全く違います。
CD再生でどんどん音質が向上して臨場感が増してくるというのとは全然違う方向でのリアリティなのですが、、演奏場所に紛れ込んだような現実感を感じられ、音楽を聴いているというよりも会場に居るという感覚の方が強いという感じなのです。念のために申し上げておきますと、音だけを聴いての事ですので、映像を見る事による影響ではありません。
何故かは判りませんが、音質が悪くても私自身にとっては琴線に触れてピッタリと来るところがあるようです。
蓼食う虫も好き好きという事なのでしょうが、どちらか一つを選べと言われたら迷わずこちらを選択します。
自分でも意識していなかったのですが、「これ、これ、これ!、僕が本当に聴きたかったのは。」という事なのです。
このケーブルを購入して良かったと心底思いました。
妙な野郎だと思われるかもしれませんが、それでも私がこのように感じたことは事実ですので、それほど喜んだ奴が居たという事だけでも知っていただければ幸甚です。
最後に、このケーブルは、インフラノイズ社のノウハウの結晶であり、これまでのリベラメンテシリーズの集大成にとどまらず新境地を開いた傑作と言い切って良いと思っております。
2014.8.25
Mさんからも早速USBリベラメンテの試聴感想を頂きました。
他社のオーディオ用USBケーブルはいろいろな音質のものは有りますが、いざジャンルを選ばぬ音楽再生を考えると
これだというのは無かったように思います。旧インフラノイズUSBケーブルはそれらの中でも音楽再生ということに
しぼると特異な存在だった思います。しかし音楽再生でなくいわゆるオーディオ的な音の再生にしぼると旧インフラノイズ
USBケーブルより高性能なUSBケーブルが存在していたのは否めません。
今回のUSBリベラメンテはそうでは有りません。
音だけの勝負でも敵なしです。とくにDSDやスーパーオーディオでの再生では必需品です。
USBリベラメンテ使用の44.1-48KHzの再生音はUSBリベラメンテ不使用のDSD,スーパーオーディオの再生音より
優れます。
DSD,スーパーオーディオ再生にはUSBリベラメンテがどうしても必要な理由です!
Mさん有難うございました。
早速のお手配ありがとうございました。
旧インフラノイズUSBケーブルとは3年来の付き合いなので、リベラメンテUSBケーブルもその発展系と考えていましたが、違いました。
SPから出てきた音の印象をひとことで言えば、『鮮烈!』、『目が覚めるよう!』、といったところでしょうか。
それでいて、旧インフラノイズUSBケーブルが持っている温もりや包容力は損なわれていません。
こんな感じで、次は『鮮烈!』なDAC-1の後継機が出ないものかと期待してしまいます。
2014.8.23
2014.8.21
インフラノイズ製品をいつも大事にしてくださるTさんからUSBリベラメンテの感想が届いた。
確か出荷したのはおとといである。こんなに早く連絡くださるとは、とてもとても嬉しい。
喜んでいただけたのが目に見えるようである。利害関係の無い愛用者さまの声が本当のところなによりも
有りがたい。雑誌の広告や記事、ネットの内容とは比べ物にならないくらい大きな力があると感じている。
Tさん本当に有難うございました。まだまだ頑張って音楽のために生きます。
商品を受領いたしました。
早々のご手配ありがとうございました。
リベラメンテシリーズと言う事なのでこれまでと同様の効果はあるだろうという事は当然の折り込み済みで聴きましたが、全くもって予想以上でした。これまでの導入の度に感じた、「これ、これ、僕が欲しかったのはこれだよね」と言う驚きや嬉しさ、感激が甦り、秋葉社長の自信作というのも一聴して納得できました。
CDとは音の出方が少し違う部分もあるものの効果はこれまでのリベラメンテと同様ですので改めて書く必要も無いと思いますが、改善効果はシリーズの中でもかなり高いと言う印象を受けました。
当方のPC再生環境が貧弱という事もあって効果がより大きく感じられたのかもしれませんが、リベラメンテデジタルケーブルの改善効果も著しかったと記憶していますので、従来のデジタル伝送系には問題が多く残っていたという事があるのかもしれません。
エージングに時間がかかるとの事でこれからも楽しみですが、数時間経過した段階では接続直後に比べて滑らかさや、しなやかさ、低域の深みなどが出てきたように感じられます。
当方はソフトウェア満載の日常使いの古いPCにiTunesを入れただけという横着な状態でケーブルも添付品を使用していました。元々の動機がYouTubeなどの音を出したいと言う程度で音楽再生用としては見ていませんでしたし、相当の手間や費用をかければ別かもしれませんが一般的には内部ノイズの多いPC再生がCDよりも優位性があるとは思えないという先入観もあったためです。
当然ながら音は平たい、薄い、ささくれる等々でCD再生と比べてどうのこうのと言うようなものではありませんので、PC再生はラジオ代わり程度に過ぎませんでした。
このような貧相な装置でも、USL-2.6USB を繋いだ途端に、伸びやかな音でCDを聴いている時と同じように音楽に耳を傾ける事ができるようになりました。
以前とは全く別物になり、これだけの音が出て来ると、PC環境をきちんと整えるとCD再生を越えるかもしれないと思えるような変化でした。
ケーブル1本でこれほど変わるとは本当に不思議です。
PC再生は利便性ではCDより勝りますので、CD、PCのいずれで聴いても違和感なく音楽を楽しんで聴けるようになり嬉しく思っております。
この度も大変お世話になり有り難うございました。
2014.1.6
2013.8.27のブログ欄でスピーカーリベラメンテ試作品の感想をいただいたSさんのバイワイアリング接続の詳しいご報告です。
大変遅くなってしまいましたが、SPリベラメンテ、バイワイヤリングの報告が出来ましたので、お送ります。
プロトタイプをお返しし、元のSPケーブルに戻し、寂しいオーディオ生活が始まるなぁ、と予想しつつ繋ぎかえると、やはり全く物足りない音。(良い音なのですよ、SPリベラメンテと比べなければ…)
オーディオを嗜む者として、良い音を聴いてしまうと、その音が耳から離れず、不満が残ってしまう、という話は何度か聞いたことがあるのですが、自身がその体験をするとは…。好きな音楽が好きな音で聴けない。…これがなんと辛いことか。
予想はしていたので、逆に良い機会と捉え、セッティグをいじることにしました。純粋にオーディオを楽しむ人にとっては邪道といえるテレビを設置するためにラックを追加購入したのです。(音楽を聴く場合は、テレビはオーディオ的には置きたくないのですが…。ビジュアル系も外せないのです…。)元々プロトタイプを繋いでいた時もテレビは有りの状態(スピーカー間にセンター配置)で、スチールの引き出し台の上に適当にセッティングしていたのです。
さてテレビ台をスチールの引き出し台から、某オーディオメーカー製ラックに切り替え、その中にアンプ等入れて、見た目はスッキリしました。これで準備完了。
そして待ちに待ったSPリベラメンテの製品版が届きました。接続はプロトタイプと同様、付属のジャンパー線にたすき掛けのシングル接続。さっそく試聴。
…あれ、こんな音だったっけ?考えていた音が出ない。
それから試行錯誤が始まりました。SP、各ハードの位置調整。ジャンパー線を高域、低域接続に変更したり。ラックを撤去して、元のスチールの引き出し台を出して、元のセッティングに戻したり…。変化はあるのですが、プロトタイプの時の音にはなりません。
さらに色々と聴いている内にジャンパー線が気になり始めました。以前のSPケーブルの時にも感じていた、透き通って綺麗なんだけれども、平面的で何だか物足りない音。また幾度ものセッティングいじりで消耗したのか、時々音出しをしていると、ケーブルが外れることも出てきました。…ひょっとして悪さをしているのはこのジャンパー線か?
他のジャンパー線に変えるという考えも少し浮かびましたが、中途半端にジャンパー線を変えるくらいなら、もう一組SPリベラメンテを加えればいいじゃないか。究極のジャンパー線、もといバイワイヤリングですね。
しかし何より資金がなぁ…と思いましたが、これを導入すればSPケーブルはあがりだし、いずれはバイワイヤリングを考えていたし…。何より良い兆候は見えていましたが、まだプロト時の音になっておらず、現状の打破、いやそれ以上の効果を狙って導入を決定しました。
そしてSPリベラメンテ導入から約一か月で2本目のSPリベラメンテを導入。しばらくは忙しく、とりあえず接続し音は出していましたが、あまり聴く時間なし。接続しても大きな変化はなく、内心どうしたものかと思っていましたが…。
バイワイヤリングを導入して10日程。ついに来ました。あのプロトタイプと同じ、空気感、エネルギー感、定位、音のきめ細かさ、倍音の響きの良さ、何よりもそれら音楽を形成している要素の高度で絶妙なバランス感…!
なんてことはない、今まで思った通りに行かなかった原因は、単純に「エージング不足」だった…!?
もしかしたら他にも原因(部屋、機器、気付いていないセッティング、聴く側の人間の問題とか)があるのかもしれませんが、これが私の結論でした。
しかしここまで来たら原因はどうでも良いのです。文字通り音楽が楽しく聴ければ。
何はともあれすぐに試聴会が始まりました(笑)
プロトタイプの時と同様、川江美奈子『letters』から聴きます。全編ピアノとボーカルのみのシンプルな編成。元よりこのCDというか、川江さんの録音は全般的にボーカルに張り、艶があり、ピアノといった楽器が奥まっている中で、ボーカルが少し前に出てきて、そのバランスが上手く創られています。だからあまり声のみが前に出過ぎたり、艶があり過ぎたりしても、なんだかバランスが崩れたように聴こえるのです。セッティングに試行錯誤していた時が、この状態でした。艶があり過ぎて逆にパサパサする。ボーカルと演奏が同じ。平面的。ボーカルのみが聴こえる。これが本領発揮したSPリベラメンテになると、程よいボーカルの潤い、定位もはっきりし過ぎず、そうかと言って揺らぐことはない。自然体なのだけれども、強調するべき所ははっきりと主張してくれるという、ある意味相反することを高度な次元で処理してくれます。好きなアーティストのアルバム、好きな録音なのですから、良い方に捉えるのが当たり前なのでしょうが、聴いていて普通に、音楽って本当に良いなと思わせてくれます。
同じくプロトタイプの時にも聴きました幸田弘子「故郷~日本の歌~」ですが、これはライブ録音です。相も変わらずライブものは普通の録音以上に、雰囲気、空間を良く現してくれます。またこのアルバムは全体的にボリュームが低めで、ボーカルも遠く浮いている感じがします。良く言えばホールにしっかりと響いているという証拠で、ライブものとしてはエネルギー感があり好録音なのですが、欠点を挙げれば、それでも力強さというか、肉付き感が欲しい。だからと言ってエネルギー感を出そうと、単純にボリュームを上げれば、そう簡単に解決する問題でも無いです。力感の無いバランスが崩れたものを増幅しても、多少の向上はあるものの、やっぱりエネルギー感は感じにくいのですね。本当に音量が上がるのみ。しかしリベラメンテだと空気感、実在感が出るため、ボリュームアップと共にライブ感も増え、音楽の響きが強く感じられます。
上記のアルバムで効果があったことと関連しますが、今回一番収穫があったのが、ソロピアノものです。
今までの私のシステムではソロピアノのアルバムにおいて、今一つ密度が薄い、空間が感じられない等の不満がありました。しかし、プロトタイプの時から感じていましたが、SPリベラメンテを試してからは、これはいける(聴ける)!と感じていました。
河村尚子「夜想~ショパンの世界」、「ショパンビアノ・ソナタ第3番 & シューマンフモレスケ」は色々な雑誌にも取り上げられていて、興味本位で購入していて、録音が良く、キレイで静かな演奏だと思っていました。が、これもリベラメンテ接続後は、響きの良さ(音が空気にくるまれている…、と言えばいいのでしょうか)、ピアニッシモからフォルティッシモという最弱から最強の音の移り変わりの素晴らしさ(ダイナミズム)、が聴き取れるようになりました。
当然まだまだ聴いたアルバムはたくさんあるのですが、ピアノものがより楽しく聴けるようになったので、ちょっとしたライトクラシックファンになりました。
肝心のバイワイヤリングの効果はどうなんだ、ということですが、上記は全てSPリベラメンテのバイワイヤリング状態での感想です。シングルでも上記の同方向の効果はもちろんあるのですが、バイワイヤリングだと前述の良い部分が全てにおいてさらに増幅、強化されます。最後の詰めの部分が満たされます。SPリベラメンテの表現が気に入っているのであれば、間違いはないと思います。ジャンパー線の個性(私の場合、硬い、平面的)も消え去るので、個人的には悪いことなんかあるわけがないと思います(笑)
ちなみに前回の感想で、青色の被覆ではなく、SPに合わせて黒が良いなどと言いましたが、前言撤回です。今ではSPの背後やDAC等から伸びている青色タイツが愛おしくなりました(笑)
2013.11.27
フランス在住のユーザー、パリのGingerさんからのスピーカーリベラメンテ使用リポートです。
先週、パリ出張の友人からSPリベラメンテ無事受け取りました。
週末までまとまった時間が取れなかったので、この週末はHDDに保存しているあらゆるジェンルの音楽のつまみ喰い状態でした。
またまた期待以上の変化で言葉がありません。
ベールが剥がれたレベルではなく、殻が破れたという感じです。
今まで内にこもっていた音たちが殻を破りエネルギッシュな音として開放され迸るといった感じでしょうか(誇張されるという意味ではありません)。
私のシステムではレンジが広がったように感じましたが、高音はきつくなるわけでなく、低音もぼやけるわけでもありません。結果として、音楽・演奏のバランスがさらにレベルアップし、絶妙な状態になりました(ちなみに、スピーカーはフルレンジ7cmを用いた直形9cmの筒型システムです)。
USB-201, GPS-777、クロック、デジタル、アナログのリベラメンテを使っているので、ボーカル・楽器のそれぞれの素材感は既に十分によい状態になっていて、それがSPリベラメンテで、その質を保ちつつ、はじけて飛び出たということだと思います。
いままでは、自分の前にリアルな世界が広がっているという感覚でしたが、今回は、聴いている自分が消え、リアルな世界にスーと入り込み、演奏の現場にワープしたような感覚で、これは初めての体験です。
カーペンターズはちょっとしたラジカセでも心地よく聞こえます。これはカレンの歌唱力やあの独特の響き、録音の良さなどがそうさせているのだと思いますが、そのカレンの存在感がいままでの比ではありません。"Close to you"では思わず目に涙がこみあげて来ました。「もう本当、○○○がすごい。」○○○はスペースの関係で書ききれません。
CDのフォーマットが出来て30数年、このテクノロジーの変化の早い時代に1970年代後半に出来た規格が残っているだけでもすごいことですが、リベラメンテで初めてCDの音が聴けたように思います。
大したレベルではないですが、趣味として楽器も演奏します。現システムで聴く音楽は演奏する立場でも勉強になるものを聴かせてくれるようになりました。
最後に、秋葉社長には、私のスピーカーシステムにあうようにプラグまで加工していただきました。マスターには秋葉社長との間に入ってもらいいつもと同様サポートしてもらいました。
本当にありがとうございました。
2013.9.30
大阪のOさんです。
実は学生時代の教え子の息子さんです。(私を先生と呼ばれるたった一人の方なんでこの表現はどうかと思うが?他に言葉が浮かばないので、すみません。) 音楽をお教えしたわけではありませんが。ひょっとしてオーディオの話はしたかもしれませんね。
大阪のO様のスピーカーリベラメンテの感想です。
2013.9.29
『スピーカーリベラメンテの感想を書くためにスピーカーケーブルのみ交換しました。
自分が使っていたのは1000円/mぐらいのプロ用のスピーカーケーブルです。
結論から書きますと、ここまでスピーカーケーブルだけで音が変わってくるのか!というぐらいはっきりとよくなりました。
第一に音像です。
クラッシックだけでなくJーPOPの楽器の音までも音像がはっきりとしました。
楽器の音が今まで聴こえていなかった場所から音が聴こえてきます。
私の場合は左右にとても広がり、とても空間が広がった印象です。
第二に解像度の向上です。
ギターやシンバルの音が心地よく響いてきます。
ボーカルはそこで歌っている感じが出てきて、嬉しくなってしまいました。
女性ボーカルは声に艶が出てきました。
ロックに関しては、今までオーディオをやってきた中で一番難しいジャンルなのだろうかと思っていたぐらい聴きづらかったのが、声と楽器がしっかりと分離して、しかも恰好良いです。
オーディオで諦めていた分野が聴けるのは驚きでした。
私が感じたことを二点書きましたが、今回、スピーカーリベラメンテに交換して悪くなったことは皆無かもしれません。
今回もとても満足しています。
いつもとても良い製品を開発してくださり感謝しています。
私は悪いと思った物は一切使いませんので、本心です。
ありがとうございました。』
2013.9.18
7月初めにジミージャズのマスターと一緒に始めて社外での試作品スピーカーリベラメンテの試聴をお願いした
M様から製品版のスピーカーリベラメンテの使用感想をいただけました。
秋葉社長様
素晴らしいスピーカーケーブル、しかもブリッジ接続用の特殊ケーブルまで制作していただきありがとうございました。プロトタイプの試聴が7月初め、それから商品として完成するのに2ヶ月を要したわけですね。
我々のように、既にケーブルを全てリベラメンテに統一しているところに、更にスピーカーケーブルをリベラメンテに揃えて、尚且つ目覚ましい改善効果を発揮させるには大変なブラッシュアップが必要だったと思います。しかし、同じものを重ねて使うと効き過ぎて問題が出てくるような高価なケーブルが散見される中で、揃えるほど改善効果が大きくなるというのは、そのコンセプトや素性の良さを証明しているようですね。
さて、他のすべてをリベラメンテに揃えたうえで、スーカーケーブルをリベラメンテに交換した最初の印象は、音が一段と明るくなったというものです。これは、SN比が良くなり、個々の音が抜けよく明瞭になってきたからだと思います。皆さんの感想にあるように、あるレベルまで到達したということでしょうか。ケーブルによる音程の微妙なズレや附帯音が各経路で大幅に削減されたということかもしれません。ノイズレベルが低下したのと引き換えに空気感が驚くほどはっきりと出てきました。高域の固さと低域の少なさ、不明瞭さが10年来一貫した私の課題でした。高域についてはアバロンダイアモンドにスピーカーを変えても大きくは改善しませんでした。最新のデジタルイコライザーで調整しても依然、ソプラノのきつさ、バイオリンの金属音は残りました。低音については、A級のモノラルアンプをブリッジ接続しても捗々しくありませんでした。それがリベラメンテの揃い踏みで大きく改善されました。阻害要因はケーブルにあったのかもしれません。10年前に購入したCD「ヒラリーハーンのバッハ・シャコンヌ」からやっと奏者の情感が感じられるようになりました。同じ奏者の「バッハバイオリン協奏曲集」では基調となる低音が音程も明確に広がり、包まれるような気持良さを感じることができました。
ある販売店の社長がケーブルは3万円までが改善効果、5万円、10万円のケーブルは改善というよりは個性が出てくるので好みの問題とおっしゃっていました。しかし、リベラメンテは通常の改善効果のレベルを大きく超えているような気がします。こうなれば、残された最後のケーブル、電源ケーブルも是非お願いいたします。
2013.9.18
Sさんからこのうえもないコメントがいただけました。
オーディオメーカーとしてはだんだん先細りになっていくオーディオマーケットに対してどうすることも出来ない不安感に苛まれている毎日です。でも音楽を愛する方の数は減ることはないとの確信から頑張っています。どうぞよろしくお願いします。
インフラノイズの新製品に思う 2013年9月16日
新製品のスピーカケーブルがまたやってくれた。
本当に素晴らしい。インフラノイズのヒット作「リベラメンテ」、このSPケーブルをもってラインナップ完成か?今後出す可能性があるなら電源ケーブルだが、現時点で開発の予定は聞こえていない。評価は上々だ。買った人は必ずリピート、発売予告だけで予約が埋まる。雑誌等の評価を待たず、ユーザー自身が評価して売れていく。
オシャレな画像で広告を打つこともないインフラノイズ製品。もっとも、ファンでも見かけを褒める人はいない。音質に関しては、普段は発言しない人たちまで、言葉を尽くして褒めちぎる。みんな、表現は違っても同じ現象を言い表そうとしている。同じ製品について語るのだから、当然同じ音質傾向について語ることになる。しかし、他の機器やアクセサリーと組み合わせて使う製品では、出てくる結果がよほど明らかでないかぎり、同じ印象を受けることは少ない。だから、クセが強い製品が受け入れられたりもする。その点、インフラノイズ製品の評価は興味深い。一様にクセの無さを上げる人が多いのだ。「自然」「リアル」「普通」など、クセがあっては決して得られない特質が評価されている。シリーズのリピーターが多いということは、効果を重ねてもクセが強調されないという証拠。むしろ、自然さ、リアルさ、普通さが深化し、音楽的な良さだけが極まっていく・・・・
インフラノイズ製品の秘密は、機器やケーブルの物性を音楽的に無害化するところだろう。
今これを意識的に行う技術を持ったオーディオメーカーが他にあるだろうか?すべてのメーカーがそうあって欲しいが、状況は望むべくもない。この技術をオーディオ機器そのものに生かした製品を聴きたい。できれば、インフラノイズ社自身か日本のメーカーで実現したいが、海外メーカーでもいい。例えば、わたしが使っているような中国製トランスポートやパワーアンプをOEM発注する。それをインフラ社でチューニングして販売するとか。
2013.7.8
スピーカーリベラメンテの発売前に社外でテスト行う必要がありましたのでハイエンドの装置で
主にクラシックをお聴きになるMさんに試聴をお願いしました。100WのAクラスモノーラルパワーアンプを
BTLというあまり見られない接続で使用されています。BTLアンプ2台を接続するケーブルは現状のままとして
とりあえず2.6mの試作品を左右でお使いいただきました。パワーアンプの大きさがかなりありますので
試作品の末端接続部の長さが足らないのでありあわせのケーブルをプラス、マイナスに各15cmほどよりあわせて
継ぎ足しの接続でした。発売前の試作品試聴ですがここにご紹介します。
2013.7.3
秋葉社長様
素晴らしいスピーカーケーブルを試聴させていただきありがとうございます。
取り急ぎ印象を送らせていただきます。
最初に、おことわりですが、当方はモノラルパワーアンプをブリッジ接続で、
使用しているため、標準のスピーカーケーブルでは接続が難しく、アンプ側
で安価なケーブル30cm程を継ぎ足しました。そのため、本来のリベラメンテ
の実力の半分程度しか発揮出来ていないかもしれません。
結論から申し上げますと、変化の方向は期待通り、その度合いは予想を遥か
に超えました。スピーカーケーブルの影響力はインターコネクトケーブルの
数倍と言えるのかもしれません。
先ず第一印象ですが、音を出した瞬間に音場がスピーカーの外側まで広がり、
奥行きも深くなった気がしました。奥行きと言っても、奥に深くなったのではなく
手前の方向に広がったために、音に包まれるような気持良さを感じました。音場が
広がったのですが、茫漠と広くなったのではなく、はっきりと一定の範囲内に
密度濃く展開する印象です。
更に聞いていると、音像はピントが合って、はっきりした力強い音になりました。
ハイビジョンのようにエッジがくっきりしたものではなく、照明の的確な映画映像
のような実体感の強いものと例えたいです。レンズの絞りを絞ったようにピントの
深度が深くなりました。したがって背景の音を、ぼかしたり、色を薄くすることで
遠近感を出すというよりは、物理的に後方に像を結ぶことによって位置を示している
ようです。
リベラメンテ特有の美しい響きも、更に明瞭になりました。それもリズムを曖昧に
してしまうような人工的な長いものではなく、本来の録音されたものが、自然に
ほんのり薄化粧をして美しく出て来たようです。
低音も力強く、音程が明瞭になりました。或る曲の冒頭のバスドラムの一発に驚いて
飛び上がったところを秋葉社長がご覧になって会心の笑みを浮かべていました。
これだからジャズは素っ頓狂で好みに合わない。
バイオリンは音色が冴えて滑らかになりました。今までの粗い粒子感が解消されました。
これがアヴァロンのダイアモンド本来の音かもしれません。
私はオーケストラを気持ちよく聞くために、数年来マークレビンソン32Lや昔憧れた
ソニーエスプリシリーズのTA-NR1を揃えてきました。オーケストラが最初からブレンド
された音で出てくるのではなく、独立した楽器の音が目の前でハーモニーを奏でて欲しい
のです。油絵具は混ぜ合せると、どうしても色が濁り暗くなるそうです。それに対して、
スーラの点描は目の錯覚で明るく濁りの無い混合色ができるとのこと。
リベラメンテケーブルは私にとって、点描用の筆のようなものなんでしょう。これがあれば、
装置はもっと簡単なものでよかったのかもしれません。
それでも、リベラメンテケーブル一式と、クロックジェネレーターGPS-777は必須でしょうね。
これが継ぎ足しのないリベラメンテスピーカーケーブルで、エージングが進めばどうなるのか。
楽しみに待ちながら、好きなCDを磨くのに余念のない日々です。
2013.6.25
大変おおがかりな装置をお使いのK様から貴重なご意見を伺いました。GPS-777および関連製品、リベラメンテシリーズを次々お求めいただき感想もすぐにくださいました。こちらからウエッブサイト掲載の許可を無理やりお願いしお許しいただけました。その一部をご紹介します。
平成25年6月19日
お世話になります。
GPS-777及びケーブル他を使用した感想を述べさせていただきます。
まず・・・報告したいのは・・・
私の周辺のすべての人々が「音が良くなったね!・・・本物を聴いて居る見たい!・・・」
今まで興味をあまり示さなかった人々までが「CDコンサートを開いてほしい」、「音を聞かせて欲しい」
などの申し出が有りました。
オーディオの世界では、日頃「好ましい音追及」に皆さん努力して居る事と思います。
しかし、忘れてはならないは・・・入口から出口までオ―バーオールで全ての影響を受け其の決果を最終的に空気の圧力波として耳で捕える・・・これが現状で有るつまり「音の良し悪し」は本来、入力のプログラムの「良し悪し」で決まるもの・・・何処かに少しでも不具合が有る場合、その程度により必ず人の耳はその変化を鋭く捕えるものです。周波数の変化及び位相の変化、レベルの変化、歪み他、みな其の変化を生理的に鋭く捕える事が出来るとされる。
人にはみな「好ましい音」を持つ、しかしこの「好ましい音」は、たまたま組み合された機器により変形された音を「好ましい音」として耳にする場合が少なく無い、「このアンプはジャズ向き、はたまたクラシック向き」この様な変化は何処かに大なり小なり問題を抱えて居る事になる、良い機器はどのようなジャンルにも向く物、だから変化の大きい機器ほど「良い機器」とは言えないのでは無かろうか?(例え、好ましい音を出していても)
少しでも「良い音」を求めるなら、オーバーオールでの出来る限り音響的レベルを揃える必要がある、すでに述べたように。
少しでも問題が有る場合、良い部分が悪い所の「たたき出し」をする、人の耳は周囲と比べてその変化を敏感に聞き分けるもの。
又、反対にどんなに音響的に優れている機器が存在しても、それを上回る音響的変化(悪い意味で)をもたらす音響機器が存在すると良い部分がスポイルされていわゆる「悪い部分」が耳に感知されてしまう、アンプ、ケーブル、などなどあらゆる部分が関係する。
2013.5.21
大阪府のMさんのリポートです。この方はクラシック中心にお聴ききになられCD、LPとも確か1万枚近くお持ちです。どんな曲、どんな演奏をリクエストしてもああ有りますとお答えになりすぐに出てくる凄さ、オーディオマニアというより音楽マニア?というほうが適切な表現とも思えるがオーディオマニアとしてみても半端じゃありません。お伺いして聴かせていただきましたが国産のスピーカーユニットを使ったシステムが鳴っているとはとても思えない不思議な感じがしました。マランツのユニバーサルプレーヤーの外部クロック入力端子にGPS-777からのクロック44.1KHzをつないで聴かせていただきました。私の印象ですがCDもSACDどちらにも大きな効果が認められました。新型のマランツ製品ではどういうわけかクロック入力端子が省略されておりますのでとても残念です。他社の総合プレーヤーと比較しマランツ製品はとくにクラシックの再生では有利であったのに悔しい限りです。
GPS-777導入記 2012.2.1
昨年末にGPS-777を導入し、CD(SACD)の再生に大きな効果を実感した。主な使用機器インフラノイズABS-7777,マランツSA-7SI,アキュフェーズ-6000,自作4WAYSP他,事前にはABS-7777と大きな違いは無いものと思っていたが、そうではなかった。
聴いたCDで言うと
1.ベートーベンピアノソナタNO.32 pf:C.アラウ(32CD-807)
第1楽章
A.GPSクロックオフ:演奏のテンションがゆるく感じられ、80過ぎの老ピアニストのパフォーマンスと聞こえる。
B.GPSクロックオン:Aとは空気が一変し、背筋を伸ばした巨匠が、奏くスタインウエイがスピーカー間に現れる。
Fで伸びと透明感、深みがあり、Pで浸透力がある。楽器、ホールの響きを自在にコントロールしながら、アラウが演奏しているのがハッキリ分かる
2.サンサーンス:ワルツ形式の練習曲OP52-6 pf:Aコルトー(LHW020)
GPSクロックオン:SPレコードからの復刻でこれまではクラッチノイズ、Fでの音割れ、Pでの
音のかすれ等が耳につき演奏家はすばらしいが、サウンドは今一つと思われたが、GPS
クロックオンでは前記の欠点がほとんど気にならなくなり、実在感を持ってピアノが再現される。
結果、全盛期のコルトーのすばらしいリズム感、推進力、タッチ、音色がきわだち粋の極みの演奏が聴こえて来る。
3.アローナ:サンジュストの鐘 T:E・カルーソ (ARC-118)
カルーソ晩年(1919)のラッパ吹込みのレコードであり、サウンドは時代を思わせるもので、
頭で補正しながら聴いていたがGPSクロックオンでは、2同様にスクラッチノイズ、Fでの歪が気にならず、カルーソが前にその後に伴奏が聴こえる。またカルーソの声は晩年の中低音の豊かでなめらかな特徴がよく分かる。他のソースも含めた聴感では、
1.クリアーでありながら自然な音色.
2.力強く安定した低音
3.広く深い音場がGPS-777によってもたらされ、オーディオファイルとしても音楽・名演奏を聴きたいリスナーにとっても 文字通り福音である。現代のクロノスに拍手。
2013.5.17
九州のNさんの試聴レポートです。外部クロック端子のある機器をお使いではなくGPS-777を導入するためにCCV-5の発売までお待ちいただきました。CCV-5の製造開始直前のプロトタイプをお貸ししたところからレポートは始まっています。オーディオ製品では一般的に試作モデルより量産モデルは音質が劣化する(プリント基板化や量産部品のためやデザイン上の制約など)のが常識となっていますがインフラノイズ製品は逆に量産モデルのほうが試作以上の音質となる例とも言えます。 ご使用中のメインシステムはゴトーホーンの3WAYおよびソニーのセパレート式CDプレーヤー、CDP-R1/DAS-R1です。デジタル信号をCCV-5を経由してGPS-777のクロックを接続されます。
2012.5.17
前略、先日から大変なご配慮で試作品を送って頂き1週間テスト試聴させてもらい、ありがとうございました。説明書通り結線して試聴致しました。大変な音質の変化に脅威を感じました。よく言われるピントが鋭くなったとか透明感が出てきたとか奥が深く感じるとか。ネッ卜の中に書いてありましたが言葉では言い表せないような要素がいっぱいありそうです。要するにCDに入っている音(雑音、楽器、演奏者のかすかな動き等)がそのまま出てくる感じを受けました。新しい録音ほどきれいに再生できましたし、古い物(SP復刻,モノライブ)などはその当時の録音技術がはっきり出てきていますし一発勝負の音が鳴り響いて感動させられました。取り替え引き換えCDをかけて、どんな音が出てくるか楽しみと、驚きで興味津々でした。もう後戻りは出来ないなあと感じました。それからGPSの電波は自宅ではリスニングルームの二重窓の内側からでも立派に受信できました。それが一番心配でした。今更ながら秋葉さんの技術に感心致しました。貴重な機材を送って頂きありがとうございます。年金生活で厳しいですが発売されたら連れ合いに内緒で是非購入する予定です。以下、今日まで試聴したCDの簡単な感想を書いておきます。何かの参考になれば幸いです。
草々
1.遠山慶子ウェルナー・ヒンクのモーツアルトソナタ・・・ピアノがものすごく透明に響く、2つの楽器がホールに解け合って見事な音が出ていた。
2.フリッチャイ、ベルリンフイルの新世界・・・59年の古い録音だが真面目に録音してある。それぞれの楽器が見事に浮かび上がり時にはトランペットやホルンが飛び出してくる見事な演奏とオケの熱演が展開される。イエスキリスト教会が今でも録音に使用されるわけが理解できる。当時のグラムフォンの技術陣に感謝。
3.ギレリス、アマデウスSQの鱒・・・ギレリスのピアノが見事に響き渡る。ホールの響きとピアノと弦が見事に解け合う。
4.プラザークSQのボロディン(輸入新盤)・・・佐賀の鳥栖でラ・フオル・ジュルネ鳥栖2012がありこのカルテットが出演していたのでCD購入さっそく試聴した。録音がものすごく良くて佐賀で聴いたのとそっくりの見事な演奏が眼前に展開された。楽器のこすれる音や、周囲の雑音まで採れているのが分かる。機材が馴れたのか音の透明感が一段と出てきた。
5.カール・ズスケ(Vn)ライプチヒのベートベンのバイオリン協奏曲・・・大ホールの中での演奏、ホール内でオケが響き渡るのが見事、そしてその中にバイオリンがのびのびと鳴リ渡る。シャルルプラッテンが自信を持って発売したのが分かる。
6.ジュヤ・ワン(P)、アバドのラフマニノフ協奏曲・・・静かな中にピアノの音が静かに響き渡る。ピントのしっかりした録音でものすごくきれいな仕上がりをしていた。ライブ演奏だと後で分かる。今までこんな音では出なかった。立派
7.カペーSQのベートベンのSQ18-5(イタリアの海賊版入手)・・・針音が小さくするが演奏に引かれる。一発勝負の録音が見事に展開される。音の立ち上が今までと違いきれいである。このシリーズ6枚組一の聴き直しがしたい。
8.カザルストリオのクロィツエルと太公(ナクソス復刻版)・・・これも音の立ち上がりが立派、原盤の音に近くなったのか?演奏は文句なし。
9.フルベンの第九(54年のルチェルンのライブ)・・・ラィブの生々しさが浮かび上がる。当時の録音技術者の技量が立派だったのが分かる。 音量あげてもハム無しで聞ける。お客の雑音の中でフルベンとフィルハーモニーの熱演に感動する。古い録音でも真面目に録られている物は今でも聴き応えがある。以上まだまだ聞きたいのですがここで機材を梱包します。写真は我が家の雑物だらけのリスニングルームの一部です。片づけろといつも連れ合いから怒られています。あまりきれいにすると響きすぎます。今後ともよろしくお願い致します。これにて失礼致します
2012.10.10
前略、前回報告したCDを今回の新製品で視聴した感じをまず報告致します。内容はきわめて主観的な内容になっていますことをお許し下さい。
草々
1. 遠山慶子とウエルナ一・ヒンクのモーツアルト(CMCD1003-7)ピアノの低音が前回より響いて出るようになった。タッチが粒立ち残響音が美しい。弱音が柔らかく、優しく出てくる。奥行き感じ、ホールの横幅があって両楽器が停止したときの静かさが分かる。
2. フリチヤイ、ベルリンフイルの新世界(423384-2)前回よりフルオケの全奏の分離が混同せず出てくる。特に低音の音量が増した。音が吹き出してくる。2楽章 のオーボエとコントラバスの掛け合い、それを支える外の楽器のさざ波などが良く出てくる。録音の古さを感じさせない。当時のベルリンフイルの実力が思い知らされる。隠れた名演と思う。
3. ギレリス、アマデウスSQの鱒 ピアノが奥の中央に位置し弦楽器がお互いに分離しながら見事な演奏を展開するのが分かる。演奏に勢いがあるのが分かる。2楽章のヴァイオリンとピアノの掛け合い、それを支えるビオラ、チェロが浮かび上がる。ホ一ルの最前席に陣取った感じだ。
4. ブラジャークSQのボロデイン(輸入盤PRD/DSD250282)4つの楽器が前回よりリアルに前面に現れる。一人一人の演奏者が一生懸命演奏しているのが感じ取れる。楽器の音が見事に分離されて録音され楽器のこすれる音、周囲の雑音まで録れている。演奏者の息継ぎまで入っている。機材が馴れたのか音の透明感がいちだんと出てきた。
5. カ—ル・ズスケ(VN)ライプチッヒORのベートーベンのヴァイオリン協奏曲(KICC3604)前回よりホ一ルの広さ、奥行きが増した。オケがホ一ルいっぱいに響き渡るのが分かる。そこにズスケのヴァイオリンが細身の音で美しく響き渡る。ヴァイオリンとオケが美しく解け合って曲を盛り上げていく。ホールの中央より後ろの席で聴く感じ。
6. ジャ・ワン(P),アバドのラフマニノフのピアノ協奏曲(4779308)ピアノとオケがホ一ルの中で美しく響きを見せて掛け合いをする。ピアノの弱音が美しく解け合い浮かび上がる。各楽器がそれぞれの場所から出てくる。楽器を見事にとらえている。全奏では楽器が分離しながらも盛り上げていくのが素晴らしい。ホールの中央A席で聴いている感じ。演奏に聴き惚れる。これもこの装置が来てからだ。
7. カぺーSQのべート一ベンのSQ作品18-5(イタリア海賊 CHCD-1010-12)近接マイクで見事にとらえている。レンジは狭いが演奏がリアルで迫力がある。海賊版でもこれだけの音が録音出来たことに驚く。2楽章最初、4楽章最初にレコ-ドのそり雑音が入るが途中でなくなる。盤が変わるたびに雑音が変わる。素晴らしい演奏に聴き惚れる。この当時にこれだけの録音が出来たことに感謝。古い録音でもこの装置が素晴らしい反応を示すことが分かってうれしくなる。SP復刻はあるので聞き直したい。
8. カザルストリオのクロイツエルと太公(ナクソス復刻版8.110195)針音小さく鑑賞には支障はない。演奏は知れ渡った世紀の名演だ。前回よりもぐっと音が明確になり迫力を持って出てくる。特にピアノ音がきれいだ。それにヴァイオリンとチェロが絡み合い素晴らしい演奏を展開する。この演奏はLP盤東芝GR盤を持っているが雲泥の差で聞き惚れる。LPにはもう戻れそうにない。NAXOSの復刻の仕方が素晴らしいのが今回の装置で明確になった。脱帽だ。NAXSOSCDはたくさんあるので聴き直さなくてはならない。
9. フルベンの第9(54年ルチェルンライブ FURT1054/7)このレコードはLP発売と同時に購入。演奏、録音のすばらしさに当時感動した覚えがある。今聴いてもLPは素晴らしい音で再生してくれる。しかし、今回時間をかけてこの装置で聞き直したらさらに素晴らしい音で再現してくれた。当時の録音技師さん達に感謝。LPでも弱小雑音が入っていたが今回はより明確に分かる。当時のフィルハーモニの腕前が素晴らしいことがはっきりした。一発勝負、フルベンのもと気合の入った演奏が眼前に迫る。今まででなかった音が出てきている。つい音量を上げてしまう。音量を上げてもうるささはない。フルベンのライブも色々あるので聴き直したい。・・・録音の悪い物もあるが・・・以上が前回の物を聴き直した結果新規装置セットでの報告 再生装置は依然と変わらず。
1.「太公トリオ」コ一ガン、ロストロボウビッチ、ギレリスCDUED 04336 三つの楽器が生々しく再生される。演奏の勢いが伝わってくる。ピアノのPPがきれいだ。三人の息がぴたっとあって、楽器の絡み合いが明確だ。ロシア1956年録音は素晴らしい音で入っていた。同じ演奏者でチャイコフスキーの「偉大なる芸術家の思いで」は更に録音が良くモノとは思えないような素晴らしい録音で記録されていることが分かる。
2 ベートーベン「英雄」朝比奈隆 ベルリンドイツオケ1989年ライブ 評判のライブ録音、朝比奈のゆったりしたテンポで各楽章の表情がくっきりと浮かび上がる。ホールの中央で聴く感じ。時々聴衆の雑音が臨場感を増す。演奏会の雰囲気満点。オケが全奏で吹き出してくる。オケにもう少し勢いが欲しいところだが・・・楽器の位置、遠近感が良く録音されているのが分かる。
3.ブラームス交響曲NO1.ミュンシュパリ管 TUCE5902 オケが部屋いっぱいに響き渡る。今までにないことだ。もう後戻りできない。パリ管のそれぞれの奏者の力量が発揮されていることが分かる。2楽章のヴァイオリンとオーボエの掛け合い、4楽章のコントラバスのピチカート、ホルンとフルートの臨場感、今まではこれが出なかった音だ。
5.シフ、ヴエーグのべ一トーベンのヴァイオリンソナタNO7, 8番タワーレーコドヴィンテ一ジコレクション7(真空管2A3Sアンプ、タンノイLOMOND中古品)小型装置でも結構立体感が出てくる。ピァノが前面に展開しヴァイオリンが美しく旋律を歌う、ピアノの響きも十分出ている。小さな装置でも入り口の装置がしっかりしていれば鑑賞することが出来る事の証明だ。
6.山根弥生子 ショパンを弾くVOL2 ALM ALCD-9095ピアノの音が粒だちホールの中央で快い響きでエコーをもって出てくる。周りの静けさが 感じられる。演奏者と聴き手の2人でいる感じ。ボリューウムあげてもうるさくない。(この装置の以前はCDプレイヤ—の出口に段間トランスをかませてCDのうるささ、聞きづらさをカバーしていたがもう取り外した。)
7.ワルターのベ一ト一ベン田園コロンビアオケ35DC79(最初のCD)ホールの雰囲気が出てきた。奥行き、左右の広がり、弱音での各楽器の浮かび上がりが素晴らしい。FFでの音の混同がしなくなった。名演がさらに引き立ってきた。ワルターのシリ— ズも聞き直さねばならなくなった。
8.アパード シカゴフイル F35G50065 レコ芸で評判の良かったCDだ。以前はあまり演奏、録音共に感心はしなかったが今回改めて聴きなおして見た。シカゴの録音のすばらしさが分かった。エコーを伴ってホールの雰囲気が伝わる。各楽器がきれいに浮かび上がり、合奏のすばらしさが分かる。ホールの中央座席で聴いてる感じ。ボリュームをあげてもうるさくない。
9.松尾和子 BEST OF BEST VIST15020 ナツメロ松尾和子の息つぎが見事に出ている、ため息ささやきの歌が分かる。フランクとのデュオも眼前に柔らかく広がる。
10.ナタリ一コール アンタッチャブル WMC5 400 フルバンド演奏に支えられナタリーコールの少しエコーを含んだ歌声が素晴らしい。やや距離感を持って録音されているのが分かる。
11.岩崎宏美 PRAHA TECI 1162 宏美がチェコフイルをバックにした贅沢なCDだ。ホ一ルいっぱいにオケが広がる中に宏美の得意の甘い高音が重なり歌唱力のすばらしさを披露する。バックが素晴らしすぎる。
12.由紀さおりANDピンクマルチイ一ニ TOCT27098 (2A3S,ROMONDOで再生)さおりの美声がリアルに中央に浮かび上がる。ボサノバではボーカルがきれいに解け合って入っている。ビブラホーンがきれいに録音されている。さおりさんは年取っても歌唱力は落ちない。
13.美空ひばり 魅惑のワルツ COCA 70364 ひばり独特の裏声が見事に録音されているのが分かる。スタ一ダストなど最高だ。
14.ラ・クンパルシータ オルケスタ フアンダリエンソン 32PD-240(これからの4曲は300BBTアンプとダイヤトーンDS2000で聴く)バスの低音が全体をリードする。それにその他の楽器が乗っかる。力強さが増している。今までにない迫力で迫る。それなのに楽器の分離ははっきりしている。各楽器の動きが手に取るよ うだ。CD特有の音のきつさが無くなった。
15.HORACE SILVER QUINTET AND TRIOブルーノートCDP7 465262DIDX1140
16. NIGH TRAIN THE OSCAR SON TRIO 314 521 440-2
17.SONNY ROLLINS WAY OUTWEST VIct-60088以上3曲はともにジャズの素晴らしい録音が入っていることが分かりました。
途中真空管アンプを使って音だしをしてみました。はなはだ主観が入る感じですがよろしく。今後古い実況録音を聴くのを楽しみにしています。